概要
ハチ目スズメバチ科スズメバチ亜科スズメバチ属の昆虫の一種。学名はVespa mandarinia。日本亜種の場合はVespa mandarinia japonicaとも。英名は「Japanese giant hornet」または「Northern giant hornet」。ただ単に本種を指して「スズメバチ」と呼ぶ場合も少なくない。
スズメバチ界最強!最大!
攻撃的な肉食昆虫として知られるスズメバチだが、その中の世界最大種が本種となる。大きな触覚と鋭いあごをもち、黒い胸部、黄色と黒のストライプ模様(警告色)の腹部が特徴であり、その大きさは40mmから50mmと数多いハチの中でも巨大なもの。
その恐ろしさの真骨頂はシンプルに高い攻撃性と、極めて高い毒性にある。
身体は黒い殻に覆われているため多少の攻撃にはビクともしない。攻撃は主に人の皮膚さえ噛み千切る顎と尻の毒針、そして毒そのものの噴射である。
さらに時速40キロというスピードで空を飛び、集団で獲物を襲う。
そのスペックとフォルムから社会的動物を紹介する企画があった場合、昆虫の中からはグンタイアリと並んで選ばれることが多い。
中国から東南アジアにかけて広く分布しているが、日本に生息する亜種が特に大きいとされる。
ちなみに知られていない場合が多いが、オスのオオスズメバチは毒針を持たない(但し噛みつく攻撃はする)。
どこにいるの?
山や森の中にいると思わせておいて、割とどこにでもいるのがオオスズメバチの恐ろしいところである。もちろん山や森の中にもいる。特にオオスズメバチは雑木林などの広葉樹の樹液に誘引される傾向にあるため、夏季は注意が必要である。
キイロスズメバチなどのように、球状の吊り下げる形になるような分かりやすい巣は作らず、地中や木の洞などの空間に営巣するため、普通のハチより巣の位置に気付きづらく、知らずに近づいて攻撃されるという被害が後を絶たない。
このような巣の特徴に加え、周囲にエサが少なくなる9月から11月ころに行動範囲が広がると共に攻撃性が増すため、刺されたという被害が多くなる。
なお、オオスズメバチに限らずスズメバチは巣に近づく者に対しては、以下のような警告行動を行うため、スズメバチが近くにいる場合は必ず以下の動きに注意しておくことが大切である(実際にこの警告を出すことは稀で無警告でいきなり攻撃してくることがほとんどである)。
- 自分の近くで旋回行動をしている。
巣に近づいているので引き返せという警告である。もちろん、刺激しないようになるべくその場から離れること。「ぎゃー!! ハチだー!!」などと叫んで叩き落とすなどと言うことは絶対にやらないこと。潰すなどもってのほか。ハチを潰す事で警報フェロモンを拡散する事に繋がり、ハチが群がる危険性が高い。
- カチカチと音がする。
アゴを鳴らして警告をしている。これは最終通告のようなもので、人間に例えるなら殺気立って舌打ちをしているものとでも考えればよい。速やかにその場から離れないと総攻撃が待っている(ひとたび攻撃が始まると対象物が絶命するまで、又は完全に破壊されるまで攻撃をやめない)。もちろん、離れる時は刺激しないことが重要である。
また、昔から言われていることではあるが、スズメバチを見かけるエリアでは黒い服装をしているとハチに熊を連想させて興奮させるため極力避けること。また、匂いに敏感であるため香水などは厳禁。匂い物質で意思伝達をするハチにとって知らない匂いは敵と問答無用で判断することもあるため、警告無しでいきなり攻撃してくることもある。
ちなみに夜間では逆に白い服装をしていると襲いかかってくる。理由としては夜間では黒が闇に溶け込む一方で昼間では目立ちにくい白が目立つ為である。
ミツバチ大虐殺
本種を語る上でよく話題になるのが、ミツバチの巣を襲撃する場面である。
多くの昆虫が寿命を迎えるか、越冬のために身を隠す秋になると、エサの少なくなったオオスズメバチが自分達の食糧の需要を満たすために行う行動として知られている。
そしてよく知られているのが、セイヨウミツバチとニホンミツバチを含めたトウヨウミツバチの行動の差である。
vsセイヨウミツバチ
セイヨウミツバチはヨーロッパ原産であり、現地にいる大型のハチに対しては大群で纏わりつき窒息死させ抵抗する。しかしオオスズメバチにはそれが通用しない為、一度襲撃に遭うと数万匹という巨大なコロニーでもものの2~3時間で十数匹程度のオオスズメバチの襲撃により全滅する。
このオオスズメバチの攻撃性を利用して、アメリカでは南部で猛威を振るったアフリカナイズドミツバチ(通称:キラービー)の駆除に利用しようとしたものの、あまりの強さに逆に危険という判断から導入を見送られたという逸話もある。当たり前だ。
その際の実験で数千匹のキラービーを数匹で殲滅したとか、数秒で数十匹屠っていたとかとんでもない伝説が残っているが真偽は定かではない。
vsニホンミツバチ
ニホンミツバチなどのオオスズメバチと生息圏が被っているミツバチはオオスズメバチに対する対抗策として、数百匹で一斉に飛び掛り、蜂球(ほうきゅう)と呼ばれる塊を作り、体温を上げることによってオオスズメバチの致死温度に達することで蒸し殺すという戦法を持っている。(蜂球はスズメバチに対する切り札として紹介されることが多いが、スズメバチ以外の外敵にも用いられることが知られている。)
これによってニホンミツバチは自分達の巣を守っているとされている。ただし、これが有効なのはエサ探しをする偵察要員のみを相手にした場合である。撃退に失敗し偵察要員が本隊を呼んだ場合は巣を放棄して逃亡することでコロニーの全滅を防いでいる。
なお、日本国内においてセイヨウミツバチが野生化をしても、分布を大きく広げることができない理由の1つに、襲撃された時に巣を放棄して逃走しないということがあげられる。
ちなみに
オオスズメバチはミツバチだけではなく、同じスズメバチの仲間であるキイロスズメバチやチャイロスズメバチの巣を襲うこともある。
キイロスズメバチの場合はオオスズメバチ同様に攻撃的なハチであるためミツバチほど容易な制圧にはならないものの、ミツバチに比べて巨大な巣を形成しやすいため制圧した際に得られるエサは多いとされる。
一方、チャイロスズメバチは他のスズメバチと比べると防御に徹した身体を持っているため、オオスズメバチの顎や毒針も効きづらく、撤退を余儀なくされることもある。
激闘!空中戦
このように比類なき力を見せ付けるオオスズメバチだが、実は空中での戦闘力はさほど高いわけではない。というのも、ハチ自体が飛びながら攻撃するということはあまりないからである。
飛びながらアゴで噛んでも降り立った時に比べて攻撃力も半減、毒針で刺す時もなにかに掴まりながら行うのが普通とされており、オオスズメバチも空中からする攻撃方法といえば、毒液の噴射くらいなのだ。
とはいえ、オオスズメバチが脅威であることは変わりないのだが、そんなオオスズメバチに空中で襲い掛かり捕食してしまう昆虫が存在する。
いわずと知れた、日本最大のトンボ、オニヤンマである。
大型の肉食昆虫として知られるオニヤンマの飛行速度は、時速40キロのオオスズメバチをゆうに超える時速70キロで、日本昆虫界では最速。さらにその飛行性能は群を抜いており、急停止、ホバリング、急旋回が可能と、飛行能力ではオニヤンマを超える昆虫は日本にいないとされる。
どちらも日本最大のハチとトンボ、日本最大同士の対決はオニヤンマが活発に活動する夏場に野山で見られる光景だ。
飛んでいるところを捕獲する達人としてはカマキリも天敵と言える。
ただしこちらの場合捕獲されても致命傷を負う前に鎌を噛み切ったり、体を曲げて針で逆襲したりとカマキリが返り討ちにあう可能性もある為、天敵というよりは宿命のライバルと言える。
意外な敵
自分より体格で劣るコクワガタはともかく、いつも追い払われているカブトムシやノコギリクワガタにさえ時に攻撃を仕掛けることもあるオオスズメバチだが意外な敵も存在する。
特にオオクワガタが現れるとほとんど攻撃を仕掛けることはなく、おとなしく樹液を譲るかそそくさと退散する傾向にある。
オオクワガタはあまり好戦的な性格ではないがパワーは凄まじく、大顎に挟まれでもすれば致命傷は免れない。
一方のヒラタクワガタはオオクワガタほど大きくならないが気性は荒く、オオスズメバチにすら向かっていくほどであり、大顎に挟まれればやはり真っ二つにされかねない。
最後のオオムラサキだが実は意外と気が強く、オオスズメバチが相手でも臆せずに立ち向かい、時に追い払ってしまうことがあるのだ。
最大の天敵、それは・・・
天敵には、食い食われの関係である前述したオニヤンマのほかに、スズメバチを主食とする猛禽類でワシの仲間のハチクマという鳥がいる。
ほかの猛禽類に比べて大きな足で地面にあるオオスズメバチの巣を穿り返して、なかにいるハチを捕食する。全身の羽は硬くオオスズメバチの針も通さないほど頑丈なため、ハチクマに襲われるとオオスズメバチであろうとまわりを飛び回ることしか出来ず、巣を撤退せざるをえなくなるという。(臭いがオオスズメバチにとっては強烈な悪臭に感じて近寄れないという説も)
他にシオヤアブという肉食性のアブに襲われることもある。このシオヤアブは背後から忍び寄り、一撃で神経節を口吻で切断し殺害、捕食するという昆虫界のアサシンである。
また、人間もオオスズメバチからすれば天敵と言える。人間に害をなすというのが一番の理由で、駆除されることが多い。
ハチクマの襲撃では巣を放棄することでコロニーの全滅を防ぐことが出来るし、オニヤンマやシオヤアブも単独行動中の個体を狙ったものであり、コロニー全体が危機になるということはない。一方人間は巣ごと煙幕や薬剤といったもので、逃げる隙を与えずコロニーを全滅させることが可能となのだ。
古くからハチは食用として昔から摂取されてきたということもあり(山間部などでは、冬場の貴重な蛋白源として重宝されてきた)現在でも名物や文化として食されている場所も多い。
近年では市役所の職員などで駆除に熟練している者も多いほか、スズメバチハンターと呼ばれる専門の駆除業者も存在している。
これらにかかると、抵抗の間もなく全滅させられてしまうことも多い。
…尤も、そうでない者が返り討ちに遭うケースが少なくないからこそ、本種が危険生物として恐れられているわけだが。
北米上陸
2019年12月、アメリカ合衆国ワシントン州にて、オオスズメバチが目撃される。そして翌年4月、5月、オオスズメバチの女王蜂が冬眠を終える時期が訪れ、養蜂業者から飼育しているミツバチが首を断たれたとの報告があがるようになっている。アメリカで飼育されるミツバチはオオスズメバチへの対抗策としてニホンミツバチが持つ蒸し殺しの生態を持たず、自前の対抗策である窒息死作戦は相性が悪い。そのため、植物の受粉を担うミツバチ虐殺により生態系のみならず、食糧生産そのものにも影響を与えかねないと危惧されている。
カナダのバンクーバーでは2019年9月にVespa sororという別種の外来種が確認されている。こちらもオオスズメバチと同じような生態を持ち、養蜂業と生態系と食糧生産に大打撃を与え得る、という大変な事態である。
甲虫王者ムシキングシリーズ
甲虫王者ムシキング
グーのとくしゅわざ「ゆう気のいちげき」にて登場。
アダー完結編
2008夏レインボー以降「昆虫カード」の1つとして登場。特定のカウントにおいてグーで勝つと追加ダメージを与え、次のじゃんけんでこちらが勝った際与ダメージを増やす。
新甲虫王者ムシキング
2015セカンドにてオニヤンマ、オオカマキリに続くSSRのお助け昆虫として参戦。お助け技は必殺わざで勝つことで2ターンの間毒の追加ダメージを与える「天翔ける暗殺針」。
2015セカンド、2016ファースト、激闘1弾(ステータス一新)、激闘6弾にて収録されているものの2015セカンドにおいては片割れのSSR「ニシキオオツバメガ」よりも入手しやすいステージが少なく(フレンドバトル後のムシ採りにてニシキオオツバメガの当たりステージが抜擢されているなど)、2016ファーストと激闘6弾では入手可能なステージが1〜2つに絞られていたりと、激闘1弾以外の弾では非常に入手難易度が高かった。
どうぶつの森
木を揺らすと偶に蜂の巣が落ちてきて、怒った蜂が襲ってくる。刺されると顔が蜂刺され顔になり、おくすりを使用するかセーブしてタイトル画面に戻るまで治る事はない。と言っても死ぬ事は無いのでご安心を。
また、刺される前にあみで捕まえる事に成功すると博物館に寄贈出来たり、インテリアとして飾る事が出来る。ホントになんでも獲るなぁこの村人は…。
また、名義も違いがあり、「おいでよ」でのみ「スズメバチ」、それ以外では「ハチ」となっている。ちなみに巣のデザインはスズメバチのそれではなく、我々が蜂の巣と聞いて思い浮かべるアシナガバチのそれ。「あつまれ」ではグラフィックがアシナガバチになってしまった為、実質リストラとなった。帰ってくるかはいまだに未定である。
……クラゲ(「とびだせ」のみ)やゴキブリが捕獲できない対象になっているので、復活しないのかもしれないが……。
最強王図鑑
「昆虫最強王」、「異種最強王」、「空中最強王」、アニメ版の4作品に登場。本作では他の動物と戦闘する事を考慮し、134cmの巨大サイズで戦闘している。
書籍版では必ず一勝はしている実力者として描かれており、「昆虫最強王」ではサバクトビバッタを空中で噛みつきと毒針の合わせ技で仕留め、「異種最強王」、「空中最強王」ではそれぞれアルゼンチノサウルス、プテラノドンに毒針で相手の体を突き刺し、痛みで悶絶した相手を自滅させる戦術で勝利を収めた。
その一方、パワー以外の能力を持ち合わせた相手には敗れており、オニヤンマ戦では自身の攻撃が躱され続けて疲れはてた隙を突かれ、クズリ戦では毒に苦しみながらも闘争心が衰えなかった相手の猛攻の前に敗北。ケツァルコアトルス戦では毒針を刺してから距離を取ろうとした時に、ケツァルコアトルスの嘴がオオスズメバチの体に命中してしまい文字通り粉砕されてしまった。
アニメ版ではアフリカゾウ、キリン、ミイデラゴミムシと戦闘。何度でも生え変わる毒針を利用した連続攻撃で、相手に2度も毒を与えることに成功したが、それがアフリカゾウの逆鱗に振れてしまい、崩れた岩の破片を投げ付けられて撃ち落とされた。
その後オオスズメバチは逃げ出そうとしたが、その前に追い付かれたうえに鼻で掴まれ、そのまま槍投げの如く地面に突き刺さる。最後は怒り任せに何度も踏みつけられて敗北した。
キリン戦では顎を鳴らして威嚇したり、死角となる頭上から奇襲をかけたりする戦術を披露したが、ネッキング攻撃を前には迂闊に攻めることが出来ず、終いには毒針を折られてしまった。だが、その後も相手の攻撃を躱し続けているうちに夕方まで戦闘が長引いた結果、キリンが疲れにより倒れてしまった。
実はオオスズメバチが長時間も空を飛べる秘密は驚異のスタミナ力。これにより70~80kmもの長距離を移動することが出来、そのお陰で粘り勝つ事が出来たのである(因みにキリンはその巨体を支えるために高血圧になっているのでとても疲れやすい)。
そしてミイデラゴミムシ戦。岩山に昇る相手のガス噴射を躱しつつ毒針で攻撃するものの、固い鞘翅により針が通らなかった事に加え、頂上から飛び掛かって至近距離ガス噴射をまんまと受けて右の翅を火傷し飛べなくなってしまった。それでも尚不屈の精神でその後のガス噴射を躱し続け、最後の力を振り絞ったミイデラゴミムシによるガス噴射の影響で生まれた熱砂に怯まされ、しばし圧倒していた感は否めなかったが、ミイデラゴミムシはガスで相手が怯むすきに逃走して身を守るという生態を生かして棄権したため、繰り上げで勝利を手にした。先述の通りオオスズメバチは体温が36度以上に到達すると動きが鈍くなり最悪死んでしまう恐れがあり、危うく負けていたかもしれない。
最強王トーナメントでは第1回に於ける1回戦第5試合より参戦。アンドリューサルクスと対決することになる。開始早々アンドリューサルクスの噛みつき攻撃をかわしながら、蝶のように舞いハチのように刺すヒット・アンド・アウェイ打法で浅いながら連続攻撃をお見舞いする。一時劣勢に立たされながら、深手を負ってなお持久力と粘り強さで賭けに出る。顎を打ち鳴らす威嚇音を発するがお構いなしに突進する。と、ジャンプした隙を見てお腹に毒針を打ち込むのだが、アンドリューサルクスは既に2回刺されておりそれが弱点を刺されたことで一気にダメージ倍増に繋がり、更にアナフィラキシーショックにも襲われる結果となった。皮膚が分厚く免疫力も高いアフリカゾウとは異なり、アンドリューサルクスは毒とアレルギー反応で昏睡状態に立たされたため、オオスズメバチの2回戦進出が決定した。
そしてその2回戦ではティタノボアとの対決が決まった。
視界が悪い森林で探し回っていた際、相手に奇襲されそうになるが冷静に躱しつつ毒針で反撃。この一撃で相手の顎を麻痺させて噛みつき攻撃を封じ込めた。
その後も相手の攻撃を何度も躱しながら2度目の毒針を胴体に刺し、今度は自身が森の中へ。だが、開きっぱなしになった舌で匂いを嗅ぎ取られ、背後にいたことに気付かれて叩き落とされてしまう。
と、そこで遂に全身に毒が回って動けなくティタノボア。これはチャンスだと判断して透かさず3度目の毒針を突き刺す……が、この時刺した場所が悪かった。というのも、ここでオオスズメバチが刺したのはワニをも締め上げるティタノボアの筋肉。その結果毒針がその丈夫すぎる筋肉から抜けなくなってしまい、それに気付いたティタノボアにより毒が全身に回りきる前に締め付けられ逆転敗北をしてしまった。
(因みに書籍では別の生き物がティタノボアと同じく筋肉が自慢の相手へ同じようなミスをして敗北した事がある)
彼女の敗北によりトーナメントにおいて昆虫および節足動物は姿を消したが、何気にこれらの中では最高成績を残したオオスズメバチであった。(まぁ体格差を完全撤廃すれば無脊椎動物の圧勝であるうえ、こいつらが出場していないし、そもそも昆虫勢が3体しか出場していない以上原作よりも昆虫勢に関してはハンデがあったのは事実である。なので炎上しなかったのが救いか。2期で改善されることを信じよう。)
マンガ版では3巻から登場。クロカタゾウムシを1回戦で破り2回戦進出。展覧会でもヘラクレスオオカブトを準決勝で破り準優勝だった。
スペシャル上映においては7話での戦いがプレイバック。勝利した2戦はカットされる憂き目を見た。
必殺技はポイズンニードルラッシュ、無限スタミナ落とし、スカイフォール・スティング。