基礎データ
全国図鑑 | No.1011 |
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キタカミ図鑑 | No.036 |
ローマ字表記 | Kamicchu |
分類 | りんごあめポケモン |
タイプ | くさ/ドラゴン |
高さ | 0.4m |
重さ | 4.4kg |
せいべつ | 50%♂・50%♀ |
特性 | かんろなミツ/くいしんぼう/ねんちゃく(隠れ特性) |
タマゴグループ | しょくぶつ/ドラゴン |
各言語版での名称と由来
言語 | 名称 | 由来 |
---|---|---|
日本語 | カミッチュ | カジッチュ+噛み+花蜜 |
英語・スペイン語・イタリア語 | Dipplin | dip(浸す)+Applin(カジッチュ) |
ドイツ語 | Sirapfel | Sirup(シロップ)+Apfel(リンゴ) |
フランス語 | Pomdramour | pomme d'amour(りんご飴)+dragon(竜) |
韓国語 | 과미르 | 과(果実)+미르(竜) |
中国語(簡体字) | 裹蜜虫 | 裹(包む)+蜜+虫 |
中国語(繁体字) | 裹蜜蟲 | 裹(包む)+蜜+蟲(虫) |
進化
→カミッチュ(みついりりんごを使う) → カミツオロチ(ドラゴンエールを覚えた状態でレベルアップ)
概要
新たに発見されたカジッチュ第三の進化形で、アップリューやタルップルともまた違う変貌を遂げた。
ある地域だけで栽培される特別なリンゴから進化すると言う。
頭頂に長いクシのようなトサカが生え、リンゴがりんご飴のような真紅のミツに覆われたが、姿は中身含めカジッチュと大きくは変わらない。
そのため、名前や設定が判明するまではカジッチュのリージョンフォームだと思ったユーザーも多かった。
だが実は内部に二匹のカジッチュが同居している状態で、頭を出しているそとッチュと尻尾を出しているなかッチュが助け合い暮らしている。複数のカメテテが集まって進化したガメノデスに近いパターン。
リンゴをコーティングする硬い蜜飴はもちろん体内で作り出したもので、タルップル以上に甘露な香りをふりまき、相手を惑わせるという。
名前の由来は「カジッチュ」+「蜜」と思われる。これに加えて2体1組であることから「過密」説もあり、以前はマイナー説の範疇を出なかったが進化後が本種よりわかりやすく過密要素を持つポケモンであることが判明したことにより現在では「過密」も含めたネーミングであるとの説が有力。
またモチーフがりんご飴であることから「噛み」+「chewy(噛みごたえがあるという意味の形容詞。キャラメルやキャンディによく使う)」、生息地である「キタカミの里」も候補に挙げられるが、進化後が「ブルーベリー図鑑の」ポケモンであり容姿もあまり美味しくなさそうな姿形になったことを考えると「カジッチュ」「蜜」「過密」に比べてやや弱いか。
ゲームでの特徴
- キタカミの里の右下にある無人販売所に「みついりりんご」が500円で売られており、これをカジッチュに使う事で進化する。
- 新特性「かんろなミツ」は場に出た時に相手の回避率ランクを下げる「いかく」に似た特性。ただし、9世代で弱体化されたふとうのけんなどと同様、戦闘中一度しか発動しない制約がある。
- 専用の新技「みずあめボム」は、相手に当たると「あめまみれ」状態にして3ターンの間素早さを下げ続ける、くさタイプの特殊技である。因みにこの技、色違いのカミッチュで繰り出すと技のエフェクトの色も変化するという小ネタがある。
- 碧の仮面におけるストーリーでは、スグリの手持ちとして登場する。
性能
HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早さ | 合計 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
カミッチュ | 80 | 80 | 110 | 95 | 80 | 40 | 485 |
ポリゴン2 | 85 | 80 | 90 | 105 | 95 | 60 | 515 |
合計値はアップリュー&タルップルと同値。配分はタルップルのHPと防御を入れ替え、攻撃と特攻から5ずつ素早さに回したカタチになっている。
数値だけを見ると防御が高い以外はややパッとしないステータスに見えるが、なんとしんかのきせきの適用対象となっており、きせき込みの耐久力はあのポリゴン2に匹敵する。
ポリゴン2と比べると合計値は低く、特防には劣るが、防御面は優っている。素早さもかなり低いが、コチラはジャイロボールの威力上昇に繋がるため一概に悪いとは言えない。
専用技のみずあめボムも、自身の素早さ補助というよりは相手に交代を強いたり後続に繋げる技としての活用がメインとなる。
ただ、くさ/ドラゴンという複合タイプは耐性が劣悪であるため、耐久型としてはテラスタルがほぼ必須になるだろう。
また、サブウェポンに乏しい上に火力を補強する特性を持たず、積み技も「せいちょう」くらいしか無いので耐えながら殴るという運用はやや厳しい。
ポリゴン2にはない大きな強みとして、カミッチュは隠れ特性にねんちゃくを持っているため、輝石ポケモンに致命的な道具の紛失を防ぐことが可能。相手のトリックでこだわりスカーフを押し付けられ機能停止する心配が無いのも嬉しいポイント。
ただし、これを逆手に取られたはたきおとすへの弱さには注意。
技も耐久型には必須のじこさいせいはもちろん、相手の起点回避になるドラゴンテール、先制技のふいうち(グラススライダー)やギガドレイン、まとわりつく、リフレクターなどの有用なものを多く覚える。
しかし、環境に多いハバタクカミにはドラゴンテールも効かず、逆に起点にされかねないのでみずあめボムで裏に繋ぐしないだろう。
長期戦に有利なやどりぎのタネやどくどくも覚えないので、耐久型同士の戦いでは特にジリ貧に陥りやすい面もある。
さらに上述したように耐性面を改善するべくテラスタルをほぼ切ることになるため、ポリゴン2と比べて非常にピーキーな性能をしていることを留意しておく必要がある。
なお、専用特性のかんろなミツはみずあめボムなどの命中不安を補えるものの、それ以外の恩恵にはやや乏しい。こちらはダブルバトルで味方をサポートする際に真価を発揮すると言えよう。
ランクバトルシーズン13では「ねんちゃく」「しんかのきせき」型が最終46位構築にエントリーされている。回復技の「じこさいせい」「ギガドレイン」は当然の事、流し用の「ドラゴンテール」、上振れ狙いの「りゅうのいぶき」が採用されていた。
使用トレーナー
ゲーム版
アニメ版
アニポケ・第8シリーズ
- 69話『ぼくがポケモンで、キミがぼく!?』
アニポケ初登場。キタカミの里の収穫祭でりんご飴売りの手伝いをしており、リコ達にりんご飴を渡していた。
余談
碧の仮面の時点では最終進化形のポケモンとされているがなぜかしんかのきせきが適用されているため、DLC後編で更に追加進化形が登場するのではないかという予想がされていたが、後に予想通り進化系としてカミツオロチが登場を果たした。
現在では殆ど解消・解決しているものの、発売当初~藍の円盤配信まで、オープンワールド故にバグや不具合が非常に多く、カミッチュのきせき適応もバグなのか仕様なのかで一時期論争になっていた。
初登場はSVではあるが、剣盾のスペシャルアニメ『「薄明の翼」EXPANSION ~星の祭~』にてカジッチュを模したりんご飴が登場していたのが判明。単にカジッチュをりんご飴に模したものとも捉えられるが剣盾のゲーム内にてSVに関する伏線が張られていた話があるので同じようなスタッフの遊び心があったかもしれない。
関連イラスト
関連タグ
1010.テツノイサハ→1011.カミッチュ→1012.チャデス(タカイモノのすがた/マガイモノのすがた)
第9世代追加進化
No | ポケモン | No | ポケモン |
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0057 | オコリザル | 0979 | コノヨザル |
0194 | パルデアウパー | 0980 | ドオー |
0203 | キリンリキ | 0981 | リキキリン |
0206 | ノコッチ | 0982 | ノココッチ |
0625 | キリキザン | 0983 | ドドゲザン |
0840 | カジッチュ | 1011 | カミッチュ |
0884 | ジュラルドン | 1018 | ブリジュラス |
1011 | カミッチュ | 1019 | カミツオロチ |