一撃でクリアー!
概要
吉崎観音の漫画作品。80年代に一世を風靡したすがやみつるの『ゲームセンターあらし』をオマージュに据えた作品で、それについてはすがやみつる公認。
謎の人から譲られた謎のパッション・パンティー(原作漫画ではパックマンパンティー。略称PP)を穿く事によってアーケードゲームの天才児となった少女桜ヶ咲ふぶきと、PPに秘められた力を求めるギュラシック団(当初の原作漫画では『ギャラクシ団』、ブロスコミックス刊行の新装版ではOVAに合わせてギュラシック団。しかし新装版の特別追加で収録されたであろう短編では『ギェネシス団』と新しくなるごとに変わる)との戦いを描く。
登場人物
桜ヶ咲ふぶき(原作漫画では華原ふぶき)
謎の人にPPを贈られた普通の女子中学生。PPに秘められた力によってゲームの天才児「アーケードゲーマーふぶき」の力を得て、あれよあれよという間に騒動に巻き込まれていく。
国分寺花子(原作漫画では『はなこ』表記)
ふぶきの親友。家がゲームメーカーであるため子どもの頃からゲーム三昧の日々を送っている。
原作漫画ではそのゲーム好きから、2度も自宅をゼルダの伝説のダンジョンや弟切草の洋館風に改築する程。
ふぶきたちが参加したゲーム大会の大阪代表となる全国大会出場者。生粋のシューター。
原作漫画ではギャラクシ団の差し向けた四天王の一人にして、浪速のゲームチャンポン(誤表記に非ず)『シューターちづる』を名乗って登場。しかもふぶきが穿いていたPPの開発過程で作られたが、余りにもアダルティーだった為に泣く泣く没になったと謎の人に語られた『パックマンパンティーブラック(PPB)』を穿いており、一撃でクリアー返しでふぶきを敗北させた。
時々(ギャラクシ団の2人目の四天王なのも含めて)出てくるおねえさん。
原作では初登場時に『エレクト・M(メロディ)・ハニー』というフルネームや、『音ゲーのハニー』という異名も含めて名乗っており、締めにはやたらと下乳をアピールしていた。
謎の人
ふぶきにPPを託した謎の人。漫画版では最終回にてギャラクシ団の下、ふぶきと対立し炎のコマで迎え撃つ。「伝説の男」と同一人物と思われる描写(炎のコマの使用もそのひとつ)もあるが、詳細は不明(ちずるが技を見て「あの人が帰ってきたんや…!」と感涙する一コマがあるが)。
伝説の男
真っ赤な帽子にキラっと光るチャンピオンマークのインベーダーが眩しい特徴的な出っ歯の青年。ふぶきが謎の人と出会う以前に、とあるゲーム会社に所属する開発者からPPを託される。
ギュラシック団首領
ゲームを悪用し、世界征服を狙う、悪い人。
原作漫画版ではようやく3回目の登場の際にボスと紹介された『ミス・150(アニメや新装版での名前はミス・アルカ)』がそのポジション。
漫画では、毎度毎度ふぶき達を付け狙ったり暗躍したりするが…
- ふぶきがピンチになったらいきなり現れて団員達を一網打尽にして「セガサターン、シロッ!!!」と言い残して去った謎の人物に撃退されたり.
- ゲーム風に(2回も)改築した花ちゃんの家に侵入してふぶき達を追い詰めようとしても遭難したり怪奇現象の餌食にされたりと、逆にひどい目に遭ったり。
- ちづるの約束を反故にして彼女の行きつけのゲーセンを勝手に傘下の店にしようとしてふぶきの新技で返り討ちにされたり。
- ハニーを差し向けても、結局ふぶき達と共にプールで涼しく遊ぶ様をエアコン故障中で蒸し暑い室内で見せつけられる。
…など、出て来て悪事をする度に不憫な目に遭うのが通例。
関連イラスト
関連タグ
吉崎観音 すがやみつる ゲームセンターあらし アーケードゲーム
ケロロ軍曹…作者の代表作の1つ。双方のキャラがそれぞれの作品で登場している他、ケロロでよく登場する大企業・西澤グループが本作でも登場していたりと同一の世界観であることが示唆されている。なおふぶきの出版社であるエンターブレインは2013年10月にケロロの出版社であるKADOKAWAと吸収合併された。
宇宙X兵衛…同作者の漫画。主人公の十兵衛がOVA第1話でカメオ出演している。ちなみにX兵衛とケロロは世界観を共有している。
デュエル・マスターズ…上記のゲームセンターあらしと共に《暴走 ザバイク/ブンブン・バースト》のプロモカードになった。ふぶきは呪文側の《ブンブン・バースト》担当。