概要
WiiUソフト『Splatoon』に登場する、イカ世界のトップアイドル。お気楽担当のアオリと脱力系のホタルによるインクリング二人組のイカすユニットである。スプラトゥーンシリーズ全作品にて登場中。
インクリングたちが集う街「ハイカラシティ」でアイドルとして活動中。ハイカラニュースの初代MCも務め、ゆるいトークや、スタジオで休憩中に外から眺めているファンに手を振ってくれる気さくな性格が好評。手を下に向けて「イカ(以下)、よろしく~!」と言うのがふたりの決め台詞。
二人は従姉妹同士で、年齢は17歳であることがサウンドトラックのブックレットやタワーレコードオンラインにて明かされている(2年後の『Splatoon2』では19歳、その5年後の『Splatoon3』では24歳)。
都会から離れたシオカラ地方の出身であり、幼少期に地元で行われた「ちびっこ民謡選手権」で優勝し、その天性の歌唱力を認められて上京、長いトレーニング期間を経てデビュー曲『ハイカラシンカ』をリリースし、デビューを果たす。しばらくはパッとしなかったが、地元民謡を現代風にアレンジした4thシングル『シオカラ節』の大ヒットで、現在の地位を獲得した。
初登場となった『Splatoon』では、ソフト起動時に流れる『ハイカラニュース』で現在のステージやアップデート情報などを伝えており、作品の顔となっている。
また「フェス」の際には司会を務め、アオリが赤チーム、ホタルが緑チームのマスコットを務める。フェス期間中は街の広場で『ハイカラシンカ』を24時間歌い踊り続けるシオカラーズを見ることが出来る。その後の結果発表前のハイカラニュースでは、声がガラガラになりかけるホタルの姿を見ることが出来る。
ホタル「あ゛~」
名前の由来はイカ料理の「塩辛」と英表記「Sea O' Colors(色の海)」のダブルミーニング。アオリとホタルはそれぞれアオリイカ・ホタルイカから。
英語版の名称は「Squid Sisters」(従姉妹同士の関係なのに……)。アオリとホタルはそれぞれ「Callie」「Marie」だが、これはイタリア語で複数形のイカを表し、英語ではイカリングの意味である「calamari」からとられている。
シオカラーズの楽曲
現在確認されている、ふたりが歌う楽曲はイカの通り。
Splatoon
- ハイカラシンカ(英名:City of Color)
- フェス時のハイカラシティ広場BGM
- キミ色に染めて(英名:Ink Me Up)
- フェス時のナワバリバトル対戦BGM
- イマ・ヌラネバ-!(英名:Now or Never!)
- フェス時のナワバリバトル残り60秒BGM
- シオカラ節(英名:Calamari Inkantation)
- ヒーローモードのラスボス戦ラストスパートBGM
- マリタイム・メモリー(英名:Maritime Memory)
- ヒーローモードのED曲、3ではフェス終了後のハイカラシティのBGM
- トキメキ☆ボムラッシュ(英名:Bomb Rush Blush)
- アオリのソロ曲
- スミソアエの夜(英名:Tide Goes Out)
- ホタルのソロ曲
Splatoon2
- 濃口シオカラ節(英名:Spicy Calamari Inkantation)
- ヒーローモードのラスボス戦ラストスパートBGM
- あさってColor(英名:Fresh Start)
- ヒーローモードのED曲
Splatoon3
- シオカラ節 Three Mix(英名:Calamari Inkantation 3MIX)
- ヒーローモードのラスボス戦 第2形態、DJ Octavio、すりみ連合とのコラボ
- シオカゼの星(英名:Wave Goodbye)
- ヒーローモードのED曲
- ハイカラシンカ'23(英名:City of Color(2023))
- ハイカラシンカのアップデート版、フェス前半戦のハイカラシティ広場のBGM
- BRANDNEW HOMETOWN ~それより明日の話を~(英名:Tomorrow's Nostalgia Today)
- フェス後半戦のハイカラシティ広場のBGM
- 春風とペトリコール feat. RANOMAT(英名:Liquid Sunshine feat. Ian BGM)
- 3フェスマッチBGM
- ときめきスミソアエ ~You★Me Grand Mix~(英名:Blushing Tide)
- "ボムラッシュの夜"アレンジ、3フェスマッチBGM
メンバー
アオリ
CV:keity.pop
黒いツインテールのインクリングの女性で、短冊切りにしたイカの髪飾りをつけている。左側に泣き黒子があり、ユニットでの立ち位置は向かって左側。本名は「アタリメ・アオリ」。
主な使用インクカラーはピンク(マゼンタ)。フェスの時は代表する陣営のインクカラーになる。
ホタル
CV:菊間まり
白いゲソを後ろで結っているインクリングで、イカリング状の髪飾りをつけている。右側に泣き黒子があり、ユニットでの立ち位置は向かって右側。本名は「ケンサキ・ホタル」
主な使用インクカラーは(黄)緑。アオリと同様、フェスの時は代表する陣営のインクカラーになる。
もう一つの顔
実は二人ともヒーローモードに登場するアタリメ司令の孫娘で、New!カラストンビ部隊の隊員として活動中。アオリが隊員の「1号」、ホタルが「2号」である。
ストーリー中盤から終盤にかけて攫われて行方不明となったアタリメ司令に代わり、プレイヤーである3号をサポートする。
これらは本編では一応明確にはされていないが、ストーリー中の会話の内容ではハイカラニュースの二人の会話とほぼ同じアドバイスをしたり、1号が2号のことを「ホタ…」と言いかける場面がある。ラスボス戦の2回目以降の会話では、1号と2号の会話がかなりメタ方面に変化しているので、気になる人はゲーム内で確認されたし。
Splatoon2
前作に引き続き登場。アオリの失踪に端を発するヒーローモードのストーリーにおいて主軸を担う。今作のホタルはアイドル衣装ではなく、緑色の着物を着て和傘をさしている(通称和服ホタル)。
またTwitterで公開されている前日談『シオカラ小説』では、
- 最後のフェスが終わったのをきっかけにそれぞれ別々の仕事が舞い込んできて、いつも一緒だった二人は一緒にいる時間がかなり減ってしまった事
- 最後のフェスに負けたことをアオリが気にしているのでは、とホタルが気に病んでいる事
- 突如アオリが行方不明になった事
- ホタルがタコツボバレーがもぬけの殻になっていることに気付き、アオリを探すために自ら司令になることを決意した事
などが書かれている。
予告映像の最後の最後でアオリらしき笑い声が聞こえたため、アオリが敵に寝返ったのではないかと言う声も上がっていたが……
Splatoon3
前々作、前作に引き続き登場。引退したアタリメ元司令に変わり、New!カラストンビ部隊の新司令に就任した3号と共に冒険をサポートしてくれる。
今作の2人の衣装はアオリが黒いワンピース、ホタルは白いコートを着て和傘というスタイル。また、2人のトレードカラーであるピンクと緑ではなく黄色のワンポイントを入れている。
さらに、追加コンテンツ第1弾「ハイカラシティ」ではハイカラシティをホームタウンにすることができ、普段の衣装のシオカラーズに会えるようになる。
ただし、『Splatoon』のようにハイカラニュースを視聴することはできず、バンカラジオをハイカラシティから視聴することになる。理由はハイカラニュースの記事にて。
撮影スタジオを覗くと、ファンサービスとして手を振ってくれる(『Splatoon』でも同じファンサービスをしてくれる)。ヒーローモードクリア後だと両手を開いて下に向ける「イカ、よろしく~!」のポーズになる。
バンカラ街のすりみ連合も同様に、ヒーローモードをクリアするとファンサービスが特別になる。
初代スプラと同じように、フェス開催時はシオカラーズが盛り上げる。すりみ連合のマンタローに対応する第3陣営はイカスツリーの色の変化で表現される。ホームタウンがハイカラシティかバンカラ街かに関係なく、フェス中の試合BGMはすりみ連合の曲「張拳ゴーアヘッド」と「衝天プチョフィンザ」、シオカラーズの「春風とペトリコール」が流れる。
余談
初代『Splatoon』および続編『Splatoon2』ではアイドルという設定で登場しているシオカラーズだが、開発初期から大きくデザインやキャラ付けが変遷していることが、設定画集『イカすアートブック』掲載の設定画などから窺える。
露出度の高いチアガール風の服やドレス、ツナギなど様々な没案が存在する他、最初期の案にはシオカラーズを巫女とし、カミ様の出力するお題に沿ってイカたちがお祭り風のイベントを繰り広げる(=現在のフェス)という物もあった。この初期案の一部はタコゾネスのデザインへと転用されている。
おカタいイメージになる事を避け、シオカラーズは売り出し中のアイドルという形に収まったが、初代スプラでハイカラシティに置かれていた狐と狸の巨大なオブジェは恐らくこの名残と思われる。
- ハイカラシティは狐と狸の巨大オブジェがある
フェスの内容と、ハイカラニュースでのやり取りから、国内版と海外版では若干性格に差異がある模様。例えば海外ではアオリは歌う派でホタルは踊る派であるにも拘わらず、それぞれのソロではアオリは動き回ったりホタルは歌モノ中心など。ホタルはお金に執着があることが共通しているが、海外ではやたらニンジャ推しである。
外部出演
キャラマリオとして登場。イベントコース「シオカラーズがイカとたわむれるコース」をクリアするとアオリ・ホタルの2名が使用可能になる。
アシストフィギュアとしては自分たちにカメラを寄らせ、フィールドを狭くする。使い方を間違うと呼び出した本人がやられるので注意。
スピリッツとしてはスーパーアイドルらしくLEGEND級であるがジャッジくんと同じくサポーターで、効果は「高速切り札チャージ」。任天堂の古参のイカと、アイドルなポケモンと、チアガールズで呼べる。
関連イラスト
関連動画
amiibo
2016年7月7日、二人のイカしたamiiboが発売された。初代『Splatoon』でゲームと連動すると広場がフェスの状態になり、シオカラーズの曲を二人が歌い、踊ってくれる。さらに二人のソロ曲も収録されている。振り付けは超音楽祭やシオカライブと同様に、各曲ごとにオリジナルのダンスを披露してくれる。続編の『Splatoon2』でも使用可能で、特別なギアを貰えたり一緒に写真を撮ることができるようになる。
そして『Splatoon3』では、2024年9月5日にオルタナでの姿で新たなamiiboが発売された。今作でも過去のamiiboと同様、特別なギアを貰えたり一緒に写真を撮れるほか、グランドフェスティバル開催後は同フェス会場を再現してくれる。
シオカライブ
「闘会議2016」ではふたりがハイカラシティを飛び出し、なんと幕張メッセに登場。世界初(?)のイカ語による「シオカライブ」が開催された。
さらに後の「ニコニコ超会議2016」の超音楽祭で、シオカラーズのセカンドライブが開催。先述のソロの新曲をまじえてのライブとなり、会場は大盛況となった。
関連タグ
エターナルファランクスΩ/ファイナルクリスタルダスト/ティアーズオブヘブン∞