世界のありとあらゆる闇情報を手に入れ、世界征服をもくろむ最強組織。キリンは、ブタのタブーと後輩のハックと一緒にYouTubeに活動記録を載せている。
概要
株式会社Plottが制作・運営しているYouTubeチャンネル(通称、「Plottアニメ」)第4作目。
基本的に隔日19:00に更新。
これまでのアニメとの違いは、考察系YouTuberキリンとの共同制作である事が大きく違う。
この要素は、6作目の「ブラックチャンネル」、第7作目の「太鼓の達人アニメば〜じょん!」、第11作目の「ハンドレッドノート」、第12作目の「ドラゴン娘になりたくないっ!」にも受け継がれている。
別冊コロコロコミック2021年12月号より漫画版の連載が開始された。
...が、2023年2月18日、3月15日をもって本作が最終回を迎える事が正式的に発表された(コミカライズ版とヴィラン編には影響なし)。
理由は「キリンとタブーがY大学を卒業し、ヤルミナティーがハック1人の部活になってしまうから」という事であるものの、後にPlottのCEOである奥野氏が全体的な利益ダウン、シナリオライター、アニメーター不足などの制作環境の変化が原因であることを明かしている(詳細はこちらの記事を参照)。また、最大の原因は2022年からオカルトや都市伝説、陰謀論関係のネタ等がYoutubeの規約改定により取り上げることが難しくなった事となった事だと思われる。
最終回当日には、今まで伏せていた声優が公式Twitter及び、声優本人のTwitterにて正式に公表された。
その後の4月28日に漫画版作者の織田一輝のTwitterアカウントにて最終回を迎えることが告知され2023年8月30日発売の別冊コロコロコミック10月号にて掲載終了となった。
特徴・総合的な評価
特徴
主な内容はネット上で有名な都市伝説や怪異、幽霊、未解決事件といった恐ろしい現象にメンバー達が襲われる、あるいは自ら首を突っ込んでいくといったものだが、ギャグ要素を織り込んでいるので恐怖度は低め……かと思いきや、最後の最後でドッキリ要素があったり、後味の悪い終わり方でエピソードが締め括られるなど、Plottの暗黒面を表した単なるお笑い系動画には収まらないシリアス要素も含まれている。
初期は正統派のホラーを徹底していたが、2021年以降はテイコウペンギン同様、現実社会の闇やマメ知識等を取り上げたりしている。
評価
上記のホラー路線が苦手な人の為に下ネタ要素で中和している事や、登場人物を1人1人徹底して掘り下げる事から非常に評価が高い作品である。
例として、2021年末に行われたPlott人気キャラクター投票では5位以内に本チャンネルから2人が選抜されたり、Plottファンコミュニティでは本チャンネルの人気ランキングがトップとなっているなどの功績も見られる。
一方で2022年辺りから、BL要素やルックス等での人気が高いハックを優遇している路線から、そう言った作風を苦手にしている層や古参からのファンの批判が増えつつあり、5月頃から初期の作風へと原点回帰したものの、古参が離れてしまった影響で再生数の伸びが著しく減少し、回によっては1桁万再生だったりするなど、以前と比べると苦戦している印象が見受けられる。
しかし困難がありつつも、一時的に更新が停止されていた過去編が再開され、こちらは以前までと同様に高く評価されている。特にファンが長らく待ち続けていたキリン過去編では「全ての物語の伏線が回収がされるのではないか」と大きく期待が膨らんでいる。
またテコ入れとして、ゆるいイラストを使った『ゆるみなてぃー』が投稿されたり、原点回帰しようとする努力が見受けられる事もあってか、離れていった古参からも評価を見直す声も上がっている。
最近は2ちゃんねる関連の話を多く取り上げるようになった。昔の動画をリメイク(前述のゆるみなてぃーとは異なる)したり、ババアシリーズを増やしたりするなどネタ切れが心配された。
活動休止の発表及び最終回の当日には、Twitterのトレンドに加え、Yahoo!の急上昇ワードにもトレンド入り(最高順位13位)という功績を残した事から、活動休止に対する反響も大きい。
世界観
メインメンバー3人は、Y大学(最終回で矢流皆帝大学という正式名称が判明)在籍の大学生。
一部の回では飲酒描写があるが、質問コーナーの回でハックは2年、キリンとタブーは3年である事が判明したので、酒を飲んでも問題はない年齢には至っている。
大学のランクはキリン曰くGランである。
ヤルミナティーは大学内では「オカルト研究会」という名目で部室や部費もしっかり存在する。
真の活動目的として世界征服を目標に掲げているが、実際にそれらしい活動をしている場面はほとんど見られない。
遠出する時はレンタカーを用いており、運転は主にハックが担当している。
絶体絶命の状況に陥った時の決まり文句は「Oh!ジーラフ!」。
サムネは話題が過激でなかろうが必要以上にグロかったりするが作中ではそれほど怖く書かれる事は希である。
登場人物
- 主要メンバーやその他のキャラクター
以下の登場キャラクターの記事を参照。
- 怪異・SCPなど
以下の記事を参照。
コミカライズ版
別冊コロコロコミック2021年12月号より連載。作者は織田一輝。
他のチャンネルの他媒体と比べると大幅な変更点はないが、隔月連載であるため展開を一部カットされたり、対象年齢である小学生が真似をしてはいけない表現等は差し替えられている。
またホラーが多いことで有名である別冊コロコロの掲載のため、原点より怪奇要素が強くなっている部分(主にデザイン面)がある。
コロコロ媒体とは、別にコミックマーケット限定で1.5巻が発売された。(リンク)
収録話
- 単行本1巻
話数 | サブタイトル | 原作 |
---|---|---|
第1話 | VS.口裂け女 | 【アニメ】我ら秘密結社ヤルミナティー!口裂け女を調査してみた! |
第2話 | VS.ジャンケンババア | ジャンケンで負けたら死ぬ!?「ジャンケンババア」に遭遇したらもうおしまいです...【怖い話】【アニメ】【都市伝説】 |
第3話 | VS.C-17班 | ハック過去編 |
第4話 | VS.ハック&タブー | あなたの家族は本物ですか?「ニセモノ家族」に連れていかれた...【怖い話】【アニメ】【都市伝説】 |
- 単行本2巻
話数 | サブタイトル | 原作 |
---|---|---|
第5話 | VS.クラーケン | 超巨大海洋生物に海中に引きずりこまれた...【都市伝説】【アニメ】【怖い話】 |
第6話 | VS.C-17班② | タブー過去編 |
第7話 | VS.W・C・O | キリン過去編 |
最終話 | VS.W・C・O② | キリン過去編 |
余談
Plottアニメでは、現時点で唯一デフォルトのみで製作されているチャンネルである。
そのためかテイコウペンギンのペンギンやパンダとは異なり、劇中のサイズが正確な身長である。(ヤルミナ×エマエマ回、ハック争奪戦を参照。ただし、サムネや挟まれるイラストによってはハックやサブローの背が高く体が細い等身大に近いサイズで表現されている事がある)
また上記に記載されているように下ネタが多い作品ではあるが、最終回時点ではヴィラン編に登場するPlottアニメ作品の中で唯一欠番エピソードが存在していなかったが、直後に起こったPlottアニメ盗作問題の際に一部のshorts動画が非公開処置が取られた。
これによって、『太鼓の達人アニメば〜じょん!』以外は封印作品が1つは存在する事となる。
二次創作
著作権
製作元である株式会社Plottにより、秘密結社ヤルミナティーをはじめとする「Plottコンテンツ」に対するガイドラインが2021年3月21日に発表された。以後、二次創作を行う場合はこのガイドラインに従って利用することが条件となる。
詳細は以下のリンク先を参照。
ヤ腐ミナ
関連作品
関連動画を見ていくいくぅ〜
本編(1話)
キリン過去編(1話)
ハック過去編(1話)
タブー過去編(1話)
総集編(世界観&キャラ解説)
動画活動休止の御報告
最終回
関連書籍
- 『テイコウペンギン アニメbook』(2020年8月12日発売、講談社)
ラストのおまけ漫画に、キリンとハック、タブーが登場。(セリフ付きは、キリンのみ)
- 『ブラックチャンネル』(2021年1月28日発売、小学館)
1巻のおまけとして、2020年12月25日に投稿されたPlottコラボ2弾をコミカライズ版として収録されている。
- 『秘密結社ヤルミナティーの世界の1%しか知らないオカルト事典』(2021年9月8日発売、KADOKAWA)
本作単独の書籍。主に字面での、過去に動画内で扱ったオカルト紹介が中心である。
- 『秘密結社ヤルミナティー』(小学館)
- 1巻 2022年8月26日発売
- 2巻 2023年9月28日発売
- 1.5巻 2023年12月30日発売(コミケ限定)
上記に記載したコミカライズ版の単行本。
外部リンク
関連タグ
秘密結社鷹の爪…秘密結社を主人公にしたショートアニメの先輩。
外れたみんなの頭のネジ…アニメ版をライバル的企業が制作しているホラー漫画。
もしかして→エルサゲート
【Plott運営の他チャンネル】
秘密結社ヤルミナティー