「それでは みなさん! これからも レッツ チャンピオン タイム!」
「オレはこれから強いヤツに会いに行きます!」
概要
『ポケットモンスター ソード・シールド』に登場する、ガラル地方のポケモンリーグチャンピオン。
名前の由来は日本語・英語ともに蒲公英(セイヨウタンポポ)の英名「dandelion(ダンデライオン)」からと推察される(ライオンLionの別の言い方がLeo)。ガラル地方のモデルであるイギリスの国章に、王冠を戴くライオンの姿が描かれていることに由来したネーミングと思われる。
プレイヤーからは「ダンテ」と間違えられることも多い。
菫色のロングヘア―に金色の瞳の精悍な顔立ちで、牙のような形に整えた顎髭を生やしている。
チャンピオンと言う事もあってか、体はかなり鍛えられており、所謂細マッチョ体型(自宅にはトレーニンググッズも置いてある)。
通称「無敵のダンデ」。10歳の頃にリーグ委員長であるローズにジムチャレンジへ推薦されリーグチャンピオンとなり、それ以降の公式戦では無敗の実力の持ち主。ユニフォームの背番号はそのまま「1」。
ライバルはガラルが誇るトップジムリーダーのキバナだが、「無敵」の異名通りキバナにすら10連勝している。
誰に対しても偏見を持たずに接する人柄も相まってガラルの住人たちから絶大な人気を誇っており、リザードンを相棒に「リザードンポーズ」なる構えを老若男女を問わず地方に流行らせた(主人公も完璧にコピーしている)。ハロンタウンの自宅の部屋には無数の帽子を飾っているが、多忙な為か触れた形跡が殆ど無い。
主人公のライバル・ホップとは実の兄弟の間柄で、弟は兄のような強いトレーナーになる事を目指しており、兄も弟の成長に期待している事から兄弟仲は非常に良好。マグノリア博士の孫娘・ソニアとはジムチャレンジを共にした幼馴染の関係。
尚、物語序盤で御三家を主人公とホップに渡す役目は彼が担っており、2人が選ばなかった残りの1匹(主人公の選んだものに有利なタイプのもの)は彼自身の手持ちポケモンとなる(後にこの1匹の最終進化形を手持ちとして繰り出してくる)。
実はかなりの方向音痴であり、目と鼻の先にあるエンジンシティの巨大な昇降機すら見失ってしまうほど。
ホップやソニアからも心配されている。ソニアのワンパチにも度々助けられているらしく、現在でも移動に関しては相棒のリザードンがマネージャーを兼任している状態である。
服装は黄色いラインの入った帽子に剣と盾が描かれた専用のユニフォームを着用している。
また、羽織っているマントには様々な企業のロゴが刻まれている。
リザードンポーズ
「両足を軽く開き、左手の親指・人差し指・中指を立てながら腕をまっすぐ上に伸ばす」キメポーズ。左手の指はリザードンの爪(もしくは頭部)に見立てていると思われる。
フィールドで左スティックをぐるぐる回すことで主人公がその場でぐるぐる回転し、スティックの回転をやめるとゆっくり回転を止めながらこの決めポーズを取ることができる。(バシーン!というSEつき)。なお、ただのネタかというとそんなことはなく、とあるポケモンの進化に非常に重要な要素になっている。
異質な捕獲チュートリアル
シナリオの序盤ではダンデが捕獲チュートリアルを実演するが、それが「チャンピオンスタイル」という体力満タンの相手にいきなりボールを投げるというもの。シリーズ成熟前の初期とそのリメイクを除けばダメージを与える行程はカットしなかったため、色々と異質である。しかも、ダメージを与えずにボールを投げるにしても、他のソフトではダメージを与えると捕獲しやすい事に言及しているが、それすらもしていない。ポケモンGOから流入するプレイヤーを想定してのことだろうか?
終盤では
ローズ会長の依頼でムゲンダイナを捕獲することになり、その依頼もあっさり完遂しようとしていた。
しかしムゲンダイナの様子がおかしいことに気付いた彼はある行動に出る。
そう、彼は躊躇することなくリザードンに指示し主人公、ホップを庇ったのである。
結果、自身はムゲンダイナの攻撃を受け、治療を受けることとなる。
彼は決してお飾りのチャンピオンではなく躊躇せずに他人を庇える正真正銘、実力と善良な人間性を併せ持つ立派なチャンピオンだったのである。
(方向音痴という欠点も、ある意味では彼の人間味といえる)
クリア後
「ブラッシータウンで キミと はじめて 会ってから ここまで
長かったのか 短かったのか……
バトルタワー 最高の 試合
ダンデが 相手を させていただくぜ」
主人公に敗れ、リーグチャンピオンの座を明け渡した後は、ムゲンダイナの一件により退任したローズの後任としてポケモンリーグの委員長に就任。ローズタワーを今作のバトル施設となるバトルタワーへと改修し、そのオーナーを務めることとなる。
チャンピオンという重責から解放されたからか、その姿はチャンピオンだった時よりも寧ろ活き活きとしているという。その一方で、「レッツ チャンピオン タイム!」に代わる新しい決め台詞がなかなか思い浮かばないのが悩みの種らしい。
なお、方向音痴な彼だが、流石に巨大なバトルタワーには迷わずに来られるようだ(バトルタワーのオーナーの仕事を引き受けたのも「仕事場に迷わずいけるから」というのも決め手の1つだった模様)。
施設内のバトルでも、クラスが上がるレベルの最終戦(いわゆる昇級試験)の相手として登場し、今度はチャンピオンでは無く一人のポケモントレーナーとして主人公と激闘を繰り広げることとなる。
なお、バトルタワー内では上記のイラストの通り服装も普段のものとは異なるスーツ姿での登場となる。
…が、それでもあくまでキャップは手放さないようで、ポケモンに指示を送る際にも帽子を仰ぐような仕草を取る。
手持ちのポケモンはリザードン以外はトーナメントで使用したポケモンの中から毎回ランダムで選出されるが、必ずしもトーナメントと同一の個体とは限らず、場合によっては隠れ特性持ちの個体に置き換わっている場合もある(リザードンのみは例外で、「もうか」で固定)。
どの道、リザードンは必ず手持ちにおり、ステルスロックやいわタイプの技を覚えているポケモンがいればそれなりに楽になる。どうしても勝てないという場合は検討してみよう。
また、シュートスタジアムのチャンピオンカップ再戦にも登場することがあるが、この際はチャンピオンの時と同じ服装である(ちなみに、彼を招待するにはバトルタワーをモンスターボール級まで上げなければならない)。
服装こそチャンピオンと同じではあるが、この時には既にチャンピオンではなくなっているため、肩書は「ポケモントレーナー」に変わっている。
殿堂入り後にダンデ・ホップの自宅を訪れ、ダンデの部屋に入ると、「また 熱い 勝負を しようぜ!」と書かれた手紙と共にヒトカゲの入ったモンスターボールを入手することができる。
このヒトカゲは、キョダイマックス可能なリザードンに進化できる特別仕様となっており、さらにタマゴ未発見のポケモンと同様、個体値に3V補正の掛けられた強力な個体となっている。
手持ちに加えれば心強い味方となるので、ありがたく受け取っておこう。
追加DLCである『鎧の孤島』では、以前チャンピオンであった“マスタード”の元で修行を行っていたことが明かされた。そして、新たなチャンピオンとなった主人公たちも彼の元で修行を行うこととなる。
マスタードによるとダンデも2つの塔に挑む修行を受けたのだが、ここでも方向音痴を発揮してしまい、道に迷って結局塔まで辿り着けなかったとのこと。実際、ヨロイ島は方向音痴でなくとも土地勘を十分に養えていないと道に迷ってしまってもおかしくないほど複雑な作りをしている。ダンデが塔に辿り着けなかったのも無理からぬ話であろう。
なお、主人公に敗北したことで結果的に師匠の18年間の王座保持記録は破れなかったらしい(またこのことから、彼の年齢は少なくとも28歳よりは下であることがわかる)。
更に『冠の雪原』では、ストーリー後にスマホロトムにシュートスタジアムに来るよう連絡を入れてくる。ガラルのジムリーダー達を呼び寄せたダンデは、委員長としての新たなる試みとしてガラルスタートーナメントの開催を宣言。
これはパートナーとタッグを組んでのタッグマッチで、さっそく開かれた大会で主人公がホップと組んだ場合に、ダンデは積年のライバルであるキバナと組み、勝ち上がった主人公ペアを決勝戦で迎えうつ。なお、マリィと組んだ場合は彼の代わりにネズが登場するため、登場機会が最後を除いて無くなる。
大会後、激しい戦いに燃えた観客たちの声援を聞き、この瞬間が終わってしまうのは惜しいとしてこの大会の更なる開催を宣言。
以降はガラルスタートーナメントで優勝を繰り返すことで彼と組むこともできる。また、師匠であるマスタードなども登場するため、状況次第では彼らとの絡みも見る事ができる。
手持ちポケモン
※ダンデのリザードンも参照
※:主人公が最初に選んだポケモンによって変わる。
ちなみに全ポケモンが2回進化できるポケモンの最終進化系となっている。
チャンピオンカップ チャンピオン戦
- ギルガルド♂ Lv.62
- ドラパルト♂ Lv.62
- オノノクス♀ Lv.63
- ガマゲロゲ♀ Lv.64 / バリコオル♂ Lv.64 / ドサイドン♂ Lv.64
- エースバーン♂ Lv.64 / インテレオン♂ Lv.64 / ゴリランダー♂ Lv.64
- リザードン♂ Lv.65(キョダイマックス)
事前に「最強」「無敵」のチャンピオンと幾度となく評されただけあって、これまでのトレーナーとは格が違う強さを誇る。
まず、平均レベルが高い。直近のトレーナーであり、彼に次ぐ強さを持つキバナなどと比べても10近く高い。ここまで同等程度のレベルで戦ってくると、真っ先にレベル差で苦戦させられることになる。さらに技構成も対戦でそのまま使えるレベルに揃っている。一部を除いて基本的にフルアタであり、AIも最も効果的な技を選択するため無駄な行動はほとんど行わない。使用するポケモンも開幕のギルガルドを筆頭に、当然のように強敵揃いである。また、最初の御三家選びで主人公およびホップに選ばれなかった御三家をダンデが連れていくことになるのだが、この御三家をしっかり育て上げており、この戦いにて使用してくる。つまりこちらの選んだ御三家に有利な御三家を使用してくるため、御三家メインで戦う場合は対抗策を考えておかなければならない。
そして、相棒たる切り札のリザードンはキョダイマックスする。さらに弱点対策としてソーラービームを習得しており、キョダイマックス中はダイソウゲンとして1ターンで使ってくる。今作は最序盤でゲットできるカジリガメ(いわ・みずタイプ)がほのお1/4、ひこう半減と一見してリザードンに対して有利に思えるが、実際には素早さで負けているため相手のリザードンに合わせて交代しダイマックスさせたところ4倍弱点のダイソウゲンで一撃で気絶させられダイマックス権を失った状態で2ターンも持ち堪えなければならない大ピンチに陥ることも少なくない。
ならばとほのおタイプで渡り合おうとしたらなんとタマゴ技であるはずのげんしのちから(またはそれを元にしたダイロック)が飛んでくる。つまりダンデのリザードンはどの御三家に対しても弱点を突くことが出来る事になる。
総じて、本編最後にして最大の強敵である。
攻略法として、全体的にドラゴンタイプとゴーストタイプのポケモンが多いので、比較的耐久性が高いフェアリータイプ、こおりタイプ、あくタイプのポケモンが挙げられる。特に一番の難所であるドラパルトは意外にもふいうちに弱いので、それらを覚えているポケモンがいると少しは楽だろう。切り札であるリザードンも上記で述べたとおり、こちらの弱点を突いてくるが、一発でも4倍弱点であるいわタイプの技が当たればいいので、それらのポケモンにきあいのタスキを持たせれば良い(またはすばやさで上回るでんきタイプでタイプ一致高火力技を叩き込む)。また、リザードンはドラゴンタイプのポケモンの弱点を突けないため、リザードン用にドラゴンタイプを入れておくのもいい。
なお、あまりの強さに
『V個体を選んでいたり努力値が振られている』という噂が出たとか(後の作品で公式が本当にやらかした)。
トーナメント(クリア後)
パーティ自体は順当に成長しているが、なぜかオノノクスが抜け5匹になっている。
この点はガラルスター後のトーナメントも同じ。
- ギルガルド♂ Lv.70
- ドラパルト♂ Lv.68
- ガマゲロゲ♀ Lv.69 / バリコオル♂ Lv.69 / ドサイドン♂ Lv.69
- エースバーン♂ Lv.70 / インテレオン♂ Lv.70 / ゴリランダー♂ Lv.70
- リザードン♂ Lv.70(キョダイマックス)
ガラルスタートーナメント
タッグバトルの対戦相手またはパートナーとして登場。
- ギルガルド♂ Lv.80
- ドラパルト♂ Lv.78
- リザードン♂ Lv.80(キョダイマックス)
トーナメント(ガラルスタートーナメント初回クリア後)
- ギルガルド♂ Lv.80
- ドラパルト♂ Lv.78
- ガマゲロゲ♀ Lv.79 / バリコオル♂ Lv.79 / ドサイドン♂ Lv.79
- エースバーン♂ Lv.80 / インテレオン♂ Lv.80 / ゴリランダー♂ Lv.80
- リザードン♂ Lv.80(キョダイマックス)
考察
実は悪人?
発売前は所謂この手のストーリーにありがちな「勝つ為なら手段を選ばないタイプのチャンピオンではないか?」「本当はローズ委員長の手駒で八百長して勝ってきたのでは?」という考察が出回り、その影響でムゲンダイナイベントまでは疑っていたというプレイヤーも存在する。
ポケモンシリーズにおけるこれまでのチャンピオンにはあまり無敗の強さを全面にアピールするタイプがいなかった事、マントに記された多くのスポンサーの存在、及び目の前の場所にすら辿り着けない程の不自然な方向音痴描写により(道に迷ったふりをして対戦前にあらかじめ相手の手の内を探る、または相手のトレーナーやポケモンにあらかじめ危害を加えて潰しておく、八百長の打ち合わせ)等の裏工作を連想させた為と思われる。
ダンデの不正が発覚した後にかつてのチャンピオン(後に公開されるマスタードに相当する人物)が返り咲き、そちらと真のチャンピオンバトルになるのではとの考察も見られた。
実際に今作はガラルポケモンリーグの影の側面に触れており、ローズ委員長の暗躍や過去の委員長の八百長の誘いなどの事実が明らかとなった。
だがダンデはチャンピオンとして活躍しつつもローズの言いなりではなく一定の距離を置き、スポンサーもローズのマクロコスモスではなくその他の地元企業から募っていた。また方向音痴は生来のものだった。
事態の全容が明らかになった今では正真正銘のチャンピオンとして誰もが認めるものとなっており、リーグ委員長としても過去の闇を払拭し正常なリーグ運営がなされるよう、その手腕が期待されている。
元主人公?
- 10歳でチャンピオンになった: ポケモンの主人公は概ね10~14歳程度と設定されることが多く、ダンデがチャンピオンになった年齢は歴代のポケモン主人公の年齢設定と合致する。
- 幼馴染のライバル(ソニア)が居た: ポケモンの主人公は男の子と女の子のどちらかを選ぶことができ、作品によっては選ばなかった方の主人公がライバルとなることもあった(ただし現在の時間軸ではライバルというとキバナがそのポジションである)。更に、ソニアの自宅のリビングに、ソニアのものと思しき銀色のトロフィーが飾られている事から、決勝戦でダンデとソニアが戦ったと思われ、ライバルとの決戦がラストバトルだった第1作を彷彿とさせる。
- リザードンを相棒として連れている: 第1世代の主人公を彷彿とさせる。ちなみにリザードンと出会った経緯は不明で、パートナーの出会い方まで第1世代の主人公と同じかはわかっていない。しかし、『鎧の孤島』のマスター道場にてヒトカゲを除いた第1世代の御三家(フシギダネ、ゼニガメのどちらか)が貰える為、もしかしたらダンデは過去にマスター道場でヒトカゲを貰い、相棒にしていたのかもしれない。
- 他のトレーナーと比べて明らかに所持ポケモンのレベルが高い: 殿堂入り後の主人公あるある。
- キャップを被っており、さらには負けると帽子で顔を隠した後にそれを投げながらポーズを決める(バトルタワーでは帽子で顔を隠して悔しさを露わにする様子も見られる)。
- 彼との勝負で流れるBGMには、第1作の殿堂入り時のBGMのアレンジがフレーズの1つに使われている。
- ガラル地方に悪の組織が存在しない(全く存在しないわけではないが): 過去作同様、チャレンジャー時代のダンデに冒険の過程で壊滅させられたためではないかという説あり。
- 方向音痴: ややこじつけ感はあるが、一応主人公もイベントそっちのけであちらこちらを歩いたり、ポケモンセンターやショップに行く等、傍から見ていれば方向音痴のように思われる行動を取ることはある。また、バトルタワーに通うようになると目的地に一人で着けるようになるのもそう見える
といった点からファンの間で彼は元主人公的な存在だったのではないかという仮説が囁かれるようになった。
このため、一部のユーザーの間では、「少年時代のダンデがガラルを冒険してチャンピオンになるまでの過程を描いたスピンオフ作品が見たい」という声も上がっている。
アニメ版
テレビアニメ『ポケットモンスター』シリーズ
CV:小野大輔
初登場は第7シリーズ目にあたる『ポケットモンスター』の第12話。
その後も数回登場している準レギュラーの一人と化しているため、詳細は「ダンデ(アニポケ)」の記事を参照。
薄明の翼
CV:櫻井孝宏
「ほら見てよ!この人が最強のチャンピオンなんだ!」
原作の設定がそのまま反映されている本作においては、登場人物たちの視点を通じて、ガラルのポケモンリーグにおける絶対王者として人々の尊敬を集める英雄という描写がなされている。
第1話でのサイトウ戦(リザードンvsカイリキー)を筆頭に、ジムリーダーが主役となる話数においては特に威圧感を放っており、周囲から「無敵のダンデ」がどのように見えているのかを擬似体験させられる構成になっている。
試合の中継映像、ローズの回想、プレッシャーを伴う幻影や雑誌の表紙といった間接的な登場が続き、彼自身の言葉を聞く機会は第6話エンディングを待つこととなった。見知らぬ少年が描いたという自分とリザードンの似顔絵を見て口元を綻ばせたその表情が、飾り気のない一人の青年のものであることに感じ入った視聴者もいた様子。
最終話では例によって特大の方向音痴を発揮しながらも、気難しいアーマーガアと即座に仲良くなってみせ、さらにはアーマーガアの背に乗ったまま最高速度を引き出した上で涼しい顔をしているなど、トレーナーとしても人としても非凡な一面が垣間見られる。
初対面のジョンに対して気さくに接する人柄の良さ、入院中の身である彼を勝負に誘う貪欲さ、未だトレーナーですらない少年を対等に扱う真摯な姿勢といった複雑な人間性が描かれ、その終幕はソニアからの一言によって結ばれている。
シュートスタジアムにおける強敵・キバナとの勝負ではギルガルド、ドラパルト、キョダイマックスリザードンを繰り出し、目まぐるしい戦いで観客と視聴者を熱狂させた。
「EXPANSION 星の祭」ではオーナーとして登場し、招待状を携えて自らトーナメント参加者たちの元を訪れている。ヨロイ島ではマスタードとの手合わせも描かれ、ナックルスタジアムではキバナとも一戦交えた様子。
ポケモンエボリューションズ
CV:小野大輔
第1話「ザ・チャンピオン」に登場。
決勝戦前の回想という形式でダンデ視点のブラックナイトの一件が描かれる。
声優はアニポケ新無印同様、小野大輔氏が務めている。
他媒体
MV『GOTCHA!』
MVの後半に登場し、キョダイマックスリザードンを相棒に、主人公の繰り出したキョダイマックスエースバーンと技をぶつけ合い激しいを勝負を繰り広げる。
また、彼の帽子とレッドの帽子が重要な役割を担っており、ある意味でレッドと対をなす存在として扱われている。
ポケモンマスターズ
CV:櫻井孝宏
2021年2月24日に配信1.5周年を記念し、実装が発表された。
バディはリザードンであり、マジコスレッドと同じだが技構成は異なる。主人公が入手できるタマゴ以外でプレイヤーキャラクターのバディが被るのは初の事例。更にゲーム初のマスターバディーズとしての実装である。
マスターバディーズは味方全員を強化でき、さらに特定のチームスキルタグを持つ味方がいるほど効果が上がる「マスターパッシブ」を持ち、ダンデの場合は「ガラル」が該当。
また、ゲーム初、3つのタイプのわざを扱えるバディーズでもある。
声優は『薄明の翼』同様、櫻井孝宏が務めている。
実装時にはエピソードイベント「チャンピオン タイム!」が開催された。
2021年8月12日に2周年前夜祭としてマジコスが実装。
大方のプレーヤーが「ダンデに衣装違いが実装されるとしたらアイリス(アナザー)のようにバトルタワーでの姿が来るであろう」と予想していた中でのまさかのオリジナル衣装となった。
和っぽい装いの中にバディのポケモンの要素がモチーフとして取り入れられているのだが、当のバディの選定含めあらゆる意味で度肝を抜いたデザインとなっており、誰が呼んだか付いたあだ名は「ダイマ忍」。
また、髪型が原作で見られないポニーテールとなっているのも異例のことである。
バディはまさかのムゲンダイナであり、原作からは到底あり得ない組み合わせに驚きの声が上がった。
元より『ポケマス』ではユウリがザシアンを持っているのにダンデがチャンピオンのままという明らかに原作と辻褄が合わない描写がなされているため、一種のパラレルと取ったほうが良いかもしれない。
ムゲンダイナをバディにする過程は伝説ポケモンイベント「流星にほえる赤き盾」にて。
☆5のドラゴン特殊アタッカー。ゲーム初のバディーズダイマックス技を持ったバディーズである。
性能は「スピーダー+」・「クリティカット+」の2つのバフアイテムを持ち、トレーナー技「無限大だぜ!」で特防1段階ダウンと引き換えに特攻3段階バフと次回抜群時威力上昇状態にしてダイマックスほう・バディーズ技・ダイマックスバディーズ技で攻めるアタッカー。
ポケットモンスターSPECIAL
第15章(ソード・シールド編)で初登場。
ブラッシータウンでウールーの大群が電車を立ち往生させている事件に巻き込まれていた。
その事件を剣創人と盾・シルドミリアが解決した後、2人をジムチャレンジに推薦した。
ポケモンSV
本人の登場はないが、DLC後編「藍の円盤」で舞台となるブルーベリー学園はポケモンバトルの教育を重視している。当然ガラル地方元最強、かつ現在も最強格のトレーナーであるダンデを知る生徒もいる。
このため生徒を通じてダンデの象徴たるリザードンポーズ、そして特徴的な投球フォームを主人公が体得できる。剣盾には投球フォーム変更がなかったため、野茂英雄ばりのトルネード投法が継承されるのはこれが初となる。
関連イラスト
関連タグ
ポケモン関連
ポケモン剣盾 ポケモンリーグチャンピオン ガラル ハロンタウン
御三家関連
- グリーン:主人公が選ばなかった、かつ有利なタイプの御三家を使うチャンピオン。フシギダネを選んだ場合はダンデ同様リザードンがエースになる。
- プラターヌ博士:「プレイヤーの間であらぬ疑いをかけられたリザードン使い」繋がり。これは両者に(発売前〜ストーリー中盤にかけて)怪しい面が多く見られたという事と、両作の真の黒幕が初見でバレバレだった事が原因である。
- ククイ博士:主人公が選ばなかった、かつ有利なタイプの御三家を使うキャラクター繋がり。地元での人気が高く、戦闘曲も歴代作品共通で流れるもののアレンジという点も共通している。
- ネモ:主人公が選ばなかった御三家を使うトレーナー繋がり。若くしてチャンピオンの資格を持っている点(チャンピオンの意味合いはガラルとパルデアで異なるが)、主人公が強くなって自分と対等の存在になるよう期待して積極的にアドバイスやサポートをする点も共通。猪突猛進で好戦的な性格も似ている。
- ウォロ:主人公の成長に期待して様々な場所でアドバイスを与えてくれるが、最終的にボスとして立ちはだかるトレーナー繋がり。しかし、ウォロは伝説のポケモンに会いたい一心で主人公の善意を悪用していた。