概要
スプラトゥーンシリーズにおける一人用ストーリーモード「ヒーローモード」にて登場するシューター種のヒーローブキ。
イカしたヒーローたち──具体的には3号・4号・新3号の3人それぞれの専用ブキである。
タコ軍団「オクタリアン」との激しい戦闘を念頭に置き、ブキチの手で大幅なカスタムが施されているため、連射性能、瞬間火力と塗り力、射程などあらゆる面で既存のシューターを遥かに上回る性能を持つ。加えて複数種類のサブウェポンを使い分けることができるのも大きな特徴。
ナワバリバトルなどで使ったら間違いなく最強。というより出禁を食らいかねないほどのトンデモスペックであるため、公式からも「本来の性能を維持した状態ではナワバリバトルで使用できない」と明言されており、ヒーローモード以外では使うことはできない。
代わりにどの作品でもヒーローモードクリアの記念に「ヒーローシューターレプリカ」を入手できる。こちらの性能は基本的にスプラシューターとまったく同じで、オンラインでも問題なく使用できる。好みで使い分けよう。
初代の3号用(上)、2年後の4号用(中)、そして5年後の新3号用(下)、と徐々に形状も変化している。
ヒーローシューターの系譜
初代ヒーローシューター
使用者は3号。
レプリカは「イカ」のamiiboチャレンジを全クリアでゲットできる。
形状はハンドガンに貝殻のようなパーツが付いたもの。銃口下にはフラッシュライトと思しきパーツが確認できる。デザインモチーフはペイントボールガンだと思われる。
またアップグレードに伴い、発光部分の色が青→ピンク→オレンジ→緑と変化する。
最終アップグレードまですればスプラシューターのダメージをプロモデラーMGと同じ速度で連射できる頼れるブキとなる。
サブウェポンはスプラッシュボム・クイックボム・チェイスボム。
設定ではブキチの祖父であるカンブリア・ブキノサイがこの武器の設計図を残しており、そこからスプラシューターなどのブキが生まれたという、実はあらゆるブキの試作型のような立ち位置。
使われている技術は明らかなオーバーテクノロジーであり、ブキチですら解析・コピーには成功していないとのこと。そのためレプリカはスプラシューターにガワをかぶせる形で作っている。
次回作『2』の追加コンテンツ「オクト・エキスパンション」でも3号ともども引き続き登場。こちらではサブウェポンがロボットボムに変更されている。『2』ではチェイスボムが廃止されているため、同じく敵の追尾機能を持つロボットボムに置き換えたのだろう。
また詳細不明だがなぜかマニューバーの如くスライドができる。こちらも2年間でアップデートが施されたのだろうか?
『3』では3号が司令に就任しているのはご存知の通りだがヒーローシューターは登場しておらず、まだ使えるのかやそもそも持っているのかは不明。
2代目ヒーローシューター
使用者は4号。
レプリカは全ステージをヒーローシューターでクリアするとカンブリアームズで買えるようになる。
もらえるわけではなく、普通のブキと同じように買う必要があるため注意。あまりないとは思うが、オンラインを一切やっていない場合はランク制限に引っかかって入手できない。
実銃、特にサブマシンガンのような形が特徴……というかFN P90そのまんまである。
違う点は後ろ側の穴が広いことぐらいで、4号はここに右腕を通す形で持っている(実銃は腕を外から回して持つ)。
前作から2年後イカ世界の技術進歩の一環として、本ブキは人間工学系の構造をモチーフにしたことが公式から明かされており、人間工学に基づいて設計されたP90をデザイン基にするのがピッタリだったのだろう。
今作ではこれ以外にもブキチが用意した多数のヒーロー武器があるが、3段階強化ができるのはヒーローシューターのみ。
改造レベルに応じてカラーだけでなく形状も変化し、未強化は黄色の銃身とトリガーだけというイカにも貧弱そうな見た目、一段階強化は銃身がオレンジに変わって白色のサイト+ピカティニーレールと後ろ側のハンドルが付き、最終強化で見慣れたP90らしい形になる。
他のヒーローブキはレベル1で元ブキの性能を発揮できるが、唯一ヒーローシューターだけは弱体化されており、強化無しではスプラシューターのダメージなのに.96ガロン並みのすっとろい連射力という悲惨な性能。レベル2でようやくスプラシューターと同等になる...。
と思ったら最終強化のレベル3ではなんとダメージそのまま射撃速度が倍になるというすさまじい強化を得る(スライド後のスパッタリーやクーゲルシュライバーの短射程モードと同じ、もっとわかりやすく言うと精度が良くなったプロモデラーMG)。
もちろんその分インク消費もすごいことになるので、インクタンク強化もお忘れなく。
サブウェポンはスプラッシュボム・カーリングボム・ロボットボム。
3代目ヒーローシューター
小型ハンドガンとインクタンクで構成された本体にバレルが取り付けられた、新しい3号の武器。恐らく最新型で、3号のおさがりヒーロースーツと共にアタリメから貰った。
ところがオルタナへ落下した際に破損。バレル部分がごっそり壊れてしまいハンドガン本体のみになってしまったため、各性能(特に連射力)が著しく頼りないものになってしまった。
イリコニウムや強化ポイントの消費によって改造(という体の修理)をすることで本来の性能を取り戻せる。
つまり、最初から/だけ最強状態で扱える(サブウェポンなどの種類は少ないが)。
(持っているのが破損したもの。ゲームでは破損状態だと左手が手持ち無沙汰な感じになる)
ある意味、主人公(プレイヤー)の成長と共に強くなり真の力を発揮するブキともいえる。
デザインモチーフ的には、初期のハンドガンタイプはインクジェットプリンターのインクカートリッジを横にして申し訳程度に噴射口を付けたような形状。これを基本系とし、第二段階ではバレルに園芸用の散水ノズルのようなものが付く。第三段階という名の本来の姿はバレルが3Dプリンター用のフィラメントのような糸が巻かれたリールを搭載したものに換装され、銃口部にストライクプレートが付いた形状になる。
なお、このシューターについてブキチが関わっているのかは現状不明である。とはいえ基本的にNew!カラストンビ部隊のブキ面のサポートをしてくれるのは専ら彼なので、これも開発している可能性は高いが。
サブウェポンはスプラッシュボム・カーリングボム・クイックボムとコジャケ。
また、初めてとなる無条件でスペシャルが使えるブキでもあり、オンライン対戦と同じように一定の面積を塗るとスーパーチャクチが使える。
『3』ではオンラインでスーパーチャクチが使えないため、このブキの特権ともいえる。
最大強化状態では連射速度はスプラシューターのままだが2発弾が同時に出ているという相変わらずのぶっ飛んだ強化を見せてくれる。
ヒーローシューターレプリカ
ヒーローモードクリア記念に貰える(2のみヒーローシューターで全ステージクリアで買える)ブキ。
系統はスプラシューター、性能も全く同じの実質スプラシューターの見た目違い。
流石に本編程ではないが仮にもスプラシューターなので、十二分の性能を発揮してくれる。
3代目はスプラシューターよりやや発射音が重い。
余談
8号は多くの場合メイン武器にオクタシューターを使う。性能はスプラシューターと同様だが、これにもレプリカがある(性能はスプラシューターコラボと同じ)。
Pixivの創作上においてヒーローシューターの解釈は様々であり、一般のイカにも広く流通している・ヒーロー本人のみが使う・存在そのものが抹消されている……など。
関連タグ
ヒーローモード Return_of_the_Mammalians