概要
クマサン印のチャージャーとは、スプラトゥーン2より新たに登場したゲームモード『サーモンラン』、および続編のスプラトゥーン3の『サーモンラン NEXT WAVE』に登場する違法改造チャージャー。
ベースは14式竹筒銃。ハンドルは自転車の空気入れのように改造され、本体にはもちろんクマブキでおなじみ金色のシリンダーが刺さっている。
チャージャーのくせにチャージという概念がなく、常にフルチャージ状態のショットを撃てる。
そのショットは威力も射程も貫通性能も凄まじく高い。
通称、「クマチャー」。
性能
クマサンブキのご多分に漏れずやはりコイツも非常に癖が大きい。
まず、前述の通りチャージという概念が存在しない。 チャージャーとは……?
正確には4F(0.067秒)のチャージ時間が存在するが、インク切れ状態から攻撃ボタンを長押しするとある時点で突然フルチャージの表示がされる、空中でも即フルチャという徹底ぶりである。
有効射程はリッター4Kと同等の6.3本でバイト支給ブキでは最長(この時点でクマサンブキが壊れブキである事が理解出来るだろう)。
単発威力こそ200と控えめだが、チャージ時間がないので連射ができる。連射フレームは10Fなので秒間6発・最大DPS1200という驚異の威力を誇る。
※参考:スプラシューターのDPSは360である。
インク消費量は一発当たり13%なので満タンからは7発打てる。リッターは4発、スプラチャージャーは5発、ソイチューバーは6発なのでそれらよりも燃費は良い。
おまけに前述の通り竹筒銃になかった貫通性能が搭載されている。
塗りも元が竹筒銃と分からないくらい太くなっているほか、4kスコープと同じくらい遠くまで塗れる。
さらに構え中ヒト移動速度がスプラシューターと同速。
またベースが竹筒銃のため、当たり判定が通常のチャージャーの2倍である。
総括すると燃費を犠牲にして竹筒のチャージ速度を限界突破させてリッター並の超射程&超火力を持たせたチャージャーである。
立ち回り
どんな相手にも遠距離から強力な射撃を連射できる強みを持つが、裏を返せば出力調整ができないのでコジャケ相手にも全力射撃になってしまう。当たり判定が広いとはいえ曲がりなりにもチャージャーなのでそもそもコジャケ退治には向いていない。
誰に対してもだが、連続射撃すれば1.5秒も持たずインク切れを起こす。インク切れを起こすと生存は絶望的になるため、イカなる時でも緊急時用に残弾を1発でも良いので残しておくことを強く推奨する。
インクロックはチャージャー故短いので積極的にインク回復を挟もう。
貫通性能と非常に長い射程を持つため、縦長の敵が得意。というより雑魚処理する時は動いて敵を縦長の列にしてから纏めて串刺しにしてやるのが基本。
ドスコイも2発で倒せるため、3発も適当に雑魚の列に撃っておけば敵が溶ける。
だが重要なのは無駄撃ちを無くすことである。
そのショットは何のために撃つのか、よく考えてから撃とう。
例えばもう倒したオオモノに向かって余分に撃っていないか?うっかり弾を外していないか?
照準線が出るので外すことはそうそうないとして、何発当てればオオモノを倒せるかをイカに記す。
- ドスコイ・バクダン→2発
- ヘビ・テッパン・ナベブタ→3発
- コウモリ→5発
- モグラ・ダイバー・テッキュウ→6発
- その他→カタパッドは無理、タワー、ハシラは別段特効なし。
テッパンはスタンも本体撃破も3発でOK。
ダイバーは塗らずとも6発当てれば倒せる。仮面が外れた後であれば2発。
かの悪名高きテッキュウも遠距離から迅速に排除できる。
また、タワー相手にも遠くから崩すことができるが、7発必要な上スカる可能性もあるため、インク回復を挟んだほうが良いだろう。
モグラ相手にもメインの方がインクロック的にお得だが、1ターンで倒す事に拘らない事。ザコシャケも巻き込まれば尚良し。
ハシラは横からなら貫通させる事もできなくはないが苦手。壁塗りだけして任せよう。
ヨコヅナ相手へのDPSは射撃継続時間が響き言うほど高くないが、周囲の敵ごと処理できるので余裕があれば本体を打ちまくっても良い。2発1セット、3発1セットなどと決めて撃てばインク消費を管理しやすいだろう。
タツは長い射程と貫通性能で弱点を狙い撃ちできる事からハイドラントまでは言わずとも特攻と言える相手。13発でボムを爆破可能でこのブキが二人以上いる時はもはやタツが可哀想になってくるレベルである。
ジョーも長射程&貫通により弱点のコブを容易に狙えるがタツほど執着しすぎないように。位置さえ分かっていれば裏側からも狙える。
特殊ウェーブについて
ドスコイ大量発生は串刺し祭りだが、トリガーハッピーにならないようにとだけお伝えしておく。
グリルは弱点に3発当てればスタンする。コジャケにだけ注意して殲滅しよう。
金のドロシャケが出現したらドスコイを纏めて串刺しにしてやろう。むしろコジャケを吐くドロシャケのほうが危険。
巨大タツマキ及びカンケツセンではターゲットに弾をぶち込みつつ雑魚を集めて串刺しに。
ハコビヤではシャケコプターの撃墜を担当しよう。
ラッシュでは多くのシャケを貫通で串刺しにできると良し。味方にローラーやシェルターがいたらキンシャケを削ると喜ばれるぞ。
怖いのは霧発生時。後ろを取られると咄嗟に反応するのが大変になるので、常に周囲の安全を確保して立ち回ること。味方と一緒に動き、オオモノ処理に回ろう。
余談
見た目は空気入れっぽい。もしかすると空気入れの圧縮空気によってチャージを瞬時に終わらせ更に遠くまで飛ばせるのかも知れない。
くすんだ茶色の意味、もっと言うと通常ブキのような緑色や枯草色ではない理由は、竹に火入れを行った可能性が考えられる。竹筒銃が本当に竹でできているのかは分からないが……
2と比べて3の本ブキは振動が大幅に強化されており、連射するとコントローラーが手の中で跳ね回る勢いで震える。
この振動のせいでコントローラーをつい強く持ってしまい、連射時にZRボタンを強く押しすぎることで照準がブレる現象「ガク引き」が起きることがままある。正確な照準を期待したい人は振動をOFFにすることを検討すべきかもしれない。
振動、エフェクト、音の爽快感も加わり、クマサン印のブラスターと同様にプレイヤーがトリガーハッピー状態に陥り、速攻でインクが切れて窮地に陥る可能性には要注意。