「きみの いきおい かんじる あつい きもち つたわってくる!」
概要
『ポケットモンスター ダイヤモンド・パール・プラチナ』に登場するキャラクター。
名前の由来は恐らく「大葉」。技名の「オーバーヒート」もかけていると思われる。
シンオウ地方ポケモンリーグ四天王の一人で、3番目に戦うこととなる。
おそらくキハダ(黄檗)も名前の由来の一つ。
生薬のオウバク(黄柏)として知られる落葉高木で、
オウバク→オーバ・バクと兄弟合わせて由来に用いられたと思われる。
"キハダ"の名の通り幹の内樹皮は鮮やかな黄色で、ちょうどオーバの服の色に似ている。
とにかく熱い性格で友達思いな熱血漢。勝負に負けると『あしたのジョー』の如く燃え尽きてしまう(切っ掛けがあればまた燃える)。
ボンバーヘッドなだけにかなりの派手好きで主人公に別荘の内装を見て、リーグの内装も派手にしようと考えたり、アフロからポケモンを飛び出させてチャレンジャーを驚かせようと画策したりする為、デンジからは「常識知らず」だと思われている。
ジムリーダーのデンジは友人であり、ジムの改造に没頭し街を停電させてしまった彼を「世話が焼ける」と言いつつ、主人公に熱い勝負で彼の心を燃やしてほしいと頼んだ。他のトレーナーにもデンジと勝負するよう勧誘したりしていたようだ(ポケマスより)。
『プラチナ』では主人公とライバルにタッグバトルをしかけてくるほか、別荘でも2人一緒に登場することがある。
『BW2』では四天王のシキミに挑んだことが彼女の小説の一文から窺える。
どうやら「なあ あんた オーバーヒート使いなよ」と言い残し去っていったという。
更に「アフロブレイクを繰り出せそうな髪形のほのおポケモン使い」と形容されている。
また、みずタイプの技名を引用する事もあるが、泣く事を目から「ねっとうを出す」と表現するなどチョイスも熱血な彼らしい(ポケマスより)。
容姿
黄色のシャツに黒のズボンとチョーカー、バングル、ビーチサンダル。
そして、最大の特徴は赤いアフロヘアー。自身でもこの髪形を持ちネタにしている。
また、その個性的な外見から某ハンバーガー店のキャラクターに似ているとの声があり、
コラボしているイラストも幾つか散見される。
アニポケ
CV:奈良徹
「ダイヤモンド&パール」編第165話で初登場。
アニメでもデンジとは友人で、バトルの興味をなくしていたデンジのやる気を取り戻すためにナギサジムでサトシとバトルし、勝利した。
ジムリーダーや四天王がよく再登場するDPでも8回という最多の登場回数を誇る。
新無印編第100話で再登場。ポケモンWCSの上位8人「マスターズエイト」に名を連ねており、同話でダンデとバトルするも敗れる。
その他媒体
ポケモンマスターズ
CV:鈴木達央
バディはゴウカザル。☆4の炎アタッカー。
メインストーリー第12章でシキミとチームを組んで戦い、主人公チームの勝利後に仲間に加わる。
性能としては自身で急所率・攻撃・特攻を上げることができ、物理のほのおのパンチ、特殊のだいもんじと使い分けることができて扱いやすい。
バディストーンボードも登場時素早さ・急所率アップ、急所時威力アップ等シンプルなものが多く、初心者にもわかりやすい。
しかし、炎バディーズにはマジコスレッド&リザードンというゲーム内最強アタッカーが存在しているため、実装以降は陰に隠れがち。
その後もマスターバディーズであるダンデ&リザードンの実装、バディーズ技火力が高いトウコ&ポカブのEX解放など、炎アタッカーの層はどんどん厚くなり、配布バディーズのオーバの立場は苦しくなる一方。
おまけに最初期にバディストーンボードの拡張が行われたためバディーズわざの威力を上げるスキルを持っていない上に通常技も威力上昇系のスキルは2つしかなく、それも「ピンチ時威力上昇2」「急所時威力上昇1」と1.1〜1.2倍と小さな補正しかかからない。
一応「急所時威力上昇1」はバディーズわざにも補正はかかるものの、1.1倍しかかからない割にバディストーンボードの全パワー60のうち12を消費しなければいけないためあまりにも割に合わない。
その他登場したときに自分の急所率を1段階上げる「登場時急所率アップ1」に15ものパワーが割かれていたりととにかくボードのコスパも悪い。
EX解放するバディーズを決める投票でも入賞を逃したため☆6EX強化も解禁されておらず、これらのことから現状ではほのおアタッカー全体で見れば最弱といっても過言ではないまでになってしまっている。
とはいえ、バディーズが揃っていない初心者にとっては頼れるバディーズであることには変わらず、これからも新規ユーザーはオーバの力を借りることになると思われる。
手持ちポケモン
ほのおポケモン使いとされているが、ハガネール・フワライド・ミミロップとほのおタイプ以外のポケモンを多く持つ。プラチナ版およびリメイク版の2戦目以降はほのおタイプに統一されるが、初見でタイプ予想を外すプレイヤーは多い。
ダイヤモンド・パール
プラチナ
四天王戦(強化後も同じ)
ファイトエリアのタッグバトル
- ヘルガーLv56
- ブースターLv56
- ブーバーンLv58(切り札)
ブリリアントダイヤモンド・シャイニングバール
四天王戦(3戦目)
※初戦はDP時と、2戦目はプラチナ強化版と同一
バトルタワー
パターン1
- バシャーモ
- ブーバーン(切り札)
パターン2
- ヒートロトム
- ブーバーン(切り札)
パターン3
- ゴウカザル
- エンテイ(切り札)
対策
ポケモンDPt
扱うポケモンはほのおタイプ。
ほのおタイプのポケモンにこだわるのは技の1つであるオーバーヒートに名前が似ているからとのこと。
しかし、『ダイヤモンド・パール』の時はシンオウ図鑑にほのおタイプのポケモンのが2系統しかおらず(ポニータ・ヒコザル系統)、その他の3匹はほのおタイプの技を覚えている別タイプのポケモンを使用してくる。
専門のほのおタイプポケモンが少ないために他系統のポケモンを使わざるを得ない状態になっているのだが、裏を返せば弱点が分散されているためにこちらも様々なポケモンの育成が求められる事となり、歴代四天王の中でも強敵に分類される難度となっている。
特に補助技を多用してくるフワライドとミミロップが厄介で、かげぶんしんを連打してくるフワライドの前にPP切れにされる事もしばしば。
『プラチナ』ではほのおタイプのポケモンの系統が充実したため、前述の3匹は全てほのおタイプに入れ替わったが、みずタイプやじめんタイプで簡単に突破できるようになったせいで、むしろ弱くなってしまったともっぱらの噂である。
タイプ統一を要求されるキャラクターならではの辛さだろう。
余談だが、プラチナでは、初回殿堂入りを果たし尚且つタッグバトルに勝った後でも、ハードマウンテンでのミッション(ギンガ団の幹部・プルートの退治)をクリアするまでは、レベルがまだ上がっていないリーグ四天王とチャンピオンに何度でも再戦できる。つまり、上記3体のレベルが逆戻りする状態となる。 タッグバトルで使われていたのは別個体って事なのだろうか……?
ポケモンBDSP
メンバーこそダイヤモンド・パール時代の構成に戻ったものの、今作のジムリーダーおよび四天王たちは持ち物と技構成、特性、AI面で恐ろしく強化を受けている。一応言っておくがこれは強化前の段階である。
まず初手のギャロップからして「こうかくレンズ」を装備しての「さいみんじゅつ」で出鼻を挫いてくる。知ってさえいれば「カゴのみ」を持たせたポケモンで一撃で仕留めれば問題ないのだが問題は後に控えるある二体。
ほのおタイプですらない3匹のうちの1匹であるフワライドが出たら可能な限り一撃で仕留めること。なんとこいつ、「ちいさくなる」「バトンタッチ」でエースのゴウカザルに繋げてくるガチ仕様である。仕留めるのに失敗すると「オボンのみ」を食べ「かるわざ」を発動して先制バトンに繋げてくるのだ。「おにび」「ちからをすいとる」でこちらを骨抜きにして甚振る戦術まで供えてくるものだから数多くのトレーナーを唖然とさせた。一応この技構成を見ての通り変化技オンリーなため、「ちょうはつ」で機能停止するのが救い。
そのゴウカザルはゴウカザルであろうことか「きあいのタスキ」を装備している。挙句の果てに「かいふくのくすり」まで使ってくるので、攻撃を当てられないと「インファイト」でこちらの手持ちを次々と屠られてしまう。
万が一フワライドのバトンを許してしまった場合は「つばめがえし」、火傷などを受けた場合は「でんげきは」等で対策するといい。開き直って「ヨクアタール」を使うのも手。
熱血漢キャラに反したこの搦め手のオンパレードに、界隈では「陰湿害悪アフロ」とまで言われて炎タイプ使いだけに 炎上してしまっている……
再戦時にはメンバーとLvはプラチナ強化版のものとなって登場。ヘルガーが「みちづれ」を使用してくるなどこちらも厄介だが、前述のフワライドがいない分相対的には戦いやすい普通の炎統一PTになった。
しかし3戦目にはリメイクオリジナルのさらなる強化版として登場。性能面で不遇と名高いブースターの代わりにポケモン廃人からも強力なポケモンと認知されているキュウコンとウインディが加わっている以外の構成はあまり変化していないが、そのキュウコンが初手で繰り出され「あついいわ」を持って「ひでり」で手持ちのほのおタイプを全強化する晴れパ仕様となっている。
無論「ソーラービーム」等も覚えているので、迂闊にみずタイプなど出すと容易に返り討ちに遭う。
関連イラスト
関連タグ
関連キャラ・関連トレーナー
他のほのおタイプの使い手
カツラ(トレーナー) アスナ(ポケモン) ポッド(トレーナー) パキラ(トレーナー) カキ(トレーナー) カブ(トレーナー) メロコ