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クイーン・オブ・ハートも参照のこと。


概要編集

アリスが迷い込んだ不思議の国の女王。

部下にトランプの兵隊がおり、影が薄いがハートの王もちゃんといる。

傲慢で非常に怒りっぽく、少しでも気に入らないことがあるとすぐに死刑を言い渡すため、不思議の国の住人たちに恐れられている暴君。

また、妙なことに拘って部下たちに無理難題を押し付けることも多く、こなせないと当然死刑。

おまけに興奮すると人の話を聞かなくなり、こうなるとハートの王にすら止められなくなってしまうため(王が怒った女王を放置するのもこのため)、どこまでも性質が悪く始末に負えない。

しかし、死刑を実行する前にハートの王がこっそり逃がしている。


アリスと出会った時、アリスにクロッケーで勝負を挑むが、このクロッケーは槌の代わりにフラミンゴボールの代わりにハリネズミ、ゲートの代わりにトランプの兵隊を使うというもので、しかも住人たちは女王を恐れているので勝負にならなかった。

そこへチェシャ猫が現れて女王をからかい、女王は怒ったが、チェシャ猫は姿を消してしまう。

腹の収まらない女王はアリスを体裁だけのでたらめな裁判にかけ、死刑を言い渡し、トランプの兵隊にアリスを捕まえるよう命令するが、アリスは食べると体が大きくなるキノコの欠片を食べて大きくなり、トランプの兵隊を払いのけながら「あんたたちなんかただのトランプの癖に!」と言い放つ。

すると、アリスは夢から醒めるのである。


なお、原作では裁判の理由が『何者かに自分のパイを食べられた』からである。


不思議の国のアリスの次回作である「鏡の国のアリス」には、ハートの女王と同じく悪役である「赤の女王」が登場する。

ハートの女王はトランプがモチーフなのに対して、赤の女王はチェスの駒がモチーフであるが、共通点が多いためか、よく混同される。事実、ティム・バートン監督作の実写版『アリス・イン・ワンダーランド』に登場するイラスベスは、両者を織りまぜたキャラクターとなっている。


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