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キリンリキ

きりんりき

『ポケットモンスター』シリーズに登場するキャラクター(モンスター)の一種。
目次 [非表示]

基礎データ編集

全国図鑑No.0203
ジョウト図鑑No.147
ホウエン図鑑No.164
シンオウ図鑑No.121
パルデア図鑑No.192
ローマ字表記Kirinriki
分類くびながポケモン
タイプノーマル / エスパー
高さ1.5m
重さ41.5kg
性別比率50%♂・50%♀
特性せいしんりょく/はやおき
隠れ特性そうしょく
落とし物キリンリキのけ
タマゴグループりくじょう

各言語版での名称と由来編集

言語名称由来
日本語キリンリキキリン+回文
英語・ドイツ語・スペイン語・フランス語・イタリア語・ポルトガル語Girafariggiraffe(キリン)+回文
韓国語키링키기린(キリン)+回文
中国語麒麟奇麒麟(キリン)+発音の上で回文となる

進化編集

Farigiraf & Girafarig

キリンリキリキキリン(「ツインビーム」を覚えた状態でレベルアップ)


概要編集

金・銀』が初出のキリンの様な姿のポケモン。

分類も「首長ポケモン」であるが、現実のキリン程首や脚は長くなく、食べるのも草や木の芽等の地表の植物である。


どの国の名称でも回文となっているのが特徴で、アニメ版でもニャースが「上から読んでも下から読んでも“キリンリキ”」と驚くシーンがあったりする。

一般的にキリンを「長頸鹿」と表記する中国語でも日本語版に倣って「麒麟奇」となっている。


→「キリンリキ」← (ロディ風)

金・銀』開発が発表されたばかりの当初の試遊台では「前後対称の双頭ポケモン」としてデザインされていた(尻尾側のツノは1本)。開発当初、タイプは「ノーマル&あく」複合予定であったという。

その後、細い棒状の尻尾先端に球体をくっ付けた様な形となり、色分けのみ上半身と下半身を境に反転させる現在の姿に改められ製品版や各メディアで登場に至った。


No.203

結果、後ろ側の頭は尻尾の先の別ゲームのアレに似た小さなものとして残存し、図鑑でも特徴の一部として記載されることが多い。


尻尾側にもが存在するが余りにも小さいため、思考能力や理性を持たず、不用意に後ろから近付いた者の音や匂いに反応し、本能的に噛みついてくる。

技として「かみくだく」や「サイコファング」も使用可能な扱いから、顎の力もそれなりにある様だ。


また、神経程度の消耗しかしないため、全く睡眠を必要とせず、キリンリキはこの尻尾で24時間周囲の警戒に当たることが可能(はやおきを特性に持つ辺り、本体も睡眠時間が短いのであろう)。

ピンチに追い込まれると、尻尾が不思議な力を使って敵を追い払うと有るので、実はサイコパワー発信器官となるのもそちららしい。タイプもノーマル・エスパー(エスパーが後ろ側)なのも、そういうことなのであろう。


不思議で異様な身体構造であるが、本体が食事をすると連動して口を動かす等かわいらしく見える一面もあってか、より多くのユーザーに受入れられやすいデザインに落ち着いた。

『GO』におけるシャドウポケモン化した場合、きっちり尻尾の目も赤くなる。





ゲームにおける特徴編集

リッシこのほとり

生息地傾向としては43番道路(ジョウト)やリッシ湖畔・自然保護区・サファリゾーン(ホウエン)といった水辺がある森林付近が多い。

現在のシンオウでは普通に野生種として確認されているが、ヒスイ地方時代には生息しておらず、外来種であると考えられる。


ストーリーにおいては、シンオウ四天王・ゴヨウの手持ちで登場する。


性能編集

HPこうげきぼうぎょとくこうとくぼうすばやさ合計
708065906585455

初のノーマル・エスパー複合として登場した。この組合わせはエスパーの弱点であるゴースト技を無効化出来、ノーマルの弱点であるかくとう技も等倍に抑えられるため、相性が良い。


もっとも、ジョウト無進化ポケモンにありがちな、能力が低めに設定されてしまっている。耐久面などゴースト技を受け流したところで、普通にサブウェポンで押し切られ兼ねないレベルである。


器用なタイプ同士の複合からか、「じしん」や「ふいうち」(第4世代限定)等、珍しい技もちらほら覚えるものの、弱点として残るむしやあくに有効な技に限って抜けているので、簡単に止められる事態には変わりがなかったりする。勿論、様子見のつもりで放たれる「とんぼがえり」や「はたきおとす」(第6世代以降)で致命傷を負ってしまう点も、一般的なエスパーポケモンと何ら変わらない。


しかしながら、第6世代のバトル施設ではラジュルネが使用して来るなど強豪トレーナーの中にも一定の使用者はいる。


特性「せいしんりょく」と「ミラーコート」ないし「ふくろだたき」を両立させられるのはキリンリキだけの個性でもあったりする。


第5世代では隠れ特性「そうしょく」を手に入れ、キノガッサモロバレルに安定して勝てる可能性が見えたものの、「ふいうち」との両立が出来ない等、依然として課題は多い。


第7世代では、『USUM』で有用な「サイコフィールド」と「サイコファング」を習得し、後者は物理型の新たなメインウェポンとなった。


第8世代では残念ながらリストラされた。『BDSP』で漸く登場。


第9世代で進化系・リキキリンが登場したことで、『SV』以降からオドシシ同様しんかのきせき」が適用可能となった。進化にも必要な「ツインビーム」はこの系統の専用技であり、エスパー初の連続攻撃でもある。

なお、キリンリキは進化後より「すばやさ」が高いため、「きあいのタスキ」持ちキノガッサを先手「ツインビーム」によって一撃で倒せるメリットがある。また、物理攻撃も余り変わらないため、リキキリンとの差別化を考慮するなら種族値に沿った中速アタッカーとなるであろう。


また、第9世代からリトルバトルでも参加可能となった。

このルールでなら合計能力値は高い方であるが、如何せんストライクに対して非常に弱い欠点がある。きあいのタスキタンガのみで補ってやりたいところ。



使用トレーナー編集

ゲーム版

※1:ポケモンスタジアム金銀


アニメ版


漫画版

  • ロケット団中隊長リョウ(ポケスペ
  • 育て屋夫婦(ポケスペ)
  • ゴヨウ(ポケスペ)

番外作品編集

ポケモンスタジアム金銀編集

条件を満たせば「オオタチのピョンピョンボール」というミニゲームで何故か使用可能


ポケモンマスターズ編集

ゴヨウ&キリンリキ編集

2022年5月13日に実装されたエスパータイプのテクニカル。


ねんりき10%の確率で相手をこんらん状態とする
スペシャルアップ自分の「とくこう」を2段階上げる
なきごえ相手の「こうげき」を1段階下げる
本は良いものです自分の「ぼうぎょ」と「とくぼう」を1段階+急所率を2段階上げる。自分を回復付帯状態とする

バディーズ技

エピローグへと導くサイコキネシス
相手の「とくぼう」が下がっている程威力が上がる

パッシブスキル

相手に技後特防ダウン9
相手を対象とした技が成功した時に相手の「とくぼう」を1段階下げる
P変化技使用時素早さ↑G9
ポケモンが変化技を使った時に味方全員の「すばやさ」を1段階上げる
相手攻撃↓分B技威力↑
相手の「こうげき」が下がっている程自分のバディーズ技威力を上げる

チャーレム(スモモ)・フーディンナツメ)・ドータクンネジキ)とエース級が軒並み他トレーナーのエースとなっているため、暫定的にジムリーダーや四天王のパーティ採用率が低いゴヨウのエースとなっている。

使う技も「ねんりき」に「なきごえ」と本家であると初歩中の初歩技でしかない構成。どうしてこうなった。幸いにもバディーズ技は『エピローグへと導くサイコキネシス』となっているので決して弱いという訳ではない。


フォローしておくと本家(BDSP版)では起点作り用(ひかりのかべトリックルーム要員)ポケモンとして登場し、早めに倒しておかないと後続ポケモン達で無双されることも珍しくない程油断ならないポケモンではある。

しかし、強化パーティでは技範囲が広く、役割のハッキリしているエルレイドに取って代わられるのであった…無念(これはそもそも壁要員として既にバリヤードがいるからである)。



アニメ版編集

アニポケサトシの旅シリーズ編集

  • 無印156話「キリンリキ!エスパーポケモンのむら!」
    • チェリー(CV:かないみか)のポケモンとして登場(CV:愛河里花子)。ブレンタウンの慣わしでチェリーがゴースト対策に連れている(ゴースト側が打点技を持っていなければ完封出来るのでチョイスは良い…もっとも、これはどく持ちであるゴース系統に限った話である)。得意技はみらいよちとなっており、エスパー技を反射するミラーを持つロケット団の巨大ゲンガーに立ち向かった。

  • AG78話「ポケモンコンテスト!ルイボス大会!!」
    • コンテスト参加者のソノタのポケモンとして登場。

  • マサムネのキリンリキ
    • AG126話「予備選スタート!マサムネ登場!!」マサムネの一番手として登場したが、ヘイガニにあっさり負けてしまった。

  • ゴヨウのキリンリキ
    • DP35話「四天王ゴヨウとドータクン!」ではゴヨウのポケモンで登場。峠のポケモンセンターのTVで録画中継では、素早い動きで相手のハッサムの攻撃をかわし「サイケこうせん」の一撃で倒している。

  • チアキのキリンリキ
    • 第76話「レストラン七つ星! タッグバトルでフルコース!!」では「レストラン七つ星」のオーナー・チアキのポケモンでヒカリとハルカとのタッグバトルの際に登場。
    • ハルカのバシャーモの攻撃を軽くかわして尻尾の黒い頭がバシャーモに噛み付くが、ポッチャマの「うずしお」に巻き込まれ、空中に放り出された所へポッチャマの「バブルこうせん」とバシャーモの「ほのおのうず」の中に閉じ込められ、中で炎と水のエネルギーがぶつかり合って最後に爆発して倒される。

  • コトネのキリンリキ
    • 「ダンジョン攻略!?谷間の発電所!」でコトネの手持ちで登場。倉庫の扉を破って脱出するために「ダブルアタック」を指示したが、効果は上げられなかった。

  • リンのキリンリキ
    • 劇場版『結晶塔の帝王ではゲストキャラ・リンのポケモンとして登場。サトシとのバトルではチコリータと対戦、「サイケこうせん」で勝利している。

その他


漫画版編集

ポケスペ編集

  • 3章でロケット団中隊長・リョウのポケモンで登場し、スイクンハンターであるミナキをサイコウェーブで追詰め、さらに姿を眩ましたミナキに対してしっぽで微かな匂いをかぎ分けて茂みに隠れていたミナキを発見している。
  • 同章では育て屋のポケモンの1匹で登場し、運動不足解消を兼ねてゴールドに修行をつけた。
  • 8章ではゴヨウのポケモンで登場する。

余談編集

元々の企画では「ノーマル・あく」タイプで分類は「がったいポケモン」であったらしい。自力で「かみくだく」等を覚えるのはその名残と思われる。


次世代以降は尖った強気なデザインも見られる様になったため、初めて出て来るのが第3世代以降なら没デザインの姿で世に出て来る未来も有ったのかもしれない。

しかし、20年以上経った『SV』で、遂に念願の追加進化を果たした。


関連イラスト編集

キリンリキポケモン

無題キリンリキ尻尾252振り


関連タグ編集

ポケットモンスター ポケモン GSC HGSS

ポケモン一覧 ノーマルタイプ エスパータイプ

リキキリン


0202.ソーナンス0203.キリンリキ→0204.クヌギダマ


同複合タイプ編集


第9世代追加進化編集


関連ポケモン等編集




その他編集

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