概要
ゲーム『スプラトゥーン2』に登場する楽曲の一つ。
「トキメキ☆ボムラッシュ」と「スミソアエの夜」のマッシュアップリミックスで、曲名もそれに倣ったものである。英名はそれぞれの英名である「Bomb rush blush」「Tide goes out」を合わせた「Tidal Rush」。
ならばアーティストはシオカラーズ...ではなく、「DJ Octavio feat. AORI VS ホタル」という妙なもの。さらに言うと、彼女たちが公式にリリースした楽曲というわけでもない。その正体は...。
ネタバレ
イカ、『スプラトゥーン2』ヒーローモードのネタバレを含みます。
この曲がかかるのは、ヒーローモードのラスボス、DJタコワサ将軍戦の最中。
4号がタコワサ将軍に二度目のダメージを与えると同時に、それまでかかっていた「トキメキ☆ボムラッシュ DJ Octavio feat. AORI」がリズムパートのみとなり、カットインが入る。
ブキチが運転する飛行トラックに乗って、4号とタコワサ将軍のバトル現場に加勢しに颯爽と現れたホタル。
そこからなんと自身のヒーローチャージャーでアオリの催眠サングラスを狙撃して吹っ飛ばし、特製スミソインクを頭に叩き込んでピヨらせる。
そして自身は持ち曲である「スミソアエの夜」を歌い始め、タコツボキングA-MIXのバイソクモード解禁と共に壮大な歌合戦、そして本曲へと派生する。
Aメロではオフボーカルの「トキメキ☆ボムラッシュ」にホタルが無理やり「スミソアエの夜」の歌詞を乗せて歌っているような曲であり、裏メロではずっと「トキメキ☆ボムラッシュ」が流れ続ける。
逆にAメロが終わるとアオリがホタルの歌を遮るように「トキメキ☆ボムラッシュ」を歌い始め、同時に「スミソアエの夜」が裏メロへと変化する。
しかし、2人が全く別の曲を歌っているにも拘わらず、継ぎ接ぎ感や違和感が全くない。タコワサ将軍のDJとしてのウデマエには感服である。
洗脳状態と正気を彷徨うアオリと、アオリを助け出さんとするホタルの2人の想いを全力の歌や必死の息継ぎから垣間見ることができ、非常に涙腺にくる4号が後を絶たないという。
前半戦と終盤戦が4号とタコワサ将軍、インクリングとオクタリアンの戦いなら、この中盤戦はシオカラーズ、アオリとホタルの戦いといえよう。
余談
第一形態までの背景で振られているサイリウムの色はオクタリアン若しくはアオリカラーを示すピンク一色だったが、ホタルが割り込むと同時に約半数のサイリウムが緑色に変化する。ホタルの歌に魅せられた者たちもいたのだろう。
『1』でホタルはチャージャーが得意ブキであることが明かされていたが、初めてそのウデマエが披露されることとなった。
しかしその中身は、明らかにリッター4Kの射程より長いであろう距離、かつ空中を移動するトラックの上からヒーローチャージャーで小さなサングラスのみをスコープもなしに正確に吹き飛ばすというウデマエX真っ青のものだった。
彼女もまた、New!カラストンビ部隊の一員なのである。
メタ発言や投げやりな言動が目立つ再戦時でも前述の歌の必死さは変わらない。録音したのだろうか。
また、この曲の異質さからシオカラーズがライブなどで歌う事はなかった。
関連タグ
AORI ホタル DJ Octavio:イカしたアーティストたち
さらなるネタバレ
4号がタコワサに3度目の打撃を与え、スミソインクでピヨるアオリを見たホタルはラジカセを取り出し―――
そして7年後...
時は流れ、スプラトゥーン3。
グランドフェスティバル中盤戦(2日目)、ついにボムラッシュの夜のアレンジが再生されることになった。
その名は「ときめきスミソアエ ~You★Me Grand Mix~/シオカラーズ」。
スマブラ版トキメキ☆ボムラッシュを彷彿とさせるリズムに、持ち歌の応酬ではなく一つの曲として完成されたボムラッシュの夜である。
同時に別の曲を歌うパートがなくなり。先述の息遣いなどはなくなったが、片方が相方の歌にコーラスとして参加する、パートを順番交互に展開するなどの新しい要素も存在する。
特にPVなどの予告なく突然流れ始めたため、フェスに参加していた前作からプレイしていたイカタコたちを驚かせ、今作からのプレイヤーを困惑させた。
2日目から追加された曲としてはミッドナイト・ボルテージと天命反転ローリンストンがあるが、これらは新曲ではない。