概要
本編のポケットモンスターシリーズにおいて、手持ち全てのポケモンがひんしになってしまうとこのメッセージが出る。
ただしこのメッセージは作品に違いがあり、大半は「××(主人公名)は めのまえが まっくらに なった!」だが、GSC・HGSSのみ「××(主人公名)は めのまえが まっしろに なった!」となる(意味は大体同じ)。
いずれにせよ、この状態になるという事は、早い話が主人公側の敗北(ゲームオーバー)を意味する。
主人公への影響
ポケモン勝負の場合は戦闘終了後に負けた方が賞金を支払うのだが、それはポケモントレーナーである主人公とて例外ではない。
この場合は「××(主人公名)は 賞金として ○○円 支払った……」と出てしまう。
野生ポケモンとの戦闘で全滅した場合は「××(主人公名)は あわてて ○○円 落としてしまった……」と出る。予想外の事態か何かで慌てたのだろうか。
失う金額は第3世代(FRLGのみ除く)までは所持金の50%、FRLGおよび第4世代以降は失う金額がレベルとバッジによって変動する(最小8円、最大12000円)。
その後、画面が暗転し「疲れて 動けなくなった ひんしの ポケモンたちを かばいながら ××(主人公名)は 急いで ポケモンセンターに 戻るのであった」のメッセージ(FRLG、第4世代以降)の後に、全滅前に最後に入ったポケモンセンターの入口に自動で戻る(なお、剣盾では、理由は不明だが微妙に言い回しが変わっており、「ひんしの」という文言が削除されている)。
もう一度言うが、すぐ近くの最寄りのポケモンセンターではなく、全滅する前に最後に入ったポケモンセンターである。
………つまりどういう事かというと、仮にもし最後に入ったポケモンセンターが滝のある所だった場合(サイユウシティなど)、全滅するとどれだけ遠くにいようがそこに戻るため、途中で主人公が生身で滝を登っているという事になる。
剣盾ではヨロイ島で全滅した場合はマスター道場に、カンムリ雪原で全滅した場合はフリーズ村に帰ることになる。ただし1度も入ってない場合はそれぞれのエリアの入口である駅になる。
余談だが、(余程序盤でない限りはないと思うが)どこのポケモンセンターにも入ってない場合は自宅に戻る。そしてその際におかあさんからキズぐすりを準備しておくように勧められる。
LEGENDSアルセウス
『LEGENDSアルセウス』ではポケモンを連れた人間との戦いが少なく、野生のポケモンも必ずバトルして捕まえる訳ではない為、この文面が出る状況が異なっている。
この作品では従来の全滅パターンは野盗三姉妹に負けた場合でしか発生せず、それ以外の状況では、手持ちポケモンが全滅しても直ちに目の前が真っ暗になるわけでもないし、全滅していなくても目の前が真っ暗になることがある。
では目の前が真っ暗になるのはどういう状況かというと、ポケモンの攻撃を受け続けたとか、高所から落下したとかで、主人公のダメージが蓄積した時である。
つまり、主人公自身が気絶したことを「目の前が真っ暗になった」と表現しているのである。
近くのベースキャンプに戻されることになるが、このとき持っていた道具の一部をその場に落としてしまう(野盗三姉妹に負けた場合は奪われる)。