パラシェルター
ぱらしぇるたー
『スプラトゥーン2』から登場した新カテゴリ「シェルター」の基本形ブキ。
傘をモチーフとしており、散弾を発射するショットガンのような性質を持つ。
射撃後、ZRを押し続ける事で傘部分が開き、相手のインクを防ぐシールドとして使える。
更にそのままZRを押し続けて2秒ほど経過すると、傘部分がパージされ前方にゆっくりと進んでいく。
性能
最大の強みは傘で防御できる事による場持ちの良さ。
傘による防御が可能な為に攻撃間隔が長いブキには強い。
ただし、傘を展開するのに若干のタイムラグがあること、防御しながら攻撃は出来ないこと、
そして同期レートの低さ+ラグいプレイヤーが多いという環境である事から
シューターやマニューバー系の敵に対しては防御がかなり難しくなる。
また、曲射を得意とするスロッシャー系や爆風による攻撃が可能なブラスター系等も要注意な相手である。
他にも弱点として、メインのインク効率が決して良くはない点と、
傘の展開・パージにもインクを消費する事から考えなしに戦うとインクが切れがちな点も挙げられる。
この点は一応スプリンクラーによる塗りの補助とアメフラシ発動によるインク回復で
ある程度補う事が出来たが、後述するアップデートにより回らなくなり、インク管理が非常に厳しいブキになった。
登場当初は傘の展開が遅かったことから、塗り効率の良さを活かしてじわじわ塗り拡げていき、
アメフラシと同時攻撃を仕掛けていく事で前線を押し上げていくブキとして認識されていた。
その後、傘の展開速度や散弾のダメージアップ、傘展開中のヒト速度アップ等の強化が入った結果、
対面の強さを活かして前線で死なずに粘り、スプリンクラーとアメフラシで
塗り殺すブキとなって一気に環境に食い込む事となった。
第3回スプラトゥーン甲子園では多くのチームが1~2人パラシェルターを入れる構成を採用していたり、
フェス・ガチエリア等のランキングではパラシェルター使用者が上位に名を連ねているなど
長期に渡って環境上位に居続けたブキであったが、その後の度重なる弱体により使い勝手がかなり悪くなってしまった。
具体的には、塗りがウリだったはずのサブスペの塗りの弱体、スペシャル必要ポイントの増加、
v2.1.0に10%のメインインク消費量の増加。傘に対する様々なブキからの攻撃力補正アップで
じわじわと弱体化されつつあったが、トドメにv4.7.0で更に15%のメイン消費量増加。
展開とパージにもインクを使う為に額面以上にメイン消費量増加の影響が大きく、
元々使いこなすのにある程度の技量が必要になるブキだったが、更にインク管理が難しくなった。
これにより、元々扱いが簡単とも言い難かったのが更に高難易度化し、
現在は要求される技量が異常なまでに高いブキとなっている。
対主要ブキ
- 対シューター/マニューバー ... 基本的に防ぎながらスキを見て撃つ。先手を取れたら防ぎつつ確実に二発目を当てる。マニューバは回り込んでくることがあるので注意。
- 対ローラー ... 振りが早いブキでなければ、相手の攻撃を防いで反撃し続ければ勝てる。相手の攻撃に合わせてジャンプしないと防御できない場合がある点は注意する必要がある。
- 対フデ ... 先手を取れた場合はキル速度で勝てる。後手に回った場合は下がり撃ちするか、場合によってはガードしながら逃げる。
- 対チャージャー ... 傘を展開しながら接近すれば、仮に直撃しても即死せずに済む。接近さえできればその後の展開は有利になる。
- 対スロッシャー ... 相手の攻撃速度が早いため、読み合いになる。ローラーと同じく、ジャンプしないとめくられる場合がある。
- 対ブラスター ... 攻撃間隔が遅いため、先手を取れた場合はそのままキルできる可能性が高い。対面、あるいは後手に回った場合、逃げたほうが懸命なシチュエーションが多い。
- 対スピナー ... 比較的有利を取りやすい。相手の攻撃を防ぐか、パージしながら距離を詰め、チャージ中に倒す。
- 対シェルター ... 泥仕合が始まる。メイン効率を詰んでいればインク切れを狙うこともできる。
Splatoon2
名前 | サブ | スペシャル | ランク |
---|---|---|---|
パラシェルター | スプリンクラー | アメフラシ | 9 |
パラシェルターソレーラ | ロボットボム | スプラッシュボムピッチャー | 15 |
ヒーローシェルターレプリカ | スプリンクラー | アメフラシ | 9* |
* ヒーローモードにて全てのステージをヒーローシェルターでクリアするとブキ屋で購入することができるようになる。
ギアパワー「メイン性能アップ」の効果:カサが復活するまでの時間が短くなる
Splatoon3
名前 | サブ | スペシャル | ランク |
---|---|---|---|
パラシェルター | スプリンクラー | トリプルトルネード | 5 |
パラシェルターソレーラ | ロボットボム | ジェットパック | 19 |
オーダーシェルターレプリカ | スプリンクラー | トリプルトルネード | * |
* サイド・オーダーで条件をクリアすると入手できる。
外観がリニューアルされた。取っ手部分のロゴはエッソ(ヴァリアブルローラー等のメーカー)のロゴに変更されており、カサ部分は大部分が単色で統一され絵柄も一新された。
これに加え、ソレーラはカサ部分に黒が入れられ、模様に入っている生き物もシーバスからウニに変えられている。
無印はスプリンクラーとトリプルトルネードと塗り重視構成。下記の通り長らく厳しい立場にあったブキであるが、ラグの緩和に加えて強化されて増えているグレートバリアメタとなるトリプルトルネードを持つため、ようやく活躍が期待できそうだ。
ソレーラはロボットボムとジェットパックという攻撃重視構成。イベントマッチ「最強シェルター決定戦」では上位でよく使われた。
今作は通信ラグに加えて新ブキに曲射でカサ越しに攻撃を当ててくるストリンガー種や、対物の鬼であるワイパー種の追加によりシェルター種自体が厳しい立場にいる。
しかし、発売から2年近くになった2024年7月18日に「シェルターのカサを開く時、ほかのプレイヤーの画面ではこれまでより早くカサが開くようにしました。」とようやくラグ修正にテコ入れが入り、2の全盛期ほどではないが、かなり戦いやすくなった(この修正はかなり慎重に検討されていたことが更新内容に書かれている)。
更に2024年8月30日のアップデートでゲーム全体の通信ラグが改善。
シューターに対してはかなり強く立ち回れるようになっており、ローラー&ワイパーと天敵が多い環境ではあるが、シェルター使いにとっては「ようやくスプラトゥーン3が始まった」と言える状態になった。
インク効率アップ(メイン)
ショットにもパージにもインクが必要になるため重要。
ヒト移動速度アップ
相手の弾をかわして粘りやすくなる。
復活時間短縮
3は上述の通り天敵が非常に多く、なすすべもなくやられることも少なくない。
できるだけ生き残って活躍することは勿論だが、下ブレしてしまった際の保険として。
スペシャル減少量ダウン
お守りギアパワーとされるギアパワーだが、3の無印が持つトリプルトルネード、コラボが持つジェットパックは打開用スペシャルとして非常に重要。メインの塗りがあまり強くなく、攻撃的でもないブキであるため、デス後すぐに使えるように多めに積んでもいいだろう。
ステルスジャンプ
カサを開けばある程度ジャンプ後のスキはごまかせるとはいえ、万能ではない。
ガチヤグラなど、前線への復帰が重要なルールで採用しよう。
サーモンランでの立ち回り
インク効率面に上昇がかかり、かなり優秀なブキ。
ハシラ意外に苦手なシャケは存在しないと言っていいだろう。
カサ部分は基本的にパージせず、メインの散弾と合わせてシャケに押し付けると良い。
シャケ及びコジャケは傘で無反動で轢けるので積極的に轢いていこう。
ドスコイ相手にも散弾2発からの傘当てでスマートに倒せる。
ラッシュ発生時はパージしないように傘で守り続けるだけで狂シャケが溶けていく様を体験できる。味方がしているのを見たらキンシャケを削っておくと喜ばれるぞ。
このブキからアイデンティティの傘を取り除いて射撃特化させたクマサン印のシェルターがある。シェルターというかただのショットガンである。