「赤心少林拳『沖一也』が相手になるっ!!」
変身者
・沖一也
概要
『仮面ライダースーパー1』の主人公、沖一也が変身する仮面ライダー。
脳髄を除く肉体のほぼ全てが機械に置き換えられた惑星開発用改造人間で、そのコードネームが「スーパー1」。
昭和ライダーの中では非常に珍しい、人類の未来と平和目的のために自ら望んで改造手術を受けた存在である。
しかし、結局はドグマ王国の侵攻により、彼に与えられた数々の力や装備を全て戦闘へと転用しなければならなくなった(※)という、従来のライダーとは一味違った悲哀を背負っているのもまた事実であり、「ライダージェネレーション」シリーズなどではそんな胸中を吐露するシーンもある。
当初はただのコードネーム『スーパー1』だったが、初の怪人撃破の折に谷源次郎によって仮面ライダーの銘を授けられ『仮面ライダースーパー1』となった。
その他の通称として「スーパーライダー」がある。
(※)一応、スーパーハンドのように戦闘を想定したシステムはあるものの、あくまでも宇宙開発用のものである。
デザインモチーフはスズメバチ。
公式人気投票 | 60位(151票) |
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データ
身長 | 185cm |
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体重 | 80kg |
ジャンプ力 | 一跳び100m(1Gの重力下の時)※ |
パワー | 常人の1000倍 |
※書籍資料によっては重力調節装置によって『無限』のジャンプ力を発揮するとも。
変身に必要な風のエネルギーを取り込むために、ベルトの風車「サイクロード(サイクロイド)」が展開する。なお、主動力は体内の小型原子炉。
当初はアメリカ国際宇宙開発局基地のコンピューター制御が無ければ変身できなかったが、後に一也が赤心少林拳の門を叩き変身の呼吸を体得。体内に内蔵されたベルトを出現させ、自らの意思で変身することが可能となった。
過酷な宇宙空間での活動を目的としている為、あらゆる極限状態での活動を想定し設計されている。
胸のプロテクターは外界から身を守る働きはもちろん、体内で発生した熱をここから排出し体温を一定に保つ役割をもつ。
それにより、過剰な温度上昇による生体組織や電子部品へのダメージを防ぐ。
両腕・両足にある銀の凹凸ライン部分には器気圧調節用エアーチューブが通っており、周囲の気圧に応じて体内の圧力を調節する。極限環境下での代謝低下と、機能損失を防ぐ設計となっている。
また、プロテクター内部には酸素リサイクルシステムがあり、空気の無い状態でも1か月の宇宙活動が可能。
漫画『仮面ライダーSPIRITS』では、NASAの月面の作業を手伝い、「仮面ライダーが戦闘以外で人の役に立つ」設計通りの活躍を見せた。(本編最終回後なら木星に行ってる筈なのは禁句)
特徴
両腕に惑星開発用多機能ツール「ファイブハンド」を組み込まれており、日本で習得した赤心少林拳と組み合わせて戦う。
防御力も相当で、怪人バチンガルにファイブハンドを奪取された際にはパワーハンド・エレキハンド・冷熱ハンドの攻撃を凌ぎきっている。
どれかしらのファイブハンドで相手の弱点をつけるパターンが多く格闘戦も赤心少林拳で無類の強さを誇るが、弱点としてファイブハンドを初めとしたメカが精密過ぎるのか、甚大な被害を受けた際にはチェックマシンでのメンテナンスが必要であり、ヤッタラダマスとの戦いでは破損したエレキハンドを修復・強化する事にいつもより時間を要した。
逆にエレキハンドにとっては、このチェックマシンは出力強化や浄化光線を組み込むなど強化も可能であり強みともなっている。
変身ポーズに両腕を花のように重ね、徐々に突き出してくるりと回すアクションを組み込んでいるが、時期によってそこに至るまでのポーズが異なっており、大きく分けて次の4種類が該当する。
1.両腕を胸の前でクロスして大きく円を描き、左手の甲に反らした右手の肘を乗せて右側にスライドするポーズ。
2.両腕を斜めに広げ(右手が上、左手が下)、胸の前で両腕をクロス、左手の甲に反らした右手の肘を乗せて右側にスライドするポーズ。
3.荒々しく両腕を斜めに広げ(右手が上、左手が下)、左手の甲に反らした右手の肘を乗せた後に素早く引っ込めるポーズ(①、②と異なり、右掌が正面を向いている)。
4.両腕をS状に広げる(右手が上、左手が下、以降は③と同じ)。
また、変身完了時にはファンファーレのようなものが鳴るのが特徴。
ドグマ編は1と2だったが長かったため、「変身の呼吸が実践経験で研ぎ澄まされた」という設定でジンドグマ編から3と4の短縮版になっている。
装備
右手で拳を作りながら左手を回し、「チェンジ、○○○ハンド!!」(初期は「チェンジ、ハンド・〇〇〇(対応する色の名前)!〇〇〇(ファイブハンドの名前)!!」) の掛け声と共にベルト右側のチェンジボックスを押す事で換装。
(基本的に右手で能力を行使するが、左手のみの冷凍ガスを使用する際は動作が反転し右手を回してからベルト左側のチェンジボックスを押す。)
五色の形状の違う腕で構成されており、状況に応じて使い分ける。
- スーパーハンド ―― 変身時に装着している銀色の腕。いわば基本形態。腕の甲に赤い『V』の紋様が入っている。未知の生物との戦いを想定し300t(※)のパワーを持ち、格闘戦に優れており、赤心少林拳の手技を用いる時には殆どこの形態。を行使する際は側面に付いているフリンジ状の物は打撃の反動から内部のメカを守る衝撃吸収装置である。
- パワーハンド ―― 落下する50tもの物体を受け止めて投げ飛ばせる赤い腕。惑星開発で必要とされるであろう重量物運搬などを想定して設計されたもので、ガントレット上の甲板をもつ。最大で500tものパワーを発揮する。戦闘では岩石をブン投げたり敵の武器を力任せにへし折ったりなど名の通りパワフル。
- エレキハンド ―― 3億ボルトの電圧を発生させる青い腕。手の甲に金色の紋様、腕の甲に黄・赤・オレンジ・青・緑のラインが入っている。万が一惑星開発時に電力が失われた際、電源装置の代わりになる。「エレキ光線」という必殺技をもち、連射も可能で耐性(絶縁性)が無ければ分解される程の威力を持つ。後に黄金病に感染した人々を治療する為の「浄化光線」がチェックマシーンにより組み込まれた。基本的には右手で発射するが左手との同時発射も可能で浄化光線は両手同時撃ちで使用している。
- 冷熱ハンド ―― 右手から高熱火炎、左手から冷凍ガスを発射する緑色の腕。右腕は配管がむき出しだが、左腕は外装に覆われている。これも惑星開発用のものであり、炎の惑星と氷の惑星での活動を補助する目的としてる。冷凍ガスは平手のまま発射するが超高温火炎はやはり危険なのが発射時は拳を作りグーの状態になる。
- レーダーハンド ―― 「レーダーアイ」と呼ばれる小型ロケットを射出し、周囲10kmを探知可能な金色の腕。手の甲に青い円形のパーツ、腕の甲にレーダーアイが付いている。レーダーアイは攻撃用ミサイルとしても使用でき、バチンガルにパワー・エレキ・冷熱ハンドを奪われた際に活躍して以降、切り札として要所で活用されている
(※)第1話のヘンリー博士の台詞より。東映監修(石森プロ未監修)の『仮面ライダーの超常識』(双葉社刊、2016、P181)にも同様の記述が見られる(ただし、本来なら"スーパーハンド"と記載されるべき場所が「パワーハンド」だと誤植されている)。一方で、『仮面ライダー画報』(竹書房、2001年、P141)では破壊力『30t』と0が一桁削られた数値となっている(こちらの書籍は東映と石森プロの監修あり)。後者が単なる誤植なのか、それとも両プロ間での共通見解なのかは不明だが、イメージソングである「ファイブハンドロック」でも30tとなっている。一方で第9話のドクターガイガンの発言では1万メガトンと大幅に跳ね上がった数値になっている。赤心少林拳会得でパワーアップしたのかフルパワーで撃った場合の数値なのかは不明。ちなみに、同回ではドグマファイターは3万tの槍を持っているが、気にしてはいけない。
…とこのようにスーパー1はメディアによってパンチの数値にブレが起こりやすいライダーでもあるのだ。
必殺技
必殺技の際には、ジャンプした後で空中で赤心少林拳の型を決めるのが特徴。
- 旋風スーパーキック
スーパー1最初のキック技。谷さんから『仮面ライダー』の名を授かる前なので技名に『ライダー』が無かったり単語の順番が前後していたり拳法の型が無かったりまだ手探りだったと思われる。
ちなみに、この時のファイブハンドは冷熱ハンドである。
- スーパーライダー閃光キック
前半の代表的な技。高くジャンプしたのちに、強力なキックを繰り出す。
初期は拳法の型が簡略されていたが、空中で一定の型を取る等徐々に複雑化していきお馴染みのものとなる。
稀に前哨戦としてただの「閃光キック」を使う場合があるが大抵の場合は通用しない。
因みにライオンサンダー戦の時は、なぜか月面キックのように後方宙返りを繰り返した。基本的には宙返りの前に纏めて取る拳法の型を宙返りの合間に1つずつカットインのように挟んで行うなど細かい違いは存在していた。
ジンドグマ編以降の強化技として「稲妻閃光キック」が存在する。
- スーパーライダー旋風キック
高くジャンプしたのちに、高速のキックを繰り出す。
正直、空中の一定の型を含めても閃光キックとの見分けがつかない。しかし、ラジゴーンとの戦いでは拳法の型を取った後に前方宙返りを挟でいたので、威力は増していると思われる。
上記にあった「旋風スーパーキック」はその別名で、以降のキックの基本となった。
ジンドグマ編以降の強化版にスーパーライダー稲妻旋風キックがある。
- スーパーライダー月面キック
中期以降の代表的な必殺技。高くジャンプしたのちに、後方に宙返りして威力を増したキックを放つ。
この場合の「ムーンサルト」は体操の方では無くプロレスの「ムーンサルトプレス」の方がイメージとはしては近いかもしれない。
初期で使用した「スーパーライダー月面宙返りキック」は更に3度宙返りする強化パターンとされる(しかし、宙返り時の複数のカメラワークのせいか、月面キックと殆ど変わらない)
- スーパーライダーダブルキック(ダブリューキック)
両手を広げ体をW(ダブリュー)の形に開いた両足蹴り、牽制技として頻繁に使う。
- スーパーライダー前方回転蹴り
前方回転(所謂でんくり返し)を繰り返して相手に接近、不意を突いて下段から蹴り上げる。
- スーパーライダー日輪キック
上記の前方回転蹴りの直後に使用。太陽を背にして相手の頭部を3度蹴り込み、背面ジャンプからトドメのキックを見舞う連続攻撃。
スーパー1のキックパターンの1つで今までの歴代でも有りそうで無かった下から蹴り上げるキックを初めて組み込んだ技。
- 梅花の型
厳しい修行の末に13話で習得した赤心少林拳の極意。梅の花を大切な命として包み込むように両手を構える。その心は激しい戦いの中でも美しい梅の花を慈しむ優しさ。
包むような両腕のまま敵の攻撃を受け止め、その構えのまま両手の掌底でカウンターを叩き込む防御の型。
- スーパーライダー梅花二段蹴り
梅花の型を習得したスーパー1が空中で梅の花を型取るように丸まった前方宙返りを繰り返し、下からの蹴り上げを2回繰り返すキック技。おそらく下段蹴り上げ系で最も知名度のある技。
- スーパーライダー稲妻落とし
ジャンプしたのちに雷鳴と共にキック一閃。
基本プロセスは閃光キックや旋風キックと同じだが、スーパー1が複数に見えるのが特徴。
- スーパーライダー空中殺法四段旋風蹴り
ジャンプ中に連続して複数の敵にキックを放つ。
劇中では空中の敵に飛び上がり左足→右足→ドロップキック→開脚蹴りの四段階の蹴りで周囲の戦闘員を迎撃した。
- スーパーライダー十字回転キック
高くジャンプし身体を大の字の姿勢で前方宙返りをしてから強力なキックを叩き込む。
- スーパーライダー旋風二段蹴り
高くジャンプしてから宙返りをし、空中で2度の蹴り上げ…と見せかけて振り子のように5回キックする。
- ハリケーンシールドスモーク
空中でコマのように回転し突風を発生させる。回ればなんとかなる。
- パワーチョップ
空中から地上的に振り下ろすスタンダードなライダーチョップ。スーパーハンドだけどパワーチョップ
- スーパーライダー反転三段キック
型を取ってから両足のドロップキックを叩き込み反転。3度の蹴り上げで止めを刺すキック。
- スーパー1投げ
貴重な投げ技。相手を背後からロックし飛び上がって上空に投げ、落下してきた敵を更に背負い投げのように引っくり返す二段攻撃。ショオカキングを撤退に追い込んだ。
- スーパーライダー二段蹴り
梅花や旋風などの二段蹴り上げ系の簡易版。拳法の型は取らず前方宙返りから蹴り上げを2度行う。ショオカキングを爆発させたかのように見えたが…
- スーパーライダー水平線キック
高くジャンプしたのちに、強力なキックを2体の敵に同時に蹴り込む
劇中では海辺の夕陽をバックに、つまり水平線を背負い閃光キックと同じ構えから水平の開脚蹴りに派生させ左右の足で2人同時に倒した。
- スーパーライダー天空連続キック
スーパー1最後のキック技。高くジャンプしたのち、宙返りしてからのキックを連続して相手に蹴り込む。
劇中では、相手を上空に投げ飛ばし自らもジャンプ。空中で拳法の型から後方宙返りをする月面キック、と見せかけて1度の宙返りで両足蹴りを叩き込み更に反転で後方宙返りをして再度の両足蹴り、を5回繰り返し最後に右足のキックで止めを刺す6段階攻撃。月面キックの強化版と言えるだろう。
- 稲妻電光剣
ジンドグマの守り刀。最終回で奪取して使用し、パワーハンドによる怪力でマジョリンガを突き刺し、サタンスネークの蛇の多頭を全て切り落として撃破。地球の平和を守った。
- 赤心少林拳・合掌
合掌して精神を統一し、敵の幻影を見破る。赤心少林拳の極意は心を大気と一体化させる事にある。
- 赤心拳諸手打
上記の合掌から派生、敵の首元に挟み込むようにして両手チョップを叩き込んで諸手で相手を打ち上げる。
ヘビンダーを撃破した。
TV版では「スーパーライダー諸手頸動脈打ち」とも呼ばれる。
- 赤心少林拳・空中諸手切り
空中で拳法の型を取ってからモンゴリアンチョップのように両手で相手の両耳を狙い撃つ手刀。
- 蟷螂拳稲妻落とし
蟷螂拳の構えで宙返りし、敵に突きを叩き込む
- 四段旋風蹴り
『オールライダー対大ショッカー』で使用。敵の肩を飛び回り、宙返りしながら敵の顔を蹴る絶技。
オマージュ
- 『仮面ライダークウガ』EPISODE32で、おやっさんが買い物に行くスーパーマーケットの名前が「スーパー・ワン」である。
- 『仮面ライダーフォーゼ』に登場するフォーゼとメテオはそれぞれ、スーパー1の特徴である「宇宙活動用の様々なユニットを付け替えて戦う」事と「中国拳法」を受け継いでいる。また、フォーゼがロケットステイツの変身に使用するアストロスイッチは「ロケットスイッチスーパー1」である。
- 『仮面ライダードライブ』に登場するハーレー・ヘンドリクソン博士はスーパー1に登場したヘンリー博士役の大月ウルフが演じている。なお、ハーレー博士の開発した仮面ライダーマッハの変身ポーズはスーパー1のオマージュ。また、開発された国がアメリカ合衆国。
- テラフォーマーズの主要人物小町小吉はスーパー1と同じスズメバチの改造人間で、主要人物の多くが火星でゴキブリ人間と戦う為に改造手術を受けているので、スーパー1と同じ惑星開発用改造人間である。
漫画など他メディアでの活躍
一部では月面で惑星開発用改造人間として本来の仕事に従事した姿が描かれている(前述の通り本来はジュピター・スーパー1計画で木星に旅立ったはずなのだが、この辺りのTV本編との齟齬の理由については明らかになっていない)
序盤のZXとの対立ではロープアームにエレキ光線を流し込んだり
2号との共闘となった鋼鉄参謀戦ではTV本編でアリギサンダーに見せた冷熱の熱膨張戦法で鉄球を無力化するなど本編では見られなかった先輩たちとの連携プレーを見せている。
3部の東方区編では歴代ライダーで唯一、改造人間となった哀しみを背負っておらず、復讐心や戦いが改造の切っ掛けでない事が強調され(TV本編では改造直後に研究所を壊滅させたファイヤーコングやドグマに一矢報いようとする心構えだったのが)更に赤心少林拳使いゆえに全身に神経が張り巡らされている事が災いしてBADANシンドローム罹患者となってしまう。
一時は変身不能にまで陥っているが、ZXの通信によって乗り越えた。
同作でスーパー1がメインとなる東北編では(本家の没規格や設定などを原型に漫画独自の解釈で)色々と設定が盛られており拳法お姉さんの義経や
梅花の型とは対をなす攻めに特化した桜花の型を秘奥に持つ黒沼流などが登場している。
再生したドグマ・ジンドグマ軍団やバダンシンドロームに苦しむが梅花と桜花の合体技に自身の周囲にファイブハンド全てを展開させ死んだ師匠や兄弟子、生身の人間だった頃の自分の魂を憑依させて繰り出し、桜花→スーパーライダー梅花二段蹴りでカイザーグロウとサタンスネークの合体怪人を葬り去った。
人工筋肉は鍛えればしなやかに伸びる(神経が多い)、チェックマシンによるメンテナンスができない状況でのピンチなど、拳法家と惑星開発用改造人間という2つの個性のマイナス面について描写されている。
客演
『10号誕生!仮面ライダー全員集合!!』
V3、ライダーマンと共にZXこと村雨良を教え導く先輩ポジションとして登場。
『仮面ライダーBLACKRX』
10人ライダーの一人としてRXのピンチを助ける。
冷熱ハンドを使用した(しかし手から出ているのはどう見ても冷凍ガスというよりはビームである)。(しかも右手か冷凍ガスを発射しており設定がめちゃくちゃ)
『オールライダー対大ショッカー』
トーナメントにてBLACK、V3とトリオを組むが、一人残されたディケイドの奇策によってトリプルライダーキックを攻略されて敗退。
大ショッカーの決戦ではディケイドらを助ける為に他のレジェンドライダーと共に援軍として駆けつける。
『MOVIE大戦2010』
ディケイド激情態のクロックアップからのファイナルアタックライドで撃破されてしまう。
爆心地にはスーパー1のカードとスーパーハンドが残されるというショッキングな演出がある。
何気にスカイライダーとの通信を披露している作品でもある。
『レッツゴー仮面ライダー』
人々の記憶から復活した昭和ライダー軍団の一人。
処刑場に出現したコマサンダーを相手に戦った。
『仮面ライダー大戦』
アギト(トリニティフォーム)を相手に戦うが、相打ちとなる。
その後、ヘルヘイムの森から帰還して他のレジェンドライダー達と共にバダンと戦った。
『スーパーヒーロー大戦GP』
こちらではショッカーに負けてショッカーライダーとして再改造されてしまった。
終盤にて洗脳から解かれてドライブ達と共闘する。
ゲーム作品
『ガンバライド』
ダブル放映期の9弾よりLRで参戦。必殺技は拳法の型を取りキックする(後方宙返りはしない)閃光や旋風系の代表かつ漢字がちょっと多い「スーパーライダー稲妻閃光キック」。後にシャバドゥビ2弾で新技枠のSRを獲得。必殺技はギョストマにリベンジした「エレキハンド&梅花二段蹴り」 本編ではカット割りでフェイントのようになっていた2度の蹴り上げをリアルタイムで行い相手を上空に打ち上げ爆発させる技となっている。レベルアップで必殺技が変化するシステムの都合で最初のエレキハンドパートで終わる技と2分割され、定番のキック技・印象的な一度きりの特別なキック・ファイブハンドの3つがバランスよく揃っていた。
『ガンバライジング』
10年の長きに渡る冬の時代。仮面ライダー大戦の公開と合わせ無印3弾までに強引に11人(同一人物を別カウントすると12人)を参戦させた昭和ライダーの詰め込み参戦のうち2弾での参戦で、更に悪いことにその中に4人もいた専用技なし・高レア無しのグラフィックだけ参戦であった。ガンバレジェンズでガンバライジングのカードをスキャンした状態と言えば伝わるだろうか。あまりに不当な扱いである。
その後3年経ったガシャットヘンシン3弾にて「打撃ラッシュキャンペーン」の1枚として参戦から3年と3か月で初の高レアを獲得したが、共通モーションのパンチを連打するだけで専用技無しの状態は依然として変わらず。
そこから更に1年半が経過し、参戦から5年経った2018年12月、ジオウ弾のバインダーでようやく初のLRの収録が決定。2話ラストのナレーションを引用し「ファンに告げる!」と大仰な宣伝文句を打ったがそこで初めて実装された技はメカニカル…つまりバイクを利用したムービー技『スーパーライダーブレイク』…なんぞこれと思ったユーザーも数多かったことだろう。47話でゴールドゴーストの幻影に突撃して避けられた技である。(余計わからないかもしれない)例えば他の基本的な技が一通り実装されたライダーならこういう選択肢もあるのかなくらいのチョイスだがスーパー1は初めての専用技を閃光キックでも月面キックでもないマニアックなバイク技に費やされてしまい、LRは嬉しいものの首を傾げてしまう者も少なくなかった。オマケに技の都合上スキャン演出のバイクによるオープニング再現はブルーバージョンなせいで本編のVマシーンの映像と違うというオチまでついてくる。
一応、再現した技の構成上エレキ光線もセットでついてきたのだが、これもムービー技でブルーバージョンに搭乗したままというマニアック博覧会状態。
そこから更に1年経った2019年のゼロワン期のBS2弾で初めてCP以外のまともな形でSRで登場し一応エレキ光線をバイク無しの通常の状態で使用するスタンダードなバージョンが追加された。しかしムービー技のままで本当に差分対応くらいの違いしかなく、相変わらずキック技は存在しない。
そこから更に3年経ち、参戦から約9年という尋常ではない月日を経て各作品の主役に必ず与えられる50th Anniversaryレアでようやくキック技が実装された。ただし、同シリーズの傾向である「初めて敵を倒した技」の傾向に則り(これは把握の追いついていない作品の確認を短時間で済ませる事情があったと思われる)『旋風スーパーキック』…単語の順番に違和感を覚えるかもしれないが本編通りである。何もキック技が実装されてない状態で2話の基本様式が整っていない拳法の型も取らないマニアックな初使用版という何とも反応に困るチョイスとなってしまった。オマケに音声が無いのを無理に実装したようで用意だけはされていたらしい『スーパーライダー旋風キック』のボイスを強引に編集した「せんぷスーパーキィーック」というMAD喋りになるなどネタに事欠かない技である。もう普通の旋風キックでいいんじゃないかな…
そうこうしているうちに稼働終了。スーパー1が10年の月日で得た技は2話のマニアックなキックとマニアックなバイク技だけだった。
『ガンバレジェンズ』
GL04弾から参戦。前作がご覧の有り様だったのでテンションが下がり気味だったファンの下馬評をよそに、ファイブハンドがフォームチェンジ扱いのLRというリスペクトたっぷりの仕様で参戦した。キック技も抜かりなく通常のスーパーハンドの状態では閃光キック、パワーハンドにチェンジすると月面キックにパワーアップするという超豪華仕様。ファンが長年求め本当に欲しかったものを参戦一発目からほぼ理想の形で出すという至れり尽くせりの参戦となった。変身シーンこそジンドグマ編の再現でやや短めだが独特のエフェクトなども再現されているなど大充実で、ファンはさながら寒さを乗り越え梅の花が一輪咲いたかのような気分である。
余談だが、パワーハンドはゲームの挙動としてはちゃんとフォームチェンジなのに、上画面の表示ではフォームチェンジしていない(ライダー名に「パワーハンド」表記が無く、立ち絵がスーパーハンドのまま)。
『ライダージェネレーション』
第1作から登場。
第2作では殺人犯である王蛇からケンカを売られても「果し合い」だと解釈するなど天然(というより真面目?)さが目立つ所もあるが、王蛇的には満足だった模様。
しかし、風都の人間をNEVERに変えようとするエターナルに対して戦いの犠牲となった恩師達を思い出して憤りを覚えたり、仮面ライダーの力を悍ましいものと宣うコアに対して啖呵を切るなど熱い部分も健在である。
『バトライド・ウォー創生』
操作キャラとして参戦。原作通り赤心少林拳とファイブハンドを操るスタイル。技を順番にヒットさせていくことで最後に使用した技が強化される特徴がある。
梅花の形を模した型が攻撃技に取り入れられ、原作通り防御カウンターとしては使えないが連続攻撃の後に梅花の型の構えを取って本編に近い両手掌底突きを行う。
演者
CV
スーツアクター
- 中屋敷鉄也(メイン)
- 河原崎洋夫(第7〜8話)
- 橋本春彦(第11〜13話他)
- 岩井潤一(代役)
- 上田弘司(トランポリン)
- 横山一敏/北村隆幸(『BLACKRX』)
- 渡辺淳/岡元次郎(『オールライダー対大ショッカー』)
余談
史上初の蜂モチーフのライダーである。
蜂がモチーフのライダーは他には仮面ライダーザビー、仮面ライダーアギレラがいる(複合系やフォームチェンジなども含めるとムカチリコンボ/仮面ライダーゴーダ、ハチマリンフォーム、ライトニングホーネットも存在する)。