「常盤木と呼ばれる松のようにいつまでも若く美しい長女のオマツ」
「枯れるどころか次々と新芽を咲かせ繁栄を体現する次女 オタケ」
「寒い冬に春の訪れを知らせる可憐にして気高さの象徴 三女のオウメ」
「「「あたくしたち野盗三姉妹 その名もショウチクバイ!」」」
概要
『ポケモン LEGENDS アルセウス』の舞台・ヒスイ地方に登場する、3人の女盗賊義姉妹で構成されたチーム。
通称「ショウチクバイ」とのことだが、他者からこう呼ばれることはあまり無い。
共通する特徴として、顔に歌舞伎の隈取のような化粧がある点が挙げられる(初対面時の自己紹介やバトルに負けて逃げる際にも、見えを切るような動作をする)。
彼女らはコンゴウ団・シンジュ団・ギンガ団の規則に縛られる生き方に嫌気がさして出奔した脱落者であり、自分勝手に生きるべく、各地の物品や所有ポケモンを盗もうと行動している。
同作における実質的な“悪の組織”ポジションでもあるが、規模としてはハタ迷惑なフリーの泥棒でしかなく、下っぱも存在しない。
彼女たちとバトルするときは、ダブルバトルやトリプルバトルではなく一人ずつ順番に相手をしていく事になる。
火吹き島の対決の際には、「1人がバトルしている間に残りの2人が瀕死のポケモンを回復させて再戦すれば、キズぐすりが尽きない限り絶対に負けない!」という禁断の戦術を仕掛けてくる(ただし、乱入者の登場により失敗に終わっている)。
金策要因として
島キング攻略後には各フィールド上にも現れ、道行く主人公を呼び止めてポケモンバトルをしかけてくる(なお、あちらの視界の外からこっそり忍び寄るとまた別の反応が返ってくる)。
もっとも、ただ単にこちらの邪魔をしてくるだけではなく、勝利すると換金アイテム(ストーリー攻略前はほしのすな、攻略後はきんのたま)を落として去っていくため、金策に使えるという利点がある。
というか、本作はポケモン勝負に勝つと賞金が貰える従来のシステムが存在しないために、彼女たちを見つけ出して倒して回る以外に効率的な金策がほぼ存在しない。しかも、彼女たちを倒すと最大できんのたま5個(5万円相当)を落としていく(ストーリークリア後かつ彼女たちに一定回数以上勝利するという条件を満たす必要があるが)ので、開発側も意図して金策用のキャラとして設定している節がある。
かくして、今日も彼女たちは金目当てのプレイヤーに見つけ出されてはコテンパンにされ、金品を巻き上げられるということを繰り返されているのである。
どっちが野盗なのか…
ちなみに…
金策で彼女たちのバトルを周回する場合、一番効率が良いとされるのは黒曜の原野。
3人とも高台キャンプ周辺に出現するために周回効率が良く、万が一見つからなかったとしてもキャンプから遠くまで行く必要がないのであまり面倒ではないという利点があるのだ。
メンバー
それぞれの所属団体を出奔した身である三人だが、オタケ、オウメは一時期ギンガ団にも所属していたらしいことが語られる(オタケは調査隊、オウメは畑作隊。恐らく、オマツともこの時に出会ったものと推測される)。
よく見ると、オマツはギンガ団の隊服、オタケはイチョウ商会の隊服、オウメはギンガ団の畑作隊の隊服とシンジュ団の隊服と思われるものを着用している。
また、あるシーンでセキやカイと遭遇・激突したときに名を呼んで驚かれていたため、野党としての通り名やコードネームとかではなく本名である。
よくもまあこんな収まりの良い名前の、赤の他人3人が集まったものである。
余談
名前の由来は通称の通り『松竹梅』。
子孫の肩書はそれぞれポケモンリーグ四天王・ジムリーダー・ギンガ団の幹部であるが、DPt本編では絡む描写が存在しない。
また、対応する子孫が存在することから、彼女たちも将来的に誰かしらと結婚して家庭を持った可能性が考えられる(悪事から足を洗ったかまでは不明だが)。
関連タグ
LEGENDSアルセウス 悪の組織(ポケモン) 野盗 盗賊 松竹梅
ツインローバ…同じ任天堂作品の松竹梅由来の名前の敵キャラ。こちらは二人姉妹で松に当たる人物がいない。
すりみ連合…同じく任天堂作品の三人組キャラ。普段はバンカラ街のラジオパーソナリティーを務めているが、実は街中にあるお宝を狙う盗賊団であった。主人公と幾度も対立するが、彼女達に勝利すると捨て台詞を残して、煙幕で消える所が共通している。
キャッツ・アイ…怪盗3姉妹の元祖。