ジシャクゲン
じしゃくげん
第25話「飛行機も吸いよせる!!強力磁石怪人」に登場。
旅客機を引き寄せることが出来るほど強力な磁石の怪人で、航空会社を脅して日本の制空権を手に入れようと企む鬼火司令配下の怪人。鳴き声は「ブブブン」
胸には磁力をオンオフ状態にできるスイッチがあり、普段はオフ状態にしているが必要に応じてオンにすることで磁力を作動させる…のだがスイッチを切り忘れてアジトに帰ってきてしまったため、食事中だったジンドグマ幹部の銀食器(普通銀は磁石にくっつかないが、金属なら何でも吸い付けることが出来る)を全て吸いつけてしまい幹部を飯抜きにさせ大目玉をくらった事があった。
(どういうわけか悪魔元帥の食器は吸い付かなかった)
このようにジシャクゲンの磁力は非常に強力であり、一度狙われたら逃れることは出来ない。ただし旅客機のような巨大な物体は距離があることもあり、中継地点として巨大な磁石の設置が必要となる。
この磁力の他に、敵の自由を奪う「強力吸引光線」と人間の血液中にある鉄分をも吸い寄せてしまう「人間吸引磁力光線」が武器。その体は鉱物で構成されているためスーパー1の連続パンチも寄せ付けない。
他にも二か所に設置した巨大磁石をポイントにして空中に浮かんでそこから連続キックをしかける「空中三角蹴り」という技も持つが、予備動作が派手でやや冗長な割に威力の方は大したことなかったりする。
航空会社がジンドグマからの要求を突っぱねた報復として横浜のフランス山からマリンタワーと港湾ビルの屋上を結んで「魔のトライアングル」を作り、磁力光線を発射することで飛行中だった東西空港の旅客機を撃墜した。
スーパー1との戦いでは「空中三角蹴り」などを駆使して応戦するが、ファイブハンドの一つ「冷熱ハンド」の超高温火炎で反撃され撤退。
その後は全飛行機と滑走路をジンドグマに引き渡すという要求を無視した東西航空の社長に見せしめとして航空機を墜落させ動揺を誘い、最終的には東西航空の全航空機を破壊しろという鬼火司令の命令を受けて巨大磁石をチェックし、航空機撃墜作戦を敢行するが、すでに警備していたジンファイターはスーパー1に片付けられ、巨大磁石も撤去されてしまった後だった(ジシャクゲンが合図だと思っていた鏡の反射は谷源次郎やチョロ達が放ったものだった)。
これが原因で飛行機が落とせなくなってしまい、よろけて転げ落ちたところにスーパー1が再び出現し再戦。
スーパー1を磁石で吸い寄せようとするがパワーハンドで反撃されたため今度は磁力の反発で振り回すが、スーパー1を見失ったところを背後から攻撃され空中に投げ飛ばされ、スーパーライダー十字回転キックを受け爆死した。
このジシャクゲンが仮面ライダーシリーズ第一作目から怪人を演じてきた槐氏による最後のライダー怪人である。