悪いがバラを赤く塗るのを 手伝ってくれないか?
概要
名前 | Trey Clover |
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学年 | 3年E組4番 |
誕生日 | 10月25日(蠍座) |
年齢 | 18歳 |
身長 | 181cm |
利き手 | 右 |
出身 | 薔薇の王国 |
部活 | サイエンス部 |
得意科目 | 錬金術 |
趣味 | 歯磨き |
嫌いなこと | 歯磨きをしないで寝ること |
好きな食べ物 | スミレの砂糖漬け |
嫌いな食べ物 | からし |
特技 | 調味料当て |
CV | 鈴木崚汰/渡谷美帆(幼少期) |
個人のロゴはクローバーの3のカード。
人物
寮生たちの頼れる兄貴的、あるいは保護者的存在。穏やかな性格で、周囲へ厳しい対応をするリドルのフォローに回っている事も多い。しかしリドル自身を窘める事はほとんど無いため、甘やかしていると評されることもある。
リドルをハーツラビュルの寮長として評価をしている台詞が多い。「副寮長としてやれる事はあまり無い」「飾りみたいなものだよ」と自己を謙遜していたりもするが、実際リドルの言いたいことを呼び掛けられただけで理解できるなど副寮長として優秀な人材であるのは間違いない。またある程度のハートの女王の法律も覚えている。(だが全てを網羅しているわけではないためこれがきっかけである騒動がさらにひどくなった)ハートの女王の法律に関しては、「よくわからない法律が多い」と評している。
同級生で同じ部活動のポムフィオーレ副寮長、ルークからはリドルの事に関して「忠誠心の強い薔薇の騎士(シュヴァリエ)」と呼ばれているが本人は否定しており、その妙な呼び方にも困っている。(ちなみに一年生の時はそんな風に呼ばれていなかったらしいが、ルークによると「騎士になるには王が居ないと」とのこと)。
ちなみにフロイドからは「ウミガメくん」と呼ばれている。由来は不明。
同寮のケイトとは親友であり相棒(リリア談)。気付いたら一緒に居るようになっていたという。曰く「あいつといると気を遣わなくていいし楽」なのだそう。2年生までは同室で寮生活を過ごしていた。
面倒見が良く滅多に怒らない。しかしその分怒ると笑顔が消え、ケイトの言によれば「へそ曲げると結構長引く」ようで、お菓子作りを嘗めてかかり、数日後酷いケーキを作ってしまった1年生達にお菓子作りの大変さを諭した上で残さず食べるよう命じた事がある。普段穏やかな人程怒らせると怖いと言うことがよくわかる出来事であった。
そしてヴィランが元ネタなことも手伝い、キツすぎない程度のSっ気を感じさせる。
彼も多分に漏れず中々にイイ性格をしており、腹黒い一面ももっているので歯を見せない含み笑いはよくしているらしい。また、時折意地の悪い表情もする。
イデアからは「大人で温厚だけれどその分、腹の底で何を考えているのか読めない」と評されており、その通りにいつもは自らの内心を言葉や表情に出さないことが多い。笑顔の下で何を考えているのかは不明である。
他者からは基本的に普通と評され自身も自分を普通と評している。
しかし魔法の絨毯が暴走し乗っていたカリムを救出した際にはバルガスが認めるほど見事な飛行術を披露するなど、実力があるのに意図的に能力を表面上抑えている、または隠している可能性がある。
他にも得意な錬金術で高得点を採っているにもかかわらず『普通』と言ったり、上述にもある通り人からの賛辞に対して謙遜している場面が目立つが、他人の内面を見抜くことに長けたヴィルとの会話によると、どうも印象操作で凡夫を装おうとしている様子が見受けられる。
このような言動をとる理由としては、恐らく自身が目立って面倒事になることを回避したいためだと思われ、以上のことから鑑みるに、やはり彼も”普通”とは程遠い一筋縄ではいかない人物であることが推察される。
実家はケーキ屋を営んでおり、トレイ自身も製菓を得意としている。ハーツラビュル寮の『なんでもない日』のパーティーのケーキは彼のお手製。
しかしこの何でもない日の手製のケーキについては「愛情を込めたところで味に影響しない」、リドルのご機嫌を損ねないことが重要であり、「結果さえ良ければ過程はどうでもいい」という発言をしている。
授業では「愛情を込めるんだぞ」とも述べているがその実、物事を割りきり、情に絆されず合理的思考を優先する傾向がある。
ケーキ作りに関したある冗談を定番ネタとしているのだが、中には真に受けてしまった人物もいるようだ。
製菓は正確な計量と素材の科学反応を重要としている事が多く、同様に繊細さや正確さを求められる錬金術やサイエンス(科学)を得意としているのもそのためだろう。
調味料当てを特技にしている辺り、味覚の鋭敏さも優れている事が窺える。ただしマスターシェフの審査員をしていた時の点数は微妙に甘い。(リドルが作ったからであろうか?)
弟と妹が居る。兄弟仲は良いのか弟がマジフトを見たいと星送りで願っていたので貯金を貯めてマジフトのチケットをプレゼントしたことがあるらしい。
実家が実家なだけに歯磨きに厳しく、歯の位置によって歯ブラシを分けていたり同じ寮の後輩達に歯磨き指導をしていた事もある歯磨きマニア。ホーム会話ではグリムに歯磨き用のおもちゃを勧めている(しかし怒ったグリムに噛みつかれた。会話の内容からグリムは自分で歯を磨ける様子)。
昔はサッカーをやっていたという。「お菓子作りには体力も必要」という親の持論があり、体力作りが切っ掛けだったのかもしれない。
運動は特別苦手でもなく好きでもないということだが、マジフトではハーツラビュルの主力選手に任命され、活躍している。
しかしホームボイスによると身体は固い模様。
容姿
前髪を左寄りの位置で分けた短めのアイビーグリーンの髪、マスタード色の目をしている。
黒縁メガネと左目元にある黒いクローバーの模様は、彼のトレードマーク。
帽子が好きだと発言しており、ハーツラビュルの中では唯一寮服に帽子を被っている。
服装は着崩しがち。
公式設定では「表情作りは優しい感じであるが目も釣りぎみで優しそうな造形ではない」とのことである。実際、裸眼になると(目を凝らそうと思って)目付きが鋭くなり、過去には母と妹から不評を買ったようだ。
学園でも高身長であり、ケイトから背の伸ばし方を教えろとせがまれた事がある(尚、心当たりは無い模様)。
本編・イベントでの動向
本編・第1章
初登場。新入生であるエース、デュース、そして主人公達に対してケイトと共に学園の寮についての説明を行う。
エースが「なんでもない日」のパーティ用のケーキを食べてしまった事件について、お詫びにマロンタルトを作って持って来る事を提案し軽くしごき…もといレクチャーしながら一緒にタルトを作った。だがハートの女王の法律ではマロンタルトをお茶会に出すことは法律違反だった(トレイも知らなかった)為、更なるリドルの不興を買ってしまうことになる。
トレイとリドルは幼馴染みでNRCに来る前からの付き合い。トレイと友人チェーニャの二人は幼少期にリドルと出会い、リドルの勉強の合間の自習時間に遊んでいた。
ある日、イチゴのタルトを食べたことが無いと言うリドルにトレイはイチゴのタルトをこっそり食べさせてあげたのだが、リドルの母親の指示した時間を過ぎてしまい、さらに禁じられていたケーキを食べさせたことで怒りを買ってしまう。リドルの母親には酷い癇癪を起こされ、トレイは家族もろとも五時間もの説教を受けた上、リドルの家の出入りを禁止されたのだった。
この一件からその後、NRCで再会。リドルは入学後ハーツラビュルに配属される。そして前寮長に勝利し寮長となり、トレイは副寮長に指名された。
ハートの女王の法律を遵守するあまりに暴走していくリドルの癇癪を宥め、機嫌をとることができるのも幼馴染だからということが理由であった。そして過去を知っているからか強く止められずにいたという。
しかし、そのことが周囲からリドルを甘やかしていると言われる主な原因となっている上、副寮長として、また幼馴染として寮長となったリドルの癇癪癖を諫めず、根本的問題から目を背け、機嫌をとることに終始した為事態は悪化してしまった。
面倒ごとを避け、物事を丸くおさめようと合理的判断を下しているのだが、それは一時のその場しのぎに過ぎず、問題は解決しないままだったと言える。
また、カリムには不満や言いたいことを溜め込まず腹を割って語った方が良いといわれているが、結局彼自身の考えや思いをリドルや周囲には話していない。それに加えてトレイは悪意があった訳ではないことが余計にリドルとの関係を拗らせてしまった要因の一つと思われる。
しかしながら後輩一年生三人と一匹が起こした騒動後は自らの過ちを認め謝罪。リドルの態度も若干軟化しており、関係も元に戻っているようである。
本編・第2章
マジフト大会を目前にしてリドルを庇い、階段から落ちて足を挫いてしまう。それが後輩二人に事件の犯人探しをやる気にさせた。…空いた選手枠のお零れを狙って。
その後犯人が判明するも、失格にしないよう学園長に嘆願する。情けをかけたわけではなく、試合で仕返しをするためである。
本編・第4章
ウィンターホリデーで実家に帰省。この時期(12月なのでクリスマスだと思われる)の実家は忙しい模様。
本編・第5章
総合文化祭の運営委員長を務めるリドルの手伝いで忙しいらしくケイトからのダンス&ボーカルチャンピオンシップオーディションの誘いを断る。
オーディション後、オンボロ寮での合宿へ向かう後輩の一年生二人に手製のお菓子を手土産として持たせているのだが、ヴィルからは「良かれで甘やかして相手を駄目にする一番気を付けなきゃいけないタイプの男」と、この時点では登場もしていないのに酷評されている。
総合文化祭当日には登場。リドルと共に会場の見回りをしていたところ主人公とグリムの二人と遭遇。二人も交えて学園を見て周る。VDCにも観に来ていた。
ハッピービーンズデー
怪物チームに所属。相変わらず大会中でもマジカメをアップするケイトを先回りして捕らえようとするが、ジェイドの狙撃によって失格となる。
この時、同じチームのルークから薔薇の騎士と呼ばれていることが判明するが、割と真剣に嫌がっている。
『場外乱闘』では、ルークと協力していた経緯が判明。彼に行動を先読みされ、植物園の補給物資の前で待ち伏せされていたことが明らかになった。
ゴースト・マリッジ
高身長の第一陣チームに任命される。リドルがついて来ようとしたが、身長が原因で来られなかった。その後、花嫁ゴーストを口説くが突如として逃げる彼女に戸惑いつつも助言を受けて追いかけて歌を歌う。しかし、即興の歌で葡萄など庶民的なものに例えたことでビンタされ、失格に。
ちなみに歌を聴いていた周囲の人たちは爆笑していた。
その後第一陣の全員が失格になってから、寄宿制の男子校生徒が求婚するというのは難易度が高すぎる可能性を口にした。
「み……みずみずしいね〜〜〜♪」
星に願いを
メインキャラクターとしてスターゲイザーに選ばれる。
やる気はあるが空回り気味のデュース。まったくもってやる気がなくタブレットで参加を強行しようとするイデアという曲者を相手に苦労している様子。当人によると星送りは経験があるらしく町での行事では家が商売をしていたことも手伝い何度かしたことがあるらしく踊りも上手にできている。三年生ということもあり学園の傾向も理解している。
ちなみに願い事は『最新式のフードプロセッサーが欲しい』というもの。希望の品は十万マドルもするもので購入をちょっと迷うレベル。だが寮長の提案で星送りの前になんでもない日のパーティーでトレイが忙しいという理由からトレイ以外にお菓子作りをしてみようと二年生たちにさせた(寮服エピソードから一年生は除外されたのだと思われる)のだが、失敗していたところを見てトレイがアドバイス。リドルはトレイを休ませる為だったのにと怒ったが、お菓子作りの大変さを説明され楽にする為にとフードプロセッサーの購入を検討する事に(実際にトレイが卒業後もなんでもない日のパーティーがあるのだから買っておいて損はないだろう)。実はスパイスを使ったお菓子を作りたかったがその為にはその十万クラスのフードプロセッサーが欲しかったらしい。何気に星送りの前に願いを叶えるという強かさを見せた。
スケアリー・モンスターズ!
ハロウィーンでもサイエンス部の活動をしようとするルークと登場。迷っていたゲストに鏡の間へと案内すが、その際にルークに恥ずかしいあだ名を大衆の前で呼ばれてしまう羽目になる(止めないならせめて学園外の人がいる前ではやめてほしい、と譲歩はしている)。
その後マジカメモンスターの登場で彼等の迷惑行為に手を焼く、と並列して其れに怒るリドルの対応にも苦労する羽目になる。つくづく気苦労が絶えない人である。
マジカメモンスター退治作戦では”墓守のスケルトン”の被害者役としてデュースとケイトに土に埋められる役目をリドル達と共に担う。
最終日のパレードにはスケアリー・ドレスを着て参加。
パーティーでは何時の間にか紛れ込んでいたチェーニャに話しかけられる。宿敵扱いのロイヤルソードアカデミーの生徒が紛れていると大変になると忠告するがスルーされてしまう。
Endless Hallowe'en Night
「ハロウィーンを終わらせ隊」の一人としてスケアリー・ドレスを身に纏い、行方不明の生徒達を探しにゴーストの世界へ赴く。到着した先でルーク、セベクの3人で行動を共にする事になる。
マレウス達の事を思うがあまり暴走気味になっていた後輩を宥めたり突然歌ったり嘘か本当か解らない事を言う部活仲間の言動にツッコミを入れたりとやはり気苦労が絶えない。
一方で、セベクの父が歯科医である事を聞くと「素晴らしい職業じゃないか!」と褒め称え興味津々に話を促し「是非会ってみたい!」と目を輝かせグイグイ来る様子も見せていた。
デュース「先輩は歯磨きが趣味なんだよ」
セベク「いくら大切にしていたとしても趣味にするのはおかしいだろう!」
パソストでは、眼鏡という共通点があるアズールと眼鏡について盛り上がる様子を見せた。
マスターシェフ
- 肉の至福
審査員として登場。料理上手のキャラの中ではかなり甘い点数をつけている。作ったのがリドルであることから採点が甘くなっている可能性がある(事実、あるパソストでリドルが作ったためにある人物から教わって作ったスープを美味いと完食したが……)。
- 辛味のふるさと
初の三年生で実習生として登場。
料理の腕前は既にプロ級なのだが今回参加したのは「教え方を教わりたい」というやはりプロ目線の理由。シェフに質問した時も「今までどんな質問をされたか」という質問をしてシェフを驚かせている。シェフとしても前代未聞の質問だったようだ。
ちなみに今回のテーマはスパイスを使う辛さなので普段と違って新鮮だという(からしを食べてみたらしいが苦手克服には遠そうらしい)。
パソストではヴィルにピザを作って渡していた。やはり上等な出来で料理には問題がなかったが、同じ実習生のカリムの失敗をする前にフォローしようとしており、それに関して「何でも手助けして失敗させないのは人をだめにする」という手厳しい指摘を受けている。
熱砂の国のアリアーブ・ナーリヤ
ケイトに誘われて熱砂の国へと向かう(思わぬ同行者には驚いたが)。
熱砂の国では買い物や服、主にスイーツに興味津々だった。
自称、ごく普通を名乗るだけあってカリムの実家に関しては驚いている(普通じゃない相手でも大抵は驚く金持ちっぷりであるが……)。
来れなかったリリアに熱砂の国のスパイスを買おうとしたがマレウスに止められる。また他にも寮生のためにドライフルーツなどを購入したりしておりお菓子にして振る舞う予定の様子。エースとデュースには砂時計のお守り(デュースには学業成就、エースには集中力向上)を、リドルにはケイトと割り勘でティーカップとソーサーをお土産として購入していた。ちなみに自身のお土産としてはバンダナを購入している。
番外編
- 誕生日
ジャックに次ぎ、バースデーキャンペーンのキャラクターとなったトレイ。
ストーリーは普通のカードと少し異なり、『誕生日の人へインタビュー特集』という風なインタビュー形式のものとなっている。
寮生や仲間から、「誕生日に何かしてほしいことはないか or 何が欲しいか」と訊かれたとき、さらりと冗談でいろいろなことを言った。しかし、あまりにも普段の調子で、しかも頑張ればできそうなこと(主人公への注文は除き)をさらりと注文したので、全員が真に受けてしまった。冗談が冗談に聞こえないというのも、裏を返せばそれだけ皆から信頼されているということなのだろうか?(冗談を真に受けてやらかした人からすればたまったものではないが)
スミレの砂糖漬けが好物になったのは、彼がエレメンタリースクールに上がる前の頃、食べられる花(エディブルフラワー)があることに感激して興味を持ったことがきっかけだそうだ。
からしが嫌いになったのは、昔、チェーニャとロシアンルーレット式シュークリーム(ハズレを引くのは5分の1の確率)を食べた時にハズレのからしを引き当ててしまったことがきっかけなのだそう。
- ユニオンバースデー
二巡目のバースデー。このストーリーでは幸運のプレゼンターがプレゼントを贈るという形式であり選ばれたのはエペル。
プレゼントはキャップの帽子。トレイからは好印象で「自分で選ばない品」と評した。当初、エペルはデュースと共に服屋に言ったときは自分好みの(ヤンキールック)の服をプレゼントしようとしていたが予算がオーバーしたらしい。
一つ目の質問は【無人島に一緒に行くなら?】。
生まれも育ちも都心育ちということからサバイバル知識が豊富で協力しやすいタイプから【ルーク】を選んだ。(性格が真面目ということではなく気楽に話せるタイプらしい)副寮長ということから知り合いであるエペルからは「変な人なのに?」と、疑問をぶつけられたがサバイバル知識が豊富ということである。ついでに陥れるタイプでは無いとのこと。どうやらルークのサポートに徹するらしい。
二つ目の質問は【もし違う寮ならどこがよいのか】。答えは【オクタヴィネル】。
個人主義で自分の仕事をすれば問題が無いという理由からお菓子作りを担当しておけばある程度の地位が保てるという理由。ハートの女王の法律などでメニューが変更しないのも魅力らしい。
締めの恒例のパイ投げではエペルならさほど勢いは強くないと高を括っていたようだが……。
プレゼントは他にも寮生達からはクッキー、カリムから(恐らく大量の)ドライフルーツ、部活仲間から科学雑誌を貰っている。
ちなみにこのパソストで、初めて眼鏡を外した状態での立ち絵が登場した。
- ニューイヤーキャンペーン2021
1日目のストーリーのハーツラビュル編に登場。
年越しにはテレビで美味しそうなパンを観て、弟と妹とで作っていたという(ケイトから「買うじゃなくて作るって発想がトレイくん家っぽいね」と感心された)。
ユニーク魔法
「白を赤に、赤を白に『薔薇を塗ろう(ドゥードゥル・スート)』」
魔法名 | 【薔薇を塗ろう(ドゥードゥル・スート)】 |
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効果 | 落書き(ドゥードゥル)のように、短時間ではあるが対象の要素を上書き出来る |
初めて披露した時はケイトに請われ、マロンタルトの味をケイト、エース、デュース、グリムのそれぞれの好物の味に変えていた。
それだけならあまり実用的に思えないが、他者の魔法を自分の魔法として上書きし、無効化させるということも可能で、使いようによってはチートな能力。その力は強力な魔法が使える寮長クラスの魔力をも無効化させるほど。但し普段同様(若しくは普段より)あまり長くは保てない。
また失敗した料理を寮生に出すときにも使用していることが判っている。食べられたものじゃない仕上がりの料理でも寮生は気にせず食べているとのこと。
本人はお得意の冗談として流そうとしていたが、めったにはしてないという最後の言葉は恐怖を感じるに十分であった。
余談
元ネタは『不思議の国のアリス』に登場するクローバーのトランプ兵。
トランプの3はトレイとも呼ばれ、姓と合わせて「クローバーの3」を意味している。
寮服の際被っている帽子と緑髪から「いかれ帽子屋(マッドハッター)」との関連も考えられるか。