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Return_of_the_Mammalians

りたーんおぶざまめいりあんず

Nintendo Switch用ゲームソフト『スプラトゥーン3』における、ヒーローモード(1人用モード)の副題。ここではその内容について記載する。
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哺乳類の帰還


概要編集

スプラトゥーン3』の1人専用モードヒーローモード。「Return of the Mammalians」はその副題であり、シリーズ3作目にして初めて副題が公開されている(前作の有料DLC「オクト・エキスパンション」を含めるのなら2回目)。


前作から5年後の世界で、シリーズ未回収の伏線とナゾの物質「ケバインク」、ナゾの巨大な地下空間「オルタナ」を巡る、New!カラストンビ部隊とうごめく陰謀との戦いが描かれる。


ストーリー編集

バンカラ地方のエネルギー源であるオオデンチナマズが行方不明となる事件が発生。

悪いタコ軍団「オクタリアン」から密かにイカ世界を守るNew!カラストンビ部隊アタリメ元司令は、過去2回に亘りオクタリアンがオオデンチナマズを誘拐する事例があったことから、今回の事件もオクタリアンの仕業と睨んでいた。


時を同じくして、バンカラ街でふしぎな1匹のコジャケを連れて生活する1人の若者は、街の片隅のマンホールから顔を出しているアタリメの姿を目にする。若者がアタリメを追ってマンホールに入ってみると、そこはバンカラ地方の外れに広がる、オクタリアンの基地が存在する巨大クレーターだった。


クレーターでタコを見張っていたアタリメは、目の輝きを見込んで若者をNew!カラストンビ部隊の新しい隊員3号(=新3号に任命。新3号にオオデンチナマズ捜索の任務を与える。半ば強制的ではあったが、新3号はコジャケとともにクレーターの探索を始めた。


クレーターには、イカやタコが触れるとたちまち毛むくじゃらの身体に変えられ、自我も失わされる謎の物質「ケバインク」が無尽に蔓延っていた。その地で遭遇するオクタリアンの身体にもボーボーの毛が生えており、どこか様子がおかしい。新3号とコジャケはそれらの障害を除けつつ、ケバインクを除去してクレーター内を探索していく。


やがてクレーターの最下層に到達した途端、上空に1つの飛行物体が飛来する。それはオクタリアンの首魁、DJタコワサ将軍が操縦するロボット兵器「タコツボキング 局地戦仕様」だった。

突如襲ってきたタコワサ将軍と激突し、戦闘の末に新3号はこれを撃破。だがタコワサ将軍曰く、彼は失踪した部下たちを探しに来ただけで、オオデンチナマズ失踪の件は知らないらしい。


直後、足場からケバインクが溢れて足場が崩落。一行はクレーターの下に広がる地下空間へ落下し、その際に新3号はアタリメとはぐれてしまう。

落下の衝撃で気を失っていた新3号がようやく目を覚ますと、そこは液晶の青空が広がり、巨大なロケットや建造物のそびえる謎の地下空間「オルタナ」だった。


新3号は、アタリメを追って来たNew!カラストンビ部隊先輩隊員の1号と2号司令にサポートされながら、はぐれたアタリメを探しつつ、オルタナに隠された真実と陰謀に立ち向かうことになる。


だが、オルタナに降り立っていたのはNew!カラストンビ部隊だけではなかった……


キャラクター編集

New!カラストンビ部隊編集

SPLATOON3

主人公でありプレイヤー自身。多くのプレイヤーから新3号と呼ばれる。

バンカラ地方で日々の生活費を稼ぐ若者。アタリメによってNew!カラストンビ部隊の新しい3号に抜擢され、ケバインクを巡る戦いに身を投じる。

新3号の呼称はゲーム内のものではなく、前々作の3号と区別するための便宜上の呼び名。

PVのイメージからトライストリンガーを携行するイメージがあるが、実際は過去作同様ヒーローシューターをメインに使う。


3号が連れているコジャケ。某バイト時の個体群のような敵対意識は欠片もなく、3号の心強い相棒である。

様々なサポートをする他、イクラを集めて与えるとパワーアップし、ケバインクを喰らって除去する事ができる

敵を倒してくれたり、オルタナでアイテムを見つけてくれたりする。

放置しているとリュックから飛び出して周囲を疾走したり、欠伸したりと自由気ままに動き出し、たまにシオカラ節を歌うことも。

海の中に落としたり、体力切れするとリスポーンするまで使えないので、注意しよう。

また、あるミステリーファイルには…?


  • 1号・2号

スプラ絵まとめ

New!カラストンビ部隊の隊員1号と隊員2号を担当する、お馴染みスーパーアイドルのアオリホタル

少なくともミッション中は正体を隠しているが今更バレバレである。

今回も3号の先輩として要所で引っ張ることに。


New!カラストンビ部隊の司令にして、かつて隊員3号を務めていたインクリング。アートブック曰く、ウデマエは最強で非常に強いらしい。

現在はアタリメからギアと使命を受け継ぎ、新しい司令になった。このため空席となった3号の枠には主人公が就くことになる。

“心の声”を通して1号と2号に、その2人を通して3号に指示を伝える。

殆ど話さないが、紹介に合わせてピースしたりポーズを決めたりと意外にノリが良く表現豊か。

2号曰く「シャイなだけ」らしい。


バンカラ街からオオデンチナマズが消えてしまいました

107年前の大ナワバリバトルを生き抜いたイカ世界の英雄。New!カラストンビ部隊の元司令で、シオカラーズの2人の祖父でもある。

現在は老齢故にその座を3号に継がせたが、各地を独自に飛び回っているなどまだまだ元気なご様子。もちろん今作でも新3号をサポートする……のだが、オルタナへ落下した際にはぐれて行方不明になってしまった。


すりみ連合編集

Triple Color Battle

バンカラ地方で有名な、イカタコ、そしてマンタによるトリオのふるさと応援団兼義賊。スプラ3のアイドル担当。

本編ではオルタナに眠る「オタカラ」を狙い、新3号、ひいてはNew!カラストンビ部隊に(勝手に)立ちはだかってくる。


オクタリアン編集

🐙

アタリメの旧友であり因縁の相手でもあるオクタリアンのDJ将軍。

最近部下たちが謎の失踪をしているらしく、その犯人をアタリメと誤解し襲ってくるが、ケバインクによる崩落に巻き込まれ行方不明になってしまい……。


  • オクタリアン

オクタリアン

DJタコワサ将軍に率いられるタコ軍団。

何故かタコワサ将軍の元から失踪し、オルタナでその姿を現したが、いずれの個体も全身にボーボーの毛が生え、目がケバケバしく異様な姿になっている。

今までのヒーローモードと同様、敵として立ちはだかる。


オルタナの住民?編集

オルタナで活動する人工知能。オルタナ市民プログラムのナビゲーター。

正式名称は「Intelligent Recording Computer of Alterna」。


最初のヤカンにて起動し、3号を新たな参加者として登録、以降はオルタナ各地のミッションでの説明役として登場する。

参加者の知力と体力を測定する役目を持ち、クリアした者は優れた市民として認定され、イクラを支給してもらえる。

単刀直入に言えば、深海メトロのアイツのポジション。

特殊なミッションに失敗した場合は、彼の如くプレイヤーを謎の光と共に頭上から降りそそぐインクのビームで強制的に1ミスにしてくる。

また、木箱をくりぬいてあるものの形を作るミッションでは無言で通信に参加してくるなどややお茶目(?)な一面も。

英語版での表記は「O・R・C・A」。


今作の仕様編集

前作のヒーローモードの仕様を踏襲しつつ、今作からの仕様変更が多々行われている。特に前作のDLCの面影が多く見られ、これまでのヒーローモードとは一味違うものになっている。


  • ステージ開始時の変更

クレーターのステージを除き、開始時にゲートを通るオクト・エキスパンションのようなシステムを使用している。ステージによってはイクラを支払うステージも。

このためかクレーターのステージでは2のバトルやヒーローモードと同じスタート装置が、オルタナのステージではオクトと似たスタート装置が使われている。


  • 装備に関する変更

今作のヒーローブキヒーローシューターのみとなり、オクト同様各ステージにブキが割り当てられている形となる。因みにステージによってはオススメブキが他よりも難易度が高いという罠パターンも健在であるため、選択の際は自分の腕と相談すること。基本的には左側のブキほど難易度は低い(例外アリ)。ちなみに何故かLACT-450ドライブワイパーはどのステージでも割り振られない。

ヒーロー装備の強化についてもかなり変更され、強化にイクラを使用せず専用の強化ポイントとイリコニウムを使用する。装備自体もギアパワーの追加やクイックボムの登場など、バリエーション豊かになっている。


  • アイテムについての変更

アイテムはステージ内ではなく、各サイトのフィールド内に埋め込まれている。フィールド内にはびっくりネジが埋め込まれており、インクを当てると飛び出してくる。びっくりネジからはイクラ100個分入ったビンイクラやミステリーファイルにイリコニウム、更にオキモノやカードパック、フード・ドリンクチケットにディスクが手に入る。埋められてるアイテムはサイトマップで緑色になっている箇所にある。またアイテムを発見したらコジャケがアピールして場所を教えてくれるので、コジャケを投げながらの方が探しやすい。


  • ステージ進行についての変更

ここが1番大きい。というのも、ボスヤカンが最初から他の通常ヤカン同様インクで開くようになっており、そこまで行くのにどうしても邪魔なケバインク除去に必要なイクラさえあれば簡単にボスに挑める。しかもラスボスステージに行くのに必要な条件が3つのボスステージのクリアなので、ラスボス狙いなら他ステージを律儀にクリアする必要は全くない。


  • ステージの難易度

やはりオクトを基にしているためか、たまに難易度がえげつないステージがある。例を上げるとイカの通り。


徐々に増える敵の衝撃波を避け続ける「夜景に包まれ響き合う、レジデンス協奏曲。」

チェックポイントが無く、選ぶブキによって難易度が激変するマト当てステージ「不可逆な時の中で、この街並みを選ぶ意味。」

・細いステージで触れると即死するタコドーザーを避けながら、1分10秒以内にイクラを集める「美意識が調和する空間に、立ち入る特別を。」

・かなり長いステージをブキはカーリングボムのみ、イカセンプクでのインク回復不可能(1発しか投げられない)、敵インクに触れたら即失格、10分間と余裕がある(チェックポイントを通る度に3分追加される)ものの制限時間も設定されており、本作1の鬼畜ステージ とされる「アナタ色計画、始動。」


なお、上述の通りクリアせず放っておき、別のステージを先に攻略しても問題はない。


用語・新要素編集

クレーター編集

アタリメと出会った場所。バンカラ地方の外れにある荒涼とした土地にある巨大なクレーター

タコワサ将軍との戦闘後、オルタナへ通じる穴が開く。

なお、オルタナに入った後はデフォルトでオルタナに入るので、クレーターに戻るにはシオカラキャンプに置かれたデンチナマズの人形に近づき、Aボタンを押して「クレーターでの出来事を思い出す」を選択する必要がある。


オルタナ編集

クレーターの下に広がる謎の巨大な地下空間。今作の舞台となる地。地下でありながら青空のような景色と海が広がり、巨大な建築物が乱立する。

詳しい内容は『オルタナ(スプラトゥーン3)』で解説。


ケバインク編集

最近バンカラ地方で出現している、淀んだナゾの物質。

塗り直すことはおろか触れることすらも出来ない。プレイヤーのイカやタコが誤って触れてしまうと、たちまち毛むくじゃらの物体に変えられてしまう危険物。

現状は新3号の連れるコジャケに食べて除去してもらうしか対抗手段がない。


オタカラ編集

アタリメにつけられた発信器と似た強い反応を発していた物体。

すりみ連合が狙っているモノで、彼女らがオルタナにやってきた理由の大きな一因。

  • バイクのフレームに似た何らかのフレーム(輝く器)
  • 丸鋸や剃刀のような刃物が付いた多数のアーム(気高き刃)
  • エンジンユニット(強い心)

の3種類が存在し、それぞれサイト2、4、6にある。

が、どれも結構大きめな上にそのままではとても使えない代物ばかり。

すりみ連合を成り行きで撃退した3号は念の為集めることにするのだが、このオタカラ達はある意外な活躍をすることに。


オルタナログ編集

ストーリーにまつわる謎が明かされるログ。スプラトゥーン世界の過去と真実が記述されている。ミステリーファイルとは異なり、こちらは完全にオルタナ専用のものとなっている。ステージクリアと共に解析されていき、その全容が明らかになっていく。


探索率編集

スマートフォン連携サービス「イカリング3」で閲覧できる要素。

各サイトをどれだけ探索したか数値で表される。

ゲーム内ではこれに関わる要素としてマップに「反応アリ」と「未探索エリア」がある。このうち未探索エリアはしらみつぶしに探索すればなくせる。反応アリはそのエリア内にアイテムがあることを意味しており、回収すると反応は消える。ただし、隠しアイテムの中で通常イクラのみ反応しない。


ブキチドローン編集

各サイトの探索率を100パーセントにすると、シオカラキャンプに出現するドローン。前作ヒーローモードや写真撮影時に出現するのと同じやつ。

1日1回だけ使用でき、1回につきイクラ999個を消費することで様々な種類のアイテム(オキモノ、チケット、おカネ、ギアパワーのかけらなど)をオルタナ内から回収し、回収したアイテムを自動でロビー端末に届けてくれる。

要するにオクト・エキスパンションの中央駅にある自販機と似たポジションである。上記の「イカリング3」で探索率を完璧にし、余っているイクラを消費していこう。


隠しヤカン編集

とある方法で出現する裏ステージ。

様々な要素を詰め合わせており、難易度はかなり高い。

詳細は「オルタナ(スプラトゥーン3)」の記事の「隠しヤカンの攻略」の項目を参照。


余談編集

実は過去作のヒーローモードにも副題が存在する。

イカがそれぞれの副題。

  • 1作目:Octalien Strikes Back -オクタリアンの逆襲-
  • 2作目:The Vanishing Sister(またはmissing Diva) -消えた歌姫-

これらは公式サイトにすら表記されていないが、「Splatoon展 at TOWER RECORDS」や、公式設定資料集『ハイカラウォーカー』(145ページ)などで確認できた。




なお、本作の副題のmammalianの名詞系「mammal」は哺乳類を意味する。

スプラトゥーンの世界ではある2匹を除き哺乳類は滅び去っている筈だが…… ?



関連タグ編集

スプラトゥーン3 New!カラストンビ部隊

シオカラーズ すりみ連合 新3号 3号(Splatoon) 新司令

オルタナ(スプラトゥーン3)

ヒーローモード

スプラトゥーン世界の歴史:本作より以前のスプラトゥーン世界の出来事(過去作ヒーローモードの出来事など)についてはこちらを参照。


サイド・オーダー:追加コンテンツにて配信されたもう一つのストーリー。ヒーローモードとは異なる別の物語が展開される。


ネタバレ注意編集












イカ、ストーリーのネタバレ






























アタリメ「…?

     ヌッ、だれか きよる!」


「気がついたようだね、アタリメ元司令」


アタリメ「むむっ! イカにもワシはアタリメじゃが…

     なんじゃ貴様は! 名を名乗れィ!」


「はは、元気なおじいさんだ… いいね」





「ワタシは… そう、「⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎」だよ」

(リンク先ネタバレ注意!!)

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