🦒曖昧さ回避
- 哺乳綱偶蹄目キリン科に属する動物。本記事で紹介(生物学の慣例によりカタカナの「キリン」で表記する場合が多い)。
- 中国の伝説上の動物。幻獣。→麒麟
- ヤングキングで連載されていた東本昌平の漫画。→キリン(漫画)
- YouTubeで都市伝説、事件の話題をする人。→考察系youtuberキリン
- twitchをメインとしてゲームの訛り実況や訛り配信を行なっている配信者。→訛り実況
- メディアミックス作品「少女☆歌劇レヴュースタァライト」に登場するキャラクター。→キリン(スタァライト)
- ゲーム「モンスターハンター」に登場するモンスター。→キリン(モンスターハンター)
- TBSにで放送された「新幹線変形ロボ_シンカリオン_THE_ANIMATION」に登場するキャラクター。→キリン(シンカリオン)
- 秘密結社ヤルミナティーのキャラクター。→キリン(秘密結社ヤルミナティー)
🦒概要
キリン(きりん、麒麟)とは、哺乳綱・偶蹄目・キリン科・キリン属に属する植物食動物。アフリカ固有種。
現存する陸上脊椎動物の中でもっとも背が高い動物であり、体に比べ際立って長い頸と脚を持つ。
アカシアなどの棘の多い高木の葉を好んで食べる。その際、45cmに及ぶ長い舌で器用に枝葉を巻き取り、同時に大量の涎で棘を包んで無効化する。地域に拠っては野生の西瓜を食べる事もある。
首には毛細血管が張り巡らされている為、頭を振り回しても気分が悪くなる事はない。
ちなみにツノの数は2本…ではなく実は5本生えており、額近くに3番目、後頭部に4、5本目の角が生えている。
その可愛らしい顔貌に似合わず結構獰猛な面もあり、襲われると積極的に反撃する他、雄同士は「ネッキング」と呼ばれる頸をぶつけあう喧嘩をする。
その体躯と長い脚により格闘能力が高く、後ろ足での蹴りだけでなく、前足でのかかと落としなど他の偶蹄目には余り見られないアクロバティックな攻撃も多用する。
野生では強烈なキックでライオンの頭蓋を蹴り砕いて殺したり、動物園の飼育下では檻に留っていたハトを捕食した実例もある。足は時速50キロメートルと結構早いが、足が長い為に加速は下手。
英語圏ではジラフ(giraffe)と呼び、日本でも一時期はこの呼び名がデフォルトだった。「キリン」と言う呼び名はアフリカ一部地域での通称「ギリン」から生じたとも、中国の幻獣「麒麟」に似ているからだとも言われ、定説は無い(因みに幻獣の「麒麟」所縁の地・中国では、キリンの事を「長頸鹿」(チャン・チー・ルゥ)と呼び、幻獣の麒麟と厳格に区別する)。古代ローマでは「カメロパルダリ」(camelopardalis、豹柄のラクダと言う意味)と呼んでおり、学名の由来にもなっている。
また、あまり知られていないが、絶滅動物や海生動物を除けば日本の法律上家庭でも飼うことができる最大の動物である。しかし、広い空間を用意し、十分な安全対策を施す必要がある上、餌代がバカにならないので個人で飼うのは現実的ではない。キリンは人の生命、身体または財産に害を加えるおそれがある”特定動物”に指定されているため、いい加減な飼育環境では自治体から許可が下りないと思われる。尚、動物愛護法が2020年6月1日に改正され、愛玩目的でキリンを飼育する事が出来なくなった。
因みに、キリンの交尾の9割はオス同士で行われているという。異性同士の交尾も変わっており、交尾する前にオスがメスのアレに頭を擦り付け、興奮した際に出た聖水を飲むのだという…同人誌もビックリな属性の暴力である。
🦒種類
かつては、キリンと言う動物の種類は1属1種で、生まれた土地によって模様や体形が微妙に違っている亜種が9~12種類いると考えられてきた。
然し、近年では遺伝子解析による研究が進んだことでアミメキリン・マサイキリン・キタキリン・ミナミキリンの4種(もしくはアミメキリンをキタキリンに含んで3種)に分類される事が判明している。
現存種
- アミメキリン(メイン画像)
- キタキリン
- コルドファンキリン
- ナイジェリアキリン
- ヌビアキリン(ウガンダキリン・ロスチャイルドキリン)
- マサイキリン
- キタローデシアンキリン(ソーニクロフトキリン・ルアングワキリン)
- ミナミキリン
- アンゴラキリン
- ケープキリン
絶滅種
🦒キリンをモチーフとしたキャラクター
スーパー戦隊シリーズ
平成戦隊
21世紀平成戦隊
仮面ライダーシリーズ
平成ライダー
平成一期
平成二期
令和ライダー
ゲーム
漫画
その他
- キリン(けものフレンズ)
- ロングラック(ビーストウォーズネオ)
- ビルジュラフト(ムゲンバイン)
- キリン(スタァライト)(少女☆歌劇レヴュースタァライト)
- キリン(秘密結社ヤルミナティー)(秘密結社ヤルミナティー)
- デンジラフ(マジカパーティ)
- アミン(冒険大陸アニアキングダム)
- ベッツィ(ドクター・ドリトル※2020年版)
- メルマン(マダガスカル(映画))
- ティンガティンガマン
🦒最強王図鑑
その外見に反して攻撃性能を持っているからか、最強王図鑑でも登場している。
登場作品は「動物最強王」、「異種最強王」、「動物最強王PFP」、漫画版、アニメ版の5作。
2つ名は『サバンナにそびえ立つ高層タワー』、漫画版のみ『究極の上から目線』。また、「動物最強王」に於いてはシード枠の参戦となっている。
但し勝率はあまり良くなく、「動物最強王」ではホッキョクグマと対峙するも、後ろ蹴りを躱された挙げ句に強烈なパンチの一撃で脚を折られて敗北。続く「異種最強王」ではオオエンマハンミョウと戦闘したが、こちらはそもそも相手が固い甲殻で身を包んでいるのもあり蹴りが通用しておらず、最終的に長い首を挟まれ大量出血を起こし敗れてしまった。
その一方で漫画版では圧倒的強者な佇まいを見せている。
漫画版では「ブルジュサバンナ」という8m越えの巨大キリンが出場し、対戦相手であるジャガーのカーロスを蹴りだけで膝ま付かせて勝利。
アニメ版ではユウティラヌス、ケツァルコアトルス、オオスズメバチと戦闘。レギュラーマッチ初戦が初登場となった。
ユウティラヌス戦では、森林での戦闘を繰り広げた。長い首で相手の動きを見極めから強烈な蹴りを御見舞いして相手を近付けさせず、その後真正面から襲ってきたユウティラヌス相手に何度も前脚で蹴り続けて攻撃。長い脚故に相手の爪が当たり続けてダメージを負ってしまうものの、最終的に蹄がユウティラヌスの頬に命中しノックアウト。凶暴な肉食恐竜相手に白星を獲得した。
ケツァルコアトルス戦では、切り立った岩場での戦闘を行った。ネッキングを使い空中から滑空攻撃を仕掛けたケツァルコアトルスにカウンターを仕掛けたり、前蹴りで攻撃を仕掛けたりしたが決定打にはならず、次第に相手に背中へ跨がわれたうえに狭い一本道に立たされる。その結果、前方から勢いよく飛行してくるケツァルコアトルスの攻撃に躱すことが出来ずに被弾し、そのままダウン。続くオオスズメバチ戦では、相手の毒針をへし折る活躍こそするものの、スタミナの差によりバテてしまいダウンした。
最強王トーナメントでは1回戦-6にて参戦。対戦相手はティタノボア。最終的にはダウンしたが、圧倒的体格差を前にティタノボアの弱点である顔面にネッキングや蹴りで一時的に間合いに入れさせないなど、その善戦っぷりは相変わらずの評価を受ける。
ここから見てもキリンが意外と強いということが世間一般にも知れ渡っているのは紛れもなく事実である。
書籍・アニメ共に今後の活躍も楽しみである。
因みに先述の事項もあるとはされているが、最強王図鑑においては明確な種類は不明であった。しかし、『動物最強王図鑑PFP』にて、もっとも代表的なアミメキリンであると判明した。このためアニメ版やその他の書籍でもキリンと表記されているが種類はアミメキリンであろう。(尤もこれらにおいても模様などはアミメキリンに近いものとなっている)
またスペシャル上映においては勝利したユウティラヌス戦のみプレイバック。池崎は勝利した際のてへぺろが可愛いと評しており、改めて図鑑版での戦績は運が悪かっただけで強烈な後ろ蹴りでライオンを撃退するという実力は伊達ではないことを再認識させられたことだろう。
ちなみに動物PFPでの活躍は対戦相手の記事を参照されたい。
また角の先端には毛が生えていないことから本シリーズに登場しているのはオスのキリンと言える…なのだが、キャラクターとして登場するキリンはオス(例:『マダガスカル』メルマン)の例もメス(例:『ドクター・ドリトル』ベッツィ、『冒険大陸アニアキングダム』アミン)の例もあることからしばしば本シリーズの二次創作物語ではメスのキリンが登場することも。ちなみにマンガ版に登場したブルジュ・サバンナはオスであった。
必殺技は肉を切らせて骨を断つキック。
🦒関連イラスト
🦒関連タグ
ギラファノコギリクワガタ:ギラファはラテン語でキリンのこと。