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ノコッチ

のこっち

『ポケットモンスター』シリーズに登場するキャラクター(モンスター)の一種。
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基礎データ編集

全国図鑑No.0206
ジョウト図鑑No.052
イッシュ図鑑No.035
セントラルカロス図鑑No.040
アローラ図鑑No.063
ヨロイ島図鑑No.052
パルデア図鑑No.188
ローマ字表記Nokocchi
ぶんるいつちへびポケモン
タイプノーマル
たかさ1.5m
おもさ14.0kg
せいべつ50%♂・50%♀
特性1てんのめぐみ/にげあし/びびり(隠れ特性)
おとしものノコッチのウロコ
タマゴグループりくじょう

各言語版の名称と由来編集

言語名称由来
日本語ノコッチツチノコ
英語・スペイン語・イタリア語Dunsparcedun (鈍い)+dunce(卑劣な)+sparse(まばらな)
ドイツ語Dummiseldumm(バカ)+Meißel(ノミ)
フランス語Insolourdoinsolite(普通でない)+lourdaud(品のない)
韓国語노고치日本語名の音写
中国語(簡体字)土龙弟弟土龙(ツチノコ)+弟弟(弟)
中国語(繁体字)土龍弟弟土龍(ツチノコ)+弟弟(弟)
ヒンズー語डंसपार्स英語名の音写
ロシア語Данспарс英語名の音写
タイ語โนก็อจจิ日本語名の音写

進化編集

ノコッチとノココッチ

ノコッチノココッチ(ハイパードリルを覚えている状態でレベルアップ)


概要編集

ノコッチいっぱい

犬山イヌコ氏お気に入りのツチノコをモデルにしたポケモンで、胴体に小さく生えた羽とドリル状の尻尾が特徴的。

名前の由来もツチノコのアナグラムだと思われる(蛇足だが、金銀発売以前に流行したたまごっちから出た『~っち』もネーミングの由来の一つにはなり得る)。


非常に臆病かつ恥ずかしがり屋な性格で、普段は光の差さない暗い洞窟に住み、視線を感じると尻尾のドリルで穴を掘りながら後退して逃走する。そうして迷路のように複雑な巣穴を作り、その奥で外敵に気づかれないように静かに生活している。


その為、人前に姿を表す事は滅多になく、もし出会えたならラッキーだと言われている。

あまりにも引っ込みすぎて、崖を掘り進み落ちてしまった漫画作品もあったほどだが、巣穴をディグダと共用しているなど、性格の割に意外とポケモン付き合いは良いようだ。

嗅覚も発達しているらしく、土のにおいで自分のいる場所を判別できる為、複雑な巣穴でも迷ったりはしないとの事。


背中の小さな羽も飛ぶことは出来ないが、少しの間僅かに浮くことは可能で、大昔は空を飛行していたという説を唱える学者も存在する。

このような色々と可愛らしい外見と裏腹に、意外にも1.5mとなかなかの大きさ。実際にこんなのが飛び跳ねてきたらかなり驚くだろう。


ゲーム内での特徴編集

金銀クリスタルHGSS編集

  • 初登場の第2世代では設定を反映してか、暗闇の洞穴でのみ超低確率に出現する相当なレアポケモンだった(とあるトレーナーの電話番号を登録しておけば時折大量発生する事があるので、その時に捕まえるのが楽)。

  • 以降、作品を追うごとに遭遇難易度は緩和されてゆき、見つかるのも大抵日の当たる場所になっていった。これは蛇らしく、日向ぼっこで体温を温めているからと推察される。

RSEORAS編集

  • 出現しないので他から連れてくる必要がある。

ファイアレッド・リーフグリーン編集


DPtBDSP編集


BWBW2編集


XY編集


SMUSUM編集


ソード・シールド編集

  • 剣盾発売時点ではまさかの未登場だったが、2020年6月17日DLC『鎧の孤島で出現するようになった。おめでとうノコッチ!
  • ヨロイ島の清涼湿原にランダム・草むらでの出現である(天候は全部)。

LEGENDSアルセウス編集

  • こちらではさすがに未登場。

スカーレット・バイオレット編集



性能編集

種族値

HP攻撃防御特攻特防素早さ合計
1007070656545415

  • HP以外のステータスはそうでもないが、意外といろいろな技が覚えられる上に特性「てんのめぐみ」は優秀。

第2世代編集

  • デビュー当初のこの頃は一定条件で大量発生するレアポケモンとしての側面が強く、どちらかと言うと対戦用とは見なされていなかった(その他同世代出身のポケモンではハリーセンオクタン等が該当しており、この世代では該当ポケモンが対戦環境で見かける事は事実上無かった)。

  • ノーマルタイプで当時唯一の「へびにらみ」使いという個性はあったものの、似たような芸当が可能なカビゴン(3割でまひが狙える「のしかかり」を覚える)で十分。更に「へびにらみ」の命中率も当時は75と結構当て辛く、おまけにゴーストタイプには無効と言う有様。

  • エスパータイプの弱体化によるかくとうタイプの大躍進もあり、鈍足低耐久のノコッチではやる前にやられてしまう事が多く、この世代では対戦で見かける事はほぼ無かった。

第3世代編集

  • この世代からいよいよノコッチが本領を発揮した。新しく特性が導入され、ノコッチには「にげあし」と「てんのめぐみ」を得た。「にげあし」こそハズレ特性だが、追加効果の発動率が2倍になる「てんのめぐみ」が非常に優秀であり、「へびにらみ」でまひにしてからの「ずつき」「かみつく」「いわなだれ」で怯みを狙う『まひるみ戦法』を確立。

  • いびき」にも怯みの追加効果がある為、ねむり状態になってもこの戦法が使えた。ノコッチ自身は鈍足気味ではあるが、まひにさえしてしまえば多くのポケモンに対し先手を取れていた。こうして独自の路線を確立しめでたく不遇卒業を果たした。しかし次の世代でノコッチに大いなる悪夢が降りかかる事に。

第4世代編集

トゲキッスの エアスラッシュ!

  • ノコッチと同様「てんのめぐみ」を持ち、素早さで上回るトゲキッスが登場。まひに頼らなくても「エアスラッシュ」で6割の怯みをガンガン狙え、シングルバトルにおけるノコッチの立場を崩壊させてしまった。

  • しかしノコッチは2匹同時に怯みが狙える「いわなだれ」とじめんタイプでもまひが狙える「へびにらみ」があり、ダブルバトルにおいて「てんのめぐみ」持ちとしてのアイデンティティを確保し不遇ポケモン入りを何とかギリギリの所で免れる事に成功。(※特殊型のトゲキッスに対し、ノコッチは主に物理型という点でも辛うじて差別化は出来ていた)

  • また同世代で「チャージビーム」を習得し、毎ターン特攻を1段階上昇する役割も得たが、ハピナスでも同等の事が出来るので然程差別化にはならなかった。ちなみにこの世代で「はねやすめ」を習得し、「ねむる」以外の回復技を確保した。しかし一方で「いびき」が特殊技になってしまい、トゲキッスの台頭もあり扱い辛くなった。

第5世代編集

  • この世代でかくとうタイプの大幅強化が施された結果、ノコッチの更なる地位転落が予想されていた。しかし新たな積み技「とぐろをまく」を習得してトゲキッス等の競合相手との差別化を果たし、トリプルバトルが追加された事で更なる路線を確立し独自の地位を得る事に成功。

  • トリプルバトルでは「いわなだれ」を駆使する事で、3匹同時怯みが狙えるようになり更なる差別点を得た。「へびにらみ」の命中率が若干上がったのも追い風。

  • ちなみに隠れ特性は「びびり」だが、完全にハズレ特性である(一応ダブルバトルでふくろだたきを受けて素早さを大幅に上げるコンボは可能だが、「てんのめぐみ」を捨てる事になるので使い道は実質皆無)。

第6世代編集

  • とうとうこの世代で「へびにらみ」の命中率が100になったが、その一方ででんきタイプにまひが無効となってしまう。ただしでんきタイプには素早いポケモンが多いので別のポケモンで対処するか、ダブル・トリプルバトルで「トリックルーム」のサポートを受けて貰えば問題なし。

  • …と言いたいが、メガガルーラの登場でシングルバトルでのひるみ使いとしての立場が奪われてしまい分が悪くなった。だがこちらは以前の世代同様、ダブルバトルやトリプルバトルで活躍出来る点で辛うじて差別化出来ていた(「いわなだれ」はダブルバトルやトリプルバトルでは「おやこあい」の効果が適用されない為)。

第7世代編集


  • しかも「とぐろをまく」も自身より素早く「バトンタッチ」等で有効に使えるオオタチが習得してしまう。USUMで追い打ちをかけるかのように素早さで上回るメブキジカが「ずつき」を習得してしまい、物理型においてもまひるみ戦法の競合相手が現れてしまった。

  • だが幸い今世代でもダブルバトルで鈍足低耐久気味なスペックを「トリックルーム」下で補いつつ、「いわなだれ」で怯みを複数狙うコンボは健在であり、不遇ポケモンへの出戻りは何とかギリギリの所で逃れる事に成功した。

第8世代編集

ポケモン絵まとめ


  • 未内定者ではオオタチハンテール等が使えるものの、隠れ特性の「びびり」と組み合わせて攻撃・防御・命中率・素早さを上昇させて「バトンタッチ」する事で差別化にも成功。またわざレコードで「ドわすれ」も新たに習得。安定性が優れているかどうかは別として、新たな個性を獲得した。

  • だが一方で「てんのめぐみ」型においては、前世代よりも更に悲惨な状況に陥ってしまった。というのも…

  1. ダイマックスポケモン相手には圧倒的に不利。「ダイジェット」を1回でも発動してしまうとたとえノコッチが素早さを上昇させても抜ける相手が少なく、その上「ダイナックル」がきつく「とぐろをまく」を使っても受けが成立するか微妙。
  2. そもそもダイマックスポケモンは怯まない。その為事実上まひるみ戦術はダイマックスポケモン相手には手も足も出ない。
  3. 前述の「ダイジェット」に加えドラパルトカマスジョー等素早さが圧倒的なポケモンの台頭でインフレした素早さには「へびにらみ」でまひをしても抜ける相手が減少してしまっている。極論「トリックルーム」を交えてしまう手もあるが…。
  4. ランダムで様々な状態異常になる追加効果が出る確率が特性補正で20%が40%になる「トライアタック」が現在解禁されている一般ポケモンの「てんのめぐみ」持ちで唯一習得出来ない(トゲキッスハピナスは使用可能)。
  5. チャージビーム」が事実上没収されてしまった(過去作の技はランクマッチでは使用不可能になった為)。

といった理由で「てんのめぐみ」型はますます立場が危うくなってしまった。


  • 幸い「びびり」が強化されて「バトンタッチ」を習得したのは大きく、「てんのめぐみ」と「いわなだれ」の組み合わせは未だ健在(一応ラッキーハピナスでも出来るが攻撃力ではノコッチの圧勝)。また鎧の孤島で追加された教え技も「スケイルショット」「だいちのはどう」「はいよるいちげき」「ダブルウイング」と4種類の技を習得しており、バリエーションも豊富。どうにかしてノコッチを対戦で活用するのであれば「びびり」バトン型の運用も視野に入れた方がいいだろう。

第9世代編集


  • 基本的にはノココッチに進化させて戦うことが主であり、きせきノコッチもオボンノココッチに耐久力で劣るため、あえてノコッチを使う意義は薄い。
    • とはいえノコッチ自身の耐久力が十分向上したのは事実であり、構築でノココッチにオボンのみを持たせる余裕がない時やノコッチとノココッチを両方使いたい時に、きせきノコッチを採用してみるのも面白いかもしれない。

  • 本作からリトルバトルでも参戦可能なポケモンになった。素早さ種族値が全体的に低下しているため、素早さ振りにして「でんじは」で麻痺させれば大抵のポケモンを追い抜ける。

使用トレーナー編集

ゲーム版


アニメ版

  • キイチ(無印191話)
  • 無印191話の子供達

漫画版


番外編編集

ポケモン不思議のダンジョン編集


チームメイト


  • 空の探検隊のスペシャルエピソード4でチャームズに惚れたポケモンの中に、ちらっとノコッチもいたことは意外と忘れられがちだ。

ポケモンGO編集

  • 本編初登場時の『金・銀』を模したのか、滅多に見かけないポケモンとして登場(といってもアンノーンヨーギラスよりかはそれなりに見かける)。

  • 前述の通り普段は滅多に見かけないものの、2020年5月8日から5月15日にかけて開催されているジェネレーションチャレンジ2020ジョウトの期間中は、一部のジョウトポケモン同様出現率がぐーんと上がっていた。またそれと同時に色違いも初実装された。

  • 通常技は「かみつく」「おどろかす」「ころがる(2022年秋追加)」の3つ。ジムでは威力が若干上回る「かみつく」か、火力とチャージを両立できる「ころがる」おすすめ。

  • ゲージ技は「いわなだれ」「ドリルライナー」「あなをほる」の3つ。威力が若干高いが発動速度が遅めの「あなをほる」が若干気になる所(ジム防衛ではこちらの技を選ぶのもありか)。「いわなだれ」か「ドリルライナー」なら発動速度が「あなをほる」よりも速いのでジム攻略にはこちらの方が無難。

  • 現在はトレーナーバトルの実装に伴い、CP1500以下のみ出場可能なスーパーリーグであれば戦えるようになった。通常技を「ころがる」、ゲージ技を「いわなだれ」「ドリルライナー」で組み合わせる事で、ある程度広い攻撃範囲で対抗出来る上に耐久もそれなりにあるため疑似ガラルマッギョとして活躍できる。またスーパーリーグで注目されているエアームドの苦手なほのおでんきタイプに対する牽制も出来る。ただタイプ一致技が通常技・ゲージ技のどちらにも無いのが残念なところ。

アニメ版編集

アニポケサトシの旅シリーズ編集

さほど目立った活躍はないものの原作通り珍しいポケモンとして扱われており、ごくたまに出てきてはサトシが何故か躊躇なくボールを投げてくる(そして失敗する)謎の立ち位置だったりする。

特にベストウイッシュ131話XY59話ではサトシがヒロインと濃密に関わる話で関わってくる。


  • 無印191話
    • 数は少ないが突然大量発生するとの事。キイチの町で一時期大量発生したノコッチが子供たちの間で流行っていたが、その時田舎の祖父のお見舞いに行っていたキイチだけゲットし損ねていた為、サトシ達も一緒になって探すがなかなか見つからない。子供達のノコッチがロケット団に騙し取られてしまうが、ロケット団のうっかりでノコッチが逃げ、子供達の指示による一斉攻撃でロケット団を撃退した。
    • その後キイチの目の前に野生のノコッチが現れ、キャタピーを使って無事ゲットする事ができた。

その他

DP61話
BW134話(雑誌)
新無印32話

アニポケ・リコとロイの旅シリーズ編集

  • 18話:宝食堂でモブのポケモンで登場。
  • 51話:野生で登場。
  • 52話テラバゴスに乗られていた。

漫画版編集

ポケットモンスターSPECIAL編集

  • 5章ではナナシマの3の島に住む女の子・マヨのポケモンで登場。
  • 7章ではナナカマド博士の第2助手・ハマナのポケモンで登場。メガヤンマの集団が襲来した時にナナカマド博士の研究所内に穴を掘ってハマナやセバスチャンを避難させる。

余談編集

Pixivでは編集

前述の通りマグナゲート繋がりでエモンガと並んだイラストに加え、ツチノコ故にツチノコ絡みのキャラクターと一緒に描かれたイラストも見かける。

スネーク、ツチノコを捕まえたのね!


関連イラスト編集

Dratini & Dunsparceノコッチのそらをとぶ!

ポワーン*のこてぃな


※決してジガルデはメガノコッチではありません。

【ポケモン】ノコッチ!メガシンカだ!!!


関連タグ編集


0205.フォレトス0206.ノコッチ→0207.グライガー


第9世代追加進化編集


その他編集

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