歌え、踊れ! そしたら悩みなんて、忘れちまうだろ?
概要
名前 | Kalim Al-Asim |
---|---|
学年 | 2年A組1番 |
誕生日 | 6月25日(蟹座) |
年齢 | 17歳 |
身長 | 168cm |
利き手 | 右 |
出身 | 熱砂の国 |
部活 | 軽音楽部 |
得意科目 | 音楽 |
趣味 | パーティ |
嫌いなこと | 一人飯 |
好きな食べ物 | ココナッツジュース |
嫌いな食べ物 | カレー |
特技 | 毒の鑑定 |
CV | 古田一紀/内山茉莉(幼少期) |
個人のロゴはターバン。
人物
おおらかで懐が広く陽気な性格。宴や踊りなど、とにかく楽しいことが大好き。
裕福な家の生まれであり、ジャミルとは主人と従者という関係性だが、厳格な主従関係というわけではない。
初期の二次創作では王族出身という設定が多かったが、あくまでも【裕福な家の生まれ】である。後に本編第4章で『親族に王族はいるが、自身の家は王族ではない』こと、イベント『フェアリーガラ』などで商家であることが明言されているが、多くのキャラからは商家の息子というよりも大富豪と認識されている。
アルは熱砂の国の古い言葉で『息子』を表すため、名前は訳すと『アジーム家の息子のカリム』という意味になる(ちなみにアラビア語のアルには息子という意味はない)。そのためファミリーネームで呼ぶ人物からは「アジーム」と呼ばれている。
フロイドからは「ラッコちゃん」(いつも楽しそうに太鼓を叩いているから)、ルークからは「黄金の君(ロア・ドゥール)」と呼ばれている。
社交性が高く他の寮生を度々宴やパーティに誘っており、イデアからは『ナイトレイブンカレッジ陽キャラランキング1位』という名誉ある(?)認定を受けている。
基本的に先輩後輩関係無く誰にでも素直で気さくに接しており、親しみを持っている者もそれなりにいる。しかしマレウスの事はあまりよく知らない(マレウス自身はカリムを指して華やかと表現していた)。
基本的にジャミルの作った料理以外食べない。これは過去に毒殺されかけた事が何度もあったのが原因で、一番近いのが四年前であり、その時は二週間ほど昏睡状態になったとのこと。毒殺未遂以外にも子供の頃から両手では数え切れないほど誘拐されるなど、頻繁に命の危険に晒されているが、当人は何てことのないように話していた。しかし頻繁に命を狙われていたからか人の命に関わることに対しては敏感で、命を大切にしない行動をとった人に対しては普段の明るい彼からは想像もできないぐらい本気で怒る。
自分で料理を作ればいいという意見もあったが、ジャミルとの約束で火もナイフも使わないと約束している。そのため、料理に対する知識はほぼない初心者。実験着パソストでは自分で料理を作るときは全て魔法を使っていた。(料理を教えていたラギーは呆れていた)
一応4章ではスープを作る際に「自分で作れれば毒の心配をしなくてよい」と料理に積極的な姿勢を見せていたが、ジャミルに「また怪我をしたらどうする」と止められていた。恐らく以前にも同じことをしようとして怪我をしたことがあったのだろう。
しかし、『マスターシェフ』ではプロ且つ彼に危害を与える心配のない人物の指導の下で調理の作業を行うからなのか、刃物や火の使用の許可が出ていた。包丁を握るのも初めてだったカリムは調味料を入れ過ぎるなどの失敗をしたものの調理作業を楽しんでいた。
カリムの嫌いな食べ物にカレーがあげられているが、これは昔カレーに毒を盛られたことが起因する。その時は他の人のカレーには毒は入っておらず、自分のものにだけ入っていたとのこと。しかし、そのカレーに盛られた毒で倒れたのは、カリムではなく毒見をしたジャミルだった。初めて見るジャミルのぐったりした姿をずっと忘れられず、それからカレーを食べることに抵抗感を抱くようになったという。しかし毒が当たったジャミル本人は変わらずカレーが好物で、カリムもそのことを知っており、ハロウィンではジャミルにカレーを食べるよう勧めるなど配慮をしている模様。
この設定もファンによっては伝わっておらず、普通にカレーを食べたりしている二次創作も見られる。公式設定では嫌いな食べ物なので注意しよう。
また、公式ではココナツジュースが好物として挙げられている。それに加えて食べ物の場合、彼のセリフやジャミルの発言から察するに辛いものであろうと甘いものであろうと濃いめの味付け、脂っこい味付けが好きな模様(夜食に揚げまんじゅうを食べる・ジェイドに角砂糖30個入りのお茶をふるまうなど。)。
本編第5章では、特技である毒の鑑定を身に付けた経緯が判明。幾度も食事に毒を盛られ、食事の度に不安に駆られた時期もあったそうだが「料理人や同じ食卓を囲む皆を疑いながら食べるより、食事を美味しく楽しく食べたい」という思いから得た技術のようだ。
それだけでなく、万が一毒が混入していても「自分も毒を盛った相手も取り返しのつかないことにならないように」という点も理由として挙げている。そこでカリムは「毒を盛った相手が過ちに気づいて反省しても、その時点で自分が死んでいたら取り返しがつかない。そうならない為にもオレはちゃんと生きてなきゃ」と語っている。彼はあっけらかんとして、美味い飯を食べるための生活の知恵と認識しており、それを聞いたエース、デュース、エペルらは「立派な考えなのだろうがこの学園では珍しい考え」と評した。
他にも、自分たちを騙し、友人たちに危害を加えて、自分自身も捉えようとしている相手に対して「最初から疑ってかかったら分かり合える相手とも分かり合えなくなる」という考えから最後まで和解の可能性を諦めないなど、ある意味では物事を達観して見ている人物とも言える。
おしゃべりでは、スカラベ(フンコロガシ)に興味を示したりとジャミルが虫を嫌ってるのを知っているはずだが好奇心旺盛な行動をしている。
水の魔法だけは得意。(後述)
ダンスが得意であり体幹が良く、バトルモーションでは片足を挙げて体勢をとっている。ちなみに彼の得意教科は音楽であり演奏隊を指揮する等、歌とダンスと楽器を得意としつつもその3つの中ではダンスが一番得意だと自負している。
ジャミルとは反対に人の顔を覚えるのが苦手であり、本編では何度か会ったはずのグリムのことを既に忘れていて4章で改めて自己紹介していた。弟や妹は顔と名前は覚えているのだが人数は覚えてはいない(30人以上は居るらしい。このため、二次創作では夫人が複数人いるという設定があったりする。まあその人数なら無理もない)。
二次創作では動物に好かれているカリムを見かけるが、実際に動物から好かれてるかどうかは一切不明。
彼自身は動物と仲良くなるには触れ合いが大事!(ジャミル寮服パソストより)という考えをもち、動物たちの気持ちを想像し動物を檻から解放したこともあり(アリアーブ・ナーリヤのイベスト内)それくらい動物を好ましく思っている様子は窺える。
ちなみにカリムの身近で動物に好かれている様子がうかがえるキャラは、彼の親戚とクラスメイトの友人である。(シルバー実験着パソストより)
また大雑把ではあるが真っ直ぐで面倒見が良いためスカラビア寮生からは慕われており、一部の寮生からは一番良い寮長とまで思われていた。事実、アズールからも、「性格の不一致がないならば仕えるのに理想的な人物」と評されている。
下に沢山の弟妹を抱えているアジーム家の長男故か生来の気質故か、ホームボイスの主人公に対する反応やデュースやオルト等年下に対して上記のような面倒見の良さを見せることが多い(レオナ相手にも「オレが面倒を見てやるよ」と発言したことも)。得られる称号が砂漠の兄貴分だから納得の面倒見の良さである。
型破りで柔軟な発想の持ち主であり、主催者として宴の演出を考えているのも彼。
宴のフィナーレの演出で共に登場する予定だった七色のオウムを寮生が逃がした際にはそれを咎めることなくすぐに別の方法を探したり、自ら料理をすることになった際にジャミルからの刃物に触れるなという約束があったものの、魔法で調理するという方法をとったことで約束を破らずに済んでいる(確かに刃物には触れていない)。
ちなみに実験着のパソストでは紆余曲折あってラギーと共にジャミルに頼らず自身で宴の企画と準備をした結果、大成功に収めている。最初は拒否していたリドルやアズール達が出席していたり、全体的な出席率がよくジャミルを驚かせた。これはカリム自身が誰かの為を想って自分の持つ力を上手く使った成果だろう。
このように抜けているところはあるもののかなりの善人ではあるのだが、グリムからの評価は「他の寮長とは違う意味でヤバい」。それ以外のキャラからも時々辛辣な評価を受けている。
裕福な商人の家柄故か金銭感覚が狂っており、ラギーに乗せられて高級食材を片っ端から購入したり寮の物置という名の宝物庫にも鍵を掛けていない。一応宝物庫の方はジャミルが管理しているらしいが、そこで管理されている宝石をフロイドにお礼として贈ったりしている(フロイド寮服パソストより)。イベントではなんとバス一台を良く知らない相手に買ってあげたこともある。ジャミルもサムもびっくりするようなものなのだがカリムの懐がひたすらに大きいのだろう。ちなみにサムによると、購買部で購入したものの代金は彼の実家に直接請求しているとのこと。
また、悪意などは一切ないが自分本位な部分が多々あり、相手の話を聞かずに自分の意見を押し通そうとしたり、自分に都合のいい解釈をしてしまうことも。意図せず相手の神経を逆撫でしたり、無責任な発言や行動をしてしまうことも多い。彼と似た性格であるシルバーとの二人が生み出す独特の空気感は「いらふわ空間」とも言われている(周りはイライラしてるが本人たちはふわふわしているため)。
これらは大富豪の息子という立場故に願えば大抵のことが叶う上にそれを止める者もほとんどいない(ジャミルでさえ立場の問題もあって強く止めれない場合が多くある)という環境によるところが大きいと思われる。そのため無意識に他人が自分のために動いてくれると思っている節があり、パソストやイベントでは、当日に宴の情報を伝えてジャミル一人に料理を全て作らせようとする、ほぼ不可能な作戦を立案した上に相手に協力を頼むのではなく「俺も手伝うから」と発言するなどの様子を見せている。
こういった行動から一見すると考えなしの能天気な人物にも見えるが、実際のところは本人なりにしっかりと考えてカリムとしては筋も通した上で行動している。上記の宴の件もジャミルの交流が目的であり、あくまで宴はその手段であった。しかし、「ジャミルに同学年と交流して欲しいからジャミルの料理を食べてもらい話をするために宴を開こう」という内容の内、宴を開くという結論のみしか話さなかったため、ジャミルには強く拒絶されてしまった。
このように本人の環境から価値観が周囲と大きく異なる上に、理由を先に説明しないなどの考えの共有を疎かにしてしまうため、周囲と話が噛み合わず無責任で身勝手な様に見えてしまっているだけである。
実際に劇中では彼の優しさや判断が事態を好転させることも少なくない。更にはまだ2年生で人を滅多に疑わないお人好し、魔法も勉学もあまり得意ではなくその他もカリム自身は特別突出した能力は持っていないという状況にもかかわらず、寮生からは決闘を挑まれたり不満を抱かれるどころか上記の通り強い尊敬の念を集め、本編でもとある理由から手のつけられない暴君になったにもかかわらず周囲からの愛想が尽くされなかったりなど、人の上に立つ者としては相応の器であることもうかがえる。
人の話を聞かないが悪い奴ではないとも評されている。しかしこの明るい面はある人物へ影を落とすことに…。
第5章にて途中入学による編入生であることが判明した(ジャミルは正式入学)。
当人によると、ジャミルが地元を離れてから1ヶ月後に入学通知が届き、2ヶ月遅れでの編入となったとのこと。「自分がこの学園で変わっていると言われているのはこれが関係しているのではないか」と言っている(ジャミルはアジーム家の寄付欲しさに学園長が編入させたのではないかと疑っているが、そう想像出来るくらい学園長自身が含みを持った言い方もしている)。
容姿
褐色の肌にパールグレーの髪、柄入りのターバンを身につけている。瞳はガーネットレッド。
肩にも何かの模様のタトゥー、もしくはボディペイントが施されている。何かとパーツが多い絵師泣かせ。
学園内では着崩した制服の上に白いカーディガンを着ている。
本編・イベントでの動向
本編・プロローグ
初登場。入学式の最中、主人公の脱走とグリムの不法侵入のダブルトラブルに遭遇。グリムに尻を燃やされるも誰も心配すらしてくれなかったという散々な目に遭う。
本編・第2章
寮長会議に登場。そしてマジフト大会目前に怪我人が相次ぐ事件を追う主人公たちの事情聴取を受け、主人公たちに対しておおらかに対応してくれる。この時ジャミルが包丁で指を切るという普段なら有り得ない怪我をしていた。
本編・第3章
ラストに登場したが、事前の説明や各カードのパーソナルストーリーにいる明るくおおらかな彼とはうってかわり、冷酷な面を覗かせプレイヤーを不安に陥れた。
本編・第4章
主人公とグリムにスカラビア寮内を案内したり、宝物庫の中にある物の中でお気に入りである魔法の絨毯で一緒に空へ飛んだりと仲睦まじい様子だったが、その後の夕食の席では態度が一変。マジフト大会や期末試験で結果が振るわなかったことを嘆き、他寮生と同じようにウィンターホリデーは各家庭で過ごすようにと寮生に伝えるはずが、現状よりももっと厳しいトレーニングを課すようになってしまう。
ジャミル曰く「マジフト大会や期末試験でスカラビア寮の結果が振るわなかったため、情緒不安定気味」とのことだが…?
本編・第5章
VDCに参加するために特訓中のエース、デュースたちと遭遇。自分たちもVDCのオーディションに挑戦することを伝え、彼らにダンスを教える(悪気はないのだろうが、エーデュースのダンスを、「慌てたゾウみたい」と評していた)。ジャミルと共にオーディションに挑戦し突破。ダンスの実力はヴィル曰く「そこらへんの転がるだけの野菜よりマシ」(褒めてるとは思えない一言だが、一蹴された他の参加者と比べるとマシな方である)。オーディションに参加した理由は「楽しそうだから」というものだったが、オンボロ寮で合宿をすることが決定した際には、寮長の自覚から自分とジャミルが揃ってスカラビア寮を留守にして大丈夫なのかと問いかける等、寮長らしい配慮をしていた。合宿にはジャミルが作った揚げまんじゅうやクナーファなどをタッパーに入れて持ってきたが、当然ヴィルに没収された。野菜や鳥のささ身、果物が中心の食事については「まずくはなかったが油のコクやスパイスの辛みが足りない」と発言していたことから、普段から濃い味付けの食事を好んで食べている彼にとっては少々物足りなかった模様。また、ひょんなことからヴィルのスキンケア講座のモデルになり、ほっぺがぷにぷにもちもちになった。
合宿中のメンバー振り分けの際にメインボーカルに選ばれなかった『悔しさ』から、夜に自主練しているところを主人公とグリムに目撃される(当初は気にしていなかったが、寝ようとしていたら悔しさが込み上げてきて、居ても立っても居られなくなったとのこと)。「こんな気持ちになったのは生まれて初めて」だと、ジャミルが今までずっと自分に席を譲ってくれていた事、自分はそれに気づきもしなかったことを実感し、主人公に「スゲー悔しい」と自身の想いを吐露していた。
その後、エペルがヴィルと言い争い、それに伴いデュースとエースが喧嘩した際には、飛び出してしまったデュースの前にルークと共に現れた。そして彼なりの言葉でデュースを励まし、慰めるなど、面倒見の良い先輩としての一面を見せた。
ちなみにVDCの中継は、地元の映画館を何件か貸し切って家族や親戚、使用人みんなに観せるつもりらしい。流石は大富豪。スケールが違う。
当日、ロイヤルソードアカデミーの代表のパフォーマンスを見て突如浮かない顔を見せたヴィルに何か嫌な予感を感じており………。
本編・第6章
VDCメンバーとオンボロ寮で集まりVDCに関する話をしていたところを謎の非政府組織「S.T.Y.X」の荒事専門チーム、「カローン」の襲撃に遭遇。
ヴィルに続き寮長権限を使って侵入者に対する攻撃魔法の使用の許可を出し、ヴィル、ルーク、ジャミルと共に応戦するも、苦戦を強いられる。
そしてついにはヴィルとジャミルが「カローン」に拉致されてしまう事態にまで発展。
目の前でジャミルがさらわれた事でパニックになり、冷静な判断ができなくなってしまった。しかし、ルークからの叱咤で落ち着きを取り戻し、すぐさまスマホで他の寮長に招集をかけた。連れ去られた彼らを心配しつつも寮長としての責務を果たしていた。
ハッピービーンズデー
農民チームに所属。
敵対することとなったジャミルから、弁当にシャーワルマー(ケバブ)の材料と、それを焼くための道具を渡された。(カリムの性格を考慮されてか、入念な注釈つきの調理メモも添付されている)
しかし、シャーワルマーは調理によってかなり広範囲にスパイスや肉の焼ける香りが広がるため、カリム自身の居場所がばれてしまい、調理していたカリムや、香りにつられた他の農民チームの生徒は昼食中にジャミル率いる怪物チームの襲撃に遭ってしまう。
ジャミルは、「力が出るメニューを選んだつもりだった」とあたかも偶然を装ったかのような発言をしていたが、実際にはこの一連の流れが彼の立てた作戦だったのだ。何の疑いもせずにシャーワルマーを焼いてしまった結果、その作戦にまんまとはまってしまい、ジャミルによって脱落させられることになった。なお、自身が脱落するまで作戦には気づいていなかった模様。
だが、昼食を食べきってから脱落者ブースに行きたいとジャミルに懇願、加えてそばにいた生徒にも振る舞いたがったため、結果的にジャミルの足止めをすることになった(ジャミルの持つ主従という自認と完璧主義の性質もあってだろうが……)
フェアリーガラ
メインキャラの一人となっており、妖精の祭に紛れ込むこととなる(ジャミルからは学園長から何か頼まれたら安請け合いせず「持ち帰って検討する」と言うよう叱咤されたが、留年の可能性もあるからと反故にすることを諦めた)。なお、夜の砂漠が冷える中で異常な寒さになっていた寮では凍死の心配まで出ていた。
妖精の祭のファッションショーに参加することとなるが、伝統舞踊を嗜んでいたことから体幹がしっかりしており歩く姿勢もよかったため、応用としてジャミルと共にダンスをすることとなる。
しかし楽しくなってくると体が勝手に動いてしまいジャミルと息が合わなくなってしまうため、連帯責任として、どちらかがミスをする度にジャミルと二人三脚で学園1周するようにヴィルから命じられる。
ショー本番では会場に行く途中に腹痛の妖精を見つけ、言葉が分からないながらも見捨てずに手当てをしたことからお礼に翻訳の魔法道具をもらい妖精間との会話が可能となった。ラギーからは自分なら見捨てる、カリムならではの行動と評された。この出来事のおかげでフェアリーガラをスムーズに攻略できるようになった。
万が一のためにいつも腹痛用の魔法薬(ジャミル作)を持っているとあるが、昔から毒の被害を受けてきた彼の背景を思えば恐らくそれ用の対策である可能性がある。
なおショーの服は宝石を縫い付けたらもっと豪華でよいと思うなどと発言している。また当人によると白が好きらしく、服を仕立ててもらうときは白い服をよく作ってもらうとのこと。
「フェアリーガラIF」では上記の「持ち帰って検討する」を言えた世界線になっており、ジャミル共々潜入が回避されている。
ゴーストマリッジ
リドルとアズールに勉強を教わっていたが、ゴーストに大講堂から追い出されてしまう。リドルによるとようやく『問題内容』を理解し始めていたところだった。
イデア救出作戦では、姫の提示する王子の条件に合っている高身長組が敗れた後、ノリで救出へ赴いた第2陣にすら加わってない。それをみたプレイヤーからは自分の立場を理解してのことではないだろうかと思われたりもしていた(従者であり幼馴染でもあるジャミルによると自分が行けば間違いなくついてきていたらしい)。そもそも、色白で高身長という条件には一致していない。(ただし元ネタ候補はギリギリプリンスになる人物もいる)
リリアのパーソナルストーリーにも登場。リリアの花婿衣装のための装飾品を寮から持ってきて貸し出した。その品は一千万もする品であり、ジャミルはもとより値段を聞いたシルバーとセベクを絶句させてしまっていた。(さすがに王族であるマレウスと当の本人であるリリアは平然としていたが……)ちなみに戻る中でルークやリドルと出会っていたため全員が正装をしていると思っていた。
星に願いを
デュースと授業を受けることで解放されるストーリーに登場。
願い事は「みんなが幸せでいられますように!」。
まともに願いすら考えないような利己的なナイトレイブンカレッジ生徒の中では珍しい利他的な願い。
曰く「幸せになってほしい人がいっぱいいすぎて結局『みんな』になった」とのこと。
グリムから自分のための願い事じゃないという指摘を受けるも「自分のためでもある」「みんなが幸せそうだとオレも同じ気持ちになるから」「それならオレのための願いに違いない」らしく、プレイヤーも「本当にいい人」「素敵な願い」という好意的な言葉を選択できる。また、願いを聞きに来たデュースの舞の応援もしていた。ちなみにデュースのパソストで明かされるが、カリムとジャミルは彼から舞のレッスンを頼まれていたという。
スケアリー・モンスターズ!
ハロウィーンウィークの実行委員の一人。仮装の内容は狼男。
スカラビアのハロウィーンのテーマについて普段の様子からは想像できないような真面目な表情と口調で説明する。が、そのテーマ(と説明用の台本)はジャミルが考えたものであり、それをあっさりとばらしてしまう(聞いていた人たちは言わなくても察していたようだ)。スカラビア寮長としてのカリムを立てようという意図があったらしく、自分の名前を出してしまったら意味がないと怒るジャミルであったが、カリムは「ジャミルが考えたアイデアは凄いんだ!」と嬉しそうにしており、他人の手柄を横取りするという発想がない彼の素直で誠実な性格がにじみ出ている。またこの場面では、狼男の演技も披露してみせたが、それを見た生徒たちからは「可愛い」という評価を貰い、怖がらせるつもりでした演技だった為カリムは残念がっていた。
ハロウィーンウィーク本番でも、持前の朗らかさと明るさで来場客の対応をしていった。トレインからも大らかな性格である寮長なら客とトラブルを起こすことはまずないだろうと信用されていた。ところが、マナーの悪い客にジャミルや寮生が怒ってしまい、彼らが客に危害を加えないように必死で止めることに。結果としてサムからの助言で、こっそり魔法を使用して客を追い払う。トレインからは「マナーの悪い客は魔法を使わず追い払うように」と言われるが、バレないようにして追い払っていた様子。
マジカメモンスターによってグレートセブンの石像が倒されたときはショックを受けており、「砂漠の魔術師みたいに賢くて人に助言を与えられるような頼られる人になりたいと思って毎日頑張っているんだ」とグレートセブンに関しての発言している。
パーソナルストーリーでは”怖い”狼男になる為に演技の特訓をする。ルークの助言を受けてより本物の狼に近い鳴き声や振る舞いを会得し、最終的に実地訓練として狼の獣人属であるジャックを驚かせることに成功する。
その後のマジカメモンスター退治ではその演技の特訓の成果を存分に発揮する。その際、演技に熱が入りすぎて、追い払った後も暫くなりきり続けていた。そのあまりの豹変っぷりに寮生はもちろん、ジャミルさえも驚き慌てていた。カリムは普段の姿から考えると意外なことに、演技に完全に没入するタイプの憑依型演者であった。(あまりにも集中しすぎて元に戻らないでおりジャミルを困惑させていた)カリムの当初の可愛い演技(ジャミル曰く「侵入者が来ても尻尾を振って番犬にもならない狼」)を想定していた為見違えっぷりにジャミルも驚く。ルークから狼の演技を教わったという話を聞き、含み顔ではあったがジャミルが褒めてくれてカリムは手放しで喜んでいた。
Endless Halloween Night
「不敬な!高貴なオレに気安く触れるでない!」
ハロウィーンウィーク最終日の夜中、突如として行方不明になった生徒の一人。
その後、ゴーストの世界でジャミル・シルバー・ジャックの前に現れたが、身を案じて近付いたジャミルの手を振り払い、何時ぞやの冷酷な暴君の如き口調と態度をしていた。明らかに普段と違う彼の様子で一目でシルバー達はゴーストに意識を乗っ取られていると気付く。乗っ取っていたゴーストは自分の命令を聞かず捕縛と説得を続ける彼らを見て、取り憑き先のカリムの事を全く威厳が無いと呆れて自ら身体から出て行き、正気に戻す事ができた。
マスターシェフ
- 辛味のふるさと
「自分も料理を作って客人をもてなしたい」という動機で参加。上記の通り基本的に刃物、炎の使用は禁止だがプロが見てくれるということで参加許可が出た(シェフゴーストからは過保護な家庭だと驚かれた)。ちなみに作るメニューの中にはカリムの嫌いなものであるカレー(ライス)も出ているので、嫌いは嫌いでも課題で作る場合なら平気なのかもしれない。
素直に調理作業を楽しんでいる様子だが、手順工程をどこまで進めたか忘れてしまう、材料も調味料もとにかくいっぱい入れればよいと考える豪快さが最大の難点。特に後者の材料大量投入(香辛料が大きな要因)は審査員のラギーを一口で汗だくに、審査どころじゃない結果にさせてしまう。その後、シェフがフォローで別の料理にリメイクしてくれて事なきを得た。ラギーに食べられない物を出してしまった事には申し訳なく思っていたが、リメイク自体には「新たな料理を覚えられた」と前向きに捉えている。そしてラギーもたくさんのリメイク料理で当分の食事に困らなくなりwin-winな結末になった。
各受講者の感想を聞く第2話では、カリム自身料理を簡単そうに見えていた為思っていたより難しさを実感することになったが、シェフの親身なレッスンのおかげで手応えは感じていたようだ。
同じ受講者だが既にプロ級の腕を持ち、志望動機も「教わる側の気持ちを教わるため」で意識も高いトレイとは正反対であったが、カリムはトレイの器量の良さに憧れの様なものを感じ、トレイはカリムの初心者としての反応が参考になり、正反対だからこそお互いに何かを得られたところがあったようだ。
ラギー「いやいや、カリムくんは食べさせてもらう方が合ってますって……」
- 豆と人生
審査員の一人として登場…ジャミルの料理しか食べないとパソストなど色々な場面で公言していたのだが、大丈夫なのだろうか?しかも審査する相手が二人ともレシピ通りに作らない(うち一人は公認のメシマズ)のだが……とプレイヤーから心配されていた。
審査は普通寄りのやや厳しめ(普段から決まった料理人の物しか食べていないおかげ?)だが厳しい評価をする寮長達と比較すると優しく笑顔で食べてくれる。しかし怪しげな料理には引きつった笑顔を見せ、一口だけは食べて気まずそうな顔で一点評価を下す。
- 芋のその先
ケイトのパソストに審査員として登場。ジャミルの作ったものしか食べない筈では?というカリムの事情を知るプレイヤーの疑問が解消された。最初は反対されたらしいが「オレもやりたい」と言って参加の許可が下りた模様。なお、ジャミルとシェフゴーストはそのことが原因なのか、忙しそうだったり色々大変そうに見えていたらしい。
派手に可愛く盛り付けられターバン柄が描かれたじゃがいものガレットをケイトと2ショットをして、楽しそうに食べていた。
熱砂の国のアリアーブ・ナーリヤ
実家が今年のアリアーブ・ナーリヤの主催者となったということからジャミルと共に一時帰宅をする。特別招待客枠に六人の空きがあったことやグリムが行きたがったことから監督生とグリム。そして軽音部の二人とその友人を誘う。ケイトはトレイを誘い、リリアはマレウスを誘ったがリリアが急な腹痛で来れなくなりマレウスのみ参加することに。驚くメンバーを見たマレウスが天候を変え出すがカリムは彼を率先して学友として歓迎する。
メンバーの歓迎のために車(めちゃくちゃ長い高級車)を用意したり伝統衣装"ヤーサミーナシルク"(非常に高価な布を使っており、ターバンだけでも数十万マドルする)を用意したりしていた。ちなみにカリムも着たかったのだが、スカラビアの寮長になったお目見えもあるために寮服で挨拶回りをする必要があり、着用をしていない。
またカリムの実家が大々的に登場。とんでもない豪邸だがスカラビアの寮とさほど差がない。(そもそも寮もカリムの父親が建築士などを使い建て直させたもの)大量の宝物庫があり車も多数持っているらしい(カリムによると弟妹全員の誕生日のナンバーがあるとのことで、つまりは30台以上保有していると思われる)
ちなみにカリムの先祖が水路を使い交易をした結果、熱砂の国は繁栄をしていった。そのためカリムの父は商売だけではなく政治などの様々なことに関係している。家の前にある公園も私有地であり、イベントのメインキャラではないながらもイベント舞台の殆どがアジーム関連の為メインキャラ顔負けの存在感があった。いくつも警備カメラが設置されている広い公園で過ごしていた幼い頃の思い出を楽しげに話すカリムと不満げに話すジャミルの凸凹なやりとりが見られた。なお、挨拶回りが終わるとみんなと合流しにカリムが街で単独行動していた。見えない位置にはしっかり警護が付いていた模様。
ポートフェスト
ポートフェストと呼ばれるお祭りにNRCが参加。クラスごとの縦割りで作った3学年混合のグループに分かれて出店ということになりカリムはA組でチュロスを売っていた。各学年ごとにトッピングを変えて売ってるようでカリムとシルバーが2年の中心になって考えていた。カリムの好きなココナッツパウダーを振りかけ様々なドライフルーツを散らしての販売。もちろん誰かの嫌いなデーツも含まれている。カリム発案の「睨めっこはどうだ?」や「どのチュロスが一番売れるか競争しないか?」などのおかげでメンバーのやる気に火がついていった。結果レオナの命令によりセット販売が始まり3種類同時に売り切れて大盛況となり、「3つとも1位」ということでカリムにとって最高のものになった。
バルガスCAMP!リターンズ
バルガスCAWP!の文化部版。軽音部は、部員人数が1人だった山を愛する会と組んでの参加だった。カリムは猪突猛進に進んでうっかり命の危機に陥りながらも頼もしいメンバーと助け合って楽しくキャンプの課題をこなしていた。
アズールのアウトドア・ウェアパソスト内で、カリムが登場。アズールやみんなとキャンプができてとても楽しそうだったことが伝わってくる心温まるパソストになっている。
夕焼けの草原のタマーシュナ・ムイナ
メインキャラの一人となっており、体調不良となったジャックのかわりに急遽、夕焼けの草原で行われるタマーシュナ・ムイナに選手の一人として参加することになる。(もともとは『国賓』として呼ばれ、観戦のみの予定であった。)参加が決まってからは共にレオナのエスコートのもと夕焼けの草原の観光する。彼といえば毒の心配があるが、キファジからの口添えもあり、皆と同じように夕焼けの草原の特産物を楽しむ様子が見られる。
大会ではもともと急な参戦というのもあり、他のメンバーと比べて力が劣るように見えたが、彼らしい方法でチームを勝利に導いた。
また、本編では登場しないが、PSでは大会出場することを伝えられなかった(レオナに口止めされていた)ジャミルがカリムを探し回る様子が見られる。いつもお疲れ様です。
ステージ・イン・プレイフルランド
メインキャラにして、ガチャのSSRの一人。
番外編
- ニューイヤーキャンペーン2021
ニューイヤーストーリー4日目のスカラビア編にて登場。
主人公に熱砂の国の食料品やタペストリーをお土産として渡していた(本編で迷惑を掛けたお詫びもあるのかもしれない)。
タペストリーにはカリムが倉庫(という名の宝物庫)から取り出す際、何重にも積み重なっているところ下の方を無理矢理引っ張り出そうとして雪崩が起きて下敷きになった経緯がある。
- Sam's New Year Sale
2022年のイベントでのメインキャラにしてガチャのSSR。衣装はスカラビアの寮服を模した様な着物になっている。
サムの経営する購買のクルーとして参加。動機は「寮生達が応募をしてるのを見て楽しそうならやってみたい」と思った為。バイト代はこのバイトの事を教えてくれた皆の為に宴に使うつもり。
年始のセールもあるがアメイジングチケットという噂に釣られ荒々しさの目立つ生徒も出て来てしまい多忙を極めていたが、仕事中は持ち前の明るさと真っ直ぐさで始終楽しくやり遂げられた模様。本編で「意外と手際が良い」と言われていた事もあり、慣れると大概の事は出来るようになっていった。
スカラビア編のエピソードでは、アメイジングチケットを手に入れるためにこっそり寮生を連れていたジャミルから、カリムの好物であるココナッツミルクを使ったモチモチのタピオカ入りホットドリンクを差し入れされ、素直に彼の厚意を受け取り店員である為急いで味わっていた。
パソストは自身の誤発注で届いてしまったKUMADE100本を自分が全て購入して責任を取ろうとしたところ、サムの指示によりどうにか売れるよう思案を巡らせることになった内容。偶然来店してきたレオナとの会話からKUMADEにある工夫をすることを閃き、更に偶然が重なる事で瞬く間にKUMADEを売りさばいていった。お客さんを笑顔にしたり運を味方につけることも商人の才能と言えるなら、商家の息子としてとても良い活躍をしたと言えるだろう。
- Sam's New Year Sale
アメイジングチケットではなくHAGOITAが噂になっていた2023年の新春イベント。スカラビア編の日はヴィルとセベクが持ち場を担当していたが、ラギーが乱入しカリムがぼったくられることに。一緒に来店したジャミルや店員であるヴィルとセベクが止めるも「寮生にプレゼント」というアイデアをラギーが出すとカリムが嬉しそうに賛同。この時来店したカリムはHAGOITAをジャミルとタッグで挑戦することを目的としていた為、細かな金額も数も特に気にしなかった模様。ラギーの口車に乗ってしまう形にはなったがカリム自身は「みんなで遊べてよかった」らしく、もう一度戦う気満々で退店した。
- 部活行事【クラブ・ウェア】
軽音部でライブすることになっていそうなカリムのSSR服装。パソストの代わりにカリムと軽音部らしさのあるフレームとマイクとドラムが作れるようになっており、ドラムには専用のボイスと演出がある。
ホームボイスでは賑やかそうな軽音部での活動内容が少し語られる。ケイトのクラブ・ウェアホームボイスからだが、カリムは部長であることが判明した。
- 誕生日【おめかしバースデー】
デュースに次ぎ、バースデーキャンペーンのキャラクターとなったカリム。
ストーリーは普通のカードと少し異なり、『誕生日の人へインタビュー特集』というインタビュー形式のものとなっている。
誕生日の衣装については「一目で誕生日とわかるので、誕生日を知らなかった相手にもおめでとうが言える」と好意的。
相変わらずの宴好きなので宴をみんなで楽しんでいる。宴が楽しみすぎるあまり浮足立って授業に集中できず、魔法薬学の実験では失敗してしまったらしい。
前述の事情から贈り物選びは大変だと思われるが(飲食物は軒並みだめだしそもそも欲しいと望めば殆どが簡単に手に入れられる財力持ちの上何を貰っても喜びそうな大らかな性格)、それでもいろいろともらっている様子。ホームボイスによると、ラギーからは砂漠の魔術師が変身したと言われるコブラの紙工作を、マレウスからは黒のヘアバンドを貰っている。一番印象的なプレゼントは、軽音部からのダンス動画とのこと。ケイト、リリアと怪談話に興じる最中ルチウスが部室の花瓶を倒し、カリム一人だけ本物の災いと勘違いしてしまったエピソードが語られており和気藹々と過ごしている様子が窺える。
家族仲は良好な様子。経営者の父親は多忙な中いつも笑顔で、母は温厚で優しいとのこと。本編で語られた通り多数の弟妹がおり、カリムが鬼となって兄弟総出で隠れんぼを行ったところ、あまりの人数の多さに(+おそらく家の敷地の広さもあって)降参してしまったらしい。ちなみに弟妹からの呼ばれ方は「兄様」。また、この内容からして弟妹達と歳は離れている様子。
彼が愛用している魔法の絨毯との出会いの経緯も語られた。実家の物置(宝物庫)に忍び込んだ際に絨毯と出会い、「外に出たそうだった」という理由で父親を説得、大切にするという約束の下彼の手に渡ることとなった。実際、絨毯は自由の身になれた喜びからカリムを空高くまで連れて行ってくれたそうなので、思い違いではないのだろう。ちなみに、オルトにメンテナンスをしてもらった結果絨毯は調子がよくなった。
クラスメイトのシルバーとはよく話す仲である。美術の授業では互いにペアを組み似顔絵を描いた。カリム曰くシルバーの絵は「力強くて面白い」らしいが……
勉強は家庭教師に教わっていたため、NRC入学まで学校に通ったことはなかった(ジャミルは一般の学校に通学していた)。魔法の習得に関しても語られており、魔法を使って手伝いに励むジャミルの真似をしていた結果、オウムの羽根を浮かせるに成功した。家族で魔法が使えるのは母親のみとのこと。そのため、魔力が元でジャミルと同じ学校に通えたことを非常に嬉しいと語っている。
- 誕生日【ユニオンバースデー】
二週目のバースデーキャンペーン。学園ではバースデーダイスによって選ばれた生徒によって誕生日の特別な贈り物と質問がされるというもの。
カリムの相手はリリア。もらったプレゼントはパーティグッズ。リリアの諸事情により余ってしまったグッズを分けてもらう形となったが、カリム本人は大層喜び、もらったパーティグッズを使うための宴を誕生日の翌日に行おうと決意する。
質問の内容は、一つ目は「ナイトレイブンカレッジの生徒の中で、兄弟にするなら誰がいいですか?ただし、自寮は除く」という質問。自分は下のきょうだい達を甘やかしてしまうので、律する役のセベクが適任だとカリムは答えた。その回答にリリアはしっかり成長しているとカリムを評価している。
二つ目は「スカラビア以外の寮に行くことになったら?」という質問。カリムは最初は迷っていたが、ディアソムニア寮はどうかとリリアに話題を振られ、寒い気候の関係により、ディアソムニア寮は自分には残念ながら合わない旨を伝える。そして結局カリムは、ハーツラビュル寮を質問の答えとする。暑い気候であるサバナクロー寮よりも、慣れ親しんだ宴に似た茶会が楽しそうだというパーティが趣味なカリムらしい理由からだ。
- 誕生日【ブルームバースデー】
3巡目のバースデーキャンペーン。
【魔法のペンデュラム】によって選ばれた生徒がプレゼンターとなり、誕生日の主役に対する質問がなされ、プレゼンターによって飾り付けられた箒(ほうき)が贈られる。そして締めに、贈られた箒でバースデーロードを駆け抜ける。
今回の相手はアズール。
インタビューのQ&A
質問 | 「飛行術は得意ですか?」 |
---|---|
返答 | 成績なら普通。 |
理由 | 絨毯で飛ぶのは大好きだけど箒の場合全然感覚が違うから。 |
質問 | 「得意な授業は?」 |
返答 | 音楽(特に歌と楽器の演奏が得意) |
質問 | 「休日の過ごし方は?」 |
返答 | いろんなことをしている。ちなみにこの前の休みはジャミルや寮のみんなと街で買い物した。 |
- プラチナジャケット
黎明の国の国立美術館にて絵画鑑賞。
という体で、ディズニー映画のワンシーンに対するカリムらのコメントを聞くことができる。
プレゼンターはヴィル。
- くつろぎマイルーム
ユニーク魔法
「熱砂の憩い、終わらぬ宴。歌え、踊れ!『枯れない恵み(オアシス・メイカー)!』」
魔法名 | 【枯れない恵み(オアシス・メイカー)】 |
---|---|
効果 | 少量の魔力で多くの水を作り出す |
他の国より水が貴重であるはずの母国(熱砂の国)では極めて有用であろうと思われる。ただし、水が不足していない環境ではあまり大した魔法ではないと評されてしまう。本人もそのことを(笑い飛ばしつつも)自嘲しているが、曰く、味には自信があるらしい。
しかし本質はその量であり、砂漠の干上がった川を復活させることもできるレベル。場合によっては文字通り「活路を開く」ほどの大量の水を出せるため、水と密接な関係にある人物達からすら「英雄モノ」と評されている。
少しの魔力で供給出来るというコスパの良さも売りであり、川を復活させた後も魔力切れを起こさずに戦いに参加していた。「商売になりすぎる!」という商人であるアズールらしい高評価も。
余談
元ネタモチーフは『アラジン(ディズニー)』に登場するサルタンかもしくはアラジンという説がある。
前者は性格や容姿に共通点が多く、色濃く反映されていそうである。後者は名前の響きが似ていることから。加えて、前者はジャファーに催眠術で操られると目が赤色になる。後者は魔法の絨毯に乗って空の旅へ出かけるシーンのセリフがアラジンのセリフと似ている。
また、商人の家系、友情を重んじる、水に縁がある等の点から東京ディズニーシーのアトラクション「シンドバッド・ストーリーブック・ヴォヤッジ」の主人公・シンドバッドの要素も含まれているという説もある(原典のシンドバッドは商人)。
加えて、リーチ兄弟の誕生日に「胴が彼らの髪色(ターコイズブルー)をした打楽器と弦楽器」を贈ったらしく(熱砂の国の楽器とのこと)、同アトラクションに登場した「魔法の楽器」と特徴が一致している。(おめかしフロイドSSRホームボイスより)
いずれのモチーフにせよ、寮長の中で唯一、作中でグレートセブンと呼ばれているヴィランではない(元々ヴィランですらない)。
ジャミルとのおしゃべりでは「スカラビアの精神の元となった砂漠の魔術師はグレートセブンで唯一、王族ではない普通の人間という立場から偉業を成し遂げた人物」といわれているが…?
以下カリムのおしゃべりネタバレ
さらにジャミルとのおしゃべりで、サルタンの存在を示唆する「砂漠の魔術師が仕えた王様」に関わる史料が何故かほとんど残っていないという事が明かされた。ジャミルは「砂漠の魔術師を国務大臣に取り立てたのだから、人を見る目はあったのだろう」と好意的な解釈の返答をしている(ただし間抜けな王と伝わっているが……)。
また5章にて、王様になったコソ泥の話という熱砂の国に伝わる話が好きだと語られた。コソ泥がお姫様に恋をして心を入れ替え、国を手に入れようとする悪党を倒してお姫様と結ばれるという話らしいが……。
関連イラスト
関連タグ
ツイステッドワンダーランド ツイステ アラジン(ディズニー)
この先4章中盤ネタバレ注意
突然豹変したように性格が変わってしまうのは、情緒不安定などではなく何者かによって洗脳され操られていたという事が判明する。
(尤も豹変している時は目のハイライトがおかしくなっていたので勘のいいプレイヤーは気付いてはいた)
『一度だけ相手に真実を喋らせることができる』ジェイドのユニーク魔法【かじりとる歯(ショック・ザ・ハート)】によって洗脳されていた事が確実になった。が、「催眠魔法を使える生徒を知っているか」という質問に対しては「知っている」と答えたものの、掛けた者の名については「昔、約束したんだ。だから言えない」と魔法にかかった状態でも決して口を割らなかった。
4章後編ネタバレ注意
「お前だけはオレを裏切らないと思っていたのに」
ジャミルは自分がスカラビアの寮長になるためにカリムを洗脳し、寮生からの信頼を失墜させる事でカリムを寮から追い出そうとしていた。
カリム本人は過去を重く受け止めてはいないが、カリムは実家で両手で数えきれないほど誘拐された経験があり、食事に毒を盛られることもしばしば。周囲からの悪意をその身に受けつつも「ジャミルだけはオレを裏切ったりしない」と、絶対的な信頼をジャミルに置いていた(内心カリムに対し反発していたジャミルにとって、「ジャミルは絶対に裏切らない」という信頼も追い打ちをかける要因の一つとなっていた)。
その本人から手酷い仕打ちを受けたのだから、カリムのショックは測り知れない。敵意を向けられた挙句遠くへ飛ばされながらも、自分が追い詰めたせいだからとジャミルを信じ、涙さえ凍るような環境でも涙を止めず裏切りの事実を認めようとしなかった。
そんな良い子ちゃん過ぎる様子に、一緒に吹き飛ばされたメンバーから率直な厳しい言葉を向けられるも、アズールからは「生まれながらにして人の上に立つ身分であり、両親や身の回りの人間から一身に愛情を受け、素直にまっすぐ育った。それゆえに、無自覚に傲慢である」という評価を受ける。これは"計算高く捻くれた人間"であるアズール視点による分析である為、他のメンバー同様カリムに厳しい皮肉と嫌味を込めた評価の可能性がある。
その後ジェイドによるカリムの分析があり、「彼の持ち前の明るさやおおらかさは生来の天真爛漫な気質だろう」と言われっぱなしだったカリムに対してフォローのような回答がされている。
「ずっとオレを助けてくれたのも、お前なんだ」
オーバーブロット後目覚めたジャミルに対し、カリムは一発殴ると決めたことも忘れ酷いヤツだと言いながらも、ジャミルが生きてくれたことに喜び、涙した。
その後、親の地位や主従関係なく対等な関係でいようと提案するも、思い切り断られる。ただし当人はそれでも変わらずに友達になることを諦めずにいる。
ちなみに二次創作ではよく友達になろうと奮闘しているカリムを見かけるが、5章内で「改めて友達になれたしな!」と発言したり4章後に配信されたイベント、フェアリーガラでのカリムのパソスト内で「友達同士協力して乗り切ろう!」と言い切っている。ジャミルは毎回お断りしているが…このやりとりをプレイヤーがどう思うかはさておき、カリム本人にとってはもう対等な友達なのかもしれない。
第5章ではジャミルがオーバーブロットした真実を実家が知らないということから、カリム自身から実家に対してのアプローチを特にしていない様子。また寮生達からジャミルを副寮長の座から降ろすべきという意見が出たのに対して、自分にも非があったこと、これまでのジャミルの副寮長としての実績を説いたうえで「オレたちに時間をくれないか?」と説得し納得しない彼らに現状を維持することを承諾させた。これが寮生に効いたということは、今までスカラビアで積み上げてきたカリムとジャミルの二人の人徳と実績が確かにあったのだろう。
ジャミルが隠してきた「勝ちを譲りたくない」という感情に気づくことはなかったカリムだが、本編中ではジャミルが何かしら気負っていることや仕事量に対して気にかけていたり、運動着トレイのパーソナルストーリーではトレイのある一言からリドルとの間に問題があるのかと伺うようなセリフを言っており、「鋭いのか鈍感なのか…」とトレイに言われている。5章でもヴィルの変化に気づいて最悪の事態になりかけたのを間一髪で防いでいる。
また、寮生をはじめシルバーやオルト等、何かしら悩みを抱えている人物を気にかけて寄り添う姿を見せているため鈍感と言われているが困っている人や悩んでいる人に対しては敏感なのかもしれない。
制服イデアのパーソナルストーリーでは顔色の悪く声が小さいイデア(※カリム、ケイト、ルークの陽キャパワーに圧倒されて言葉が出ないだけ)を心配して最終的に宴に誘っていた。
またバースデーのコメントなどではプレゼントの品はほとんど全てが送った相手に喜ばれる品になっている。時々困らせてしまうものを送っているが学園で様々な経験を積んで成長している最中なのでご愛嬌。
また6章後半にてレオナから、本人が持つ力は求心力、つまりお金だと評された。アジーム家が持つ絶大な富は魔法といった不安定要素よりもわかりやすい力。それを使いこなせるように勉強中であるとレオナからは評されている。