概要
別名:シロイカ。
頭足綱・十腕形上目・ツツイカ目・ジンドウイカ科・アオリイカ属に属するイカの一種である。
胴長は40㎝を超え、胴幅も12㎝にもなる。鰭は胴の全長に及び、外見はコウイカ類に似ているが、コウイカ特有の石灰質の甲を持たない。
沿岸から近海の表層~中層に生息し、小魚やプランクトンを摂食している。
雄の胴の背側には、鰭の部分にわたって継続的な白色帯があるが、雌では不明瞭。
春~初夏と言った暖かい時期になると、沿岸の海藻や枯れ枝に、卵の入ったソーセージ状の卵嚢を100~200本産み付ける。
釣りのターゲットとしても人気で、「餌木」と呼ばれるエビを模した形状のルアーを使ったり、生きたイワシやアジを餌にした釣りもよく行われている。
鏡に映った自分の姿を認識することができ、鏡を見せるとそれに関心を寄せるという。これは同じイカでも群れを作るか作らないにもより、群れないコウイカは鏡像に対して威嚇行動を示し,単独性が強いタコの仲間は個体にもよるが基本的に鏡像に反応を示さない。
また水族館で観られるのは大抵この種類のイカで、数多く飼育されている。
アオリイカ属の一覧
- アオリイカ(メイン画像)
- アメリカアオリイカ
- オーストラリアアオリイカ
関連タグ
余談
文字通りイカの絵が描かれたイラストにタグが付けられる反面、その響きから
煽りのアングルで描かれたイカや
イカが煽っているイラストにもネタ的にタグが付けられてもいる。
※言うまでもないがアオリイカのアオリとは煽りのことではない。
障泥(あおり)とは馬具の一つで革製の泥除けである。
イカのヒレの形状と色がこの泥障に、脚部がその取付紐に似てることが名前の由来である。