当選自慢罪
とうせんじまんはつみ
※実際はこんな罪は存在しません
文字通り、何かしらに当選した事を自慢する・SNSやブログ等で発信する行為を「罪」と呼ぶスラング。いわゆるジャニオタ間でよく使われており、界隈の闇深さの一端が垣間見得る。
そもそもジャニオタ間では同担拒否(同じ相手を推すファンを嫌悪する)や、「やらかしさん」の悪業、それに対する特定班・袋叩きなど、ねらー・なんj民すら戦慄する程の闇を抱えている。他人の喜びを「罪」呼ばわりするのも大概だが、これでもまだまだぬるま湯というのが恐ろしい。
当選自慢やこのスラングの是非については諸君の判断に委ねるが、どちらも決して好ましいものではないとだけ申し添えておく。
対象として挙げられがちなものの例
- ジャニーズ(現スマイルアップ)のコンサートの特等席、ないしそのコンサート自体のチケット
ジャニーズ以外でもガッツリこの「罪」の範囲内のものは多い。というかファンにとって垂涎の的となっていて、なおかつ抽選によって当落のあるものは大抵含まれてしまう。
- 人気アーティストのライブ・レアなイベントのチケット
- UFJ・ディズニーランド等のプレミアチケット
- レア物のガンプラ・フィギュア等の高倍率な抽選(販売)グッズ
- ソシャゲの激レアキャラ・アイテム(特に期間限定のガチャ)
そうしたものを射止めたら喜びを発信したくなるのも自然な感情だが、当然落選した人には傷口に塩。そうでなくてもそれをよく思わない人も多く、誰言うともなくこんなスラングが爆誕してしまった。
発祥とスラング化(こちらも参照)
上で「ジャニオタ間でよく使われる」と書いたがそれもその筈で、2013年当時ジャニーズでもトップクラスの人気を誇った嵐のコンサートチケット販売(FC限定かつ勿論超高倍率の抽選)が起源。
多くのファンが落選に落胆する中で、喜びに舞い上がったラッキーマン(ウーマン?)達は各々SNSに当選報告を投下(逆に落選を報告する人もいたがどっちがより広まるかはお察し)。そうなると当然面白くないのは落選した連中であり、「当選ツイート・RTとか見てて辛いのでやめて」「落選した人の気持ちも考えて」という悲痛な叫びもあれば、「当選自慢は犯罪」などと噛みつく過激派も登場。このテの炎上騒ぎは大抵愉快犯もいるので、ツイートされた当選報告がすべて事実とは限らないものの、当時のツイッターは連中の怨嗟の響く地獄絵図であった。
そんな惨状もなんJ民等そっち系の住人にとってはまさにメシウマな娯楽に過ぎず、彼らによってスラング化され現在に至る。
羨望や嫉妬もまた自然な感情ではあるが、当選自慢の"犯人"を罪だの悪だのと糾弾したところで何がどうなるものでもない。
心にゆとりを持ってこそ幸運はやってくる(かもしれない)ぞ!