CV:野川さくら
概要
本作の主人公でありメインヒロイン。
ごく普通の女子中学生だったが、謎の人にパッション・パンティ(原作漫画ではパックマンパンティー)をもらったことでゲーム魂が開眼し、強豪なアーケードゲーマーとなる。
ゲームの自由と平和を守るために、ギュラシック団(原作漫画ではギャラクシ団)と戦うこととなった。
人物像
- 本人曰く「生まれる前から家にある」というファミコン(しかも初回生産バージョンで、謎の人が「スミソニアンものですよこれは」と驚愕した末に評する程の年代物)と多数のソフトで遊んでおり、本人も中学生になった今でも『ファミちゃん)』と呼んでいるのが語られた。しかし第11話にて、親戚から大量のファミコンソフトが送られてきて『バイオ戦士DAN』をプレイしようとスイッチを入れるも何の反応もせず、例の謎の人が「ちわッス!! 三河屋デス!!! いや、それはほんのウソなんだがね! ブハハハハ!!(爆笑)」と、どっかで聞いたようなセリフで笑いを取ろうとしながらふぶきの部屋にいつの間にか入るも、何の反応もない事に衝撃を受ける。直後に理由を聞き、「修理すれば済む話じゃないか!」とふぶきをひと安心させて件のファミコンを拝見するも、先述の最初期のバージョンであるのに驚き、「う~ん全体的にもう寿命だなあ。今まで動いてたのが不思議なくらいだよ。新しいのに代えた方がいいなこれは…」と、さすがにもうどうしようもないので、新型機に変えざるを得ないという結論を出さざるを得なくなった。
- ハニー初登場回の第12話では、花子やちづるとカラオケボックスに行っていたが、そこでふぶきは壊滅的な音痴である事が発覚した。その際ちづるからは「破壊音波」、花子からは「リズムも前衛芸術なみ」と、それぞれよろしくない意味で評されていた。
- 同話にて音痴発覚の直後に、ギャラクシ団から第2の刺客(四天王の2人目)として送り込まれたハニーが現れ、ちずるからの説明も込みで音ゲーを得意とした『音ゲーのハニー』である点をハニー自らも自己紹介も込みで説明し、先のふぶきの音痴っぷりを鑑みて「負けるでふぶきは・・・・・」とのちずるの結論に対して花子も「・・・・・おっしゃるとおり!!!」と戦々恐々で同意せざるを得なかった(ひでぇ)。やがてちずるが敗北し、ふぶき意気込んでPPの力も使って勝とうとするも、案の定負けて下にあったプールに落とされた。
『ケロロ軍曹』において
ゲストキャラという体で原作版にのみ何回か登場している。
本格登場は現段階で2回と少なく見えるが、たまにモブとして登場することもあるため、吉崎観音キャラの中では比較的登場頻度自体は多い。
こちらでは有名人扱いされている描写が多く、どうやら世間では「ゲームアイドル」として名を馳せていた(本人は「たいしたことじゃない」と謙遜している)ようであり、当作のヒロインである日向夏美も彼女を知ってしていたことが判明。ただしケロロ小隊とは直接関りのないキャラであるため、彼女もハニーのようにケロロ小隊と直接対面する場面はない。
設定自体も概ねふぶきと同じであるが、あくまでケロロ側の世界観にあやかって登場するため、こちらではふぶき本編よりも凛々しい部分が目立っている。また当作はギャグ漫画であるのだが、彼女が登場する回では彼女自身がケロロのようなギャグキャラになることはない(大体ケロロがギャグ要因と化す)。
初登場となる原作135話ではクルル曹長の作ったインベーダーゲームで日向夏美とケロロ軍曹が対決をしている時に、623に呼ばれる形で突如登場。救世主という体で彼女のピンチに颯爽と駆けつけて謎の格好に変装させられたケロロ(名前は言及されていないがギュラシック団の戦闘員の衣装である。この時ふぶきは彼のことを「ギュラシック団の1人」と認識していた)を完全敗北に陥れた。最終的には夏美と友達になった。
259話では事実上の"主人公"的立ち位置で花子とともに二回目の本格登場。
本話でも彼女はケロロたちと直接対面こそしないものの、差出人不明という形で送られてきたケロロ小隊全員がプレイヤーの格ゲーらしきもの(もちろん差出人はケロロたちであり、彼らの目的は「彼女に現実世界とリンクしたゲームを遠隔操作してもらい、夏美を倒す」という遠回しな地球侵略作戦の1つである)を通してケロロ小隊をゲームのキャラとして認識するようになる。
またケロロはあの対面経緯があって以降、彼女のことを「どこぞのプロゲーマー」として一方的に信頼した模様。
なおこの回で彼女が極度の機械音痴であるということが花子の口から言及される形で判明した。(花子「ゲームはウメハラ級なのにぃ~」)
苗字の表記は135話では「桜ヶ崎」だったが、259話には「桜ヶ咲」に戻っている。
余談
原作漫画では苗字が「華原」だった。『ケロロ軍曹』では上記のように当初は「桜ヶ崎」だった(おそらく版権上の問題による修正)のに対して現在は「桜ヶ咲」に修正されているため、現在は作者も「桜ヶ咲」を通常の苗字としている模様。
『ケロロ』の登場は初期の頃こそ単なるスターシステム的な体だった(出版社が異なっていたため「客演」という扱いだった)のだが、物語と現実世界の年数が進むにつれて『ふぶき』と同一の世界観であるような描写が増えるようになり、現在ではふぶきの彼女と同一人物とされている。
ちなみに彼女がケロロで登場する以前にも、彼女の普段着ているパーカーが市販品としてケロロ本編に登場したことは何回かある。