- ゲーム『わくわく7』のラスボス・魔界大帝フェルナンデスの愛称。
- 伝説のクソゲーでありキング・オブ・クソゲー『デスクリムゾン』の尊称。
- アニメ『ZOIDS』のラスボス・デスザウラーの尊称。
- ゲーム『ロマンシングサガ』に登場する三邪神の一柱・デスの尊称。
- 漫画・アニメ『聖闘士星矢』に登場するキャラクター・デスマスクの愛称。
- ゲーム『FallOut3』シリーズに登場する地上最強の生物・デスクローの愛称。
- ゲーム『悪魔城ドラキュラ』に登場するボス・死神またはデスの愛称。本稿で解説。
概要
悪魔城ドラキュラシリーズの多くの作品に後半の強敵として登場するボスキャラクター。
城主であるドラキュラ伯爵の永遠の腹心であり、基本的にフード付きのローブを纏った上半身のみの骸骨の姿で登場し、魂を刈り取る巨大鎌「デスサイズ」と多くの暗黒魔術を操る。
作品によっては、異形の姿に変身する事もある。
基本的に礼儀正しく、敵対する者に対しても一定の敬意を忘れない紳士。
ある時はドラキュラが吸血鬼になるために別の吸血鬼の部下として潜入して暗躍したり、
またある時は主の復活のためかつての部下を言葉巧みに扇動して結果的に復活に扱ぎ付けたり、
またある時は主の遺骸から生まれたマクシームの負の感情を主復活に利用したり、
またある時は余所者に奪われた城を討伐にやってきたジョナサン達を敢えて泳がせて始末させたり
またある時はぼっちゃまのドラキュラ君にガラモス討伐のアドバイスを送ったり、等
その涙ぐましい努力と揺ぎ無い忠誠心の深さ、何度倒されようと決して挫けず、主君の復活や願いを成就すべく奔走する姿はまさにマジ忠臣の鏡。
しかしそんな彼でも歴戦の変態どもの前には無力であり無慈悲に惨殺されてしまう。その様子を嘆いた視聴者の「あーん!デス様が死んだ!」という声からいつしか「デス様」と呼ばれるようになった。
探索型作品に至っては(全ボス討伐ルートでもない限り)もはや戦ってすらもらえず、倒壊する悪魔城に取り残されたままエンディングを迎えてしまう…
また、台詞の空耳(※)から「デス課長」や「課長」、「買い取りのデス様」という愛称も付けられている。
補足
※・・・『悪魔城ドラキュラ 奪われた刻印』でデス様が登場する際の「刈り取らせてもらう!」(英台詞:"I shall cut you down!")という台詞の空耳。
ドラキュラとの関係
その出生や詳しい詳細は一切不明だが、『キャッスルヴァニア』の小説版では、人間であった頃のマティアス(後のドラキュラ)が、妻エリザベータの遺品にあった深紅の石を発見し、石に宿っていた死神に選ばれた事が部分的に語られた。
また『暁月の円舞曲』の2年後を描いた小説『悪魔城ドラキュラ 神淵の追想曲』で明かされた設定では、死神はドラキュラという「個」に従うただの魔物ではなく、全ての混沌を背負う者=神と対極に存在する「魔王」の意思に従う絶対的な存在であるらしい。そのため魔王の意思=混沌を拒絶した転生後の来須蒼真には従わない。ただ死神としては魔王としてのドラキュラ伯爵以外にも個人的な思い入れがあったらしく、実際に自分を2度も退けた蒼真に対してもう一度魔王に戻って欲しい事を懇願している。
尚、『暁月の円舞曲』『蒼月の十字架』で襲い掛かってきた理由は無理やり召喚されたため、自我を保てる状態ではなかったかららしい。
死神さん
概要にちゃっかり混じっているが、悪魔城シリーズの番外編である悪魔城すぺしゃる ぼくドラキュラくんでは「死神さん」として登場しており、ぼっちゃまこと「ドラキュラくん」のお目付け役として自由奔放でワガママなドラキュラくんにいつも手を焼いている。
この作品では父親であるドラキュラ伯爵は登場していないが、おそらく伯爵の腹心と思われる。
また、同作には「しにがみさん」という敵キャラも存在している。
その他
大乱闘スマッシュブラザーズSPECIALでのシモン・ベルモンド(ならびにリヒター・ベルモンド)の参戦PVで、ルイージに「デスサイズ」で襲いかかり彼の魂を刈り取ってしまった(シモンのお陰で事なきを得たけど、後に出てきたカーミラに驚いて大変な事に)。
フォローするが、マリオシリーズにドラキュラシリーズのようなリアルチックなモンスターはあまり見かけないので、怖がって気絶するのも無理もない。