「何も心配することはございません。じいがずっと傍にいますから」
演:梅野泰靖
概要
神代家に仕える執事で神代剣とは互いに親子愛のような深い絆で結ばれている。姓名は不詳。65歳。
執事なだけあって、礼儀正しい性格・口調をしている。
料理の腕前は超一流で、かつて唯一出版した料理の本は、あの天道が教本とし文字通り肌身離さず持ち歩くほど。そこから天道に師匠と尊敬されている。双子の弟がおり、彼もまた一流の料理人で「光の料理人」として料理を教えている。
破綻寸前である神代家の財政や、世間知らずな剣の行動のフォローに四苦八苦しつつも、その事実を剣には悟らせず、必死で「名門貴族神代家」を演出し続けるが、過労で倒れたことで全ての事実を知られてしまった後は神代家再建のために奮闘する。
実は剣の正体を知りつつも彼を1人の人間として接し、彼の身の回りの世話を1人でこなしていることが第31話で明らかとなった。
終盤、剣の最期を看取り、全てが終わった後、料理店のプロデューサーとして新たな道を歩もうとしていることが岬祐月の口から語られている。
また、上述したように、礼儀正しい人物なのだが、
- ディスカリバーが折れていたことに戸惑う剣の危機に、「坊ちゃまああ!!こっちが本物です!お使い下さああい!」と何故か上ずった声で本物のディスカリバーを持って走ってくる(第33話)。
- 剣が中学校の教室に入った際に、共に入室しながら紙吹雪を掛ける。しかもご丁寧に赤いじゅうたんが転がりながら敷かれるという徹底ぶり(第37話)。
- 剣が机についた際にテーブルクロスと盛花を乗せるも、他の生徒の集中力を欠いてしまう(もしくは学校側からすればじいやは完全に部外者である)ため、教師から「帰ってください!」と言われ、「はい?」と戸惑う(第37話)。
- その直後、体育の教師に強制退去させられる。その際に「なっ、な、なんだなんだ君達は!?な、な、な、何する!?おい!ぶ、無礼者!はなっ、離せ!離しなさい!離せ!無礼者!無礼者ぉー!!」といつもの紳士な面影がまるで殆どないような様子で喚く(第37話)。
- 剣が中学にいることに驚く岬に対し、中学においても頂点に立つことを宣言する剣に「流石でございます、坊ちゃま」と唐突に現れるが、その直後、強制退去させられ(二度目)、「無礼者!離せ!離さんか!おい!離せ、無礼者!」と喚く(第37話)。
- 剣が自分に代わって問題を解く者はいるかと尋ねた直後(本来なら挙手した剣本人が答えるべきなのだが…)、廊下から「はい!」と返事をしながら唐突に現れ、教室に入り、問題を解くが、罰として剣と共にバケツを持ちながら廊下に立たされる。その際に、剣に「これは…何のご褒美だ?」と尋ねられる(第37話)。
- カッシスワームとの戦いで負傷した剣が入院したと知り、駆け付け、入院する剣を前に大袈裟なリアクションを見せる。まあ自分が尽くしてきた人物が入院したら、そうなるかもしれないが…(第45話)。
といったように剣同様、コミカルな言動も多い。
余談
じいやを演じた梅野泰靖氏は、『カブト』終了から約13年後の2020年8月25日に老衰のため、87歳で逝去した。
関連タグ
立花藤兵衛(漫画版):TV本編(本郷猛のバイクのトレーナー)と異なり、本郷家の執事という設定。
ゴン(仮面ライダーカブト):同作に登場するサブライダーと深い関わりを持つ人物。