「まなかの料理をさなさんが美味しそうに食べているのを見る度にまた料理を作ろうって、作り続けようって」
「そういう気持ちになるんです」
概要
父親譲りの料理の腕を持つ、クッキング系魔法少女。
実家は歴史ある昔ながらの洋食店。料理の腕は文句なしに一級だがカチンとくるほどに自信満々なのが玉に瑕。
本人は努力に裏打ちされた技術に誇りを持っているだけであり、悪意は一切ない。
(『マギアレコード』内アーカイブ「魔法少女」より)
プロフィール
出演作品 | マギアレコード |
---|---|
性別 | 女性 |
出身地 | 神浜市北養区 |
学校 | 水名女学園 |
年齢/学年 | 14歳/中学2年生 |
身長 | 154cm |
肩書き | 魔法少女 |
願い事 | (実家が経営する洋食店の)料理と店の名前を広めるチャンスがほしい |
固有魔法 | 伝播 |
ソウルジェムの形状/色/位置 | ニンジン/オレンジ/コック帽の縁 |
武器 | フライパン |
キャラクターデザイン | くらは |
声優 | 洲崎綾 |
人物像
誰に対しても丁寧な口調で喋る。一人称「まなか」。
実家は北養区にある明治時代からある創立100年を越える老舗洋食屋「ウォールナッツ」。自身も大人を唸らせるほどの料理の腕前を持つが、そのことに関して一切謙遜することを知らず、「まなかの料理は世界一」と言ってはばからない。
反面学校の勉強は苦手。というより勉強の最中にもついつい料理のことばかり考えてしまうため、集中できないようだ。
ただお嬢様学校である水名女学園に受かるどころか聖リリアンナ学園の滑り止め扱いしているため、目標が高すぎただけで学力が低くはないだろう。
友達がいない二葉さなを嫌悪せずに料理を振る舞う等、自分の料理を喜んで食べてくれる相手には時に利益を度外視してでも徹底的に尽くす優しい子。
そんな性格だからなのか、「食」そのものに対する敬意が強い人間には特に気前がいい。
基本的に誰に対してでも優しいが、阿見莉愛に対しては毒舌な所もある。が、お互い信頼関係は持っており関係は良好。
自分の得意分野のことになると我を忘れる芸術家的な一面があり、ほわほわ少女頑張る!では新作のオムライスを立ち耳の魔女の手下に持って行かれたのが原因でたまたま近くにいた阿見莉愛が勝手に食べたと思い込んでとっちめようとしたり、梢麻友らがそれを止めようとすれば邪魔をしようとしていると思い込んでそのまま彼女とのバトルに突入する等完全に頭に頭に血が登っていた。この時は口調もそれに伴ってかろうじて「です」「ます」が残っているレベルにまで荒くなっていた。
とはいえ、性格は温厚であり怒る事は滅多にない。そもそも該当イベントに出てくるキャラの大半が過剰とも言える反応を取っている描写が多くまなかだけがおかしい訳ではない。
キュゥべえのことは適当にあしらっていたものの、年度を跨ぐほど長い営業を受けてようやく応じた。
後述のように「料理と店の名前を広めるチャンス」を願うだけであり、決して「料理と店の名前を広める」と願った訳ではない。これ以降のさなとの絡みもあって、まほストを見てまなかが好きになった人が多い。
自信満々にニッコリと笑うと、口がネコやアザラシのような形になる。とてもかわいい。
魔法少女として
火炎を放つフライパンを武器とする。
コックを模した魔法少女服に変身する、というより、まんまコック。
契約直後はこの姿のまま料理をすることもあった。
ソウルジェムの位置は頭、コック帽の近く。シンボルはにんじん。
固有魔法は「伝播」。ワルプルギスの夜との戦いで使用し、使い魔に攻撃を伝播させた。
ゲーム上の性能
あくまで得意分野はサポートであり、本人の攻撃力は低め。その反面防御力やサポート性能は高く、覚醒すればかなり使える。
「★2で回復可能&攻撃力も上昇」という編成相手を選ばない汎用性の高さもあってプレイ初期から踏破イベントまで幅広く使える優秀な魔法少女。
2020年5月に★5昇格。無課金・微課金ユーザーにとっては念願の火属性★5昇格二人目となった。
基本データ
ディスク構成
Accele | Blast(縦方向) | Blast(横方向) | Charge |
---|---|---|---|
×2 | ×1 | ×0 | ×2 |
最大ステータス
レアリティ | レベル | HP | ATK | DEF |
---|---|---|---|---|
★2 | Lv.50 | 10,569 | 3,049 | 3,968 |
★3 | Lv.60 | 13,396 | 3,865 | 5,032 |
★4 | Lv.80 | 17,625 | 5,086 | 6,624 |
★5 | Lv.100 | 21,860 | 6,316 | 8,212 |
コネクト「まなかが味を引き出します!」
レアリティ | 効果 |
---|---|
★2 | HP回復[Ⅲ] & 攻撃力UP[Ⅲ] |
★3 | HP回復[Ⅴ] & 攻撃力UP[Ⅴ] |
★4 | HP回復[Ⅶ] & 攻撃力UP[Ⅶ] |
★5 | HP回復[Ⅸ] & 攻撃力UP[Ⅸ] |
効果は「HP回復」と「攻撃力UP」。戦闘中も料理を作ってみんなにふるまっているのだろうか。
マギア「激辛フルコース」
レアリティ | 効果 |
---|---|
★2 | 縦方向にダメージ[Ⅰ] & HP回復(全) |
★3 | 縦方向にダメージ[Ⅱ] & HP回復(全) |
★4 | 縦方向にダメージ[Ⅳ] & HP回復(全) & 攻撃力UP(全/3T) |
★5 | 縦方向にダメージ[Ⅵ] & HP回復(全) & 攻撃力UP(全/3T) |
「とっておきの味つけを教えてさしあげましょう!」
英語表記は「Complete Spicies」。縦方向(横一列)の敵全体にダメージを与えるという、本作では珍しい技。全体回復&攻撃力UPという強力な効果を持つ。
レアリティ | 効果 |
---|---|
★5 | 縦方向にダメージ[Ⅷ] & HP回復(全) & 攻撃力UP(全/3T) |
専用メモリア「数量限定!まなか特製弁当」
彼女の家は歴史ある洋食店で、味はピカイチである。
お弁当になっても味のクオリティは変わらず、リピーターも多い。
数量限定が故、買えなかったお客さんは、後日再挑戦しようと、闘志を燃やすのであった。
基本データ
レアリティ | ★3 |
---|---|
タイプ | スキル |
装備可能 | 胡桃まなか |
イラストレーター | tatsuya |
ステータス
レベル | HP | ATK | DEF |
---|---|---|---|
Lv.1 | 443 | 0 | 483 |
Lv.20 | 664 | 0 | 724 |
Lv.40 | 1,107 | 0 | 1,207 |
スキル「マギアアップ」
特殊能力 | 効果 | 発動ターン |
---|---|---|
通常 | マギアダメージUP[Ⅸ](自/1T) | 15T |
限界突破 | マギアダメージUP[Ⅹ](自/1T) | 13T |
専用メモリア「プロパンの魔女」
料理好きの少女は 実家を憂い 繁盛のため 一世一代の機会を願う
評判に反し 閑古鳥が店で鳴く 目的と意義を失った 料理人は空虚
自慢の腕で 馳走するも 強火すぎる想いに 誰もが融解される
在りし日の憧憬を 越えた時こそ 真に価値が出る 極上の一皿
基本データ
レアリティ | ★4 |
---|---|
タイプ | スキル |
装備可能 | 胡桃まなか |
イラストレーター | 原案・監修:劇団イヌカレー(泥犬) |
ステータス
レベル | HP | ATK | DEF |
---|---|---|---|
Lv.50 | 2,300 | 0 | 2,300 |
アビリティ「アミューズ・ブーシュ[Ⅴ]」
特殊能力 | 効果 | 発動ターン |
---|---|---|
通常 | 火属性攻撃力UP[Ⅴ](味全/3T)& HP回復[Ⅴ](味全) & MP回復[Ⅴ](自) | 7 |
活躍
メインストーリー/アナザーストーリー
第1部『幸福の魔女編』
第8章『偽りに彩られ神浜』
レナ編より登場。
調整屋で説明を受けた後、他の魔法少女達と共にヘリポートに駆けつける。
第10章『浅き夢の暁』
ワルプルギスの夜との決戦では、固有魔法で使い魔の退治を務める。
第2部『集結の百禍編』
第10章『疾走ドラスティックラバー』
仲良し大作戦が成功した後日、莉愛に新作オムレツの試食をしてもらう約束を果たそうと声をかけるも彼女から「料理の腕が上手すぎる自分に対し、下手な人を傷つけてる気持ちがあったり責められたか」と尋ねられるも、考えた事も言われた事も無いし奢り高ぶる様子も見せない。何故ならまなかの腕は発展途上であり、いちいち悩まず自分磨きをしているからだった。
魔法少女ストーリー
胡桃まなか
- 1話「無邪気なシェフ」
- 2話「絶品フルコース」
- 心機一転、水名女学園で頑張ろうとするまなか。そんなとき生徒会による交流パーティーが開かれると聞きつけるので早速売り込もうとするが、既に有名シェフが料理を作ることが決まっていた。がっくりするまなか、とうとう「料理と店の名前を広めるチャンスを」と魔法少女の契約を結ぶことに。
- パーティー開催日、本来のシェフが急にコンテストに出ることになってしまう。そこで急遽まなかに白羽の矢が。そしてまなかはその期待に応える料理を振る舞った。
- もちろんこれが大成功。その味は評判となり、さらに生徒会の後押しも有り学園ではまなかが数量限定の特製弁当を売り出すと連日完売。木曜日はリリアンナ学園に出張シェフとして出向くなど評価はうなぎ登りである。
- しかしその評判とは裏腹に、今度は父があちこちの家に出張シェフに出向くこととなり、店自体は相変わらずの閑古鳥。父が嬉しそうに出かける一方、まなかは静かな店の中でこれでよかったのか、と悩むことになる。
- 3話「私が料理をする理由」
- それからしばらくして。今日も盛況の弁当屋。自分の分を残して店じまいしようとすると、一人の女の子が遅れてやってくる。間に合わなくて残念がるが、その子はまなかが自分の姿を分かることに驚き「まさか魔法少女?」と言ってしまう。
- まなかが「魔法少女であることを言うのは迂闊」だと呆れながら言ったその少女、自らの姿を消すために魔法少女になった二葉さなは一度まなかの弁当を食べてからファンになった。曰く一人で食べてても美味しく、お昼休みが楽しみになったという。しかしまなかは前述のこともあり店のためにならないならと、弁当屋も出張シェフも止めてしまおうと思っていた。
- まさかの事態にさなは泣いてしまう。まなかになだめられながらさながぐずりつつ弁当とまなか特製スープを食べてその美味しさと幸せをかみしめるとともに、まなかに「やめるべきじゃないです、形にこだわらなくてもいいから」と告げる。その言葉とさなの笑顔からようやく一番必要なことをまなかは悟った。「一番大事なのは美味しい料理を提供して食べた人が笑顔で食べてくれること」だと。
- 翌日。まなかはそのまま弁当屋を継続することに。そうすると律儀にズルせず弁当を買いに来たさなの姿。しかし既に売り切れ……だったのだが、まなかはさなの分をこっそり準備していた。うれし泣きするさなを見て「本当に泣き虫さんですね」と言いつつ、自分にとって「特別なお客様」となったさなの、弁当を食べて見せる満面の笑みを楽しみにするまなかだった。
- 2話「魔法少女とクッキング」
- 杏子に特製オムライスを振る舞う。
- 2話「マジ超ウマなんだけど!」
- ある日のウォールナッツ。ささらと明日香、そしてこの2人に呼び出されてやってきた衣美里の前に出てきたまなかだったが、顔がどんよりというかぼんやりというか。店で評判のオムライスの注文を受け、早速作った。
- しかし3人が食べてみるとささらのはしょっぱく、明日香のは辛く、衣美里のに至っては激甘。まなかはあまりにもぼんやりしすぎてミスしてしまったのである。その原因はといえば、このオムライスをアレンジした新メニューを考えていた。
- 実際にこの「まなかスペシャル(仮)」を作って出すと3人が絶賛。しかしこれがまなかの悩みの種。確かに新しいメニューを作るのはいい。しかしこれまで父によって培われてきた店の伝統の味を反故にしていいものか?伝統と革新に板挟み状態だったのである。
- しかしここで衣美里が「いんじゃね?」と何気ない一言。「この味大好きだし、他の人に食べてもらいたいじゃん、美味しいものは美味しいから」と細かいことは考えずに勢いでやってしまった方がいいと告げる。このことがまなかの悩みを吹き飛ばし、チャレンジしないと店を守ることができないという考えにシフトできるようになった。
- その後、まなかは父にこの新メニューを提案したところ採用され、これが大当たり。今では人気メニューとなって店にはこれを目当てに行列ができるようになったという。
- 2話「永遠に叶わない願い」
- 少しだけ登場。
静海このは
- 2話「胡桃まなかの受難」
- 壊滅的に料理ができないこのはは、料理教室があるというのでウォールナッツにやってきた。講師を務めるまなかはとりあえず料理の基本をこのはに教えようとするが、包丁の使い方やたまごの割り方の時点で基礎が全然ダメ。
- 仕方なくとりあえず実践的に作らせてみようとするが、結局まなかも一緒になって作ることに。
- そして試食。もちろん出来は最悪。しかし酷評すると店の名に傷がつく。美味しいとごまかして全部食べようとするが限界を来たし失神してしまった。
- ちなみにこの話の副題は「胡桃まなかの受難」。まさしく災難に遭ったまなかちゃん、お大事に……
- 1話「腹ペコのかずみ」
- 2話「働くかずみ」
- ただかずみとしては流石に気が引けてしまう。お店の手伝いをさせて欲しいと要求されてしまい、まなかは昔聞いたことのある「お金がない学生が皿洗いをした」というのを思いだし、だったらそれで清算という事に。で、実際にかずみの手際を見るとあまりにもテキパキしすぎて感心してしまう。
- 3話「料理するかずみ」
- とそこに衣美里にすすめられたひなのが来店。アイデアが出る料理を所望する。まなかはかずみとともに料理を作ることになる。
- 「ウォールナッツ」主催の料理教室に来ていたれいらに、自分に代わって商店街のスイーツコンテストに出てくれないかと頼む。
- 阿見莉愛へのツッコミ役や暴走した際のストッパーとして登場。
- また、「ウォールナッツ」の斜め向かいにも洋食屋があると話題になる。店名は「洋食ピーナッツ」で、おじさんが店主らしい。まなかの評は「普通ですね。ザ・普通」「きっと研究が足りないんですよ」とのこと。莉愛は内心、「洋食ピーナッツ」をかつての自分と重ね合わせていた。なお、某50点中華との絡みは一切ない……と思ったら(後述)。
期間限定イベント
- 阿見莉愛をオムライス食い逃げの犯人と疑い詰問する
- ストーリーの最後に登場。魔女の結界内で倒れていた千秋理子を調整屋へ連れていった。
- 神浜マギアユニオン結成記念パーティーの会場としてウォールナッツが使われ、ここで何と50点中華もとい万々歳の看板娘と共演、接客に長けた鶴乃を評価している。
クラスの屋台ではたこ焼きと焼きそばの洋風アレンジに臨むことになる。自分が考案したレシピを元に作る予定だったが、発注ミスで出来合いの冷凍食品が届いてしまい、実行委員のつむぎに助けを求める。
二階堂陽斗と香春ゆうなに関する誤解を解くべく、蛍、あかり、柚希姉妹、ゆうながウォールナッツを訪れ、近くに現れた魔女を退治を引き受けてもらう。
暴走した?アルちゃんによって店内で暴れられる。その際食材の「カブ」と「ワケギ」が被害に遭うが・・・
サイコロを振った鹿目まどかと晴着ほむらが店を訪れ、正月特製のふわふわおせちを振る舞う。価格は一人10万マギカ。
ちなみにまどかは杏子から「オムライスが美味い店」だと聞かされている。
テレビアニメ
第4話で莉愛と共に登場。口寄せ神社のうわさを調査するいろは、やちよ、鶴乃と出会い、怒る莉愛を止めていた。台詞は無し。
第三期では莉愛を始めとする大勢の魔法少女と共にイブと交戦した。
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若菜つむぎ:まなかの料理を愛する美食家。
第二部のその後はウォールナッツが有名某ガイドに掲載された事で世界中から客が押し寄せる。彼らの対応のため親子で英会話に通い始めたという。