概要
『スプラトゥーン3』で新たに登場したスロッシャータイプのブキ。
「2023年秋 Drizzle Season」での実装。
2つに分かれた射出口を持つ点ではヒッセンに似ているが、一度に飛ばすあちらと違いオーバーフロッシャーのように2つのインクの塊を時間差で飛ばす性質を持つ。
照準を振らなければ同じ場所に着弾し、振りながらだと別々の場所に飛んでいくようだ。
PVでは新ステージ「タカアシ経済特区」とともにお披露目され、その後イカ研の公式X(旧Twitter)上でメーカーとサブ・スペシャルが判明した。
↑0:38から。
製造はオルカ社で、同社初の銃器系以外のブキ。
モチーフはモップに含ませた水を搾り取るためのバケツ「モップスクイーザー」。このバケツにはモップリンガーという別称があり、そこから来ていると思われる。
性能
前述の通り常時2連射するスロッシャー。
かなりの長射程であるため遠くの相手や遮蔽物越しの相手も容易く攻撃でき、射程の狭いブキを持つ相手には脅威そのもの。
反面縦に長すぎて相対的に塗りは狭くなっており、仲間のヒッセンやバケットスロッシャーなどと比べると燃費が悪い。しかし弾を2発出す性質上、瞬間的な塗りに関してはむしろ全ブキ中では強い方である。
弾の威力はそれぞれ48ダメージと42ダメージであり、2つとも当てれば90ダメージ。HP満タンの相手を倒すには2トリガー分当てる必要があるが、敵インクを踏むなどしてちょっとでも体力が減っている相手ならほぼ確実に1トリガーで仕留められる。
射程もバケットスロッシャーよりわずかに長く、このように意外にも攻撃性能は高い。
ただし全体的な振り動作がとても遅く、連射性能も低め。前述のように燃費も悪いため、平面での戦いが非常に苦手。
弾を2発とも当てるのも難しく、特に動きの素早いシューターとの対面では何度も攻撃を外すとあっという間にやられやすい。
立ち回り
中衛として塗りの維持や敵の削りをするべし。
シューターにはその長射程と威力で有利を取れるが、キルタイムの遅さ故に平面で戦うのは厳しい。そこで大切になってくるのが段差や遮蔽物の利用である。
このブキは射程が長く落下減衰も緩めなので、壁の裏や高低差のある場所から曲射で相手を追い込むスロッシャーらしい戦い方が大得意。
味方と交戦している敵の足元を奪ったり、削りを入れたりといったように後方からサポートしてあげるとよい。曲射で隠れている敵を炙り出すのも忘れずに。
メインの挙動に慣れていけば、そのうちサポートだけでなく単独でのキルも狙えるようになるはずだ。その際は敵との距離感に十分気をつけよう。
また重要なテクニックとして、攻撃後にイカ移動を挟むというものがある。
このブキは射撃後の硬直が短く、1発撃つ度にイカ移動をすることで相手のエイムをずらしやすい。モップリンはそもそも弾速が遅いので、交戦中にイカ移動をしてキル速が下がってもあまり気にならないはずだ。
種類
スプラトゥーン3
同期のイグザミナー同様、『3』のスロッシャー系統ではどちらも登場していなかったサブスペ。他のスロッシャーとは一味違った戦い方ができる。
サブスペはどちらも高威力かつ広い攻撃範囲をもつため、射程が長く削りが得意メインとの相性が抜群。
爆風を受けた相手をメインで仕留めたり、キューバンで逃げ道を塞いでからサメライドをお見舞いしたり……といった具合にさまざまな応用ができる。
汎用性の高いキューバンボムでサポートやキルもできる。
マイナーチェンジとなるモップリンDは索敵&味方支援特化のサブスペとなった。ホップソナーで相手のビーコンを一気に破壊しながら自分のビーコンを植えていくというビーコンメタともいえる構成である。
ビーコンのインク消費は重いが、ホップソナーで手軽にインク回復できるのが強み。
また、サブスペで見つけた敵をメインで倒すプレイングもできる。地味なブキセットだが、持てば持つほどその楽しさが分かっていくだろう。
アップデート履歴
・2023年11月30日
燃費が10%良くなった。
・2024年8月30日
ジャンプ中にメインを振った時、わずかにインクの飛距離が短くなっていたバグの修正。バグ修正ではあるが、実質射程アップの強化を受けたと言える。
おすすめギアパワー
インク効率アップ(メイン)
振り続けることになるので必須級。塗り広げもしやすくなるし、ずらし撃ちを活用すればスロッシャー類にあるまじきズバ抜けた塗り性能を誇る。
インク効率アップ(サブ)
無印向け。キューバン使用時の負担を軽くできる。
インク回復力アップ、
D向け。ビーコンにはインクロックがないため、インク効率アップ(メイン)と合わせると良い。
サブ性能アップ
D向け。ビーコンに早く飛べるようになる、ビーコンブキ御用達のギアパワー。
スペシャル増加量アップ
塗り効率が良いので効果が乗りやすい。
イカダッシュ速度アップ
汎用性の高いギアパワー。機動力=強さ。
スペシャル性能アップ
アップデートで遠爆風範囲が伸びたサメライドの強みを伸ばしたり、ホップソナーのウェーブ範囲を伸ばせる。
スーパージャンプ時間短縮
少量でも効果の高い、お守りギアパワーその1。復帰や撤退を助けてくれる。
相手インク影響軽減、サブ影響軽減
お守りギアパワーその2と3。生存力の強化に。
ステルスジャンプ
無印向け。攻撃的な構成の無印は前寄りの立ち回りになりやすい。
カムバック
復帰後の立て直しがしやすくなる。ビーコンを持つDには特にありがたい。
サーモンラン NEXT WAVEでの使用法
スロッシャー種の中では最強(もしくはオーバーフロッシャーとタイ)と断言できる。
一振り125dmg×2で、250ダメージ単発or125ダメージを2wayに飛ばせると言えばその強さが分かるだろう。当然塗り力も壁塗り力も高い。
ドスコイや500族すら2トリガー、もしくは広範囲に125ダメージを与えられる。しかも被せ振りも使用できるため雑魚狩り性能も対オオモノ性能も非常に高い。燃費こそ悪いが、一回2振りと考えればバケットスロッシャーはもちろんヒッセンよりも燃費がいい。
ハシラやダイバーも問題ない。バクダンも射程を見誤らなければ結構処理しやすい。タワーは苦手な部類ではあるが、一回2振りのお陰でバケットスロッシャーよりは早く処理できる。ただ基本はタワーの処理は他の味方に任せたいところなので、それさえ注意すれば、かなりの強武器といえるだろう。
モップリン星人
モ〜プモプモプモプ!!www
プレイヤーの中から発生したネタとして、モップリン星人なるものがある。簡潔に言ってしまえば、モップリンの名をもじった「モ〜プモプモプモプ」という奇怪な高笑いとともに「~モプねぇ」と独特な語尾で締める構文である。主としてX(旧Twitter)などのSNS上にてモップリン使いのプレイヤーを中心に使われているネタであり、モップリン星人構文は大抵、モップリンを褒め称える内容か、モップリンを布教する内容に終始する。
詳細は該当記事を参照。