「食うかい?」
「食い物を粗末にするんじゃねえ!」
概要
佐倉杏子とは、アニメ『魔法少女まどか☆マギカ』に登場する人物である。
巴マミの縄張りを狙い、別の町からやってきたベテランの魔法少女。
いつも何かを食べている。周囲の被害を鑑みない利己主義者。(公式サイトより)
(私服/魔法少女姿)
キャラクター
虚淵玄によると彼女のモデルは仮面ライダー龍騎の浅倉威/仮面ライダー王蛇らしい。
男勝りな口調に好戦的な性格で、魔法少女の力を自らの欲望を満たすためにのみ使うと言い放つ。
他者が犠牲になっても構わないという、本人曰く「人として当然の価値観」を持って行動している。
ほむらは「魔法少女にふさわしい人格の持ち主」と評した。
魔女の使い魔はグリーフシードを落とさないため、人を殺して魔女に成長するまで放置したり、更にはそれに反目するさやかと魔法少女同士で戦闘する という、これまで基本正義然と描かれてきた魔法少女と反する人物として登場した。
しかしそれと同時に、リンゴを放り捨てたさやかに「食い物を粗末にするんじゃねえ!殺すぞ」と激怒するなど、食べ物を粗末にしないという道徳意識は持ち合わせていたり、倫理観のチグハグさが垣間見える(そうなった理由は後述)。
男勝りな口調や挑発的な態度から、粗暴で利己的なだけの性格のように見えるが、実は感情の赴くままに行動する癖が裏目に出ているだけで、教会の娘で奇跡の存在を信じていたり、他人を気にかけ助けようとしたりと不器用ながらも純粋で優しい性格も持っている。
ちなみにかつては妹がおり、そのためか面倒見が良いところもある。
外伝作品『魔法少女おりこ☆マギカ』では、偶然助けた千歳ゆまに妹の面影を見出し、実の姉のように世話を焼いている。
甘いもの(特にお菓子)が好きなのか、クレープ、ワッフル、たい焼き、ポッキー(作中での表記は「ROCKY」)、リンゴ、アイスバーなど、登場するたびに色々口にしている。
また、第5話で用いた双眼鏡にはマーブルチョコの意匠があった。
なお、いつも口にする食べ物は窃盗、もしくは不正な金銭によって入手している。
(『おりこ☆マギカ』にて、実際に窃盗を働く姿が描写された)
素足にブーツを履いている。
新編劇場版にて制服姿で見滝原中学にまどか・さやかと一緒に登校しているシーンがあり、そして二人のクラスで一緒に映っていることから、まどかたちと同じ学年であることが分かる。ついでに言うと、授業中は堂々と爆睡である。
魔法少女として
容姿
小柄なイメージがあるが身長158㎝(魔法少女まどか☆マギカPRODUCTION NOTE参照)とそんなに小さくない。
恐らく父親の神父服がモチーフであろう衣装で、ノースリーブの上着は前側が開いた形状。
八重歯が特徴で、長い赤髪を黒いリボンでポニーテールにまとめている。
リボンの中には十字架を隠している。
(赤い石はソウルジェムを付与したもので、元からついていたわけではない)
ソウルジェムの色は赤、シンボルマークは楕円、変身後の位置は襟元。
彼女の"願い事"
杏子の願い事は「皆が父親の話を聴くようになること」。
教会の聖職者であった彼女の父は「新しい時代には新しい教えが必要である」と考え、元からある教えとは別に「ごく当たり前の事」を説きだすが、世間からはただの怪しい新興宗教としか認識されず、信者を失ったうえ教会を破門されてしまう。
そこからはその日の食事にも窮するような生活になり、このことから食べることに執着し、食べ物を粗末に扱うことを許さないようになったと思われる。
杏子は愛する父が誰からも話を聞いてもらえないことに心を痛め、そんな時現れたキュゥべえと契約を交わし、父親は過去以上の信者と信仰を取り戻した。が、幸せは長くは続かなかった。
自分の教えではなく魔法の力で信者を獲得したことを知ってしまった父親に「お前は人の心を惑わせる魔女だ!」と罵られた上、父親はそのショックから杏子一人残し家族(父・母・妹)を巻き込んで無理心中してしまう。
結果奇跡によってそれ以上の絶望を味わうことになってしまい、杏子はこれ以降「他人のために魔法は使わない」と心に決めた。
その後は理性のタガが外れ、ある時は非道な犯罪を行い、時には人助けも行うといったきまぐれで感情の赴くままに行動する極端な生活スタイルとなった。皮肉にもそうやって勝手気ままに生きることが魔女化抑止の一因となっていた。
一方でそんな自分の生き方を本心では嫌っており(物をよく食べるのはストレス発散のためと言及されている)、過去の自分と同じように他人のために願い、正義の為に戦う美樹さやかと接することでその思いは強まっていった。
脚本を担当した虚淵氏によれば、「杏子は悪人として振る舞うことで絶望を発散させ心の平静を保っていたが、実のところはそうした自分が好きではなく、この時仮にさやかを救うことができれば自分自身の心を救うこともできた。しかし見捨てていれば、そのまま真の絶望を迎えたであろう」とされている。つまり、杏子は自身の負の感情を発散する動機のため、数々の悪事をおかしていたと思われる。いわゆる自身の報われない気持ちを不特定多数の人間に八つ当たりすることで発散していたのかもしれない。さらにポータブル版では、さやかとの関係が要因が絡んだことで自身が魔女化する展開が存在する。
戦闘スタイル
スピード&パワーの接近戦タイプ。
身体能力は作中の魔法少女でも屈指で、アクロバットで軽快な動きを見せ、高性能な仕込み槍と高い技術で戦場を駆け抜ける。
速さだけでなくパワーも凄まじく、未変身状態でさやかを吊るし上げ、漫画版では既に変身状態のほむらを羽交い絞めにし、変身時は趣の魔女を上空高く放り投げる荒業をやってのけた。
また、劇場版前編のパンフレットに掲載されていたステータス表では封印中の初期魔法(幻覚)以外の攻撃・防御・スピード・持久力などが全て5段階評価中3以上、スピードに関しては因果が蓄積され大幅に強化されたまどかと同等となっており、5人の中で最もバランスが良く高水準な能力であることが分かるものの、実はこのパンフレットのデータ、劇場版前編封切り後に虚淵玄がツイッター上において「企画初期段階の古いデータが発掘されてなぜかパンフレットに記載されてしまった」と釈明を行っており、アニメ完成時の5人のパラメータとしては著しく信頼性に欠けるものであることに注意が必要である。
(虚淵玄曰く、さやかのスピードだけに関して見ても、実際の能力値はパンフレットの五割増しくらいが適正、とのことである。)
※参考リンク:https://twitter.com/Butch_Gen/status/254593675324170240
https://twitter.com/Butch_Gen/status/254594181081726976
https://twitter.com/Butch_Gen/status/254594479279968256
武器は変形する伸縮自在な槍、仕込み多節棍、分銅鎖、鞭と様々な形態を取る。
槍のリーチの長さに加え、多節棍の伸縮性と縦横無尽さ、さらには体術を組み合わせた変幻自在な攻撃を得意とし、近距離は勿論、中距離まで対応可能。彼女のセンスを存分に引き出し表現する。
多節棍は360度振り回すことで範囲攻撃になり、使い魔を纏めて薙ぎ払ったり、拘束したり、足場にしたりと使い道は多い。
力を込めての投げ槍も奥の手と隠し持っており、凶悪な趣の魔女を一撃で粉砕した。
穂先に自分が立てるほどの巨大な槍を出現させたこともあるが(アニメ第9話)、攻撃には用いず、単に足場に利用しただけであった。派生作の漫画のなかでは武器として用いている描写もある。
戦闘における思考力、判断力は魔法少女の中でもトップクラスで、未知数なほむらの能力から即座に撤退を選んだり、『おりこ☆マギカ』では四肢切断され自らの死を受け入れた直後にゆまの魔法で回復、という突如の事態にも一瞬で迷うことなく、趣の魔女のトドメの噛み付きを回避→多節棍で魔女をバインド→上空に放り投げる→投げ槍で魔女を粉砕、をこなした。
流石ベテラン。
その他に、彼女の強さとしてあげられるのは、精神力である。
杏子にとっての希望から絶望への相転移が家族の死であったにもかかわらず、杏子は魔女化の運命をたどることなく生き残っている。
その強いメンタルを武器に、槍一本で孤独に闘ってきたことが窺える。
(※ただ、アニメをよく観るとマミは交通事故で自分だけ助かってしまうという残酷な現実に直面しても絶望せず、ほむらは魔法少女になった初めてのループでまどかの魔女化のショッキングなシーンを目の当たりにしても自分は魔女化せず、さやかは自分の体が既に死んでいるという衝撃の事実を教会での杏子との会話を通して吹っ切ったりと、全員が魔法少女になってから一度は絶望を克服しているのでメインキャラクターの中で杏子が特別というわけでもない)
しかし、そんな彼女にも唯一の弱点が存在する。それが過去の自分である。過去の自分を彷彿とさせる魔法少女が関わると途端に冷静さを失い、その強靭なメンタルを著しく弱体化させてしまう(PSP版ではさやかのことを想うあまり、最悪絶望して魔女になってしまうほど)。それほどまでに過去に縛られていて、マミと別れてから使うようになった鎖は過去に自分を縛りつける象徴とする説もあるほど。
また、ベテランとして高い実力を持つ彼女だが、実は「防御に回ると脆い」という一面があり、それを示すかのように9話において魔女と化したさやかを説得するため攻撃を仕掛けず、ひたすらまどかを守るために回避行動すら制限され、防戦し続けた結果、遂に致命傷を負ってしまう。
ドラマCD・フェアウェル・ストーリーにおいては分身を作り出す魔法を習得しており、マミと一緒に戦ううちに成長を遂げ、13体の分身で連携して襲い掛かる(マミ命名「ロッソ・ファンタズマ(赤い幽霊)」)までになった。その後の独白で、更にレベルアップしている可能性がある。
「(父親の)話を人に聞いて欲しい」と言う願いによる副次効果として、眩惑や幻覚の能力を持っていた。
しかし家族を失った時のショックで、無意識下でそれらの能力を封印してしまっていて本来の魔力を失ってしまった。
つまり彼女は後から自分で習得した魔法や技術のみで戦っていた、という裏設定がインタビューで明かされた。また別のインタビューで新世界での杏子は、最初から諦めたり卑下したりせずプライドを持って生きているだろう、と触れられているのでもしかしたら上記の本来の能力や魔力が復活しているかも知れない。
本質
ネタバレ注意
アニメ本編では第4話「奇跡も、魔法も、あるんだよ」のラストにて初登場。
マミの死により空きのできた縄張りの代わりの魔法少女として、キュゥべえが連れてきた新たに契約したさやかを邪魔に感じ、魔法少女同士の殺し合いを仕掛けることとなる。
1度目は仲裁に入ってきたほむらにより止められ、後にゲームセンターでほむらと手を組む。
2度の対決の末、魔法少女の真実を知って落ち込んでいたさやかを過去に住んでいた教会に連れて来て自身の過去を語り「開き直る」ことを勧める。さやかと同じく他人のために願った自分の過去を語り、「正しい」魔法少女のあり方を説いたが、この会話が一因となり、さやかを違う意味で開き直らせることとなってしまう。
その後さやかが魔女Elsamariaに苦戦する光景を見物し、やがて援護に入るもさやかからは拒絶され、「借りは作らない」とグリーフシードを手渡されてしまう。
後にほむらの部屋にて彼女とワルプルギスの夜の戦いを打ち合わせていたところ、キュゥべえからさやかのことを告げられ探すことに。
その後にさやかを手に掛けようとするほむらを見付け彼女の足止めをしさやかを逃がすも、ほむらの閃光音響弾を受けほむらを見失い、最終的に駅でさやかを見つけ出すも、
彼女は魔女Oktavia_Von_Seckendorffに変貌してしまう。
幸い、駆け付けてくれたほむらのお陰でさやかの遺体を担ぎながら結界から脱出し、ほむらから全ての事実を告げられるも、さやかを救うという希望を捨てず、ホテルにて遺体の鮮度を魔力で確保した。
翌日、まどかに協力を頼み結界に向かうことに。その最中、まどかに魔法少女にならないよう忠告し共に結界の中に赴き、懸命に説得するまどかを守りながら防戦するも、「話を聴かせる」という自らの願いとは逆に全く声は届かず、最後は相打ちで退場することとなる。
「頼むよ神様…こんな人生だったんだ。せめて一度ぐらい、幸せな夢を見させてよ…」
10話での別の時間軸でも登場。さやかが魔女化した場面にマミ・ほむら・まどかと共に居合わせ、ほむらがオクタヴィア(魔女化したさやか)を葬った直後、これ以上知り合いから魔女を発生させないという判断を下したマミに不意打ちでソウルジェムを狙撃され死亡している。
最終話ではまどかの精神世界に登場。覚悟決めたまどかに「後はとことんまで行くしかねえんだからさ」と背中を押す。
宇宙再編後はほむら、マミ、さやかと共に戦う魔法少女となる。円環の理に導かれたさやかに対し「バカ…やっと友達になれたのに」と呟いていた。
また、消滅したさやかをまどかと重ね合わせ彼女の名を口にしたほむらに対し「誰だ?」と不思議そうに思っていた。
この宇宙でのマミとの関係は、長らくボカされてきたのだが、「叛逆の物語」のパンフレットに「旧知の仲」と書かれており、師弟であった頃の接点は消えずに残っていたことが示唆されている。
全12話の中でも4話から途中参入し9話で一旦退場という出番の短さにもかかわらず、最初は悪役のように登場するが、退場間際には陰鬱な展開の救いとなる良心的存在となっていく役回りの人物で、また任侠ものの登場人物を美少女に換骨奪胎したかのような人物造形がされている。
攻撃的な性格でさやかやまどか達と衝突しつつも最期に命を投げうつ杏子の性善さに説得力をもたせることが出来たのは、CVに普段はクールな役や悪役が少ない野中藍を配したキャスティングの巧さも大きい、との評判。
脚本段階では悪役らしい声が想定されていたが、オーディション段階の判断により、良い子が無理をして悪党らしく振舞っているような声質が当てられ、憎らしげのない人物として演出された。
他キャラとの関係
利己的、好戦的な仮面に隠された優しさ、強さから鹿目まどかとは短いながらも良好な関係を作り上げ、「もう誰にも頼らない」と心を閉ざしたほむらもまた、彼女にだけは一定の信頼を置いている。
また、魔法少女になりたてのころは見滝原で巴マミとコンビを組んで戦っていたことがある。
マミには効率的な魔女の探し方など色々なことを教わり、「この短期間でここまで魔法の使い方がうまくなるなんて、これは才能ね」と言われるまでに急成長した。
しかしその後、自分の祈りが引き起こした一家心中をきっかけに、杏子はこれまでの考え方を変える。
「二度と他人のために魔法を使ったりしない。この力は全て自分のためだけに使い切る」と決意した杏子は引き止めようとするマミに勝利し自ら見滝原を出て行くことになる。
(BD5巻付録ドラマCD「フェアウェル・ストーリー」及び魔法少女まどか☆マギカポータブル杏子ルートより)
本編及び魔法少女まどか☆マギカポータブルでは特に美樹さやかとの関わりがクローズアップされており、さやかに対して最初は敵対するも後に彼女を助けようと決意するまで発展する。
さやかに対しては過去の自身の鏡像として捉えており、過去の自分を嫌う為にさやかを打ち倒そうとした行動原理も過去の自分との決別を目的であることがポータブル版ほむらルートで明かされる。
ほむらに対してはもう少し深い関係を望んでいるような素振りを見せるが、利害の一致ということで手を打っている。だが、当のほむらからは比較的フレンドリーに接され、最終的には彼女の本質を理解している。
まどかからすれば杏子は、魔法少女の負の側面やほむらのことを、バイアス無しに聞ける唯一の魔法少女と成り得る。
外伝作品
魔法少女おりこ☆マギカ
美国織莉子を主人公とするスピンアウト作品。
本作においてはたまたま見滝原に来た様子。
肉親を魔女に殺され一人ぼっちになってしまったゆまの面倒を見ることになり、彼女と共に生活を始める。
ドライな性格ながらも面倒見の良さは健在で、ゆまには亡くした妹の姿を重ね、打ち解けている。
魔法少女の仕事について誇りを持っておらず、ゆまには「魔法少女になるな」と再三警告していたが、その事が却ってゆまのトラウマを刺激し、契約に導いてしまう。
ゆまを唆した織莉子に復讐を誓い、「オトシマエ」をつけさせるべく彼女を探している。
マミとは以前から面識があったようであり、ドラマCDや後のポータブル版と違い情報交換をする程度には悪くない関係の模様。
終盤、織莉子とキリカによる見滝原中襲撃に駆け付けゆまとマミと共に織莉子を打倒そうとするが、キリカが魔女化したことでマミ共々自暴自棄になり戦意喪失してしまう。
しかし虐待経験を元にされたゆまの叱咤で立ち直り、団結し勝利に導いた。
おりこ☆マギカ1巻は彼女の話が大半を占めていたため、あんこ☆マギカと呼ばれていることも。
因みに本編より色々と増量している。
魔法少女かずみ☆マギカ
16話イチゴリゾッドにて、飛鳥ユウリと出会ってることが判明した。
そこでは、ユウリと何らかの件で一触即発の状態にあり、和紗ミチルの仲裁を受けていた。
ちなみにユウリと対峙している際もパンを頬張る等、相変わらずの模様。
フェアウェル・ストーリー
魔法少女まどか☆マギカBD5巻の特典CDドラマ。
詳細はこちら。
The_different_story
アニメ本編同様、見滝原に来訪。自身の過去のこともありさやかの願いを否定し、マミに対しても素直になれないまま、さやかを魔法少女にしたことを責め、突き放してしまう。
その後、さやかは魔女化し、さやかはもう手遅れだと主張するほむらに対して、その真偽を確かめ、事実ならばさやかを魔女から元に戻し、マミの力になるために、ほむらの制止を振り切り、杏子は彼女達の下へと向かう。果たして、さやかは魔女化しており、さやかの為に正義の味方を演じることを止め、そのさやかを失って生きる意味を失ったマミは、魔女化したさやかとの心中を企てていた。
そんなマミを杏子は放っておくことが出来ず、両者は激突。死闘の末、マミの仕掛けたトラップにかかって死亡したと見せかけ、幻惑魔法を復活させて作り出した分身を身代わりにして生還。戦いの果てに魔力を使い果たし動けなくなったマミに対して、自分にとってマミは家族同然のかけがえない存在だというその本音を初めて明らかにし、リボンと髪飾りを預け、今回の勝負は自分の負けでいいから、また手合わせをしよう、その為にも必ず帰ってくる、「もう二度と勝手にいなくなったりしない」と約束し、魔女化したさやかを涙を流しながら倒し、そのグリーフシードをマミに使い、マミのソウルジェムを浄化する(この時、杏子がアニメ本編のようにさやかと心中するという選択をしなかったのは、アニメとは異なり、杏子にとってのマミという生きる希望、「家族」がまだ残されており、その家族であるマミと「一緒にいる」ことを選んだからだと考えられる)。
マミのソウルジェムを浄化した後、マミとの戦闘で穢れを溜め込んだソウルジェムを浄化するために(つまり、魔女化せずに生き延び、マミと一緒に生きられるように)新たなグリーフシードを求めて別の魔女の結界に赴く。しかし、手持ちのグリーフシードが底を突き、ソウルジェムに穢れを溜め込んでしまった状態では普段の戦闘能力を発揮できず、マミとの約束を果たせないままに、志半ばで力尽きてしまった。
(ウィキペディアより)
魔法少女まどか☆マギカ[魔獣編]
改変後の世界での話。今作ではマミ、さやかと3人でチームを組んでいる。
さやかとの仲は最初はそこそこよかったが恭介の件に加え自身がさやかに挑発した影響で徐々に悪化。二度と自分に構うなと言われてしまう。しかしマミの命令でさやかを捜索し彼女を連れてくる。そして大物魔獣との戦いの最中に謝罪したことで和解。さやかと友達になった。
さやかが円環の理に導かれた後はさやかの敵討ちをするために大物魔獣を捜索する。その後にさやかに化けた魔獣(魔獣サヤカ)と対峙し最初は本物と信じ込むが彼女が本性を出したことで偽者と見抜く。(なお杏子はこの出来事以降、この魔獣を「ニセサヤカ」と呼んでいる。)
その後はほむらから変異魔獣についての詳細と対策を聞き行動する。ほむらがまどかに化けた魔獣(魔獣マドカ)に憑かれた際はマミと共に救出しようとするがマドカにほむらの精神を崩壊させられ、取り逃してしまう。
その後、魔獣の群れに遭遇し、魔獣サヤカに襲われるが杏子はそれとの戦いを引き受け、マミに魔獣の群れを追いかけるよう促す。先の出来事でさやかを騙ったことに対して憤怒していた杏子は、その罪をその身で贖わせる為戦いに臨むが、魔獣サヤカの時間操作の魔法や黒く染った魔獣の群れの襲撃に遭い、窮地に陥る。
しかし、魔獣サヤカが油断したのを見逃さず、黒い魔獣諸共大量生成した槍で串刺しにし、それらを撃破するが、そんな大技を使って無事なわけはなく、彼女のソウルジェムは黒く濁り、魔力は枯渇しかかっていた。
その後は先に進んでいたマミが大物魔獣に吹き飛ばされているところを助け、合流し、共にいた魔獣マドカからその大物魔獣が災厄の権化であり、魔獣の群れはそれを止めるために行動していることを聞き、彼女に逃げるよう告げられる。
だが、マミはそれを断り、戦いに残ることを伝える。
そんなマミにグリーフキューブを分け、再び戦いに臨もうとするが、糸車の魔女の触手に触れられ、命を落としてしまった。
魔法少女まどか☆マギカポータブルでの活躍
ここからネタバレ要素を含みます |
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ほとんどはさやかと対立しやがて和解を求め助けようとする展開と言うような、さやかとの関わりをクローズアップしたストーリーが占めている。
また、まどかの弟である鹿目タツヤと会っていることも多い。→タツ杏
まどかルート
本編同様にマミの後釜を狙いさやかと対立し、やがてさやかを助けようとしている。
なお、教会で杏子がさやかに自身の過去を語るシーンにて、渡したリンゴを投げ捨てたさやかに憤怒し首を絞めようとするシーンは描かれていない。
アニメ本編と同じく影の魔女(このルートのラスボス)と戦うさやかを助けに来てくれ、魔女のみだが戦闘に参加。
登場レベルは14とほむらの次に高く技の威力も高いため苦労せずに倒すことが出来る。
マミルート
さやかが最後まで契約しない時間軸で縄張りを強奪しに来たつもりではなく、あくまで高みの見物のことのつもりで来たらしく、見滝原を堪能していた。
後半、通学路にて久しぶりにマミに再会するも、マミ自身はほむらを気に掛けるまどかのことで精神的に不安定となっていたために、「マミの新しい後輩を一目みたい」と言うとマミは突き放す態度を取られてしまう。
その後杏子は見滝原やマミに心残りを抱きながらも去ってしまい、皮肉にもこれがマミとの最後の会話となってしまった。
さやかルート
縄張りを奪いに見滝原を訪れ、使い魔を狩ろうとしたさやかに本編同様に襲い掛かるもまどか・ほむら・マミに止められ一時撤退することに。
数日後、さやかを挑発し離れた場所で彼女に戦いを挑むも、感情に反応してか魔女結界が発生してしまいその魔女を探してやってきたマミも共に3人でお菓子の魔女に挑む。
予想以上の強さに撤退を余儀なくされた杏子は、その戦いで犠牲になったマミに動揺するさやかを引き連れて結界内から外に出る。
その後さやかは自らの無力さを痛感し消える魔女結界にソウルジェムを投げ彼女の肉体は抜け殻となり、駆け付けたまどかとほむらと共にキュゥべえからソウルジェムの真実を知る。
さやかのソウルジェムの探索は二人に任せ、自身はソウルジェムの魔力でホテルでさやかの肉体保持を行うことに。
期間内にソウルジェムが見つからなかった場合、杏子がお菓子の魔女を単独で倒しソウルジェム奪還に成功するも、さやかが自身の変わり果てた姿に絶望し魔女化。
期間内にソウルジェムを見つけ出し濁り切っている場合、さやかと共に芸術家の魔女を倒し魔女の結界に捕らわれた恭介と仁美を助け出すも、2人はさやかを「さやかの姿をした化物」扱いしさやかは絶望、本編同様駅のホームにてさやかは魔女化し、それをまどかとほむらと一緒に見届けることに。
さやかが魔女化した場合、さやかを戻すという希望を抱きながらまどかとほむらと共に戦いを挑むも結局魔女化したさやかは元に戻らず、2人に嘗て自分もさやか同様であったことを打ち明けた後、本編同様に自爆攻撃を放つ。
逆に期間内にソウルジェムを見つけ出し濁り切っていない場合、展望台にてさやかに遭遇し自身が人間でない存在になったことにさやかが自分に居場所がないと悟り去ろうとしたときに引き留め、嘗て自分もさやか同様に他人のために契約したことと自身がさやかを必要としていることを打ち明ける。
そしてさやかと共に魔女結界に取り込まれた恭介と仁美を助け出し、その日の夜に見滝原をさやか達に託し自分は元の町へ去っていった。
杏子ルート
マミあんの項目も合わせて参照。
本編同様に使い魔を退治しようとするさやかを引き留めて対立するもほむらに止められ、ワルプルギスの夜を打倒す為のパートナーを求めていたほむらと手を組むことになる。
杏子自身はほむらがマミやさやかとは違う、自分と同じタイプの魔法少女だったので最初は意気投合するが、ほむら自身多く(特に自分の能力)を語らないために若干不安視してしまう。
キュゥべえからさやかが使い魔を倒す際に魔力を多く消費していることとグリーフシードを持ち合わせていないことを告げられ、自身も気付かない内にさやかを心配するようになり、使い魔を探すさやかに気付かれないよう彼女の代わりに使い魔を狩る描写も見られた。
路地裏で遭遇したさやかを見ている内に自身の過去を思い出し、さやかを救う決意を固める杏子だったが、夕方の公園でほむらにさやかを仲間に入れることを反対されたため単身で説得を試みることに。
歩道橋でさやかに他者の為の戦いを止めるよう説得するが反発され、力ずくでも止めようとしたところ、本編同様まどかがさやかのソウルジェムを投げ捨て、彼女のソウルジェムを拾ってきたほむらからソウルジェムに関することを聞かされる。
その後はアニメ7話と同じく、ショックにより学校を休んでいたさやかの元に行き、彼女を自身の教会に連れていき自分の過去を聞かせることになる。
ここで本編以上に長い回想シーンに突入。
数年前、嘗てこの教会で家族と共に過ごしており、何不自由無い幸せな家庭だった。その中でも「『希望』を忘れてはいけない」と教えられていた。そんな中、杏子はキュゥべえの気配を察知する。
ある日、父は経典の内容では人を救えないと感じ自分の新しい教えで説こうと決意し、杏子もそれを応援する。しかし父が自分の言葉による教えを伝えたところ、信者たちは反発し次々と教会から去ってしまい、その状況が一週間も続き、父は申し訳無さそうになるも、杏子は父を励まし、それにより父は1人1人直接聞かせることを決意する。
しかし父は話を聞かせようとするも追い出され、それを見て胸を痛めた所にキュゥべえから契約を持ちかけられるが、猛反対する。
やがて飢えが続くようになり、その状況から一個のリンゴを窃盗をしてしまうも、店員に捕まり剥奪されてしまう。無情な世間に嘆いていたところにキュゥべえが現れ、父の話を聞いてもらうために契約。すると父の言葉に耳を傾ける人達が続出するようになった。
契約後は夜の街を徘徊し魔女を探すようになり、当初はゲームセンター内で警官に補導されそうになり魔力を駆使して逃げ出す描写も見られ、また使い魔に対しても害を及ぼす存在と認識し、「恩を着せたいわけじゃない」と助けた人に気付かれないように去って行ったりと、マミやさやか同様の考えを持ち合わせていた。
この頃にマミに出会ったことが杏子の口から告げられ、魔法少女としての使命を果たせている事に十分満足していた。
ある日の夜、自身の教会に魔女結界が発生し魔女の口づけで操られた父は包丁を手にし一家心中を図ろうとし、杏子は自分を除いた家族を気絶させた後、魔女結界に潜む魔女Giselaを倒し、教会に戻ると意識を取り戻した父に魔法少女の姿を見られてしまい杏子は全ての事情を話す。すると父は「ただ魔力で聞いていただけ」だけだと思い外に出て実際に試すと本当に魔力で聞いているだけだと気付きショックを受け、その要因を作り出した杏子を突き放し魔女と罵る。
以降、父は酒に溺れ母や妹に暴行を加えるようになってしまい教会は元の廃墟になってしまい、最後は母と妹を刺し殺し自らは首を括って自殺してしまう。
その後、考えを変え方向性の違いからマミを打ち倒し決別、見滝原から去っていった。
過去の話は終わりさやかに一緒に戦うよう共闘を持ちかけるも断られ、彼女に人の為に戦いたいことを看破され杏子の分まで背負って戦うことを決意し去っていった。
微かだったが、杏子はこのことで寂しいという感情を抱いていた。
ほむらとワルプルギスの夜の戦いの打ち合わせするも、さやかのことが絡んでいるのか中々集中して聞いていないのをほむらに指摘され、自身はほむらがやはり何か隠していることを看破する。
その際キュゥべえからさやかのソウルジェムのことを聞かされ、ほむらに言われるがままさやかを探し出すことに。
駅でさやかを見つけ出すも、彼女は杏子の分の呪いまで背負って魔女化、ほむらと共に一時脱出しまどかと一緒に魔女結界に行くまでの展開は本編同様で、魔女結界に入り込む前にまどかとさやかと友達になれたらと話していた。
しかし人魚の魔女はほむらの手によって先に葬られ、
この時ソウルジェムが濁り切っていれば絶望と共に魔女化してしまう。
そうでなければまどかの必死な呼び掛けでさやかの「杏子の分まで背負う」の言葉を思い返し止まるも、ほむらとは決別してしまう。
そのため、ワルプルギスの夜襲来時は教会から高みの見物をしていた杏子だが、単独でワルプルギスの夜に挑むほむらの魔力を感じ、亡きマミやさやかの言葉を反芻し最終的にほむらに力を貸す。
最後の最後で契約したまどかと共にワルプルギスの夜を倒すことに成功するも、戦いの直後にまどかはワルプルギスをも超える最強の魔女に変貌し、杏子はその攻撃を受け死亡。
その後の描写は描かれておらず、ほむらがループを開始するだけとなっている。
ほむらルート
縄張りを奪いに見滝原に訪れ、ほむらが「熱心なハンターがいる」と称されるくらい次々と魔女を狩っていた様子。
さやかが最後まで契約しなかった場合、ほむらが使い魔を逃したところを目の当たりにし、興味を示したのか協力関係を築いてあげることに。
この展開ではソウルジェムや魔法少女に関することを詳しく把握していないからか、キュゥべえにそそのかされまどかに魔法少女になるよう勧めていた光景も見られた。
(本編やおりこマギカを見れば分るように本来は魔法少女になることに関しては否定的であり、この光景はまずありえない光景である。恐らく製作スタッフのミスと思われる。)
しかしまどか自身願いが見つからない理由とほむらの「足手まといになる」という理由で反対され、杏子自身もそれ以降特に強要することはなかった。
なお、マミが死亡しさやかが契約しない展開になる場合、条件を満たせばほむらと2人でワルプルを倒すことに成功し、特殊なEDを迎える。
さやかが契約する分岐では、本編同様にさやかと戦うもほむらに止められ、使い魔が現れたので一先ず撤退することに。
夕方、歩道橋で本編と同じようにさやかと2度目の決闘を行おうとする。
ここで、マミ生存時の場合はさやかの代わりにマミと戦うことになり、マミの「無限の魔弾」に少し苦戦するも相手の頭からソウルジェムを奪うことに成功し勝利。奪ったソウルジェムは歩道橋の下に投げ捨てる。
マミ死亡時の場合はほむらと戦うも敵わず、不意を突いてさやかのソウルジェムを歩道橋の下に放り投げる。
そしてソウルジェムの秘密をキュゥべえから聞かされることとなり、ショックを受けて先に帰っていったさやかを心配するようになるが、彼女の思いとは裏腹に杏子が助けようとしても、さやかから信用されず突き放されてしまう。
その後、ほむらが誰を連れてさやかを説得しに行くかで分岐が発生。
杏子と共にさやかを探しに行った場合は説得に成功。
さやかとともにワルプルギスに挑むことになる。
この際マミが生存していた場合は4人でワルプルギスを倒した後、5人でお茶会を開く特殊エンドとなり、
半ば強引に制服を着せられる杏子を見ることが出来る。
まどかまたはマミと共にさやかを探しに行った場合は、説得に失敗しさやかは魔女化してしまう。
ここでまた真実を話すか話さないかで分岐が発生。
ほむらから真実を誤魔化された場合、人魚の魔女を撃破するも魔女の肉体からさやかのソウルジェムが出てくることはなく、翌日に自身の計らいでまどかとほむら(マミ生存時にはマミも)を連れて夕方に空き地でさやかの弔いをしてあげ、皆でワルプルギスの夜を倒すことを決意する。
ほむらから真実を聞かされた場合、本編同様にさやかの死を受け入れられずまどかに協力を求めさやかを戻しに行く。
もしここでほむらが先にさやかだった魔女を倒した場合、それに激怒しほむらに刃を突き付けるもまどかの必死な声で手を止めるも、自身はほむらと決別し見滝原から去ってしまう。
逆にほむらが気付かれ無いように杏子たちに付いていった場合は、結局人魚の魔女はまどか達の声が届かずほむらと共に葬ることになる。
杏子はそのショックで暫く姿を現さなくなるが、ワルプルギスの夜との決戦時には駆けつけてくる。
番外編
マミに頼まれ見滝原に訪れた杏子だったが、当初ほむらに対し困惑したり、合同で魔女退治を行った際にサークルのような集まりのまどか達に驚きを見せ若干心配したりするなど、自身の抱く魔法少女のイメージからかけ離れていることに動揺することもあった。
自身が住んでいた教会にグリーフシードを大量に確保しており、さらに一つ一つ名前を書いており、案外がめつかったりする(実際ほむらが時間を止めて一個取ろうとして諦めて自分のを使用した際名前が書かれてるか確認していた)。
後に、魔女を狩ろうとしていたところにさやかに会い、「悪い魔女をやっつけるのが目的」という理由からか譲られる。また、さやかからはちゃん付けで呼ばれており、彼女に戸惑いながらもそれを受け入れることに。
その縁からかさやかとは仲良くなり、自身が住んでいた教会にさやかを連れていき、教壇に隠してある山程のグリーフシードを見せ、魔法少女同士の縄張り争いはどの町でも行われていること、見滝原にそれがないことをさやかに話し、共にグリーフシードを確保して山分けするほどの仲となった。
以降、見滝原中学校に無断に侵入しさやかに会いにいき、さやかと上条と一緒に屋上でお昼を過ごすこともあった。
マギアレコード
風見野市出身の魔法少女。
学校に通っている様子はなく、どこに住んでいるかも分からない。
勝気な性格とドライな価値観から、他の魔法少女たちと衝突することが多い。
普段はいつも何かを食べている。
武器は多関節の槍。結界魔法も使える。
(『マギアレコード』内アーカイブ「魔法少女」より)
プロフィール
性別 | 女性 |
---|---|
出身地 | 風見野市 |
学校 | 不明 |
年齢/学年 | 不明/不明(※1) |
身長 | 156~158cm |
肩書き | 魔法少女 |
願い事 | 父の話を皆が聞いてくれるように |
固有魔法 | 幻惑、結界魔法、その他 |
ソウルジェムの形状/色/位置 | 楕円/赤/胸元 |
武器 | 槍 |
キャラクターデザイン | 蒼樹うめ |
声優 | 野中藍 |
舞台版配役 | 齊藤京子(けやき坂46)(※2) |
(※1)版権イラストのメモリアや叛逆の物語では、見滝原中学校の二年生で、同校の制服を着ているが、魔法少女ストーリー1-3クリア報酬は私服。しかしホーム画面のタップボイスにて、「魔法少女と学校の両立は辛い」というのもある。
(※2):舞台版『マギアレコード』での配役。
2017年9月29日よりプレイアブル実装された。
ゲーム上の性能
基本データ
ディスク構成
Accele | Blast(縦方向) | Blast(横方向) | Charge |
---|---|---|---|
×1 | ×1 | ×2 | ×1 |
最大ステータス
レアリティ | レベル | HP | ATK | DEF |
---|---|---|---|---|
★4 | Lv.80 | 17,931 | 7,610 | 5,770 |
★5 | Lv.100 | 22,580 | 9,592 | 7,268 |
コネクト「ったく、見てらんねーな」
レアリティ | 効果 |
---|---|
★4 | BlastダメージUP(Ⅶ)&ダメージカット状態(Ⅶ) |
★5 | BlastダメージUP(Ⅸ)&ダメージカット状態(Ⅸ) |
マギア「盟神快槍」
レアリティ | 効果 |
---|---|
★4 | 敵全体に属性強化ダメージ(Ⅴ)&攻撃力UP(自/3T) |
★5 | 敵全体に属性強化ダメージ(Ⅶ)&攻撃力UP(自/3T)BlastダメージUP(全/3T) |
「これでこの戦い、決めてやる!」
テレビ版の第九話で見せたような、槍が巨大化し杏子が特攻をかける技。読み方は「クガタチ」。勿論杏子が敵と道連れに死ぬことはないのでご安心を。
専用メモリア「ありふれたもの」
袋からこぼれんばかりの、駄菓子や果物といった食べ物・・・
普通の日常を送る人たちにとって、ありふれたもの。
しかし彼女にとっては、自らの経験によって、それを粗末に扱われるのを心から嫌い、生きるうえで、最も大切なものとしている。
- 基本データ
レアリティ | ★3 |
---|---|
タイプ | スキル |
装備可能 | 佐倉杏子 |
イラストレーター | かにぱんだ |
- ステータス
レベル | HP | ATK | DEF |
---|---|---|---|
Lv.1 | 467 | 0 | 467 |
Lv.20 | 700 | 0 | 700 |
Lv.40 | 1,167 | 0 | 1,167 |
- スキル「フォティチュード・ソウル」
特殊能力 | 効果 | 発動ターン |
---|---|---|
通常 | 耐える(自/ 3T) | 15T |
限界突破 | 耐える(自/ 3T) | 13T |
メインストーリー/アナザーストーリー
アナザーストーリーに登場。
各地で魔女が減少したことについてマミと情報交換するものの、結局何もわからなかった。
アナザーストーリーに登場。
偶然神浜市に足を踏み入れて異変に気付いたマミから、神浜に近づかないようにと忠告を受ける。
マミの忠告を無視して神浜で魔女狩りに励むものの、「フクロウ印の給水屋」でいろはとフェリシアと共に水を飲んだことで、「ミザリーリュトンのウワサ」に巻き込まれてしまう。
いつもの一匹狼で行動しようとするが、一人では手に負えずいろは達と協力してウワサを解決することになり、協調性を少し学んだ。
解決後、デパートで一人で泣いていた少女に思わず声をかけてしまう。
アナザーストーリーに登場。
さやか達からマミの現状と魔法少女の真実を聞かされ、単身マギウスの翼に潜入捜査する事を宣言。もしマミのように洗脳されたらさやかにどうにかしてもらおうかと言い残して去っていった。
第7章『楽園行き覚醒前夜』/『みんなで分かち合えるなら』
アナザーストーリーに登場。
実力を買われてマギウスの翼に採用され、「魔法少女解放」を見定めることにした。
アナザーストーリーに登場。
マギウスの本拠地でで洗脳されたマミと出会うが、自分の知ってるマミと違うことに違和感を感じ、みふゆの手引きで脱退した。その後情報共有のために見滝原に向かい、アリナとマミの結界に閉じ込められていたまどか、さやか、ほむらを助けた後、マギウスを潰すために本拠地に戻った。
第9章『サラウンド・フェントホープ』/『この手を引いて、一緒に』
フェントホープに戻り、捕らえられていたいろはの救出を手伝うが、「あたしが気に食わないからコイツらを蹴散らすだけだ」とクールを装った。その後洗脳から解放されたマミを含め、見滝原組と一緒にフェントホープの破壊に加勢する。
最終決戦では、固定されたワルプルギスの夜に攻撃を仕掛ける。
その他の劇中での動向
魔法少女ストーリー
- 佐倉杏子
- 1話「魔法少女の信条」
- 神浜市の調査にやって来た杏子は、遭遇した魔女の結界で五十鈴れんと出会う。使い魔だから相手にしなくていいとれんに言う杏子だが、れんは「使い魔は悪意の魔女になるかもしれないから、刈らないといけない」と拙い言葉で訴える。そんな考えに同調できない杏子は「中途半端に首突っ込まれるのが一番ムカつくんだよね!」と怒りを露わにするも、れんは引かない。れんはかつていじめのせいで自殺を図ったことを語る。そして命を拾う形で魔法少女になったと。だかられんは人の悪意を蔓延させる魔女を根絶したいと杏子に言う。
- そんなれんの告白を聞いた杏子は、警告めいたことをれんに言うが、れんはそれは重々承知の上だと言い残し、杏子の元を去る。そんなれんの姿を見て、杏子はかつての家族の記憶を呼び覚ます。自ら命を絶った家族を。杏子はそんな家族とれんの姿を重ね、れんを死なせたくないと思ってしまう。
- そしてれんの後を追いかけてしまう杏子。そこには使い魔から成長した魔女に苦戦しているれんの姿が。助太刀に入る杏子。助けたわけじゃないと言い放つが、れんはお礼を言う。れんの弱さに苦言する杏子に、れんは、「いつか、必ず強くなります!」と言い、そんなれんに杏子はグリーフシードをあげる。優しいひとなんですねと言い去っていくれんに、杏子はそんなんじゃないと否定する。が、悪い気はしなかった。
- 傷つきやすいもんなのかな…純粋な人ほどさ…
- 2話「魔法少女とクッキング」
- 神浜市を調査していた杏子は、胡桃まなかに声をかけられ、半ば強引に彼女の実家・洋食ウォールナッツに誘われる。まなかの作ったオムライスはとても美味しく、杏子はその美味しさのあまり思わず笑顔になる。
- 食べ物を大切にする杏子の姿勢にまなかは褒めまくる。そして問う。「食べ物を大切にするのはご両親の影響ですか?」と。杏子はその言葉に自分が魔法少女になった理由が家族のためだったことを思い出してしまう。その末路も……。
- 「食べる事は生きる事」「あたしは、何がなんでも生き抜いてみせる」と自身の経験からそう言う杏子。そろそろ行こうとする杏子にまなかは、「また佐倉さんが当店にいらしたときは、まなかが笑顔で料理をお出しします」と言う。「もしも不幸になる人がいたら、その不幸を覆すほどの料理を作って見せます!」とも。その言葉を聞きつい笑ってしまう杏子。そして気が向いたらまた来ると来た時とは違う雰囲気を纏いながら店を後にするのだった。
- シャレた店で食ったのなんて……いつぶりだろうな?美味かったよ
- 3話「魔法少女は花より団子」
- 「花咲か女」のうわさを調べていた杏子は、春名このみと出会う。魔女かなにかかと問う杏子にこのみは魔法少女だと答える。話していくうちにこのみが「花咲か女」のうわさの元だと知る。そんななか、またしても魔女の反応が。一人で大丈夫だと言い残し魔女の元へ向かう杏子。だがこのみも魔法少女……「私も、戦わなきゃ!」と杏子の後をこのみは追う。
- 魔女の結界でこのみも参戦しようとする。だが時すでに遅し。杏子は魔女にとどめを刺し、グリーフシードを手に入れた。杏子の強さに驚くこのみだが、このみは魔女に攻撃され負傷し動くのが辛くなっていた。そんなこのみを家までおぶってやるという杏子。このみは照れながら杏子の背に体を預けた。
- このみの家にたどり着き、杏子は去ろうとするが、このみはお礼に花束を作らせてほしいと言うので、渋々ながら杏子は承諾する。そうして出来た花束の花は撫子(ナデシコ)。杏子に絶対似合うとこのみは太鼓判を押す。
- 杏子は照れながらそれを受け取り、帰り道、こっそりナデシコの花を1輪髪に挿してみる。「やっぱり似合わねーっ!」真っ赤になりながら花を髪から外す杏子であった。
- 花のプレゼントだなんてさ……ふふ、可愛い魔女に出会っちまったよ
ゆくところがないゆまと行動を共にし、彼女を魔法少女には絶対しないと注意していたが……
期間限定イベント
- みたまの特訓 杏子・フェリシア編
フェリシアと共にみたまの料理の試食会に行く。……が、みたまは重度の料理音痴。しかし食べ物を粗末にすることは杏子には許せない。仕方なく食べると、フェリシア共々気絶してしまう。
ハロウィンの劇で、オオカミの役を演じることになる。
さやか編で登場。さやかが恭介に渡すためのチョコ作りの手伝いをし、チョコを渡せるよう背中を押した。
杏子が泳げないことをさやかに教えられたみたまは、勝手に杏子のソウルジェムを弄った。その結果、変身中に水着姿になることで泳げるようになった。
その後、みたま達と一緒に無人島に流れ着いてしまうが、神浜魔法少女のノリについて行けず、救助が来るまで適当にやり過ごそうとする。しかし、杏子のノリの悪さに、みたまに「ソウルジェムの戻し方を忘れちゃうかも知れない」と脅されて本気でびびってしまう。
そこで、宝探しの話が持ち上がるが……
なお、「さゆさゆ」が何者であるかも、もちろん知らなかった。
2020年の復刻では、無人島からの帰りがけに、ロケに来た沙優希と初めて出会っている。神浜魔法少女に大人気のさゆさゆだが、杏子は最後までピンと来なかったようだ。
- コイツが…元凶…
さやかと共に神浜市そのものを舞台としたすごろくの夢を見て、彼女とペアになる。途中ゲーセンのダンスゲームで荒稼ぎし、羽根付きで勝利した事でゴールする。
テレビアニメ
第1期第6話で初登場。魔女の減少をきっかけに神浜市を訪れ、魔女狩りの許可を得るべく調整屋(神浜ミレナ座)の屋上でやちよと出会う。
「他の魔法少女を傷つけない」「魔女は先着順で横取り禁止」という条件であっさりオーケーされ拍子抜けするが好きなように魔女を狩るためその場を去る。
その後、フクロウ幸運水のウワサが広まっている所を目撃する。
続く第7話では、グリーフシード等の報酬目当てにマギウスの翼に入るも、天音姉妹から渡されたフクロウ幸運水を胡散臭いとして飲まなかった。彼女が気にかけていた深月フェリシアがマギウスの翼を裏切ったこと、象徴の魔女結界での戦いで天音姉妹の言葉がぼんやりして信用できないからという理由でマギウスの翼を抜け、ウワサを倒したいいろはを先に行かせた後にフェリシアと共に結界を破壊した。
ウワサが倒された後は遠くでリンゴを食べながら魔女を操るマギウスの翼の事を振り返り、「神浜は聞いてた以上だな」と一人呟いていた。
第2期に入ると、第1話では過去にさやかと面識がある描写が成されている。
第5話では、白羽根ローブをまとってホテルフェントホープで大量のグリーフシードをくすねていたところ、フェリシアとさなに遭遇。追っ手から逃げるように行動を共にする(さなとは初対面だったため一応自己紹介している)。エンブリオ・イブの姿とイブが魔女を共食いする光景を目の当たりにするとこれ以上は付き合ってられないと撤退した。
第6話では、マギウスの様子を窺っていたところにいろはと遭遇。白羽根のローブを貸したりピンチになると助けるなどした後、門を壊そうとするいろはの頑固さに負け渋々コネクト。門の破壊に成功したあとはやちよ・まどか・さやか・ほむらと合流し、それと同時に現れたホーリーマミ・ウワサの鶴乃と対峙する。
第7話では変貌したマミを目撃し、「情けねえなあ。あの巴マミがいいように使われちゃって、笑えるぜ」と発言するも、直後に放たれたマミの弾幕から避難。マミの変貌に戸惑うまどかを見て、以前マギウスによる魔法少女とウワサの融合実験を目撃した事を一同に伝える。その後マミを元に戻す方法(対象の魔法少女をイメージしながらコネクトをするように攻撃し、ウワサのみを剥がす)をみたまに聞き、ウワサの鶴乃・ホーリーマミを戻すため奮闘。鶴乃を槍で拘束したりマミを拘束しているさなの盾に結界を巻き付け強化したりとサポートに回っている。
第8話ではウワサから解放され、地面に落ちるマミを背後から受け止め「世話が焼けるぜ…」と呟く。ワルプルギスの夜を倒すため、見滝原に向かう直前にいろはに対し「あんたの願い、届くといいな」と言い残した。
第3期の3話では仲間と共にワルプルギスの夜の使い魔に挑んだが、その結末は不明。
派生形態
2017年9月29日よりプレイアブル実装された。
佐倉杏子 scene0 ver.
繰り返す時の中で出会う一匹狼の魔法少女。
勝気な性格とドライな価値観で人と衝突することもあるが、人を想う熱い心を内に秘めている。
普段は風見野市を拠点に活動しているが、見滝原市を拠点にしている巴マミとも接点があった。
ゲーム上の性能
基本データ
ディスク構成
Accele | Blast(縦方向) | Blast(横方向) | Charge |
---|---|---|---|
×4 | ×0 | ×1 | ×0 |
これまでの杏子はブラストゴリラだったが、このver.はアクセルゴジラである。
最大ステータス
レアリティ | レベル | HP | ATK | DEF |
---|---|---|---|---|
★4 | Lv.80 | 23,675 | 8,669 | 6,874 |
★5 | Lv.100 | 29,226 | 10,703 | 8,484 |
コネクト「今は手伝ってやるよ」
レアリティ | 効果 |
---|---|
★4 | 火属性攻撃力UP(Ⅶ) & Accele MPUP(Ⅶ)& デバフ解除 |
★5 | 火属性攻撃力UP(Ⅸ) & Accele MPUP(Ⅸ)& デバフ解除 |
マギア「鎖縛神判」
レアリティ | 効果 |
---|---|
★4 | 敵全体にダメージ(Ⅴ)& 状態強化解除(敵全)& 火属性耐性DOWN(敵全/2T)& 火属性攻撃力UP & ダメージUP(自/3T) |
★5 | 敵全体にダメージ(Ⅶ)& 状態強化解除(敵全)& 火属性耐性DOWN(敵全/2T)& 火属性攻撃力UP & ダメージUP(自/3T) |
超マギア「神託大炎」
レアリティ | 効果 |
---|---|
★5 | 敵全体に属性強化ダメージ(Ⅹ)& 状態強化解除(敵全)& 火属性耐性DOWN(敵全/3T)& 火属性攻撃力UP & ダメージUP & ドッペルダメージUP(自/5T) |
専用メモリア「ただのゲーム」
「…よしっ、これでパーフェクト!」
日課のようにダンスゲームをこなす日々
ひたすらスコアと向き合う空間
他人のことは考えない、自分が自分らしくいる時間
- 基本データ
レアリティ | ★3 |
---|---|
タイプ | スキル |
装備可能 | 佐倉杏子 scene0 ver. |
イラストレーター | 都筑?己 |
- ステータス
レベル | HP | ATK | DEF |
---|---|---|---|
Lv.1 | 482 | 0 | 482 |
Lv.40 | 1,205 | 0 | 1,205 |
- スキル「リフレッシュ」
特殊能力 | 効果 | 発動ターン |
---|---|---|
通常 | デバフ解除&状態異常解除(自) | 4 |
限界突破 | デバフ解除&状態異常解除(自) | 2 |
活躍
scene0
Film1では暗闇の魔女の手下に襲われていたまばゆを救助。後に影の魔女と戦うまどかとほむらとマミに加勢し、マミとの連携で魔女を下したが、まどかを危機に晒した事を糾弾し次は見滝原を奪うと宣言する。
サイドストーリーでは牛の魔女に苦戦していたまどかを助け、マミには「グリーフシードの横取りを阻止しただけ」と理由をつけ、まどかを守れなかった事を批難。その後ハコの魔女と対峙しながら「以前のマミはこんな魔女を見逃さなかったが自分にとっては良い狩場」と呟く。更に数日後、まばゆを殺した使い魔に苦戦するマミを目撃し助けようとしたが、まどかとほむらの事を託されてマミは使い魔に殺され、杏子は仇を討った。後日マミの家を訪れたがまどかとほむらからマミを殺した犯人だと誤解されるが潔白を証明せず、圧倒的実力で二人を撃退する。
Film2ではマミとグリーフシードの所有権を巡っていたが、さやかを心配して譲り渡す。その後はTVシリーズ同様、人魚の魔女討伐後にマミに殺された。
Film4ではマミがお菓子の魔女に殺されるのを目撃し、まどかの願いでその魔女からなぎさが切り分けられた事で仇討ちと言わんばかりになぎさの命を狙うも逆に殺されてしまう。
Film5のサイドストーリーではマミを目撃し、いつもと違う様子だったので声をかけるも話してもらえず。近くにいた牛の魔女を狙うがほむらがこれを撃破し、彼女から「見滝原は自分が仕切るので手出しするな」と言われマミの様子がおかしいのは彼女が原因だと疑うも、手の内が見えない事で手を出さず。
Film10では風見野で魔女を狩ったほむらに襲い掛かり、前者はほむらを庇ったまばゆを殺してしまった事に加え、縄張り荒らしを行った後輩への管理不行き届きとして、サイドストーリーにて『一番大切な友達』が死んだ事によりショックを受けているマミをも殺害した事が「愛生まばゆも巴マミも倒した。次はお前だ、暁美ほむら」とのセリフから窺える。
Film11ではまばゆとほむらが別行動をとっていた事でまばゆは死を免れた。
Film12ではマミが急にまばゆとほむらに見滝原を明け渡した事を不信に想い、探りを入れて魔女の真実をマミに告げる。
全体を通してさやかと関わる機会が少なかった為か、本編以上に全方位へと殺意を漲らせ、かつ脳筋と言う訳でもなく至極中立的な立場から対局を見極めると言う、頭がキレるうえに凶暴で危険な者となっている。
現に上記の通りさやか・ほむら・マミ・なぎさ・まばゆを狙い、このうち2名を殺害してみせた。
常日頃から面倒見が良いとされていた彼女は、さやかと言う救われるべき者か、ゆまと言う守るべき者に出逢えてこそ垣間見える一面であると窺える。
もっとも、獣が如き狩人であらずんば魔法少女の世界を生き残れないのかもしれないが。
魔法少女ストーリー
第1話「りんご味といちご味」
Film.KS DAY3。見滝原市で魔女を探していた杏子は店で早乙女先生と詢子がさやかと向き合う為にはどうすべきか電話している所を目撃。
更にキュゥべえと出会い、彼からマミは今日は市外に遠征している事と今見滝原ではほむらとまばゆが暗躍してる事、まどかとさやかに魔法少女の素質がある事を聞かされる。
DAY 18。まどかは使い魔の結界を発見し、魔法少女になったばかりのさやかを呼ぶ。
杏子も同じ結界を発見し無視しようとしたが、使い魔に攻撃された事と少女しのんが迷い込んだ事で使い魔を倒し、彼女を救出。遅れてやって来たさやかに使い魔は自分が倒した事を告げ、まどかの方がとてつもない素質の持ち主だと確信。さやかを挑発するも、まどかに先程の出来事を見られており、さやかからも実は良い人なんじゃと言われた事でその場を去る。
一方、まばゆとほむらは杏子を泳がせるつもりでいた。
「…ったく、助けるつもりなんてなかったのにな」
第2話「誰が信じてやるんだよ」
風見野市の自宅に居る杏子の前にマミが現れ、先程の出来事を話すことに。
マミからも杏子の優しさを指摘されるが、対する杏子は見滝原での集団自殺騒動の話題を出す。それは魔女を倒したものの、警官をはじめとする人々が死亡し、警官が犯人ではと誤解され残された家族も苦しむ羽目になったという結末。更に杏子は自身の過去を加え、人助けはしないと言い残し、マミの言葉をも振り切りその場を去る。
DAY 19。見滝原市にてしのんと再会。彼女は落ち込んだ時は父の死んだこの場所を訪れており、しのんがあの警官の娘だと確信。更に母も死亡している事を知った杏子は魔女の事を脚色して伝え、次会った時に父を信じてたらもう一つ秘密を教えてやるとし、林檎を差し出す。
「自分が信じたモノを最後まで信じればいい」
第3話「あたしは知ってる」
その後同じ場所で魔女の気配を感じ、しのんを発見するも突如真っ暗になり離れ離れに。
それでもしのんを再発見したが、使い魔に重傷を負わされており、杏子が魔法少女と魔女の真実を伝えたのちしのんは息を引き取った。
使い魔を倒したがしのんの遺体は結界ごと消失。しのんの冥福を祈るが、彼女が帰ってこないと騒ぎになり、息子と孫を喪った祖母に同情。その時同じ使い魔を追っていたさやかが現れ、再び良いヤツだと言われたので自分自身の為に戦っていると言い残し、その場を去った。
叛逆の物語
ネタバレ注意!!
見滝原市の平和を守る五人の魔法少女チームの一人として登場。
以前の世界では袂を分かったマミ、かつて拒絶され今の世界では死別したさやかと、友達として幸せな時間を過ごす。まどかやほむらとの仲も良好である。
ナイトメア退治に難儀しているというマミを手伝うべく風見野市から来ている。
テレビ本編で抱えていた問題が解消されたためか、随分と性格が丸くなっており、陽気なお転婆娘といった様子になっていた。
場面としては描かれないが、さやかの家に居候していることが杏子の口から語られてもいる。
さらには同じ学校に通い、制服姿まで披露しており、劇中では何かとファンサービスの多い立ち位置になった。
中盤、見滝原市の異常に気付いたほむらに相談を持ちかけられ、二人で調査にあたることとなる。
ほむらが杏子に相談した理由は「一番違和感を感じるから」であったが、(記憶を失っていたとはいえ)人に頼らない性分のほむらが相談を持ちかけた時点で、相変わらず彼女から一定の信頼を得ていることが窺える。
ほむらが真相に気付いた際にも杏子にだけは状況を示唆する連絡を入れており、かつての時間軸でそうだったように、ほむらが唯一対等に接する“戦友”として描かれている。
アクションシーンに関しては、テレビ本編ではついぞ見られなかった(杏子とさやかの関係に人気が出たのは彼女達の退場が契機だったが、別時間軸でも確認できず、メディアミックス展開ですらレアな)さやかのコンビネーションの比率が高く、さらに、マミの領分である緊縛を担当したりするなど、チームプレイが多く見られ、一匹狼であったテレビ本編とは印象が少し違うものとなっていた。
この他、学生鞄の中身がリンゴばかりで勉強用具が見られなかったり(確認できない)、結界の中においてはさやかが宿題している隣でTVを見ていて宿題を忘れたりしているのが、いかにもファンが想定していた彼女らしいとも言える。
結界内での変身バンクでは、燃え盛る炎と、フラメンコをイメージしたと思われるダンスを舞い、腕の動作で千手観音のような残像を作るなど、ロッソ・ファンタズマを想起させる演出が見られた。
上記の通りの性格のため、本編の荒っぽさはなりを潜めていたのだが、この変身時には、内面の荒々しい性格を示すような表現も盛り込まれている。
本編とは直接関係ないが、彼が「生き様がたまらない」と、杏子派であったことが発覚した。
また、杏子役の野中藍が物語シリーズに出演していないためか、5人の魔法少女のうち、唯一杏子のみが公式コラボのマナー告知映像に登場できなかった。(悠木碧も物語シリーズに出ていないが、主人公だから仕方ない。なお、例の彼と八九寺の会話シーンでイラストのみ出ていた)
ネタバレここまで
備考
- ファンの間での愛称はあんこ。これは本編登場前に公式ビジュアルで「佐倉杏子」が発表された当初、「あんず」なのか「きょうこ」なのか、はたまた「あんこ」なのか分からなかった。現在では「きょうこ」が正しいと分かっている。しかし候補の一つであった「あんこ」は、その言葉の響きが良く第5話で食べていた鯛焼きを連想させたりいつもお菓子を食べているイメージに合っていたりするため、愛称として使っている人も多い。またカップリングで「きょうさや / さやきょう」と言うと、恭介とまぎらわしいことも影響しているのかもしれない。
- 第5話の槍を地面に突き刺したシーンが地面を耕しているように見えることから、農耕少女と呼ばれる小ネタも(魔法農家あんこ☆マギカ)。第7話の台詞のせいで更に説得力(とネタ度)が上がった。残念なことにDVDでは修正され、耕せていない。
- 彼女のみ見滝原中の生徒では無いが、「もし通っていたら…」という妄想や、最終話のEDイラストから制服を着た姿(制服あんこ)も投稿されている。
- 後からの追加キャラという立場上、グッズ展開が不遇でネタにされる。
- 「食うかい?」のシーンから振り向き厨呼ばわりされたこともある。また、「食うかい?→空海」の当て字などでネタにされることが多い。他に初登場シーンの悪役を臭わせる演出から仮面ライダー龍騎の浅倉威との類似や当時は浅倉(王蛇)ポジションと認識されていた。実際虚淵玄は、当初は浅倉をイメージしていたが蒼木うめのキャラで根っからの悪人にはしづらいと思い、結果的にちがうところにいった、と語っている。
- 二次創作では常識人ポジションとして、暴走する他キャラのツッコミ役に回ることが多く、ニコニコ動画ではボケ・突っ込み・道化・シリアスどのポジションもできる「万能の杏子」と呼ばれているが、かえって理不尽な立場に陥ることも。→杏子は不憫
- さやかが絡むとほむらのように暴走したり。→変態杏子さん
- 他のキャラに比べやたらと女性人気が高く、特にまどか役の悠木碧は杏子が大変お気に入りで、ことあるごとに「俺の嫁」「杏子と結婚したい」などと発言している。→まどあん、藍と悠木が勝つストーリー
- さやかのモチーフが人魚姫であることの対応や劇中の最後から、マッチ売りの少女のモチーフで語られることもある。
- アニメ最萌トーナメント2011・準優勝
- 6話でDDRらしきゲームをプレイしていることからネタにも使われやすい。
- 本作の監督である新房氏からは「脚本だけみると、出崎統作品に出てくるキャラクターみたい」と言われたことがある(これは脚本担当である虚淵玄氏との対談での発言)。この発言に対して、虚淵氏は「リンゴをかじってますしね」と返していた(出崎統作品のキャラクターはリンゴをかじっていることが多いため)。
- ハピネスチャージプリキュア30話で登場したアンラブリーとほぼ衣装がそっくりである。(杏ラブリーも参照)
- 実はカナヅチ。コミックマーケット82で発売されたドラマCD「夏の魔法少女強化合宿」やモバゲー版ゲームの時点で既に出ており、マギアレコードでも2018年夏実装の水着衣装ストーリーでも触れられる。この為基本的に浮き輪が必須となるが、主役となるマギレコ2019年夏イベントでは水着ver.に関してみたまによってある細工が施されることに。
食べていたものリスト
本編
話数 | コミカライズ版 | ノベライズ版 |
---|---|---|
第4話 | クレープ | (該当シーンなし) |
第5話 | ワッフル、鯛焼き | ホットドック、鯛焼き |
第6話 | ポッキー、チュロス | (不明) |
第7話 | 林檎、アイスキャンディ | (不明) |
第8話 | カップ麺 | (該当シーンなし) |
第9話 | ハンバーガー、焼き鳥 | リングドーナツ、串団子 |
第12話 | パウンドケーキ? | ケーキ |
魔法少女まどか☆マギカ[魔獣編]
話数 | |
---|---|
第1話 | ポッキー、ポテトチップス |
第2話 | ハンバーガー、ジュース、ペットボトルに入った黒い飲み物(コーラ?)、 |
第3話 | メロンパン |
第4話 | ポッキー、缶 |
第6話 | クッキー |
第7話 | 団子 |
The different story
話数 | |
---|---|
第5話 | ポテトチップス、チョコモナカジャンボ |
第6話 | 林檎、クッキー、ビスケットサンド |
第7話 | 中華まん |
第8話 | ポッキー |
第9話 | ビスケット |
第12話 | たべっ子どうぶつ |
魔法少女おりこ☆マギカ
話数 | |
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第1話 | チュッパチャプス |
第3話 | パン |
魔法少女かずみ☆マギカ
話数 | |
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第16話 | パン |
マギアレコード
話数 | |
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第6話 | アメリカンドッグ(初登場)、ポッキー(ウワサを聞く場面) |
第7話 | りんご |
2期第1話 | りんご(正確にはさやかに手渡される場面のみ) |
2期第6話 | ポップコーン |
2期第7話 | チュロス |
「食うかい?」
常に食べ物を持ち歩く杏子は、時折食べ物を差し出す。
心を許した相手に単に差し出しているのか、距離感を測っているのだろうか。
旧知の仲のマミには差し出していない辺り、後者の可能性もある。
(単にその場面で持っているのがリンゴで、マミに渡すのにそぐわないと判断した可能性もある)
また、常に何か食べている理由として、マミのもとを離れ身勝手な行動を繰り返す自分自身に嫌悪感を抱いており、それを紛らわすためと言われている。
因みに、元ネタは浅倉威の「食うか?」の模様。
ほむらには本編でRocky(劇場版ではイチゴ味)を差し出していて、これは受け取ったかは不明。
(共同戦線を張る上でわざわざ断る理由が無い、コミカライズのオマケイラストでは無表情で食べていることから受け取った説が有力)
さやかには本編ではリンゴを差し出しており、さやかはこれを撥ね退ける。
このリンゴを生の象徴するという見方もある。
本編コミカライズでは最期に、白い空間でさやかにうんまい棒を差し出しており、こちらは受け取られている。
(このシーンが杏子が自分に見せた幻覚なのか、最期に二人の魂が出逢えたのかは不明)
the Differnt StoryではRockyを差し出しており、こちらは流されている。
まどかには本編ではうんまい棒、the Different Storyではたべっ子どうぶつを差し出しており、
両者共に受け取られている。
マミには先述の通り差し出していないが、代わりにクッキーを差し出されており、これを受け取っている。
叛逆の物語においては、一度咥えたフライドポテト、マーブルチョコ、ペロペロキャンディをほむらに差し出しており、ほむらは全て受け取っている(食べたかは不明)。
関連イラスト
関連タグ
魔法少女まどか☆マギカ 魔法少女おりこ☆マギカ 魔法少女まどか☆マギカポータブル マギアレコード
キュゥべえ 鹿目まどか 美樹さやか 巴マミ 暁美ほむら 千歳ゆま
DanceDanceRevolution(6話参照)
イラストタグ
独りぼっちは、寂しいもんな どういう事だおい そんなの、あたしが許さない ロッソ・ファンタズマ あんこ 制服あんこ 魔法農家あんこ☆マギカ 杏子ちゃんマジ聖女 にゃ杏子さん 駄犬杏子 杏乳 独りえっちは、寂しいもんな
もう独りぼっちじゃない 見滝原の赤い保護者 ミニあんこ あんこれかわいい 赤我那覇くん
佐倉杏介 杏パン 杏子は不憫 女神杏子/アルティメット杏子 素足履き
杏子とさやかの幸せを願し者のDayBreak 佐倉杏子に定評のあるアマノ 市立まどマギ学園
カップリングタグ
二人組
↓表記/相手→ | 美樹さやか | 暁美ほむら | 鹿目まどか | 巴マミ | 百江なぎさ |
---|---|---|---|---|---|
自分が攻め | 杏さや | 杏ほむ | 杏まど(藍と悠木が勝つストーリー) | 杏マミ | 杏なぎ |
自分が受け | さや杏(杏子はさやかの嫁) | ほむあん | まどあん | マミあん | なぎ杏 |
↓表記/相手→ | 千歳ゆま | 上条恭介 | 志筑仁美 | Charlotte | 鹿目タツヤ |
自分が攻め | 杏ゆま | きょうきょう | 杏仁 | 杏シャル | ‐ |
自分が受け | ‐ | (きょうきょう) | ‐ | ‐ | タツ杏 |
三人組
生存組 退場組/あの世へ誘う信号機 ベテラン組 ゆま杏さや ゆま杏マミ
魔女化カプ
他の言語
佐仓杏子(中国語入力システムを利用した場合の表記)