概要
※この先の記事には最新作までのネタバレを含む可能性があります。ヒーローモード未クリアの方は注意してください。
スプラトゥーンシリーズにおける一人用ストーリーモード「ヒーローモード」にて登場する、3号、4号、新3号専用改造ブキ。
勿論、改造担当はブキチ。だが初代ヒーローシューターのみ製作を彼の祖父であるブキノサイが手掛けていることが明言されている。それ以外の設計図製作者はブキチかブキノサイか不明だが、『2』ではブキチから支給されてはいる。
どれも元となっているであろう一般ブキとは比べ物にならないレベルの強さを誇っている(恐らくバトル用ではなく対オクタリアン用に設計されているため)。尚、特定の条件を満たすとバトルで使用出来るレプリカを手に入れられる。
『2』におけるブキたちは、ブキチが実戦データ収集を兼ねてのテスト運用で4号に貸与しているもの。残念ながら日の目を見ることはなかったが、データ自体はブキチに活かされているだろう。
それにしてもそんなテスト段階の改造ブキを9種類も使いこなしてみせた4号の器用さが恐ろしい……。
一覧
ヒーローシューター
『1』、『2』、『3』で登場。ヒーローモードを象徴するブキで、ヒーローブキといえば真っ先に名が挙がる。
元ブキはスプラシューター。
世界観設定ではブキチの祖父ブキノサイが残したこの武器の設計図からスプラシューターなどが生まれたなど、実はブキの試作型のような立ち位置である(なお、使われている技術は明らかなオーバーテクノロジーであり、ブキチですら解析・コピーには成功していない)。
『1』版ではハンドガンに貝殻のようなインクタンクが付いた形状になっている。モチーフは恐らくペイントボールガン。amiiboのイカチャレンジを全てクリアするとレプリカが手に入る。
『2』版ではサブマシンガンのような見た目になった。モチーフは恐らく……というかまんまP90。ヒーローモードの全ステージをヒーローシューターでクリアするとレプリカが手に入る。イリコニウムによる強化で三段階まで強化可能。初期段階では.96ガロン並の連射力で、塗りも乏しい。第二段階では全体的にオレンジ色になり、連射速度はスプラシューター程度になる。また、塗りもある程度は出来るようになる。最終段階ではプロモデラーMG並の連射速度になり、塗りもヒーローブキ中最強レベルまで強化される。
『3』版では小型ハンドガンとインクタンクで構成された本体にバレルが取り付けられている。諸事情で破損してしまうが、最初と最大強化後はスプラシューター並みの連射力で複数のインクを同時発射するようになり、高い塗り範囲と相対的な威力を誇る。モチーフは不明だが、各パーツにプリンターのインクカートリッジや殴打用パーツのストライクプレートなどが散見される。こちらもイリコニウムで三段階まで強化可能。強化内容は『2』版とほぼ同一。
なお、『1』版は改良が施されたのか、『2』時点で何故かマニューバーと同じスライド機能が搭載されている模様。
『3』版は最大強化時によく見ると2発の弾が同時に出ている。何気にシューター中初の特性である。これのレプリカはスプラシューターより発射音がやや重いという特徴がある。
ヒーローローラー
元ブキはスプラローラー。
『1』版はストーリーモードでは使用出来ず、amiiboのボーイチャレンジにて使用できる。チャレンジを全てクリアするとレプリカが手に入る。なお、オリジナルは1号が使っている。
『2』版はデザインが一新され、インクタンク以外の形がカーボンローラーと同じになった。こちらは二段階まで強化可能で、初期段階ではスプラローラーと同性能。第2段階では青い光が赤い光に変化。振りがカーボンローラー並に速くなり、威力も向上する。ヒーローモードの全ステージをヒーローローラーでクリアするとレプリカが手に入る。
ヒーローチャージャー
元ブキはスプラチャージャー。
左画像が『1』版、右画像が『2』版。
『1』版はストーリーモードでは使用出来ず、amiiboのガールチャレンジにて使用できる。チャレンジを全てクリアするとレプリカが手に入る。また、『2』のヒーローモードでは、ホタルがこのブキを使用している。
『2』版はデザインが一新され、インクタンク以外の形がスプラチャージャーと同じになった。こちらも二段階まで強化可能で、初期段階ではスプラチャージャーと同性能。第2段階では青い光が赤い光に変化。チャージ速度が速くなり、威力も向上する。ヒーローモードの全ステージをヒーローチャージャーでクリアするとレプリカが手に入る。
ヒーローブラスター
『2』にのみ登場。
元ブキはホットブラスター。
形はホットブラスターと同一だが、デザインはヒーローブキらしく黒をメインに青い光が所々に現れたクールなデザインになっている。
こちらも二段階まで強化可能で、初期段階ではホットブラスターと同性能。第2段階では青い光が赤い光に変化。連射速度が速くなり、威力も向上する。ヒーローモードの全ステージをヒーローブラスターでクリアするとレプリカが手に入る。
ヒーロースピナー
『2』にのみ登場。
元ブキはバレルスピナー。
形は『1』のバレルスピナーと同じような形で、全体がシルバーメッキのメタルな見た目になっている。
こちらも二段階まで強化可能で、初期段階ではバレルスピナーと同性能。第2段階ではインクタンクが銅色に変化。チャージ速度が速くなり、威力も向上する。ヒーローモードの全ステージをヒーロースピナーでクリアするとレプリカが手に入る。
ヒーロースロッシャー
『2』にのみ登場。
元ブキはバケットスロッシャー。
形はバケットスロッシャーと同一で、ネオンイエローのボディに青いスプリングが付いている。
こちらも二段階まで強化可能で、初期段階ではバケットスロッシャーと同性能。第2段階では青いスプリングが赤いスプリングに変化。連射速度が速くなり、威力も向上する。ヒーローモードの全ステージをヒーロースロッシャーでクリアするとレプリカが手に入る。
ヒーローブラシ
『2』にのみ登場。
元ブキはホクサイ。
唯一ブキ種の基本ブキが元ではないヒーローブキである。また、ストーリー内での開放が一番遅い。
デザインは黒をメインにネオンイエローのラインが入っており、ヒーローブキ共通の青い光もある。
こちらも二段階まで強化可能で、初期段階ではホクサイと同性能。第2段階では青い光が赤い光に変化。振る速度、移動スピードが速くなり、威力も向上する。ヒーローモードの全ステージをヒーローブラシでクリアするとレプリカが手に入る。
ヒーローマニューバー
『2』にのみ登場。
元ブキはスプラマニューバー。
ネオンイエローと黒がメインのデザインで、元の派手さは全く無く、クールなデザイン。
こちらも二段階まで強化可能で、初期段階ではスプラマニューバーと同性能。第2段階では青い光が赤い光に変化。連射速度が速くなり、威力も向上する。また、レベル2の状態でスライドをすると、全ブキ中最高の連射力を発揮する。ヒーローモードの全ステージをヒーローマニューバーでクリアするとレプリカが手に入る。
pixivではやたら旧3号が持っているイメージが多く、戦闘でもマニューバーのスライドをしているが、彼/彼女が持っているのはシューターである。
ヒーローシェルター
『2』にのみ登場。
元ブキはパラシェルター。
ネオンイエローと黒がメインのデザインで、傘も派手さはないシンプルなデザイン。
こちらも二段階まで強化可能で、初期段階ではパラシェルターと同性能。第2段階では青い光が赤い光に変化。傘が開く速度が速くなり、耐久力が向上する。ヒーローモードの全ステージをヒーローシェルターでクリアするとレプリカが手に入る。
なお、元ブキという表現ではあるがおそらく開発されたのはこちらが先。
また、『2』版のヒーローローラーを除き、レプリカ版はその元ブキと全く同じ性能になっている。
メタ的な話をすれば(一部を除き)ポリゴンを使い回している都合もあるのだろう。
旧ヒーローブキ
14式竹筒銃・甲
大ナワバリバトル時代のヒーローブキ(というより当時のイカ陣営主力ブキ)の復刻版。
アタリメ司令も杖の要領で持ち歩いている(なお使う場面はない。残念)。
全ての作品で一般ブキとして登場。詳細は個別記事を参照願いたい。
何故フルチャージでも敵プレイヤーを倒し切れないのかという疑問も、元は対タコ装備だという事を考えれば納得は行く(タコトルーパーの体力は70、バイタコトルーパーは140なのでちょうど良い)。
余談
『1』〜『2』で登場したブキ種は全てヒーローブキが存在するが、『3』からの新ブキ種「ストリンガー」、「ワイパー」のヒーローブキは現状存在しない。
1号ことアオリや2号ことホタルはそれぞれローラーとチャージャーを得意としているが、公式アートワークをよーく見るとそれぞれヒーローブキである(『1』の第12回)。
ホタルはそんなことしなくても鬼エイムを発揮しそうだが……などと言っていると、本当にやってしまった。
なお、『2』でもホタルのヒーローチャージャーは旧型(初代のamiiboチャレンジ報酬として使えたモデル、4号の持つ二代目とは形が異なる)のまま。
8号は多くの場合メイン武器にオクトシューターを使う。性能はスプラシューターと同様だが、これにもレプリカがある(性能はスプラシューターコラボと同じ)。
Pixivの創作上においては解釈は様々であり、一般のイカにも広く流通している・ヒーロー本人のみが使う・存在そのものが抹消されている……など。
関連タグ
クマサンブキ:同じく非正規の改造が成されたブキシリーズだが、色んな意味でヒーローブキとは真逆の性質を持っている。
クマサン印のチャージャー:竹筒銃を基に作られたクマサンブキの一角。
スプラトゥーン3のラスボスとの関連性を考えると少し皮肉な縁があると言えよう。