概要
『スプラトゥーン3』にて2024春Fresh Seasonから登場した新たなシェルター系ブキ。
番傘のような見た目のブキで、大ナワバリバトルの時代に使われていた伝統的な素材と、現代のブキ製造技術が組み合わされた独自の製法で、カサの素早いパージと復活を実現。
ネーミングの法則はまんま14式竹筒銃・甲と同じだが、おそらくこれは竹筒銃と同じ素材を用いているため。公式SNS曰く、カサ部分には海藻由来の素材が多く使われており、たくさんパージしても自然にやさしいらしい。
製造はこれまでも数々のシェルター種を手掛けてきたアダクラ社。竹筒銃に似た名前からアタリメイド製との説も上がっていたが、全く違う解釈となった。
ちなみにブキ名の「24式」だが、恐らくこれは「2024年式」の略と思われる。『3』発売当時の開発者に訊きましたではイカ世界も現実と同じ2022年だと語られていたが、発売2年目に突入したこともあってイカ世界も2024年になったのだろう。
稀に、24式張替傘を「大ナワバリバトルで使われていたブキ」と勘違いするプレイヤーがいるが、24式張替傘はあくまでも「大ナワバリバトルで使われていた 素材で作った ブキ」である。
そもそもシェルター種自体がイカ世界でも数年前に登場したばかりという設定で(サイド・オーダーでもイイダがそのような話をする)、24式張替傘どころかシェルター自体が使われていないため、その点に関しては要注意。
性能・立ち回り
その名の通り、パージ後/カサ破壊後、カサが約2秒で復活する。パージ中に復活する程の回転率で次々パージでき、パージの塗りもカーボンローラーのコロコロ並にある上、パージもショットもインク効率が良いためシェルター種の中でも継戦能力が高い。
さらにショットの射程も長く、有効射程2.5ライン&塗り3ラインで、しかも集弾性が高いのに1トリガー90ダメージ。しっかり当てれば一瞬で相手は瀕死に追い込まれ、そのままもう一撃入れても味方と畳み掛けてもすぐ倒せるキル性能も兼ね備えている。
カサをパージしながら戦えば、パージされたカサを盾に相手の攻撃を弾きつつ大ダメージを叩き込むことができる。高火力とその射程故に味方のサポートに回っても強い。
ただしカサの高い回転率と引き換えにカサの防御力は低い。スプラシューターを基準(36ダメージ)とするとパージ前は6〜7発で壊されてしまう。パージ後は耐久性がアップし9発くらいまでなら耐えるようになるが、それでも控えめ。
どんどんパージして戦うことはでき、すぐに復活するが、逆に言うとパージ中及びカサ消滅中の自衛だけは自力で補わなければならない。
カサの耐久力が低いシェルターはスパイガジェットもいるものの、あちらはアシスト含むキル時に即時復活するため実質的な耐久力は高いが、こちらはパージを多用できる反面どうあがいても2秒の制約がある。傘が無い時間、復活タイミングは覚えておくべきだ。
ただし、雑にパージを流せる分、パージについていかないという手が非常に有効。実質サブが2個あるようなものであり、相手がこちらが傘裏に潜んでると思い込んでパージした傘を狙ってくれれば、相手は隙を晒すことになる。
また、2秒で必ずカサが復活するということはボムをぶつけられてカサの耐久を下げてくる妨害行為にも強い。
もう一つの特徴であるショットの集弾性の高さだが、それが裏目に出てちゃんと狙わないと当たらないことがある。カス当たりで30〜60ダメージ程度まで減ってしまうため、エイム力も求められる。
どのブキにも言えることだが雑に使って強いわけではないため、長射程とパージ連発をしっかりイカした動きを身に着けよう。他のシェルターではマネできないスピーディーな動きで敵を翻弄できるはずだ。
また、集弾性が高い故にショットでの塗り力は弱く、特に壁塗りは苦手(甲はラインマーカーである程度壁塗りが可能)。スペシャルを溜めるには積極的にパージを使用していく必要がある。幸い、上記の通り気軽にパージしていけるため、カサをどんどん飛ばして塗りポイントを溜めていこう。
バリエーション
甲は索敵・遠距離牽制はもちろん削りきれない分を追撃可能なラインマーカーと、脆い傘をフォローするグレートバリアの組み合わせ。
サブもパージもヘイトを稼ぎやすいためヘイトタンクとして活躍できる。イカに相手の目線を味方やオブジェクトから逸らさせるかが勝負。
ラインマーカーで前方を索敵してパージを流しながら積極的に前に出ていき、スペシャルのグレートバリアで抑えこもう。
乙は相手の行動制限を担うポイズンミストと奇襲、カウンター、ホコ割りに使えるウルトラチャクチと甲よりもバトル向けなった組み合わせ。
メインはポイズンと射程が噛み合い、ポイズンはチャクチ前に相手を逃がさず、チャクチはメインのパージに隠れて使うことで奇襲ができる…と、メインサブスペシャルがそれぞれ握手しているオツな構成である。
アップデート履歴
2024年7月18日:パージしたり、カサを壊された際のカサ復活までの時間が約20/60秒短縮された。パージを連射しやすくなったことで居座り力、塗り力が向上したが、その分インク管理はシビアになっている点に注意。
おすすめのギアパワー
インク効率アップ(メイン)
万能すぎるギアパワー。シェルター内では燃費はいい方だが、パージを多用する場合はやっぱりインクはカツカツになる。上記のアプデでパージのクールタイムが短縮されたため、重要度は高い。
イカ速度アップ
こちらも雑に入れても困らない万能ギアパワー。敵に素早く近づいたり、苦しくなったら逃げたりと立ち回りが強化される。
スペシャル増加量アップ
メインの集弾性が高い故に、パージを使わないとゲージは溜まりにくい。スペシャルはちょっとでも速く溜めておきたい。
スペシャル減少量ダウン
デス数が嵩む場合はこちらも併せよう。
サブギアパワー枠に2~3個つけておけばデス後の負担が十分軽くなる。
復活時間短縮
エイム力が必要なメインなので下ブレした際の保険に。
カムバック
乙向き。ギア枠の節約にもなる。
スーパージャンプ時間短縮、ステルスジャンプ
和傘が得意とするヘイト稼ぎをした後、安全に帰還するために。甲向きだが、乙でも有効。
スーパージャンプ時間短縮はお守りギアパワーとしてよく採用されるが、敵陣でヘイト稼ぎするなら多めに入れるのもあり。
サーモンランNEXTWAVEの立ち回り
散弾ダメージが210、傘ダメージが100まで強化。
軽いキャンピングシェルターといった使い心地。
基本的にはキャンピングシェルターのようにパージでザコシャケを蹴散らしつつ、散弾でオオモノやドスコイを狙っていきたいが、傘の耐久力が低いのはこちらでも同じ。バクダンやマルチミサイルの爆風ですぐ壊れてしまうため、混雑時、パージした傘についていくのは少々危険。傘を応急の盾代わりにできるのは他シェルターと同じ。燃費はいいのでパージをうまく利用すればできることが増えていく。
傘の復活時間やインク管理に気を使い、1回パージできる分の燃費を常に残しておこう。
WAVE開始前の壁塗りや、ダイバーの塗り返しは苦手。近くに味方がいない時は思い切って本体を狙ってみるのもあり。