シャフト

しゃふと

シャフトとは、いろんな意味を持つ単語である。本項では日本のアニメ会社のことについて説明する。

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目次 [非表示]

1 曖昧さ回避

2 概要

3 スタイル

4 主な制作作品

4.1 久米田康治作品

4.2 西尾維新作品

5 関連イラスト

6 外部リンク

7 関連タグ

曖昧さ回避

アニメ制作会社。本項ではこちらを説明する。
ゴルフクラブのヘッドとグリップの中間部。
武井宏之による漫画作品『シャーマンキング』に登場するギャング組織。
『機動警察パトレイバー』に登場する企業。⇒　シャフト・エンタープライズ
ライトノベル『BACCANO!』の登場人物。⇒　シャフト(BACCANO!)
アプリゲーム『ライブ・ア・ヒーロー!』の登場人物。
コナミのアクションゲームシリーズ悪魔城ドラキュラシリーズの『血の輪廻』とその続編の『月下の夜想曲』に登場するドラキュラを信望する暗黒神官で輪廻の死後亡霊となった月下ではより暗躍し事実上の黒幕も務める。同2作で死神（デス様）のお株を奪った張本人でもある。

概要

1975年創業のアニメ制作会社。元々は仕上げスタジオとして設立され、スタジオディーンと共にシンエイ動画や日本サンライズ(当時)作品の仕上げを担当していた。1980年代前半に仕上げスタジオからアニメ制作会社に転換。その後は長らく製作協力などを請け負っていたが、1995年の『十二戦支爆烈エトレンジャー』でテレビアニメの自社製作を初めて担当する。そして、2000年に入ってから本格的に自社制作を行うようになる。

2000年代前半はガイナックスとの共同制作で『まほろまてぃっく』などをやっているが、スタッフの多くがガイナ側で占められているため共同制作が意識されることは少ない。またこの経緯ゆえかガイナと縁のある人物が多い。

『魂狩』を手伝った恩返しのような形で『月詠 −MOON PHASE−』より新房昭之・尾石達也・大沼心の夏の大三角が入り、『ぱにぽにだっしゅ!』で作風を確立。

当時の深夜アニメ業界は成熟期を迎えており、ある程度のフォーマットができていたが、新房シャフトは独自の演出やネタをぶち込んで2000年代後半～2010年代前半にかけてブームを起こした。その作風は同時期にオーソドックスで攻めていった京都アニメーションと対照的といわれる。

受ける人と受けない人とで好き嫌いが大きく分かれ知る人ぞ知るイメージが強かったが『化物語』『魔法少女まどか☆マギカ』のヒットで一躍有名に。

エンドカードや提供バック絵に有名絵師や漫画家を起用する事が多い。

また、『ネギま!?』ではキャストが提供絵を描いており、「あの」小林ゆう画伯の絵力を全国のお茶の間に披露したこともある。

どういうわけか常にスケジュールがヤバいエピソードが多い。納期ぶっちぎりの常習犯としても知られる会社で、ネット配信開始時間が大幅に遅れる、TV放映延期などのありえない事態もたびたび引き起こしている。

おそらくキャパ以上に作品数を抱え込んでしまっていることも原因と思われる。

普通ならこれで干されるところだが、良くも悪くも独特の雰囲気の作品、熱狂的なファンを持つ作品も作るため、それで通ってしまっている面もある。

スタイル

月詠以降、ほぼ100%新房昭之が監督をする時代が長く続き、あらゆるわけがわからない手法が試みられた。そのため「シャフト＝新房」という見方をする人も少なくない。新房昭之が昔からやっている手法もあれば、シャフト時代からの手法もあり、後者は尾石達也や大沼心の影響が大きいとされる。

文字の多用…サイレント映画のように突如文字が挟まれたり、黒板にマニアックなネタが書かれていたり（黒板ネタ）、わけがわからないことが書かれていたりする。
実写取り込み・加工…普通なら絵で描かれる小道具も実写取り込みされたりする。
アングル…どアップにしたり、傾けたり、魚眼風にしたり、望遠にしたり、真正面や真横で平面的にしたり、会話シーンなのに顔が写っていなかったりと、とにかくわけがわからないアングルからキャラクターを描く。シャフ度が有名。
可変キャラデザ…突如キャラデザが違う劇中劇が始まったり、OPEDのキャラデザが本編と違ったり、劇団イヌカレーのようなまったく世界観が異なるキャラが出てきたりする。
透視…教室や部屋などを輪切りにして真横から描く。
模様をクリッピング固定で重ねる…絶望先生など、主に和服で使われる。
背景の抽象化
モブの省略
OPEDに凝る…時々マイナーチェンジしたりする。未完成で始まることもある。
色…彩度を落としたり、ハイコントラストにしたり、原色にしたり、パステルカラーにしたり、全然違う色にしたり、単色にしたりとコロコロ変わる。新房が多用していたBL影はシャフト時代には減ったが時々使う。
声優…定番声優の起用。特に神谷浩史、斎藤千和、沢城みゆきの起用率が高い。
デコが光る
パロディネタ
エンドカード