ヘンリー博士「そのゴールドハンドがレーダーハンドだ!」
概要
金色に輝くファイブハンドの一つ。小型ロケット・レーダーアイを発射し、半径10km四方の映像を腕の円形のスクリーンに映し出す。スクリーンを通して飛ばしたロケットに特定対象を追うように音声指示をする事が可能で、第16話では「木こり小屋を確認せよ」という指示を正確に解釈し実行している。
主な用途は周辺探査だが、裏技的な使用法としてロケット弾(ロケットラン)を敵への直接攻撃に用いる事も可能。光線のエレキハンドに対していわゆる実弾兵器となる。その性質上ファイブハンドの飛び道具の中ではダントツの射程距離であり、冷熱ハンドやエレキハンドが射程外、または通用しない相手に用いる文字通りスーパー1最後の奥の手。後述のようにただのレーダーだと思い込んでいる相手の虚を突く事ができる。
周囲の障害物や地面に着弾するとそのまま爆発するが、怪人に直撃するとまるで魚雷のように深々と突き刺さってから爆発する。ある意味スーパー1のモチーフである蜂っぽい突き刺し攻撃である。
直接攻撃としての出番はドグマ編で2度、ジンドグマ編でも2度の合計4回と数えるほどしかないが、いずれもスーパー1絶体絶命のピンチを救う切り札的な登場だった。
ファイブハンドがない以外はスーパー1とメカ構造が同じバチンガルは3種のファイブハンドを奪うが、上記の性能から戦闘に向かないと早合点していたバチンガルは全て奪うまでもないと油断して奪わなかった結果レーダーアイの直撃を喰らい敗北した。
ちなみに、バチンガルはメガール将軍から全てのファイブハンドを奪うことを厳命されていたのに慢心から無視した。この使用法はライオンサンダー戦で使われ、バチンガル戦が初めてではない、にもかかわらずである。メガール将軍が上記の件について伝え損ねたのか、単にバチンガルが事前の情報把握をしっかりしていないだけなのかは不明。
ドグマ編は探索目的でも積極的に使われそこそこの頻度で登場していたが、ジンドグマ編では探索パートでジュニアライダー隊の見せ場を作るためか探索目的で使用されなくなり、出番が激減した。しかしながらジンドグマ最後の通常怪人ショオカキング戦ではすれ違い様に放たれ、とどめの一撃となった。左右の腕に1対で装備されているので1戦闘に2発まで使用可能であり、前述のショオカキングも右腕のロケットの1撃目を耐えた後に至近距離での左腕の2発目の発射によって倒されている。またゴールドゴーストには致命傷を与えている。
余談
・ファイブハンドはいずれも本来は惑星開発用に製造されたが、レーダーアイのこの性能が何のためかは沖一也の執刀の責任者、ヘンリー博士は言及していなかった(基本的には惑星開発時の地形探査に用いる為だと思われる。この時の博士はレーダー機能についてしか説明していないので、攻撃に転用するのは一也の試行錯誤である可能性もある)。
・ゲーム作品「バトライド・ウォー創生」では上記の直接攻撃と音声指示による特定対象への追尾機能を合わせて解釈された結果、ホーミング弾のロケットという恐ろしい兵器に化けた。最大派生で使用すると1度に複数の敵をロックオンし、上空から10発くらいのレーダーアイが降り注ぐ。
『時空英雄仮面ライダー』ではレーダーアイは「スーパーミサイル」と呼ばれた。
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