青い宇宙(そら)から やって来て
緑の地球を救う者
赤い正義の血を燃やし
銀の機械の腕 振るう
それは それは それは 金の心を持つ男
概要
特撮番組『仮面ライダースーパー1』の主人公、仮面ライダースーパー1の保有するアタッチメント。手から前腕にかけての部分が換装可能なユニットになっている。
多種多様な能力を敵や戦局に応じて使い分けるという意味でのフォームチェンジの先駆け的な存在。
本来は惑星改造用に作られたものだが、戦闘に転用しても歴代ライダーの中でも群を抜いてチートな5つの能力を保有する。腰のボタンを押すことで瞬時に換装が可能。
誤解されがちだが、「5セットのグローブを交換している」とか「1対の腕を5形態に切り替えている」とかではなく、上記の通り腕そのものが5対あり、それを適宜換装している。
第1話冒頭の一也の改造シーンの手術台の脇に、全てのファイブハンドが個別に置かれており、バチンガル戦で奪われたファイブハンドを取り返した際は、1つずつ換装し感触を確かめるように開いて握っている。
換装方法
右手で拳を作り「チェーンジ、○○ハンド!」の掛け声と共に左手を回し、ベルト右側のチェンジボックスに両手を押し当てる。対応したハンドの色のランプが点灯。換装が完了する。一部例外を除き基本的に右手側で能力を使用する為(エレキ光線、超高温火炎、レーダーアイが該当。パワーハンドで両手を同時に使う時も基本は同じ動作)この動作になるがチェンジボックスはベルトの左右に2つあり、その性質から冷熱ハンドの左側の冷凍ガスを単独で使用する際にはこの動作が左右逆になる(左手で拳を作り右手を回し、ベルト左側のチェンジボックスを両手で押す)ゆえに冷凍ガスを使う時は事前に視聴者側に丸分かりだったりする。
ファイブハンド
詳細はそれぞれの記事を参照。
- スーパーハンド:別名シルバーハンド。格闘に特化した銀色の腕。未知の惑星での生命体との戦闘を想定している。
- パワーハンド:別名レッドハンド。怪力を誇る赤い腕。受け止め投げ返す力に特化しており、機材の運搬などを想定している。
- エレキハンド:別名ブルーハンド。高圧電流「エレキ光線」を放つ青い腕。モーターや電気の点灯も可能で、惑星探査中電気系統にトラブルなどが起こった際の回復を想定している。
- 冷熱ハンド:別名グリーンハンド。右手からは超高温火炎を、左手からは超低温冷凍ガスを放つ緑の腕。
- レーダーハンド:別名ゴールドハンド。レーダーを搭載した小型ミサイル「レーダーアイ」を放つ、索敵用の金色の腕。
第1話冒頭のヘンリー博士のチュートリアルや第21話でバチンガルの罠に嵌った時はこの順番で紹介されているので、敢えて順番をつけるならこの順序になると思われる。
その他
後年の二次作品『仮面ライダーSPIRITS』ではサタンスネークとカイザーグロウの合体した不死身の怪人に対して、スーパーハンドを装備しながら他の4種全てのハンドを自身の周囲に同時展開し敵の技をいなしつつ一撃必殺のカウンター技を喰らわせる「チェンジ・ファイブハンド」という技を披露している。
この技の発動時には、背後に師匠の玄海老師、亡き友の弁慶、姉弟子の義経、そして変身前の姿である沖一也の姿が現れていた。
関連項目
アストロスイッチ:おそらくファイブハンドが元ネタ。また、エレキステイツの複眼が青色、ファイヤーステイツの複眼が緑色と、それぞれエレキハンドと冷熱ハンドのカラーリングを踏襲している。