スペースシューター
すぺーすしゅーたー
『スプラトゥーン3』の「2022冬 Chill Season」より登場したシューター系統の新ブキ。
改良を重ね、スプラシューターの連射力とプライムシューターと同程度の射程を統合したような性能を発揮するようになった。
射撃精度や威力は控えめのため正面きっての戦闘には不向きだが、インク効率はこの射程のシューターとしては非常に高く、長射程に長時間継続して撃ちつづけることができる。
また、撃ち続けてもブレが大きくなりにくいという性質がある。
欠点としては、ブレ自体はスプラシューターと.52ガロンの中間だが、こまめにセンプクすればブレが落ち着くスプラシューターと異なり、6発目以降からすぐに最大のブレに達してしまう性質がある。更に連射速度はスプラシューターと同じなのに一発24ダメージ(5確)であるため、ジェットスイーパーより短い射程でありながらキル速度はジェットスイーパーと同じという「どっちつかず」なシロモノである。
接近を許せば、連射力でプロモデラーにすら押し負けてしまう。
Ver. 2.1.0の更新で強化され、着弾点の塗り半径が19%大きくなった。
Ver. 3.1.0の更新では足元塗りが発生しやすくなり、射撃中の移動速度が10%上昇した。
Ver. 7.2.0の更新では地上での射撃のブレが約8%軽減された。手負いを仕留めたり、アシストキルをとったりすることも難しくなくなった。
これまでに登場しているのは、
- オリジナル版の「スペースシューター」
- ギアブランドアナアキとコラボした「スペースシューターコラボ」
の2種。
名前 | サブ | スペシャル | ランク |
---|---|---|---|
スペースシューター | ポイントセンサー | メガホンレーザー5.1 | 8 |
スペースシューターコラボ | トラップ | ジェットパック | 12 |
無印は塗り、牽制、索敵が得意なイカにもなサポート構成。味方との連携で真価を発揮するほか、特殊な状況で光ることがあり、2023年6月28日~29日開催のイベント「霧の中の戦い」では前述の3点が強い無印スペースシューターを運用するプレイヤーが多くみられた。
コラボは少し戦闘向きになった万能型のブキ。しかし、メインのキル能力は低いままなのでトラップとジェットパックをイカに上手く扱えるかが問われる。
幸い、上記のブレ軽減のアップデートでメインとトラップが絡めやすくなったため、うまく相手を誘い込んでトラップとのコンボを決めたり、ジェットパックで反撃しよう。
その実態は中長射程の塗り・サポートブキである。
敵に対しては距離を詰めて対面でキルするのではなく、その性能を活かして、メインを撃ち続けることで牽制し続ける(短射程は流石に踏み込みづらく、長射程は相手が先にインク切れする)戦法が主な役目となる。その役割上、極力デスを抑える立ち回りが求められる。インク残量に余裕があれば索敵系のサブで味方と連携しあう戦法もとれる。撃ち続けるという都合上スペシャルは早く溜まるので、インク回復も兼ねてスペシャルを回していくことが推奨される。
Ver. 2.1.0以降は、カニ歩きで塗っても着弾点付近なら隙間なく塗れるほどになったため、キルされる心配がなかろうと物理的に踏み込むに踏み込めない状態を作ることができる。
また、長射程かつ射程先端部が滅茶苦茶良く塗れるという性質上、H3と同様敵陣を塗り荒らして嫌がらせすることにも長ける。
同じく長射程シューターのプライムやジェットスイーパーは、威力や集弾性からキルを狙いやすい反面(塗りポイントは一見高くても)塗りがまばらで、味方が動きやすい塗り環境を作る性能が低いという弱点があり、このスペースシューターはそれらとちょうど逆の長所を得たといえるだろう。
Ver. 3.1.0以降は、足元によくインクが落ちるようになり、さらに射撃中の移動速度が10%上昇し、ボールドマーカーと同じになった。長所であった機動力にさらに磨きがかかり、単純に生存性が上がったほか、敵への追い打ちや引き撃ちがしやすくなった。
ver. 4.0.0からは派生型のスペースシューターコラボが追加。トラップとジェットパックでキル性能を補った反面、索敵能力は無印よりも低くなった。メインの塗りやすさからジェットパック持ちのブキのなかでもスペシャルを回しやすく、ジェットパックを使いこなせるのならこちらが最適と言えるが、メインの攻撃力の低さから単独で敵陣に攻め込むことは難しいので、無印同様にサブウェポンと塗りで味方をサポートすることも求められる。
Ver. 7.2.0からは地上での射撃時のブレが約8%軽減された。これにより、短射程相手に今までより強気に牽制撃ちを行えるようになり、誘い込んだ相手への迎撃も容易になった。塗りブキとしての持ち味を残しつつ、味方の隣で戦うカバー要員としての能力が高められたと言える。
そしてVer. 9.0.0、メインにアッパー調整こそ入らなかったが、通信ラグの改善によって弾の命中率とヒト速による回避率が向上。さらに、他の短射程ブキもラグ改善の恩恵を受けて採用が増えているため、射程有利のとりやすいスペースシューター種にとって戦いやすい環境となっており、今後の活躍が注目される。
総じて、機動的な防御によって勝利に貢献できるという性質の強いブキである。
インク効率アップ(メイン)
インク回復力アップ
インクを撃ち続けることになるため、塗りの継続につながるこれらのギアパワーはある程度あると安心。
サブ性能アップ
ポイントセンサーのマーキング時間、トラップのマーキング時間&索敵範囲を延ばすことができる。
メインに1つ付けるだけでもサブの使用頻度を減らし、インク節約につながる。
トラップの場合は索敵範囲の拡大によって重複して置けなくなる範囲も広がる点には注意。
ヒト速度アップ
Ver 3.1.0以降はボールドマーカーと同じ射撃移動速度が出せるようになった。対面での生存性を重視するなら多めに積んでおきたい。特に無印の場合は、メガホン発動後にレーザーと共に攻め上がりターゲットに追い打ちをかける動きが重要になるので、ヒト速の恩恵を受けやすい。
イカダッシュ速度アップ
攻撃力が低く、対面での戦闘は望めないブキであるため、ある程度積むことで敵から逃げやすくなる。特にコラボの場合は、トラップを設置しに前線へ出ることもあるため、イカ速の恩恵を受けやすい。
スペシャル増加量アップ
メインでは足りない圧力をもっとかけていきたい時に。スペシャルはスペシュの生命線であるため、積む恩恵は大きい。
カムバックを採用する場合は積まなくともよい。
スペシャル減少量ダウン
スペシャルポイントを抱えたままデスしてしまうときの保険に。
スタートダッシュ
無印向き。Ver 3.1.0の更新で大幅に強化され、アシストも含むキルをとった時の延長時間が約7.5秒間から約15.0秒間に倍化。さらにアクション強化の効果も乗るようになり、ヒト速の乗りがよく、ポイセンと牽制撃ちでアシストキルのとりやすい無印スペシュとの相性が非常に良くなった。
初動での自陣塗りも重視されるナワバリでは活かしづらいものの、オブジェクト付近での熾烈なキル合戦になるガチルールではスタダ型スペシュの活躍が見込める。
カムバック
デスから復帰後、20秒間の間にインク効率・サブ効率・ヒト速・イカ速・スペ増・インク回復がそれぞれ10GPアップするギアパワー。
コラボと無印どちらにもおすすめ。
コラボの場合では復帰後に打開のためのジェットパックやトラップの展開を早くできる重要なギアパワー。無印でも欲しい効果が揃っている。
「ギアパワーガン積みを避け、スペ増やヒト速を10GPずつ積んでいるがどうしてもデスが目立つルール・ステージがある」という使い手はカムバ型スペシュを構築するのも手である。サポート要員のスペシュにとって、味方と一緒に前線へ出ていきやすくなるのも魅力。その場合はスパジャン短縮やステジャン、復活時間短縮も一緒に採用しておくと良いだろう。
受け身術
コラボ向き。キル性能の低さからジェットパック終了後にどうしても狙われやすいことから生存力上昇につながると共に、ジェットパック使用後の機動力上昇も便利。
ただしスぺコラの場合、ジェットパックの起動地点にあらかじめトラップを設置しておけば十分着地狩りへのカウンターになるため、他のジェットパック持ちブキよりも受け身術を採用する優先度は低いと言える。
サーモンランNWでの立ち回り
弾がデュアルスイーパー並みに低威力なため、ザコシャケの殲滅にはあまり向いていない。
しかし、そこそこの連射力があり射程と塗り力はあるので足場の確保は得意。
連射力と射程に物を言わせたハシラやタワー処理、高い塗り力によるダイバーの塗り返しに長けており、燃費も比較的良い方なので、塗り重視のサポーターとして動こう。
特に海岸近くのイクラを一人で拾いに行く無謀な同僚を見かけたら射程を生かして遠くから帰路を確保したり、追いかけるザコシャケを小突いておくとよりクリアが安定する。
軽快なヒト速を持ち、継戦能力に長けるため、オカシラシャケのヨコヅナが相手の場合はヨコヅナの引きつけ役(タゲ取り)を担うことも視野に入る。
スペースシューター
スペースシューターコラボ