概要
ゲーム『スプラトゥーン』シリーズに登場するチャージャータイプのブキ。
一撃必殺の火力はそのままに、インク圧縮タンクを小型化することでチャージ時間を短縮したブキ。しかしその分射程は大幅に犠牲になっており、1発のミスが命取りになりかねない。
ハイリスク・ハイリターンな、他のチャージャーとはひと味違う戦闘スタイルが求められる一挺である。
デザインモチーフは洗剤のスプレーボトルと散水ホース、プラスチックのハンガーなどと思われる。
種類
これまでに登場しているのは
- オリジナル版で青色系のフレームの「スクイックリンα(アルファ)」
- αのボトル部分にステッカーを貼り付けたマイナーチェンジ「スクイックリンβ(ベータ)」
- 赤色系のフレームに置き換えたブキチセレクション「スクイックリンγ(ガンマ)」
の3種。
初代から一貫してαは「ポイントセンサー+バリア・ダメージ軽減系のスペシャル」という組み合わせなのが特徴。
スプラトゥーン
名前 | サブ | スペシャル | ランク |
---|---|---|---|
スクイックリンα | ポイントセンサー | バリア | 6 |
スクイックリンβ | トラップ | スーパーショット | 11* |
スクイックリンγ | キューバンボム | ダイオウイカ | 20 |
*ヒーローモードでステージ4ボスを撃破すると、ブキ屋で購入することができるようになる。
防戦向きのα、攻守のバランスが取れたβ、自分から攻めに行くγという味付け。
ブキチセレクションでのγでは投擲できるボムが追加されており、キューバンボムの爆発から逃れようとした相手を狙う事も出来る。
スプラトゥーン2
名前 | サブ | スペシャル | ランク |
---|---|---|---|
スクイックリンα | ポイントセンサー | インクアーマー | 12 |
スクイックリンβ | ロボットボム | イカスフィア | 17 |
スクイックリンγ | キューバンボム | ジェットパック | 20 |
ギアパワー「メイン性能アップ」の効果:射程が微上昇する
新たに「空中でもチャージ速度が低下しない」という特殊能力を獲得(『2』時点ではチャージブキで唯一)。機動力に磨きがかかった。
αのインクアーマーは自分で使うよりかは味方に合わせたほうが生かしやすい。
スプラトゥーン3
名前 | サブ | スペシャル | ランク |
---|---|---|---|
スクイックリンα | ポイントセンサー | グレートバリア | 8 |
スクイックリンβ | ロボットボム | ショクワンダー | 11 |
αが初期実装、βが2024年春シーズンで実装。
デザインがマイナーチェンジ。フレームがクリア素材になり、一部分に輪ゴムもつけられた。また洗剤の部分がバンカラ地方のブランドのものになったが、なんとダクトテープで無理くり固定されている。オルカ社のコンプライアンス的に大丈夫なのだろうか...。
またβはこれまでαにステッカーを貼っただけだったところ、フレーム色まで変わるようになった(αが青色、βは緑色)。
αのポイントセンサーはおなじみだが、スペシャルがこれまでの「身にまとう」タイプから設置タイプへと変化。完全無敵ではないが、スペシャル中に被弾した際のノックバックがなくなったのは嬉しい点。イベントマッチ「最強チャージャー決定戦」ではバリアを壊しにくいチャージャーのみ、かつガチヤグラだったこともあってグレートバリアがよく刺さり、上位では猛威を振るった。
βは『2』からロボットボムを継承し、スペシャルはチャージャーでは初となるショクワンダーを採用。つまり、空を飛びながら相手を狙撃する"空中殺法ブキ"である。スクイックリンは空中でもチャージ速度が落ちないので(扱いやすさはともかく)相性は良く、よく訓練されたスクイックリン使いからは大歓迎された。空中狙撃ができなくとも、ショクワンダーでそのまま体当たりしたり、ロボットボムを投げて相手の居座りを妨害することでも貢献できる。
『イベントマッチのショクワンダー限定では唯一使えるチャージャー』となる。
基本的な立ち回り
射程は短いが、その分チャージ時間は短い。チャージャーを狙ってくる短距離タイプのブキには有利に立ち回れる。また、足元を塗って相手の移動を制限することも一つの戦法。
チャージャーの中では機動力も高く、所謂凸砂あるいはシューターのような立ち回りが求められる。
おすすめギアパワー
インク効率アップ(メイン)
インク効率が全体的に悪いブキのため、それをカバーしやすい。
復活時間短縮
ガチヤグラなどゾンビ戦法が刺さりやすいルールで。特に3はαもβもゾンビ戦法と相性がよい。
サーマルインク
主に短距離の相手と戦うことになるため、障害物を使った戦いのときに有利に動くことができる。ただし、一撃で仕留めれるウデマエがあるなら不要。
サーモンランでの立ち回り
スプラチャージャーと比べ射程を切り詰めた代わりにチャージが短縮され、燃費は良くなり、そのくせダメージは300のままで貫通ありと射程以外はスプラチャージャーの上位互換になっている。射程に関しても腐ってもチャージャーなのでプライムシューターくらいはあり、バイトでは十分である。そのためバイト最強チャージャーと言う人もいる。他のチャージャーより少し前衛気味に動き、ドスコイやバクダン、各種オオモノを串刺しにしよう。ただし相変わらずコジャケは苦手。また、空中でもチャージ速度が変わらない仕様はNEXTWAVEから登場したテッキュウの攻撃の影響を受けにくいというチャージ系武器にとって大きな利点になる。
余談
シオカラーズのホタルはチャージャー使いなのだが、ハイカラニュースでのタチウオパーキングのステージ紹介の際、イカのような発言をしている。
- アオリ「ここ、ローラーで一気にかけ下りるとチョー気持ちいいー!」
- ホタル「そこをチャージャーでパスッ!」
……実はフルチャージで「パスッ」という発射音がするチャージャーはスクイックリンだけである(他の発射音を表現するならスプラチャージャーが「ドパン」、リッター3Kが「ドゴン」、14式竹筒銃・甲が「チュピン」)ため、「ホタルはスクイックリン使いではなイカ?」という珍説が上がっている。