シャボヌルン
しゃぼぬるん
「頭、頭ァーッ!!」
『仮面ライダースーパー1』第40話「あっ人間が溶ける!石けん怪人出現」に登場。
幽霊博士最後の配下である石鹸をモチーフとしたジンドグマ怪人。
使用すると体を溶かしてしまうジンドグマ石鹸を配布して、使用して溶けてしまった人間たちを回収。一度溶かされた事で心と体がグニャグニャにされてしまった人間たちを復元する事でジンドクマの奴隷へと仕立て上げようと目論んだ。しかもこの石鹸はシャボヌルンの意思で自在に動く。
石鹸で出来たシャボンボディに水を掛けて擦る事で泡立たせ、敵の攻撃を無力化(滑って攻撃が当たらない)する事ができる。攻撃を受け流す度に口でわざわざ「ヌルヌル」と言う。
また、頭部さえ残っていれば体を破壊されても何度でも再生する事が可能。
主な武器は右手に備えたシャボン機から発射する、人間だけでなくコンクリートを溶かしてしまう『毒液シャボン』とこれに相手を閉じ込めてしまう『シャボンカプセル』(ただし体を泡立たせないと発射出来ない)。このシャボンカプセルは風に乗せて対象を運搬する他、中に入れた人間を数時間かけて溶かす特性を持つ。
また、童謡の「シャボン玉」を歌うなどコミカルな所も。
石鹸で人々を溶かすための時間稼ぎの為にジンファイターバイク隊を招集し、沖一也を荒地におびき寄せ、一也とカーチェイスを繰り広げるが、バイクが途中で転倒し、水たまりにinしてしまう。
「うわッ!?しまった!」からの「馬鹿め…ここに逃げたんだ」という言い回しは明らかに意図した結果ではなく、偶々助かっただけのようにも聞こえ、三下感が増している。
溶かされたマサルを探していたジュニアライダー隊に川辺で溶けた人間を回収している所を見られてしまい、彼らを少年兵にしてしまおうと目論むが、作業員に成り済ましていた一也の妨害に遭う。
ジンファイターに自らを泡立たせてスーパー1の攻撃を楽々と受け流し、「スーパーライダー旋風キック」すらも容易くいなしてしまった。スーパー1に投げ飛ばされても背中をスライダーのように使って後退、捨て台詞をはいて撤退した…が、これすらもライダー隊とスーパー1を引き離す為の作戦であり、シャボンカプセルで次々とライダー隊を攫っていく。
溶かされた人々を救出するために駆けつけたスーパー1と激闘を繰り広げ、自分の発射した毒液シャボンでスリップ、シャボンカプセルもエレキハンドで全弾撃ち落とされるという間抜けな失態を繰り返し、冷熱ハンドでカチンコチンに凍らされた所を『スーパーライダー旋風キック』を受け身体を破壊されるが、頭部が無事だったために直ぐに再生復活するも、その際に頭部に再生装置が組み込まれていることをスーパー1に悟られてしまい、最後は頭部に『スーパーライダー月面キック』を喰らい爆散。ようやく倒された。
これまで怪人の能力で人間が融解してしまうというケースはこれまでに多く見られた殺害方法だが、溶けた人間を復元しようとした怪人は後にも先にもコイツだけと思われる。
このシャボヌルンが仮面ライダーシリーズ第一作目から怪人を演じてきた峰氏による最後のライダー怪人である。