概要
ゲーム『Splatoon』に登場するシュータータイプのブキ。
ブキチが経営する武器屋「カンブリアームズ」が、『1』の時期にオクタリアンから鹵獲した設計図をベースに開発したブキ(これは『1』で、ヒーローモードを進めないとこのブキが購入できないことの裏付けでもある)。
モチーフは模型・プラモデル塗装用のエアブラシ。名前の後ろに付けられているMG・RG・PGもプラモデル由来である。
性能
塗り能力はあのわかばシューターを差し置いてトップクラス。
インク効率がやたら良好なうえ弾が扇状に広がる為、撃つだけでナワバリが勝手に広がる。ナワバリバトルで1試合1000pt以上獲得するのもザラだ。
連射速度も速く、射撃間隔はシューター系で最速かつ唯一の4F。これはクーゲルシュライバー(短射程モード時)を除いたスピナーと同じ連射速度である。
その反面、本ブキは戦闘能力が著しく貧弱である。
塗りに特化した扇状の弾はバラつきが非常に大きく、全ブキ中ワースト2の射程故に敵へかなり寄らないとなかな攻撃が当たらない。単発火力は24とシューター系最低であり、純粋な撃ち合いの場では常に5確を要する火力の低さが足を引っ張り苦戦を強いられてしまう。
(そのためか、マッチョイズム至上主義が色濃い北米の文化のせいか、英語版ブキチは「おもしろみのないブキ」と、自分の店の商品にもかかわらず、一蹴している)
…というものの総合的に見てみれば、本ブキは軽量ブキのフットワークでスピナー並みの連射速度を相手へ押し付ける運用が可能なのだ。
塗り広げたインクで敵へ近づき4F連射の暴力をおみまい出来る射程内に捉えさえすれば前衛ブキ並みに、またはそれ以上にキルを稼ぐ事もできる。
ナワバリを広げ、キルを取り、勝利を掴む。試合における立ち回りの基礎的な部分を、塗り能力の強化によって切り詰めた性能と言えよう。
種類
これまでに登場したのは
- 銀色ボディのオリジナル版「プロモデラーMG」
- 金色ボディのマイナーチェンジ版「プロモデラーRG」
- 熟練の職人が手作業で打ち出し加工を施したプレミアムモデル「プロモデラーPG」
の3種類。
それぞれボディカラーからMGが「銀モデ」、RGが「金モデ」、PGが「銅モデ」と通称されることが多い。
銅モデはボディに槌目加工が施され、後部のインクチューブが金属製となる。公式によれば、熟練の職人がひとつずつ丁寧に手打ちで加工したものだという。
スプラトゥーン
名前 | サブ | スペシャル | ランク |
---|---|---|---|
プロモデラーMG | チェイスボム | スーパーショット | 7* |
プロモデラーRG | トラップ | トルネード | 13* |
プロモデラーPG | クイックボム | ダイオウイカ | 20* |
*ヒーローモード3面をクリアすることで、ブキ屋で購入することができるようになる。
銀色の塗装で、苦手な遠距離もカバー可能な戦闘向きのMG、金色の塗装で塗り特化、防戦向きのRGがある。バージョン2.8.0からはジャンプした状態でも地上で撃った時と同じインクのバラけ方に調整された。
ブキチセレクションで追加された銅板を撃ち延ばし加工したプロモデラーPGは、クイックボムでの中距離での塗り能力と攻撃力、そしてダイオウイカでの自衛・突破能力を得たブキ。
スプラトゥーン2
名前 | サブ | スペシャル | ランク |
---|---|---|---|
プロモデラーMG | キューバンボム | カーリングボムピッチャー | 6 |
プロモデラーRG | スプリンクラー | イカスフィア | 28 |
プロモデラーPG | クイックボム | ナイスダマ | 29 |
ギアパワー「メイン性能アップ」の効果:塗り性能がアップする
ロードアウトがガラリと変化し、PGのサブ以外はすべて差し替わった。
このうち特に注目されたのはRGで、発売初期にイカスフィアが強化された際、「スぺ増を積んで自前の塗り力で速やかにスペシャルを溜め、イカスフィアを連発する」という戦法で一躍ガチマッチ環境入りを果たした。
当然増えすぎたので弱体化を受けたのだが、あろうことかメインの塗り性能が下げられてしまったため、ほぼ無関係なMGもとばっちりを食う形に。そもそも塗り性能が命のプロモデラーから塗り性能を剥奪するという、ブキコンセプトの否定とも捉えられかねない調整は物議をかもした。
現在では塗り性能が戻され、イカスフィアは耐久減の代わりに機動力向上、スペシャル要求ポイントの増加という形で落ち着いている。
途中追加となったPGは、プロモデラーの弱点だった中長射程ブキに対しクイックボムである程度対抗できること、強スペシャルとの評価が多かったナイスダマを高い回転率で投げられることから、主にナワバリでの人気が高い。
スプラトゥーン3
名前 | サブ | スペシャル | ランク |
---|---|---|---|
プロモデラーMG | タンサンボム | サメライド | 5 |
プロモデラーRG | スプリンクラー | ナイスダマ | 18 |
プロモデラーPG | 2024年 | 10月時点では | 未実装 |
舞台がバンカラ地方へ移ったと共に、ロードアウトも一新された。
MGは「塗り確保」・「牽制」・「敵体力を削ぎ落とす」3つ役割を兼ねるタンサンボムと、使い所が限られるがハマれば強く応用も効くサメライドの構成。どちらも直線状に塗りを広げるウェポンであるため動きを読まれやすい欠点があるが、戦況を読んで効果的に使えば射程の短さと低い攻撃力をカバーできる。
また、ガチエリアに於いてサメライド一発エリア内にぶちかますだけで、一発で塗り返せることは覚えて損はない。
持ち前の塗り能力≒スペシャルの回転率を存分に生かして、リードして自チームを率先して引っ張っていこう。
RGは塗り兼SPの回転率を上げるスプリンクラー と、制圧力及び塗り力に優れたナイスダマの構成。言いかえれば『2』のRGとPGのいいとこ取りをしたセットだ。攻防共にそつなくバランスが取れており、塗り武器としては理想の組み合わせといっても過言ではないだろう。
その為、フェスになるとオーバーフロッシャー共々出番が増える。
おすすめギアパワー
Splatoon2
- スペシャル増加量アップ
前述のように、上手く立ち回ればスペシャルを連発できる。
- メイン性能アップ
ただでさえ強い塗りがさらに強くなる。
Splatoon3
- サブ効率アップ
長射程が幅を利かせる環境、またマップの構造上対面機会が多くなる今作において、短射程・対面不利なプロモデラーの生命線はサブにある。
タンサンボムによる牽制・SP回転率を上げるスプリンクラー設置のためにも、積んで損はないだろう。
- スペシャル増加量アップ
RGはこれを積めば脅威の連射力及び塗り力を誇る様になる。
サーモンランでの立ち回り
単発ダメージがシューター中最低とはいえ、連射力の高さからスペック上のDPS(秒間ダメージ)はわかばシューターやシャープマーカー等の4確シューターより高い。しかし弾ブレの大きさや過剰ダメージの出やすい威力から実際はトントンといったところ。
オオモノ処理は、火力より連射性能が必要なタワーやハシラ、撃破に塗りが必要なダイバーなどを得意とする。
また優れた塗り性能をイカした足場整備もお手の物。コウモリのアメフラシやシャケの侵攻で崩れてしまった足場を隙を見て塗っておくと喜ばれるだろう。