「私たちは私たちで生き抜いてみせるわ」
概要
元は裕福な家庭で生まれ育ったが、家業が傾き、父親と母親を相次いで病で亡くし、つつじの家に引き取られた。
施設内では皆の取りまとめ役で、勉強をはじめ、何をやらせても優秀。
しかし、料理だけは苦手。
(『マギアレコード』内アーカイブ「魔法少女」より)
プロフィール
出演作品 | マギアレコード |
---|---|
性別 | 女性 |
出身地 | 神浜市参京区 |
学校 | 参京院教育学園 |
年齢/学年 | 17歳/高校2年生 |
身長 | 165cm |
肩書き | 魔法少女 |
願い事 | 「つつじの家」の取り潰しの要因の排除 |
固有魔法 | 霧を発生させて相手を幻惑する |
ソウルジェムの形状/色/位置 | 紅葉/青/左手の甲 |
武器 | 双頭の槍 |
キャラクターデザイン | ゆーげん |
声優 | Lynn |
人物像
実業家の父のもとに生まれた。事業はかなり順調であったが彼女が生まれた頃からと言うものの業績が悪化、多額の借金を背負うようになってしまい、彼女が物心付く頃には父は病死、母も次いで亡くなった。頼れる親戚のいなかった彼女は児童養護施設「つつじの家」に引き取られた。
しかしその頃は辛い出来事で心が冷え切っており、見える景色全てが灰色がかっていた。だが院長の優しさによりその心は癒されていき、仲間達とも徐々に打ち解けていった。
3人の中でつつじの家にいたのが長いのは彼女である。あとにやって来た歳の近い遊佐葉月とよく一緒におり、またしばらくして来た捨て子である三栗あやめの世話係でもあった。
紆余曲折あって葉月・あやめとともに施設を抜け、現在はあたかも一個の家族のように生活しており、最年少で娘ポジションのあやめを専ら甘やかしている。
貯金を株で増やすなど、経済的な所は父親譲りと思われる。また、願い事を「つつじの家以外の養護施設も潰させない」内容にし、魔法少女になる契約が実質『悪魔との取引』である=願い事の歪みが返って来る可能性がある事にも気付き、対策として葉月に「つつじの家の記録から自分達を抹消」させて仮に歪みが返って来てもつつじの家が害を被らないようにする等、物事を見極める眼力も相当なものがある(後の期間限定イベントにて『報復』の可能性がゼロでは無かった事が推測される)。
ただし料理は最悪である。
魔女を狩り続ける為に一時、神浜市を離れたが、魔女たちが神浜市に集まっていくという現象を受け、戻ってきたという経緯がある。
冷静でいつも堂々としているように見えるが、実際は葉月とあやめを始めとするごく限られた者以外の他者と接することを極度に恐れる臆病な性格。
それゆえに内心では葉月とあやめに依存しきっており、おまけに二人が自分の思い通りに動いてくれると思い込んでいる節があり、それが裏切られると取り乱すなど、結構不安定。
「そしてアザレアの花咲く」の一件を経て、「水名神社でHappyNewYear!」では少なくともかことフェリシアには笑顔を見せるようになっており、上記の対人恐怖症は少しずつ改善されている模様。ただし後に組織された神浜マギアユニオンには不参加を表明した模様。
料理が苦手なため、胡桃まなかの料理教室に通っており、彼女を「先生」と呼ぶ。
魔法少女として
三人の強い絆に影響されてか、或は願いに共通するモノがある為か、葉月・あやめと衣装の系統が似通っており、並び立つとまるでアイドルグループのように見える。お揃いでそれぞれのカラーの花を頭に付けている。
ソウルジェムの形状は、これまた三人で共通の五枚花びらの花。彼女のそれの位置は左手の甲。
棒の両端に蝶の羽根型の刃が付いたナギナタに似た刃物が武器で、バトンのように振り回しながら斬る、手元に戻ってくるように投げる、光刃を飛ばすと、多彩な扱い方ができる。
ゲーム上の性能
基本データ
ディスク構成
Accele | Blast(縦方向) | Blast(横方向) | Charge |
---|---|---|---|
×2 | ×0 | ×2 | ×1 |
最大ステータス
レアリティ | レベル | HP | ATK | DEF |
---|---|---|---|---|
★4 | Lv.80 | 21,386 | 6,661 | 6,978 |
★5 | Lv.100 | 26,940 | 8,388 | 8,793 |
コネクト「私に任せてもらえるかしら」
レアリティ | 効果 |
---|---|
★4 | HP回復[Ⅵ]& Accele MPUP[Ⅶ]& 攻撃力UP[Ⅶ] |
★5 | HP回復[Ⅷ]& Accele MPUP[Ⅸ]& 攻撃力UP[Ⅸ] |
マギア「バタフライ・テンペスト」
レアリティ | 効果 |
---|---|
★4 | 敵全体にダメージ[Ⅳ]& HP自動回復(全/3T) |
★5 | 敵全体にダメージ[Ⅵ]& HP自動回復(全/3T) & カウンター無効(全/3T) |
「いい加減、視界から消えてもらおうかしら」
英語表記は「Butterfly Tempest」。周囲を蝶が飛び交う青い野原に変える美しき必殺技である。
ドッペル「報復のドッペル」
レアリティ | 効果 |
---|---|
★5 | 敵全体にダメージ[Ⅷ] & HP自動回復(全/3T) & カウンター無効(全/3T) |
「これなら…どう…!」
専用メモリア「花咲く家で育って」
天涯孤独の私を引き取ってくれたあの家
今でも夢に出てくるけど、今はもうないあの家
つつじの花が咲き誇る中、私たちは笑って、怒って、泣いて…
もう帰ることができない、大切な、大切な、あの家…
基本データ
レアリティ | ★3 |
---|---|
タイプ | スキル |
装備可能 | 静海このは |
イラストレーター | 茶ちえ |
ステータス
レベル | HP | ATK | DEF |
---|---|---|---|
Lv.1 | 421 | 0 | 501 |
Lv.20 | 631 | 0 | 751 |
Lv.40 | 1,052 | 0 | 1,252 |
スキル「モーラルアップ」
特殊能力 | 効果 | 発動ターン |
---|---|---|
通常 | MP獲得量UP[Ⅸ](自/1T) | 8T |
限界突破 | MP獲得量UP[Ⅹ](自/1T) | 7T |
活躍
メインストーリー第1部『幸福の魔女編』
第8章『偽りに彩られ神浜』
調整屋で説明を受けた後、他の魔法少女達と共にヘリポートに駆けつける。
第10章『浅き夢の暁』
最終決戦では、ワルプルギスの夜の攻撃からあやめを退避させる。
魔法少女ストーリー
静海このは
- 1話「静海このはの弱点」
- このはは何でも器用にこなせる少女。しかし彼女にも唯一の弱点があった。それは料理ができないこと。この日も葉月が遅いため代わりにあやめに作ろうとするが大惨事に。
- 独学でちゃんと作ろうとする向上心もあるのだが、何やらとんでもない理論に発展してしまい、それでできあがった料理も惨憺たる結果に。
- 2話「胡桃まなかの受難」
- と、そんなときにあった1枚のチラシ。洋食の名店ウォールナッツで料理教室があるという。これならば料理もできるようになるのでは、と意気込むこのは。当日講師であるまなかに教わりながらやるが、基礎がめちゃくちゃ。
- まなかはこのはに実践的に作らせてみるが、できあがった料理は案の定最悪。しかし教えている手前店の名前に傷か付くと思ったまなかはこれを平らげようとするも限界が来て失神、このはもがっくり。
- 3話「眞尾ひみかの教え」
- 別の日。魔女と戦うが、頭の中は料理や料理道具のことで頭がいっぱい。そんなぼんやり状態であった葉月とあやめは呆れ気味だが、そんなときに現れた一人の魔法少女。
- 眞尾ひみかと名乗るその魔法少女、大家族で彼女が6人もいる弟と妹の為に料理を作ってあげているという。料理を作っていることにこのはが興味を持ち、あやめもひみかが同じ13歳だと知って喜んでいたため、2人してひみかの家で御相伴にあずかることに。
- ひみかが作っているのは、スーパーで廃棄寸前だった肉を使ったもの。貧乏ゆえこうしたものを安く買って家計をやりくりしながら作っている。しかし弟や妹たちは味は気にせず美味しそうに食べていた。そこでこのはは気づかされる。ひみかは弟や妹たちの事を思いながら料理を作っているのだと。まさに料理は愛情。
- そしてこのはは帰ってから、つつじの家で食べていたあの料理を思い出し、作ってみる。それは院長先生手作りの親子丼。流石にこのはが作っただけあってまずいのは変わらないが、それでもあやめも葉月もあの頃のことを思い出している。
- 以降も時折キッチンに立つこのは。しかし親子丼が多少マシなだけで他の料理は相変わらずの出来。今日もあやめと葉月の悲鳴がこだまするのだった。
- 1話「会議は揉める」
- ある日のファミレスで、このは、葉月、あやめが、常盤ななか達と会っていた。葉月は魔女との戦いに両チームが出くわしたとき、グリーフシードの所有権などについて話し合って決めたいという。
- 2話「共同作戦!」
- 3話「それぞれの視線」
三栗あやめ
- 第1話「ライバル」
期間限定イベント
葉月・あやめが斃れる原因不明の幻覚を見るようになり、他の魔法少女に対して神経質に。さらに神浜市内で謎の昏倒事件が連続し、自分たち三人にあらぬ疑いがかかるようになったのをきっかけに、他人への不信感が加速する。そして水波レナが自身とあやめに因縁をつけて来た日、その最中にあやめが何者かに昏倒させられたことをトリガーとして、押し込めて来た恐怖と防衛本能が爆発する。
「もういい……もういい……!」
理性が完全に切れたこのはは魔法少女の姿に変身し、神浜市に住んでいる自分たち以外のすべての魔法少女を叩き潰すと宣言、もはや家族に等しい二人の言葉にも耳を貸さず、レナや駆けつけて来たやちよを相手に暴走を始める。この後は三人組の誰に判断をゆだねるかで結末が変化する。
エピローグに登場。葉月と雪をみて感動していた。
水名神社の羽根つき大会にエントリーしていたあやめに葉月とエールを送る
葉月・あやめと共にエンディングに登場。
またしても昏倒事件の罪を擦り付けられてしまう。
そして事件の終盤で全ての元凶である更紗帆奈を追い詰めたが時既に遅し。
その場に居合わせたやちよ、ななかからソウルジェムの真実を知らされてしまい涙ながらに葉月とあやめの契約は止めるべきだったと後悔することに。
後に十七夜のもとに現れ、皮肉にも帆奈が起こした今回の事件により十七夜やれいら達と知り合えたと語った。
関連イラスト
関連タグ
八雲みたま:料理下手繋がり
このは・葉月:ペア版ユニット。
第二部のその後は優良な成績を収め学費免除で大学に進学。成績の重圧を感じつつ妹二人を癒しにして頑張っている様子。