概要
『スプラトゥーン3』の舞台となる、新しいホームタウン。
古くから存在する人口密集地らしく、近未来的な高層ビルから古臭い鉄筋造りのアパートまで様々な時代の建造物がひしめき合い、どこか香港を思わせる光景が広がる（商店街や裏路地の周辺はかつて九龍城砦が建っていたことで知られる九龍地区に似ている）。
ハイカラスクエアから遠く離れたこの街は、1年半前のファイナルフェス以降、急速な発展を遂げたとのこと。
「バンカラ」とは、ハイカラをもじった言葉で、明治期にハイカラに対するアンチテーゼとして粗野や野蛮を創出したもの。
前々作では工事中であったマサバ海峡大橋が2年前に開通したことにより、ハイカラ地方と行き来が可能になった（このためバトルステージとしてのマサバ海峡大橋も大幅に変わっている）。
しかし、それら発展開発の代償として市の経営は割とカツカツらしく、すりみ連合も地元を少しでも潤すため活動している。
施設・スポット
- ロビー
オンライン対戦を行うための施設。バンカラ街の中心部にそびえ立つ近未来的なビル（イラスト正面のカラフルなビル）の中にある。今作ではマッチング中にロビー内部で試し撃ちができるようになった。ロビー内にはジャッジくんがいてアドバイスを教えてくれる。
- サンカクス
ロビー内に併設された売店。特別なチケットを店員に渡すと食事ができる。
店員は金魚のオバチャン。彼女の姿は街の至るところで見かけるようだが……。
ロビー内に併設されたロッカールーム。自分が持ってるギアやブキ、ザッカ屋で買ったザッカを並べることができ、他のプレイヤーのロッカーも見ることができる。
- カンブリアームズ
ブキ屋。バンカラ街に新規出店してきたカンブリアームズの3号店で、ブキの購入や試し撃ちができる。
店主は初代から引き続き登場のカブトガニのブキチ。
今作ではブキの入手にはおカネではなく「ブキチライセンス」が必要になり、ランクアップで一枚、各ブキの熟練度を星1まで上げると更にもう1枚追加で手に入る。
また、今までは特定のランクに到達しないと「まだ使いこなせない」とのことで買わせてもらえなかったが、今作では本来ライセンス1枚と交換のところを3枚払えば先のランクのブキを先取りできるようになった。過去作で使っていたブキをいち早く使いたければ是非。
2のデータがあると、2でのランクに応じて3枚まで｢ゴールドブキチライセンス｣が貰え、どんなブキでも一枚で交換させてくれる。
- golden ratio （ゴールデンレシオ）
アタマ屋。帽子やマスクやメガネといった顔や頭につけるギアを購入できる。カンブリアームズの入っている2階にある。ちなみに店名は黄金比の意味。
内気なオウムガイのオームラとイケイケなタニシのタニシ店長が店番をしている。
- ワンス・ア・ボン
フク屋。イカやタコたちに着せる服を購入できる。バンカラ街のメインストリートの1階にある。
店主はカタコト口調かつ、常に上から目線で話すクラゲのハナガサ。
- ココナッツクラブ
店主は見た目はゴツいがたぶんやさしいヤシガニさん。
- 竜宮城
ザッカ屋。オキモノやステッカーなどロッカールームに並べられるザッカを購入できる。
店長はめったに店に居ることがなく、竜宮城の常連客でABXYのボーカルであるイソギンチャクのパル子が代わりに（というか勝手に）店番をしている。
- 投稿用ポスト
メインストリートにある郵便ポスト。イラストやメッセージを投稿できる。
なお投稿の際にはこちらも参照のこと。
- マンホール（オルタナ行き）
ヒーローモードの舞台となる、オルタナの地へと続くマンホール。オルタナに到達していないゲーム序盤ではバンカラ街の近くにあるクレーターへと向かう。
ロビーのビルの右手にある少し怪しげな建物。バイト募集をしており、中に入るとバイトを行うことができる。
これまでのシリーズではクマサン商会と報酬所は別の建物に分かれていたが、今作では同じ建物内に併設されている。ロビー同様試し撃ちができる。
- イカッチャ
総合遊戯施設。ロビーのビルのすぐ近くにある。
他のSwitchを持ち寄ることで通信プレイを行うことができる。
- amiibo
メインストリートの脇にあるamiiboのパッケージのような置物。amiiboを読み込むことでamiiboのキャラクターを呼び出すことができ、様々な特典を受けられる。
- 撮影スタジオ
ロビーのビルの左手にある撮影スタジオ。すりみ連合の3人がバンカラジオを収録している。
ゲーム開始後のバンカラジオをラジオに切り替えてからスタジオに行くと撮影中の3人を外から見れる。じっと見つめていると、いいことがあるかも……？
ロビーのビルの近くで座っている一つ目のトックリガンガゼモドキ。前作に引き続き登場したが、5年の歳月で大きく身長が伸びた。
おカネやスーパーサザエと交換することでギアやギアパワーに関する事を行ってくれる。
- ナワバトラー道場
バンカラ地方で流行しているカードゲーム「陣取大戦ナワバトラー」の対戦スペース。クマサン商会の建物の脇道の先にある空き地にある。
- フェスステージ
フェスの時組み立てられるステージ。フェス前のヨビ祭では組み立て中の神輿が広場に現れる。
また、前半戦ではハイカラ地方（シティやスクエア）の様に定位置に建造される形では無く、浮遊する神輿にすりみ連合が一人ずつ乗りバンカラ街をグルグルと周りながら踊る。
そしてフェスの後半戦、新ルールトリカラマッチ解禁後はamiibo前に神輿を3個繋げたステージが設置され、そこですりみ連合の三人が踊る。
- 駅
読んで字のごとく駅。ロビーのビルの左側にある。
有料ダウンロードコンテンツ（DLC）『エキスパンション・パス』を購入していると、そこからハイカラシティへの移動が可能になる。
立地
概要で述べた通り、バンカラ街はマサバ海峡大橋を通じて前作以前のハイカラ地方とつながっている。開発者に聞きましたで述べられた所によると、ハイカラシティやハイカラスクエアはマサバ海峡大橋上の高速道路でアクセスできるとのこと。
といったようにハイカラ地方との大雑把な距離感も語られている。
また、上記のように『エキスパンション・パス』を購入していると駅からハイカラシティへ行けるようになるため、鉄道路線でもハイカラ地方へと行ける模様。もっとも、橋に鉄道は走っていないため、鉄道は橋以外の別ルートを通っている可能性がある。
各バトルステージとの位置関係も多少語られており、イカの3ステージはバンカラ街に所在するという設定がある。
- ゴンズイ地区：古くからの居住区。バンカラ街の中心部に位置する。
- マテガイ放水路：放棄された放水路。バンカラ街の地下深くにある。
- タラポートショッピングパーク：大型商業施設。バンカラ街のややハイソ（上流とか高級とかの意）な地区に位置する。
バンカラ街からは離れているようだが、イカのステージとの距離感も設定されている。
- ユノハナ大渓谷：国立公園に指定されている渓谷。バンカラ街からは日帰りで行ける距離。
余談
ファミ通によるインタビューでは作中世界の地図が公開されたが、この地図は我々の世界の関東近辺に酷似しており、ハイカラシティ/スクエアは千葉、バンカラ街は御殿場、マサバ海峡大橋はアクアラインのような橋（正確には横須賀半島まで続いているため別物。本来のアクアラインは浮島まで）に相当する。
元東京付近がかつての大ナワバリバトルの舞台となったようだ。
バンカラ地方ではイカとタコが普通に共存しているが、これはハイカラ地方のように奪い合う意味のある豊かな土地が全くない事や、バンカラ地方がインクリング、オクトリングどころか全海洋生物の発祥の地である事も大きいと思われる。（ヒーローモードのミステリーファイルで明かされる）
にもかかわらず、街の自販機でタコ焼きジュースが売られている（共食いさせる気か……？）
街はポイ捨てされたゴミが非常に多い。建物の外だけでなくロビーやイカッチャなどの屋内にもポイ捨てされたドリンク、空き缶、ペットボトルが放置されている。街の混沌とした気風も、こういう所に反映されているのだろう。
街の上空では、時折ビルやマンションの屋上スレスレの高さを旅客機が通過していくのだが、バンカラ街の元ネタと思しき香港九龍地区にはかつて啓徳空港が存在し、同じように建物を掠めるように旅客機が離着陸していた（現在は閉港している）。
ちなみにこの啓徳空港、「世界で6番目に危険な空港」とか言われていた模様（バンカラ街の空港もまさか同じじゃないと思いたいが……）
フウカ曰く、この街にもあんこが詰まった無数の名を持つ例のお菓子を売る店は存在するが、それらは「回転焼き」の名で売られているという。
小ネタ
バンカラ街を散策しているとコジャケが現れる事がある。
発見できた場所はイカの通り。
・ココナッツクラブ外のスツール
・カンブリアームズ入口付近の箱の上
・水路スポーン地点背後
・北通路の滝川庭園前
・スパイキーの横で寝そべっている
・マンホール横にある塀の上
・スポーン地点付近の鉄板の上
・スポーン地点横の花壇
・すりみ連合のスタジオ付近のカフェ近く
・竜宮城前のポールの上
・町の端の高台
関連イラスト
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スプラトゥーン3 Return of the Mammalians
