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ポケモンリーグチャンピオン

ぽけもんりーぐちゃんぴおん

ポケモンリーグチャンピオンとは、ゲーム『ポケットモンスター』シリーズにおける最後に戦うトレーナー。作品中におけるラスボス的存在。
目次 [非表示]

概要

各地方に存在するポケモンリーグの頂点に立つトレーナー。

全ポケモントレーナーの憧れにして越えなければならない最大の難関である

なお、ジョウト地方にポケモンリーグは存在せず、金銀クリスタル・HGSSではカントー地方まで赴いて挑戦する事になる。


一部の例外を除き、主人公とストーリー上でも密接に関係することが多く、強烈な印象を残す人物が多い。


なお、各地方トップクラスの実力者でありながらその多くは若年層であり、高齢と言えるのはイッシュ地方のアデクのみ。(ガラル地方のマスタードも老齢ではあるが、チャンピオンとして活動していたのは若い頃。)

そのアデクものちに、歴代最年少であるアイリスにその座を譲っている。


総じて人間的にも魅力的な人物たちであり、ポケモントレーナーの鑑とも言うべき人格者だが、御多分に漏れず残念な面を持っている事も…。


職業としてのチャンピオン

上記の通り、ポケモントレーナーを目指す者にとっては憧れの的であり、その性質上各地方に1人しか存在できない(ランク制を採用しているパルデア地方のみ例外)。


第1世代~第6世代までは、

「ストーリーで主人公がチャンピオンに勝利しリーグを制覇したにもかかわらず、クリア後に状況を確認してみると、それまでのチャンピオンが据え置きで、本来その位置にいるはずの主人公は今までと変わらない立場を継続」

という一見矛盾するような描写が存在していた。


こういった状況に対して(第1世代~第6世代の作中で)はっきりした説明がなされたことはないが、一般的には

「チャンピオンに勝ったチャレンジャーが新チャンピオンの座を要求しなければ、元のチャンピオンは引き続きポケモンリーグのチャンピオンとして居座り続けることになる」

というシステムの恩恵だと解釈されている。

つまり、主人公が自分から王座を返上している形である。

「実は挑戦前に時間が巻き戻っている説」などもあるが、少なくとも第2世代からは

  • カントー地方遠征という、リーグ制覇の後に続く第2の目標が提示される(GSC、HGSS)
  • リーグを破った主人公のために、チャンピオンよりも強い男が本気を出す(エメラルド)
  • リーグ制覇後に四天王・チャンピオンのポケモンが大幅に強化される(第3世代~)

など、明らかに時間が先に進んでいる描写が目立つようになっており、上記の説明が最も矛盾なくハマる状況になっていると言える。

チャンピオンはいつ来るか分からない挑戦者を待つ必要があり、以前のように自由に冒険できると言う訳ではなくなるので、歴代の主人公がチャンピオンを辞退しているのはここにあるのかもしれない(メタ的にはそこまで考証が行われていない、或いはゲームとして成り立たなくなってしまうからだが)。


第6世代のXYやORASでは主人公が一度チャンピオンになるが、ポケモンリーグにチャンピオンとして居座らないで冒険を続けていると取れる描写がある。

このため二度目以降のポケモンリーグ挑戦では主人公を「一度リーグを制覇したトレーナー」という意味でチャンピオンとして扱っている。


第7世代以降

この背景が大きく変化したのが第7世代。

アローラ地方には元々ポケモンリーグがなく、作中で発足したリーグを勝ち抜いた主人公が初代チャンピオンになるという筋書きであり、サン・ムーンで初めて主人公がチャンピオンとしての役割を担うことになる


ガラル地方では従来とは異なりジムチャレンジの優勝者=チャンピオンとして扱われる。そのため殿堂入り後は代替わりし、ダンデも「元チャンピオン」と記載されるようになる。

殿堂入り後はエキシビションの大会しか行えないため元チャンピオンとも再戦可能であり、また敗北しても主人公の座は守られる仕様になっている。

これはジムチャレンジが年1回開催なので、次のジムチャレンジが開催されるまでチャンピオンの交代はないためである(言ってしまえばクリア後はサザエさん時空なのでその「1年後」も永久に訪れることはない)。

チャンピオンの座を懸けた勝負の定義が明確になったため、チャンピオンがポケモンリーグに縛られることなく自由に行動できる理由も成立している(メタ的には初めてチャンピオンに関する綿密な辻褄合わせが行われたともいえる)。


パルデア地方ではチャンピオンの座がランク制となっており、トップチャンピオンであるオモダカに勝利できればチャンピオンランクのトレーナーとして扱われるようになる(このため、パルデアではチャンピオンが複数名存在していることになっている)。また、これまでのチャンピオンとしての役割はすべてオモダカが一手に担っているため、主人公がチャンピオンとしての地位に縛られずに自由に冒険できる説明付けがなされている。

なお、理論上は条件さえ満たせば誰でもチャンピオンになれることになるが、その分挑戦の条件は非常に厳しく、バッジ8つの取得に加え、一次試験の面接に合格しなければ二次試験である実戦(従来の四天王戦)にすら進めず容赦なく不合格となる。ちなみに、面接だけならバッジが8つ揃っていなくても受けることは可能(どうやっても結局不合格になるのでやる意味はあまりないが)。


なお、四天王同様に兼業をしておらずチャンピオン専業でやっていると思しき大人チャンピオンもいる(ダイゴアデク等)。

ダンデもダイゴやアデク同様チャンピオン専業で生きていた様子だが、こちらは日頃からキバナ等のハイレベルプレイヤーと公式戦を行っている描写があり、いわばプロスポーツ選手のような生活をしているため上述の2人とは単純に比べられないだろう。


ちなみにチャンピオンと別の職を兼ねていることが明確な人物としては「DPt」のシロナ(考古学者)、「XY」のカルネ(女優)がいる他、「SV」のトップチャンピオンであるオモダカはポケモンリーグ委員長やアカデミーの理事長も兼任している。


挑戦方法

地方によって挑戦方法は異なる。

アローラ地方とガラル地方を除くデフォルトの挑戦方法は


1:各地に存在するポケモンジムに行き、そこを治めるジムリーダーを倒して手に入るジムバッジを8つ集める

2:ポケモンリーグ四天王と総当たり方式でポケモン勝負していく

3:1・2を突破した者がチャンピオンと戦える


である。

チャンピオンは最後に戦うトレーナーということもあり、今まで戦ってきたどのトレーナーよりも使用するポケモンのレベルが高く設定されており、別次元の強さを見せつけられる。

そして、最大の難関であるチャンピオンを倒すとその名誉が称えられ、晴れて「殿堂入り」することとなる。

ゲーム内のストーリーはこれで一区切りする。


アローラ地方では、条件の1が「島の各地にある試練の場に赴き、試練をこなす(+そこにいるぬしポケモンと戦い勝利する)」に置き換わっている。

ガラル地方では、条件の2が「他のジム突破者を全員倒した後、チャンピオンへの挑戦権を持つ者たち(本気モードのジムリーダー)が参戦する「ファイナルトーナメント」に参加して優勝する」である。


ちなみに第5世代のブラック・ホワイトでは、チャンピオンへの挑戦の手続きはデフォルトと全く同じであるものの、ストーリー上でリーグへの挑戦が中断され、チャンピオンも戦線離脱するため、クリア条件には関係なくなる。

ブラック・ホワイトで殿堂入りができるのはストーリーをクリアした後のことである。


また、第9世代のスカーレット・バイオレットでは、パルデアリーグ自体が3つある分岐ルートの一つである為、スター団の問題を解決していなかったり秘伝のスパイスを見つけていなかったとしても挑戦は可能だが、チャンピオンを倒してもエンディングにはならずその後もストーリーは続行する。

他のルートをクリアしていない場合は改めてそちらに向かう必要がある。


なおパルデア地方にはそもそも殿堂入りのシステム自体が存在せず、ポケモンリーグの周回も不可能となっており、ゲームクリア後に挑戦できる学校最強大会がその役割を担う形となっている。


チャンピオン一覧

地方リーグ

各作品の主人公はいずれも一度はチャンピオンとして認定されているが、ゲーム中でチャンピオンとして周囲から認知されている場面が少なく、BW2のチャンピオンズトーナメントにはプレイヤーの分身レッドを除いて一切登場しないため、記述を省いた。

アニメ版については後に別項で記述するので、ここに書かないように。


特別枠

ポケモンSVのDLC・『ゼロの秘宝』からは従来とは異なる独自のリーグが登場。イッシュ地方に所在するブルーベリー学園内の序列を決めるリーグに過ぎないが、学園は第6~9世代のポケモンたちが闊歩しイッシュ地方とは異なる生態系を擁する1つの地方のような扱いになっており、ブルーベリー学園という地方のポケモンリーグという見方も可能なため、便宜上ここに記載する。

リーグ名 チャンピオン名 
ブルベリーグスグリ主人※6

補足説明

※1 LPLEでは殿堂入り後に四天王などのセリフが変わり、ライバルの肩書きも「ポケモントレーナー」に戻る。

※2 主人公こそがアローラの初代チャンピオンである都合上、ラスボスはその初代チャンピオンに初めて挑む挑戦者たるククイ博士(SM)/ハウ(USUM)となっている。この扱いを踏まえてか『ポケマス』ではこの2人をアローラのチャンピオンに昇格させている(外伝作品での描写のため、表には反映させず)。

(なお、アニメ版『サン&ムーン』では、その実力からもククイ博士の扮するロイヤルマスクが実質リーグチャンピオンと同格として扱われている)

※3 マスタードとピオニーの間、さらにピオニーとダンデの間に別のチャンピオンがいたのではないかと思わせる情報はあるが、実際にそういった人物が出て来ることは無かったので省略。なおマスタードとピオニーがチャンピオンの座から去った経緯については「引退後」の項目を参照。

※4 作中ではダンデが引退したとはっきり明示されていたり、クリア後のトーナメントに主人公が現役チャンピオンとして参戦したりと、チャンピオンが代替わりしたことが強調されている。

※5 パルデアはチャンピオンランク制度でチャンピオンランク保持者は全員チャンピオンとして扱われる。この内、オモダカはチャンピオンランク保持者の頂点であるトップチャンピオン。また、この設定からパルデアにはオモダカ、ネモ、主人公(チャンピオンロードクリア後)の他にもチャンピオンが複数名いる模様。

※6 こちらは部員同士の勝敗によって変動するランキング制度が存在し、1位の生徒がチャンピオンの座に着く。2位〜5位の生徒は四天王としてテラリウムドーム内の施設などを利用できる特権が与えられるが、順位が落ちればその座を追われることも。


引退後

作中で明確にチャンピオン引退を表明した人物や、作中描写からして引退したと推測される人物もいる。


チャンピオン名 経緯 
グリーン引退自体は特に触れられていないが、GSC時代にはポケモンリーグを去りジムリーダーとなっている
シン主人公に敗北後、肩書からチャンピオンが消える
ダイゴエメラルド版にて引退らしき描写あり。ORASでそれをほのめかす描写も
アデクBWとBW2の間のどこかの時期に引退し、サンギタウンで塾を経営
マスタードチャンピオンの座を奪われ、実力の衰えを痛感していたところに八百長試合を持ち掛けられ、プロトレーナー自体をきっぱりと引退。その後はヨロイ島で道場を経営し、ダンデの師だった時期もある
ピオニー仲の悪い兄がリーグ委員長に就任したことを機に引退。現在は無関係の職に就いている模様
ダンデ主人公に敗北しチャンピオンの座を譲った後、新たなガラルリーグ委員長兼バトルタワーのオーナーとなった

ポケモンワールドトーナメント

BW2にある「ポケモンワールドトーナメント」では、そんなチャンピオン同士が腕を競う「チャンピオンズ」というランクが存在する。

「ワールドリーダーズ」を10回優勝するとチャレンジ出来るようになる。

第五世代までのチャンピオン6人(アイリスを除く)にレッドを加えた7人で競う。

それぞれのゲーム時よりも数段厳しく、とてつもない激戦となる事が予想されるが、優勝できれば文字通り「せかいさいきょう」となる。


アニメ版において

ゲームとは違い、「ポケモンリーグ」という名のトーナメントを勝ち抜いた覇者のことをリーグチャンピオンと呼称する。

後述の通りポケモンリーグ周りの設定は時期によって変化しているが、ポケモンリーグの覇者がリーグチャンピオンと呼ばれるという設定自体は一貫している。


そして現在(新無印編)に至るまでで、成長を重ねたサトシアイリスもそれぞれアローラとイッシュのチャンピオンに就任することとなり、その設定は現在も無視されてはいない。


注意すべきはこの「ポケモンリーグ」の地位がゲームに比べるとやや低めであるということ。

時期によって細かい設定が二転三転しているが、DP編で明かされた設定は以下の通り。

  • ポケモンリーグを勝ち抜くとリーグチャンピオンになる(上記の通り)
  • リーグチャンピオンになることでようやく「チャンピオンリーグ」なるチャンピオン同士の勝負に出場することができる
  • 四天王そのチャンピオンリーグの優勝者に匹敵するレベルの実力者である
  • チャンピオンリーグを制し、四天王をも制することでチャンピオンたちの頂点「チャンピオンリーグマスター」に立つことができる

つまりリーグチャンピオンとは、頂点に立つチャンピオンリーグマスターはおろか、四天王にすら敵わない程度の実力としか見られないのである。


ただし、このうち「チャンピオンリーグマスター」という名称の設定は、現在のところ死に設定になりつつあり、アニポケに登場するチャンピオンたちの称号も単に「チャンピオン」とされている。

また、SM編で明かされたところによるとアローラには作中で第1回が開催されるまでポケモンリーグが存在しておらず、サトシが初のリーグ制覇者であるため、アローラリーグに関してはゲーム同様「リーグチャンピオン=地方最強のトレーナー」と言える。


新無印編では新制度として、世界ランキングの上位8人「マスターズエイト」の存在が示された。

この8人はポケモンバトルコミッションという団体によって、上記の手続きとは全く異なる「ポケモン・ワールド・チャンピオンシップス」という大会を通して選ばれている。

基本的には世界各地でバトルを繰り返してランキング争いをし、上位ランクを目指すというもので、最終的にはマスターズエイト8人によるトーナメントで世界最強を決定する。

後述のダンデもこのトーナメントを通じて世界最強の称号をもぎ取っている。


「マスターズエイト」は当初、ガラル地方のチャンピオンにして現世界最強であるダンデ、同地方のドラゴンジムリーダー・キバナ、カントー地方の四天王・ワタルの3名しか判明しておらず、視聴者の間では残りは誰なのかが議論された。

尤も、ダンデとワタルに次ぐ実力者であるというわかりやすい条件があること、さらにアニポケ世界線ではシゲルがトレーナーを引退していることから、自ずと候補者は限られており、後に判明した面子(シロナダイゴカルネなど)もおおむね予想通りであった。


なお、WCSの記事にある通り、下位ランクからの昇格・入れ替わりが起こりうるシステムであり、作中ではキバナとオーバがマスターズエイトから降格、サトシとアイリスが新規にマスターズエイト入りしている。


ポケモンマスターズ

2024年3月時点では現役のチャンピオンはシン以外は全員実装済。

この中でアデクはBW2の時系列であるため現役を引退している設定である。また、アイリスはジムリーダー時代の通常衣装との区別のため(アナザー)表記での実装となる。

チュートリアルで貰えるグリーンを除くとその殆どが限定サーチでの排出であり、チャンピオンらしく入手の難易度は他のバディーズより高めの傾向にある。


なお第7世代のストーリー上のラスボスとして戦うことになるククイ博士ハウはチャンピオンバトルにてチャンピオンとして扱われている。


更に、従来のチャンピオンの他に、2022年11月より「ネオ・チャンピオン」の括りとしてチャンピオンと同格の扱いとなる限定衣装のキャラクターが登場する。

こちらは同作に登場するライヤーにより制定された、皆の規範や指標となる者にパシオにおいて与えられる称号であり、審査は既存チャンピオンのいずれかによって行われる。

設定だけでなく性能にもそれは反映され、該当バディーズはチームスキルの一つが「チャンピオン」となる。


2022年11月ではカロス地方のネオ・チャンピオンとしてカルムセレナの2名が登場。


続いて、2023年2月ではガラル地方のネオ・チャンピオンとしてマリィホップビートの3名が登場。

彼らはポケモンマスターズEX3.5周年記念としての意味合いを持つため、ポケモンデイの放送にて大々的な告知がなされた。


こちらも当然のように限定サーチでの排出であり、入手難易度は高め。



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