概要
クマサン印のスロッシャーとは、スプラトゥーン2のサーモンラン、スプラトゥーン3のサーモンランNWに登場するスロッシャータイプのクマサンブキ……という名の兵器。
ベースはスクリュースロッシャーだが、ドラム部分が解放されて余分に大量のチューブが刺さっている。しかし、他のクマサンブキに見られる金色のシリンダーは本ブキには見られない。
通称「クマスロ」。
性能
ボタンを押すとゆっくりと直進する巨大なスクリュー弾を一発放つ。一撃の威力は中央で360、外側の渦部分で150と高火力。射程も意外と長く14式竹筒銃・甲くらいはある。
そして最大の特徴は、あらゆるオオモノの装甲を貫いてダメージを与えられること。
地形以外の全てを貫通し、ザコシャケの群れはもちろんバクダンの装甲、ヘビの胴体、テッパンの盾、コウモリのカサ、グリルの鍋、カタパッドの操縦席、果てはナベブタの機体及びバリアも貫通してダメージを与えられる規格外のオオモノキラー。インクって塗るもんじゃないの……?
この貫通性能は3でこそいくつかのスペシャルウエポンやクマサンブキの後輩も持っているが、2の頃はこのブキの他にはハイパープレッサーしか持っていない特権だった。
しかし、度を越した貫通性能の代償も大きい。
まず弾速がトップクラスに遅い。軽量級ブキのイカ状態で追い越せるレベルで、動き回るオオモノに中央部分を直撃させにくい。
何より燃費の悪いクマサンブキの中でもインク効率が最悪で、なんと4発撃てばインク切れ(1発25%消費)となってしまう。インクロック(ボムや一部のブキを使用した後、しばらくインクが回復しない仕様のこと)もとてつもなく長い。この燃費でドスコイをワンパンできないのも地味に痛いところ。
そのあまりにクセの強い性能はスペシャルウェポンを強引にメインウェポンにしたブキと形容されるほど。
立ち回り
基本的な扱い方
まずこのブキを使う上で気をつけるべきはインク切れを防ぐ事である。慣れないうちはクセの強い性能のリスク管理から始めていこう。
前述の通りインク満タンから4発しか撃てず、インクロックも長いのでシューターのようにこまめにインクを回復するような立ち回りはまずできない。ご丁寧にインク不足で空振りした場合もインクロックが掛かるため、無駄撃ちはデスに直結してしまう。
慣れないうちは3連投以上はしないほうがよい。2発残っていればドスコイがいても前方を薙ぎ払って帰還できる。
前隙が大きい点にも注意。流石に3から出た後輩のチャージほどではないが、それでもエクスプロッシャー以上はある。
慣れてきたらその攻撃性能を存分に振るえる。
前述の貫通性能からモグラ以外のシャケは得意な部類。インク管理さえできれば撃つだけで正攻法をガン無視しどんどんオオモノをしばき倒せる。クマサンブキらしい無法な性能で金イクラを量産しよう。
ただし塗りは超苦手。真っすぐ道を作るだけなら出来るが細かい塗りは無理。特に壁塗りは燃費の関係で本家スクスロよりひどいため、ウェーブ開始前でなければしない方がいいレベル(一見渦の部分で塗れそうだが渦の部分に塗り判定はない)。
ただし地面への着弾塗りだけは大きく、ダイバーのリングを一発で塗り返せる程にはある。塗り状況が悪い盤面ではまず脱出を優先すべし。
オオモノ攻略
- テッパン…前から貫通して2発で倒せる。1発目で動きを止めたらそのまま倒そう。
- ヘビ…2発、頭から堂々と貫通させれば最後尾に当たる。横から狙う場合は偏差撃ちが必要。
- バクダン…本体に2発(スプラ2だと3発必要)、弱点に1発。ただし弾速が遅いため弱点を狙う場合は早めに撃つこと。要するに爆発するドスコイ。
- コウモリ…カサを貫通して3発、開いていれば2発でいける。
- カタパッド…中央の操縦席部分に一撃必殺。動いてるときはカスる事があるので止まってミサイルを放つ態勢になってから狙おう。
- タワー…普通に倒すなら根本に2発ほど撃てばいいが、射程限界から落下する特性を活かして頭上から落とせば1発で倒せる。難
- クマスロの弾はある程度直進したあと真下に落ちるという仕様がある。これを利用し、タワーがいる場所に上手く落とす事で一気にタワーのナベをすべて倒せる。一見難しそうだが、画面中央のレティクルが変化した時(=対象がそのブキの射程圏内に入った)に撃つ事で上手く落とせる。多少ズレても渦部分で倒せるので余裕があるときは試してみる価値あり。また、遠征は非推奨だが真下に密着して真上に打ち上げてもOK。
- モグラ…装甲がなく単純にタフなので普通にボムを投げた方がよい。他のオオモノを攻撃するついでに巻き込むのはアリ。
- ハシラ…内側を狙って2発。弾速の遅さが利点になる。
- ダイバー…弾を床に直接当てると大きな塗りができるため大体一発で塗り返せる。直接当てても倒せるが4発かかるので単独では非推奨。
- ナベブタ…下から貫通して2発。出てくるザコシャケごと片付けよう。
- テッキュウ…倒すために4発必要なため実は苦手な部類。倒すだけなら時間はかからないがインクはスッカラカンになる。味方と連携しよう。
特殊WAVE
- グリル…なんと前から1発で止まる。コジャケも纏めて処理しよう。
- キンシャケ…ラッシュ時はザコシャケを巻き込んで大ダメージを与えられるが継戦能力に注意。カンケツセン時の相性は全ブキ中最低なのでSPの用意を。
- ハコビヤ…コンテナに来たときに上に向かって打つとシャケコプターをリスキルできる。普段のシャケコプターの迎撃は味方に任せて、イクラ納品を優先しても良い。
- ドロシャケ…根本に直接ダメージが通る。長いタメが必要な上に近づかないといけないクマワイパーより適性は高い。エクスとは燃費など諸々含めて相互互換。
オカシラシャケ
一撃の威力は高いがいかんせんインク効率が悪く、総合的に出せる火力は低い。本分であるオオモノ処理に回るべきだが緊急避難用に2発分のインクは常に確保しておくとよい。
ヨコヅナはヨコヅナとオオモノ両方に当たる形で撃てれば最高だが無理は禁物。よほどの事がない限り誘導役もしないほうが良い。
タツは常に偏差撃ちが必要だしオオモノ次いでに狙うのも難しいため、弱点のボムを破壊できそうな時以外は直接攻撃は非推奨。イクラキャノンで貢献すべし。
ジョーは弱点の仕様上火力を出せそうだが、燃費が悪く連射しにくいのが足を引っ張る。貫通性能でジョーをすり抜けてくるシャケの殲滅は得意だが、狙われた際は早めに退路を確保しないと前隙のせいで回避が間に合わなくなる。やはりオオモノを中心に狙うのがオススメ。
どれに対しても、基本インクはオオモノ狩りと自衛に取っておき、本体への攻撃はイクラキャノンを使うのがよい。
オカシラ戦においては『ハイドラントと逆の適性を持ったブキ』と言えるだろう。
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