データ
オレンのみより大きいが、元々は同じ種類から分かれてできた。
辛味はなくまろやかで整った味わい。どんな人でも食べやすく、使いどころを選ばない万能きのみ。
概要
ザボンがモチーフ。
その昔はオレンのみと同じ種類であったが、環境の違いで別種に分かれたらしい。
道具として持たせていると『ポケットモンスター ルビー・サファイア』でのみHP30回復、
『ポケットモンスター ダイヤモンド・パール』以降の作品ではHPの1/4を回復する効力を持っている。
上記の通りオレンのみの親戚らしく、アローラ地方やヒスイ地方ではオレンのみと同じ樹から落ちる描写がある。
しかし奇妙なことにガラル地方ではオレンのみがなる木から落下することはなく、努力値調整系木の実やぼんぐりのなる木から落ちてくる。
同じオレン、オボンに見えて、実は細かな生態系の違いなどあるのだろうか?
対戦において
性質上、「はらだいこ」を使うポケモンに持たせる事が多い。
HPを偶数(2n)にしておくと、はらだいこ直後に回復できる。ついでに「いかりのまえば」を受けた際にもすぐに発動できる。
他には4倍弱点を持たない、耐久力が高めのポケモンに持たせる場面も多い。
本来は2発攻撃を受ければ倒れてしまうような場面でも、回復する事で耐え切れるようにする為である。
特にパチリスに持たせるのは余りにも有名。
この様な回復アイテムには継続で発動する「たべのこし」が代表的だが、此方は瞬間的な回復量が多く、ダブルバトルでは相手の集中攻撃の合間でも回復できるのが魅力である。
『ポケットモンスター サン・ムーン』からは苦手な味だと回復時にこんらんしてしまうきのみの回復量が急上昇したため、オボンのみとの使い分けが必要となった。
それらよりも発動条件が緩い事が最大の利点である。
ストーリーでは
ストーリー中でも、四天王やチャンピオン、一部作品のジムリーダー、ギンガ団の幹部等のCPU強敵トレーナーの切り札ポケモンがオボンのみを持たせている事が多い。
ただし、オボンのみ以外の道具を持たせていることがあり、オボンのみの代わりに強力な道具を持たせている一部の強敵トレーナーもいる(例:アダンのキングドラが持たせている道具はカゴのみ、『ハートゴールド・ソウルシルバー』のアカネのミルタンクが持たせている道具はラムのみ、『ブラック2・ホワイト2』のアイリスのオノノクスが持たせているのはきあいのタスキ等)。
『ポケットモンスター X・Y』からはメガシンカやZワザなどの作品独自の強化方法が登場した事により、切り札のポケモンがメガストーンやZクリスタルなどを持たせる事が多くなった。
外伝作品において
『Pokémon LEGENDS アルセウス』ではHPを半分回復する効果に変更された。破格の待遇……と思いきや、今作ではポケモンにどうぐを持たせることができない。あくまでクラフトの材料兼、回復薬の代用品だからこそここまでの効果になったと言えるだろう。
そしてキングリーフとクラフトするとまんたんのくすりになる。まんたんのくすりはなんでもなおしと合わせるとかいふくのくすりになるため、実質かいふくのくすりの原料でもある重要アイテムと言える。
ポケモン不思議のダンジョンシリーズではオレンのみの効果に加え、HPが満タンなら「いのちのタネ」のように最大体力が増える効果がある。普通に食べてもオレンのみと同じなので、できれば体力満タン状態で食べたいところ。