概要
任天堂から開発・発売されているシューティングアクションゲームシリーズである。ジャンルはTPS(三人称視点シューティング)。
初代作は2015年5月28日にWiiUから発売され、任天堂のゲーム作品としてはかなり新しい部類であるが、発売後は日本国内では同年12月に累計売上100万本を突破し、計算では当時の国内WiiUユーザーの約2.5人に1人が購入しているという異例の販売数を記録して瞬く間に大ヒット作となった。
更に海外では同年6月24日に100万本、9月末には242万本という驚異の売上を記録し、後に開発された新機種であるニンテンドースイッチからシリーズ化。スイッチで発売されたシリーズ作品はいずれも全世界販売数1000万本以上を達成しており、今では任天堂の看板作品の一つとなった。
4対4のチーム戦「ナワバリバトル」がゲームの基本で、3分間地面にインクを塗り合って、最終的に塗った面積(ナワバリ)を多く確保したチームが勝ちとなる。プレイヤーはヒトの姿に変身できる謎のイカ「インクリング」、またはタコ「オクトリング」を操作してバトルに臨む。
シリーズ一覧
ナンバリングタイトル
タイトル | 機種 | 発売日 | 国内売上 | 全世界売上 |
---|---|---|---|---|
スプラトゥーン | WiiU | 2015/5/28 | 179万本 | 495万本 |
スプラトゥーン2 | ニンテンドースイッチ | 2017/7/21 | 526万本 | 1360万本 |
スプラトゥーン3 | ニンテンドースイッチ | 2022/9/9 | 709万本 | 1196万本 |
追加コンテンツシナリオ
タイトル | 追加先作品 | 配信日 |
---|---|---|
オクト・エキスパンション | スプラトゥーン2 | 2018/6/14 |
サイド・オーダー | スプラトゥーン3 | 2024/2/22 |
※作品別売上本数はWikipedia:スプラトゥーン、Wikipedia:スプラトゥーン2、Wikipedia:スプラトゥーン3各稿より抜粋
ゲームモード
主としてオンラインモードとオフラインモードに大別される。
オンラインモード
- ナワバリバトル:世界中のプレイヤーと4対4でバトルするPvP。4対4で地面にインクを塗り合い、塗った面積の広いチームが勝利という明快なルールで対決する。
- ガチマッチ:ナワバリバトルのルール発展型。4対4でのPvPという要素はそのままに、指定されたエリア内だけをイカに長時間確保するかを競う、相手陣地にオブジェクトを運び込む、といった派生ルールの下で競い合う。こちらでは勝敗によってウデマエやXパワーと呼ばれる指標が上下し、この指標をイカに上げるかが競われる。
- サーモンラン:世界中のプレイヤーと4人1組で協力するPvE。シャケという敵から「金イクラ」というアイテムを集めるバイトを行う。他作におけるゾンビモードに近い。
また、フレンド同士など決められた人々だけで集まり、自由にルールなどを選択できるプライベートマッチ、特別なルールで期間限定でのバトルが行われるイベントマッチなどもある。
オフラインモード
- ヒーローモード:一人向けのストーリーモード。平和を脅かす悪いタコ、オクタリアンとの対決や、彼らの生息する地下世界での探索がメインとなる。スプラ世界の世界観や裏設定について掘り下げされることもある。
- 追加コンテンツシナリオ:いわゆるDLCシナリオ。ヒーローモードで描かれなかった物語や、ヒーローモードとは異なるゲームモードが用意されており、登場人物たちの掘り下げが行われる。オクト・エキスパンションとサイド・オーダーの2つがあるが、両者ともゲーム性は大きく異なる。
- ミニゲーム:その名の通りミニゲーム。作品ごとにリズムゲームやカードゲームなどが用意されている。
システム
バトルで使用する装備などは、バトルで稼いだ報酬をもとに購入し、自由に選択できる。
ブキ
バトル中に使うアイテム。インクを発射してステージの床やカベを塗ったり、相手を攻撃するために用いる装備。多種多様なブキ種が存在しており、
詳細はSplatoonのブキ一覧を参照
ギア
身にまとうファッションのこと。アタマ、フク、クツの3種類のギアがあり、センス次第で組み合わせは無限大。そのままオシャレするのも良いが、いずれも「ギアパワー」が備わっており、移動速度を速くする、ブキの性能を上げる、といったバトル中に特殊な効果を発動する。また、ギアブランドというブランドの存在がある。
詳細はスプラトゥーン・登場ブランドの一覧を参照
ステージ
バトルの舞台となるステージは、街中、デパート、工事現場、博物館、美術大学の中庭、河川敷、プールなど、様々な場所が用意されている。
詳細はスプラトゥーン・登場ステージの一覧を参照
世界観
舞台は現代から1万2000年後、海面上昇によって人類や哺乳類が滅亡した地球。代わって急激な進化を遂げ、地上へと進出した「インクリング」と呼ばれるイカなどの海洋生物たちが様々な進化した海の生き物たちが生活する世界となっている。イカたちは強い縄張り意識を発散すべく、日々バトルやバイトに励んでいる。
詳細はスプラトゥーン世界の歴史と軟体世紀を参照
キャラクター
世界観で述べた通り、人類や哺乳類が滅亡しているため、登場キャラもほぼ全てが海洋生物をモチーフとしたキャラクターとなっている。人間は登場せず、哺乳類も猫のジャッジくんといった少数の例外を除いて存在しない。
詳細はスプラトゥーン・登場キャラクターの一覧を参照
メディアミックス
『月刊コロコロコミック』2015年6月号にて、ひのでや参吉によって読み切りコミカライズされた。その後、読み切りの設定を引き継いで『別冊コロコロコミックSpecial』2016年4月号より連載開始。
詳細はコロコロSplatoonを参照
外部出演
マリオカート8デラックス
2017年発売の『マリオカート8デラックス』にインクリングが『ガール』『ボーイ』名義で参戦。また、機体として『スプラバギー』『トルネード』、バトルモード用コースとして『デカライン高架下』も追加された。
大乱闘スマッシュブラザーズシリーズ
2018年発売の『大乱闘スマッシュブラザーズSPECIAL』で初参戦し、イカの要素が取り入れられた。
ファイター | インクリング |
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アシストフィギュア | シオカラーズ |
ステージ | タチウオパーキング |
Miiファイターコスチューム | スプラトゥーン2セット |
スピリット | ビゼン、ロブ、タコゾネス、テンタクルズ、タコガール&タコボーイ、アタリメ司令、ジャッジくん、アネモ、ダウニー、オオデンチナマズ、DJタコワサ将軍、ほか |
沿革
詳細はスプラトゥーンの歴史を参照
関連タグ
任天堂 WiiU ニンテンドースイッチ amiibo TPS イカ
主要一覧記事
- Splatoonのブキ一覧
- スプラトゥーン・登場キャラクターの一覧
- スプラトゥーンに登場するアーティスト一覧
- スプラトゥーン・登場ブランドの一覧
- スプラトゥーン・登場ステージの一覧
- スプラトゥーン世界の歴史(時系列)
- 軟体世紀(世界観)
- スプラトゥーンの歴史(沿革)
コラボタグ
その他
すぷらとぅーん:ひらがな表記
Splatoon:英語表記
喷射战士:中国語表記
스플래툰:韓国語表記
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