「これまで危険じゃなかったことなんて一度もないわ。でも力を合わせて戦ってきた。田所さんと一緒に…」
演:永田杏奈
解説
普段は対ワーム戦のオペレートを担当しているが、潜入捜査も頻繁にこなす。
仕事中は厳しくクール。好物はかけそばで、劇中では立ち食いそばの屋台を行き着けとし度々加賀美新に奢っていた。
物語序盤は、カブトの正体を暴きZECTに取り込むことのみを考えていた。
その正体である天道総司とは、第3話のランピリスワーム事件で自分が潜入していた留置場に天道が闖入してきたことで初接触し、続く第4話で加賀美の弟・亮の調査を進言されたことで(ベルクリケタスワームが亮に擬態して加賀美に接触していたため)、天道がカブトではと勘づくことになる。
その後ZECTの人間・東省悟の下につく形で、エピラクナワームと交戦したカブトが変身解除したのを確認した後天道を捕獲。
天道のライダーベルトを没収、ビルの一室で尋問し彼の型破りぶりに呆れ果てる。しかしZECT中枢に向かう途中でプレクスワームが東を殺して擬態したことを加賀美と天道によって知らされ、口封じのためにプレクスに殺されそうになったところを、天道の銃撃によって隙ができベルトを持ち出し脱出。ワームを止めるために、没収していたライダーベルトを天道に託す。
そして彼の戦いを見届けた後、田所やZECT本部には「自分が追っていた人物(=天道)はカブトではなかった」と報告し、天道の身を守るため加賀美と共に事実を黙認することにした。
物語中盤から現れた神代剣には、彼の亡き姉の姿を重ねられ「ミサキーヌ」と呼ばれて幾度となくアタックされるようになる。
当初は鬱陶しがっていたが、剣が彼の姉ではなく岬個人を見つめるようになったこと、カッシスワームの猛攻から庇われたことで心境に変化が生じ、彼の真っ直ぐな思いを受け止めデートの誘いを承諾した。
なお彼女は2回ワームに擬態されている。
第25・26話では間宮麗奈の配下が彼女に擬態し成り行きで剣に接触、第38話では天道樹花の通う聖華学園に数学教師として潜入した彼女の鏡像に化けていた(どちらもサナギ体)。
前者はストーリーに大きく取り上げられたので印象深いが、後者は数秒で擬態を解いたため注意深く見ないと分からない。
最終決戦後は、ディスカビル家再興のため会社「ディスカビルコーポレーション」を設立。「剣が愛したじいやの味」というコンセプトの元レストランを経営している(じいやと共に仕事をしていることも暗に示された)。
剣との関係は悲恋に終わってしまったものの、彼を心に留め続ける岬の姿勢に剣も浮かばれたのではないだろうか。