スプレーダー
すぷれーだー
「助けを呼んでも無駄だ。スーパー1は吸い込んだぞ」
CV/峰恵研
仮面ライダースーパー1、第31話『人間を吸いこむ!スプレー怪人の恐怖』に登場する妖怪王女配下のスプレー缶型改造人間。
外見はスプレー缶に手足が生えたようなシンプルな物。左腕もスプレー缶となっている。
腰のベルトにも小型のスプレー缶が収納されている。
頭の噴射口から放出される『スプレーダー火炎』と『地獄スプレー』という攻撃で敵を白い泡のように溶かし、左腕のスプレーに吸い込むことが出来る。
ちなみに吸い込まれた人間は数時間後に復元され、下記のように洗脳されて「スプレー人間」となって左腕の噴射口から体外へと放出される。
また、腰のスプレー缶は投擲して「スプレー爆弾」として使用される。
最後の手段として、手足を引っ込めた状態での回転攻撃が最大の必殺技・・・・・・といっても作中では崖から転がり落ちるだけであったが。
作中では『ジンドグマスプレー』という特殊なスプレー缶を特売品としてばら撒き、人間たちを泡状の液体に変えて吸い込み、洗脳してジンドグマに忠誠を誓う「スプレー人間」に仕立て上げる作戦の実行を使命とする。
スーパー1を地獄スプレーで吸い込んだと思い込み、意気揚々と作戦を推し進めていたが、実際にはスーパー1はジンファイターを盾にしてその攻撃から逃れていた。
少年ライダー隊の危機に駆け付けたスーパー1をスプレー爆弾で攻撃。とどめを刺したと思い込み「やったやったい!」と飛び上がって喜ぶも、直後に現れたスーパー1に猛攻を受けてしまう。
ならばとスプレーダー火炎で攻撃し、一時は崖から突き落とすほど圧倒するも、冷熱ハンドからの冷凍ガスにより無効化されてしまった。
最後の手段としてその体を使った回転攻撃を仕掛けるが、あっさり空中に蹴り上げられた挙句、『スーパーライダー稲妻閃光キック』を受けて爆死してしまった。
なお一度溶かされ吸い込まれたという壮絶な体験をしスプレー人間となった人々も、あっさり無事元に戻った。
山田ゴロの漫画版『仮面ライダースーパー1』では街中に毒ガスを散布する作戦を風向きが悪いからと言って中断したり川でおぼれていた子供を助けたり、そのまま子供と遊んだりと本編からは想像もつかない程のんびり屋になっており、スーパー1が駆け付けても子供に庇われるほどだった。
しかしあまりの脳天期ぶりに堪忍袋の緒が切れた妖怪王女によって服従装置のレベルを最大にされてしまい完全な悪の怪人へと変貌。そのままスーパー1に倒されてしまうというやりきれない末路を遂げた。