初めに
この記事自体がPlottアニメに対して視聴者が感じた問題を提起し、尚且公式の目にまで入り改善されることを願って作成されたものです。記事の内容は見方によっては非常に批判的なものになっており、最悪の場合、気分を害する可能性があります。
本記事内容をどう見方で見るかは自分次第です。意見したい場合は考証・考察・検証・批判・非難の語句の意味をしっかり調べて理解した上で行いましょう。
また、特定キャラクターや人物への同情心や行きすぎた正義感等から、作品自体や制作スタッフ、作品を好意的に評価するファン、解釈違いに対してのバッシングが一部で見られます。→アンチ
以上の事を踏まえた上で、Plottアニメを純粋に楽しみたい方、この一連の問題は知っていても特に問題視していない・そこまで共感出来ないという方はブラウザバックを推奨します。
概要
2023年3月中旬に、Plottが手掛けるアニメ3作品で起こった事件。
PlottはこれまでYouTubeアニメを発展させた先駆者であったが、近年マンネリやネタ切れ不足で悩まされていた。
そんな中でもっと多くの人に作品を知ってもらおうと考えたのが、2022年夏頃からYouTube内でも取り入れられたShortsを使った動画であった。
しかし、事件が起こる半年前から、「2ちゃんねる(現:5ちゃんねる)から引用したネタに、リンクが記載されていない」という問題が発生し、この時は視聴者からの指摘により、Plottは暫くはリンクを記載するようにしていたが、時間が経つにつれ、次第にまた行わなくなった。
それから暫く経った2023年3月上旬。『全力回避フラグちゃん』内で、ジェームズJ氏が考案したネタを盗作した事が発覚。
この件についてジェームズJ氏は自身のチャンネル内で「いくらでもパクって良いですよ」とコメントを残したが(リンク)、肝心のサムネイルが原因で、Twitter上であるユーザーがこの動画のサムネを拡散し、結果的に炎上した(リンク切れ)。
さらにshorts動画や近年の動画で問題だった原作崩壊が原因で、古参も火を注いで大炎上へと発展する。(この段階で、フラグちゃん以外のチャンネルも盗作疑惑があった事が判明している)
この事を受け止めたジェームズJ氏は、後日謝罪動画を出し、該当の動画は削除された(リンク)。
その後、同年3月22日、つむぎなさぎ氏がTwitter上で自身の動画が、『混血のカレコレ』と『全力回避フラグちゃん!』に盗作されている事を告白。
しかも、盗作した動画の方がバズってしまい、ネタを考えたつむぎなさぎ氏が、上記2チャンネルのファンから「パクリなのではないのか?」と誤解されたという事も炎上を前述の事件より悪化させる要因となった。
ファンがコミュニティを通してPlott側に連絡をし、告発してから数時間後に公式側が対応。
そして翌日に、上記2チャンネルの公式Twitter上で謝罪文が投稿された。(カレコレ)(フラグ)
カレコレ内では事件を受けて数時間後に同日公開予定だった動画をお蔵入りする旨をコミュニティで報告したが、ボティスに全部の罪を擦りつけるという事態を起こした。(リンク)
さらに同日の『テイコウペンギン』のshorts内で、今度ははねはね氏が考案したネタを盗作してしまう。(投稿された段階でファンから指摘されており、未然に防げた可能性がある)
翌日の正午過ぎに、はねはね氏がTwitter上で告発 (リンク切れ)。
ファンの意見も聞いた上で、訴訟する方針で検討している事を明かしたものの、数時間後に公式側から謝罪があった事を受け、訴えの取り下げ及び再発防止などのアドバイスをした。(リンク)
原因
後に、PlottのCEOである奥野氏がこの事件に繋がった経緯をnoteにて以下の事を明かしている(リンク)。以下、時系列順に簡単に記述する。
- 本来Plottは、クリエイターの楽園になるような場所を目指して、コアタイムなしのフレフレックスやコロナ禍ではほぼフルリモートの体制にして社内交流を図っていたが、社員の増大とその影響で仕事を真面目にする人とそうでない人との差が大きくなった。
- 上記の影響から、「自分たちの作りたいもの」が「視聴者に刺さるもの/喜ぶもの」より最優先になっており、商業作品としての意識を疎かになっていた。
- またフルリモートの弊害でコミュニケーションが減り、社内での連携のエラーが多くなった。
- そうした問題を解決するために、2022年の冬頃に『円満解決!閻魔ちゃん』などの長期間不採算であったチャンネルの打ち切りや出社体制の意向など意識改革を行ったが、同時に離脱するメンバーが出ることを想定して希望退職を募った結果、社員の半数が退職してしまった。
- 残った社員がこれまで通りの仕事量を全て巻いた結果、社内は大混乱となり、今回の事件に繋がった。
事件を受けて公式の対応
非公開の処置
2023年3月24日、公式Twitterにて被害者並びにファンに対して謝罪を行った。(リンク)
その際『テイコウペンギン』は6本、『混血のカレコレ』は22本、『全力回避フラグちゃん!』は17本、『秘密結社ヤルミナティー』は9本、『ブラックチャンネル』は4本、『P!eceぴーす』は7本に非公開処置を行った事を報告した。
こちらは過去に封印作品と化した回とは異なり、該当回のYouTube上のコミュニティとTwitter上のツイートも削除されている。
事件による制作への影響
- 盗作があった全てのチャンネル....Twitterの更新が、4月2日まで停止。(リンク)
- 『テイコウペンギン』『全力回避フラグちゃん!』....shorts動画の更新が切り抜きに変更。(テイペンは4月7日まで、フラグは3月29日まで)
- 『混血のカレコレ』....上記に記載したように、shorts動画の「睡眠レベル」が封印作品化。また3月24日から行われる予定だったメンバーシップが2週間後に延期になった。
社内での意識改革
前述のnoteにて、今回の騒動は追い討ちのような大打撃で「これがPlottだと思われたくない」と悔し涙を流すメンバーがいたが、同時にクリエイティブで世界を感動させて時代に名が残るような作品を作りたいメンバーだと再確認できるイベントとなった事を明かしている。
またリモート前提から出社前提のオフィスに引っ越しを行い、また、「ハンドレッドノート」「ドラゴン娘になりたくないっ!」等の大手企業との共同運営作の開始、テイペンのアプリゲームや外部作品とのクロスオーバーなどIP事業にも力を入れるようになった結果、2024年度は収益が大きく下がった2023年から大幅に回復し、同時に過去最高収益になった事を明かしている。(リンク)