いっつも面倒ごとばかり......今に見てろよ!......おっと、聞こえてたか?
CV:二葉要、織江珠生(幼少期)
概要
名前 | Jamil Viper |
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学年 | 2年C組31番 |
誕生日 | 9月12日(乙女座) |
年齢 | 17歳 |
身長 | 175cm |
利き手 | 右 |
出身 | 熱砂の国 |
部活 | バスケ部 |
得意科目 | 古代呪文語 |
趣味 | ブレイクダンス |
嫌いなこと | 虫に触ること |
好きな食べ物 | カレー |
嫌いな食べ物 | デーツ |
特技 | 料理 |
人物
先祖代々アジーム家に仕えている家系の出身で、カリムの従者。主人であるカリムの世話には手を焼いている。NRCのなかでは比較的常識人タイプで、カリムだけでなく他の生徒にも振り回されることが多々ある。
授業選択時のボイスで「勉強は感情で選ぶものじゃない」と言っているように、好きなことややりたいことよりもやるべきことを優先させがち。周囲からは冷静、真面目とみられていることも多い。
身なりについては「見た目で評価が落ちるなんて馬鹿らしい」「整えておくに越したことはない」という考えをもっており、おめかしバースデーでは髪型や髪飾りについてのこだわりを知ることができる。
流行には疎いらしく、有名な芸能人であるネージュのことを知らなかった。
先を見据えて行動することに長けているようだが、シルバーからは「(カリムへの扱いが)過保護」、フロイドからは「心配性なだけじゃね?」とも言われている。
また、後輩や部員、妹への接し方からして、もともと世話焼きな面があると思われる。
フロイドからは「ウミヘビくん」、ルークからは「ムシュー・マルチ」と呼ばれている。
学校生活
パーソナルストーリーや授業ボイスでは、授業の教科書やノートを用意する、メモを残して忘れ物をしないようにする等、従者として日々カリムの世話を焼く様子がうかがえる。
護衛も兼ねているのか、授業もなるべくカリムと同じものをとるようにしているらしい。
成績は全般にわたって苦手もなければ得意もないという評価らしく、数字で言うと10段階中のオール5。
しかし、同じクラスのアズールからは「ワザとらしい」と訝しがられており、一部の生徒からは「腹の中で何を考えているかわからない」という評価を受けている。
実験服のパーソナルストーリーでは、誰にもわからなかった問題の解決方法に気づきながらも、目立ちたくないという理由で黙っていた。
カリムは「寮長には(自分ではなく)ジャミルが指名されると思ってた」と彼の能力を高く買っているが、当人は「器ではない」と主張している。(カリム式典服PSより)
普段は自己主張が少なく、態度も淡々としていることが多い。
ただし運動着のPSでは、部活中にヘッドスピンの指導をして思わず熱が入る(曰く「俺のダンスのソウルが…」)など、ふとした瞬間に生き生きとした様子を見せる事も。
仕事
カリムとは主人と従者という関係性だが、物心ついた時から一緒に過ごしてきた幼馴染でもあり、お互い気兼ねなく話している。
学園でのカリムの料理は主にジャミルが作っており、毒味役も担っている。(設定資料集によると4年前に就任)。
大富豪の長男ゆえ毒に倒れることが多かったカリムの従者だからか、自身も毒味により倒れた経験があったせいか毒や薬の勉強をしており、毒キノコの判別もある程度できるらしい。解毒剤作りもマスターしており、カリムにも解毒剤作りを3年かけて叩き込んでいる。
特技・趣味・嗜好
料理が得意。カリムが事あるごとに絶賛しているほか、バスケ部員等からも好評。ただし見た目の鮮やかさには欠けることを妹やバスケ部員たちに指摘されている。
本人は料理がうまくなったことを「成り行き」であり好きなわけではないとしつつも、マスターシェフのボイスでは「順序、量、時間さえ間違えなければ予想通りの結果が得られるところ」が料理の良いところであるとしており、ふるまった人に褒められると満更でもない様子でいる。
趣味はブレイクダンス。
フェアリーガラではストリートダンスを嗜んでいると発言しており、5章ではヴィルと新曲のジャンル性について会話しているが、ジャンル問わずダンスには幅広く興味をもっている様子。
前述のとおりフロイドにダンスを教えたことがあるほか、本編5章ではVDC出場を目指すエース・デュース・グリムにダンスを教える、デュースのスターゲイザーのパソストではカリムと共にデュースに踊りを教える、スケアリードレスのパソストではエペルにワルツ(教養の一環で習ったとのこと)を教えるなど、人に教えるエピソードも多い。
過去にカリムのカレーを毒見して倒れたことがあるにもかかわらず、カレーが好物。(ワリといい根性している……?)
なお、カリムの方はこのことが原因でカレーが苦手になってしまったため、寮での宴にカレーが出ることはないらしい。
しかしイベントでは度々カレーを食べたり作っているほか、ホームボイスでもカレーの登場頻度は高め(スケアリードレス、マスターシェフ、バースデー等)。
オウムに興味がある。おしゃべりによると、カリムが飼いたいと言ったことをきっかけに生態を調べたらしいが、砂漠の魔術師の相棒であるため本人も興味を抱いており、たまにマジカメでオウムの動画を見ているらしい。オウムには、おめかしバースデーのパソストでも触れられている。
大の虫嫌い。「スケアリー・モンスターズ!」では、マジカメモンスターのせいで腐乱した食べ物に虫が寄って来る可能性を危惧するあまり、辺り一帯を燃やし尽くそうとしていたほど。
イベント「熱砂の国のアリアーブ・ナーリヤ」では、幼少の頃に虫がきっかけでボヤ騒ぎを起こしかけたエピソードも語られている。また幼少期はデーツが好物だったが、ある日デーツに虫が混じっていたことがきっかけでデーツが嫌いになってしまったとか。
毒が入っていたカレーを食べても平気なままなのに、虫が入ったデーツはダメになったのは繊細なのか図太いのか……。
几帳面な性格や従者としての優等生的な振る舞いが目立つ一方、趣味のブレイクダンスや髪型等ストリートカルチャーに親和性があるような部分も見受けられる。
家族
妹にナジュマがおり、「アリアーブ・ナーリヤ」にて登場した。
ナジュマ本人は「(兄とは)全然似てないと思う」と言うが、見た目や表情(特にジト目)はそっくりである。
上記イベントの他、バースデーカードのボイス(おめかし、ユニオン)等でもたびたびエピソードが語られており、兄妹仲は良好な模様。
ほかには回想に両親が登場しており、おそらく3人家族かと思われる。
また「熱砂の国のアリアーブ・ナーリヤ」での言動からして、父親は相当の心配性のよう。
容姿
褐色の肌に黒髪、左の横髪だけをコーンロウにしたアシンメトリーな髪型をしており、余った分は三つ編みにしている。瞳の色はチャコールグレー。
横髪にはある赤いオウムを思わせる羽をアクセサリーとしてつけている。
なお髪型や髪飾りについての詳細は、おめかしバースデーのPSで詳しく明かされているためそちらに記載している。
本編・イベントでの動向
本編
第2章
初登場。
マジフト大会を目前に怪我人が相次ぐ事件の被害者として主人公から事情聴取を受ける。
この時ジャミルは料理中に包丁で指を切ってしまうという、普段なら有り得ないミスをしていた。
第3章
ラストに登場。
突然雰囲気が変わった寮長に対し、ジャミルも恭しい喋り方で何時もとは違う従順な様子を見せたが…?
第4章
ウインターホリデー期間中、主人公達と食堂で再会。
料理をしていたところであり、折角だからとスカラビア寮へ招待する。
その後カリムも交えて宴を楽しんだが、主人公達は急に豹変したカリムによって寮へ閉じ込められてしまう。
寮生達を実家へ帰らせず無茶なトレーニングを強いる暴君と化した寮長を止めてくれる”ダイヤの原石”だと見込んで主人公に頼んだ。そして……。
第5章
総合文化祭のVDCのオーディションを突破。
カリムとエーデュースと共にVDCに出場することになり、学園長の指示によってオンボロ寮での合宿に参加。
猫をかぶるのをやめたせいか、ヴィルから「歌もダンスも今までの(オーディションに来たメンバーの)中で最もバランスが良い」という高評価を受け取っている。
VDC本番当日のリハーサルにて、RSAの代表ネージュ・リュバンシェのパフォーマンスを見て思い詰めた表情をし始めたヴィルを見てトラブルを予感、解決に動き出した。
第6章
VDCメンバーとオンボロ寮に集まっていた際に、謎の非政府組織「S.T.Y.X」の荒事専門チーム「カローン」の奇襲を受ける。
ヴィル・ルーク・カリムとともに応戦するも苦戦し、最終的にカローンから攻撃を受けてしまい、「被検体D」としてヴィルとともに連れ去られてしまう。
ハッピービーンズデー
怪物チームに所属。
寮長と副寮長は戦力の偏りを防ぐためにチームが分かれる決まりのため、カリムと敵対する事に。
カリムに昼食として肉の焼ける匂いと香辛料の香りが遠くにまで漂うシャーワルマー(ケバブ)の材料を渡しており、昼食時に怪物チームを率いて植物園を襲撃。
本人は「力がつく料理を出したつもりだった」と語っているがどう考えても確信犯である。
『ハッピービーンズデー2021 竪琴無用の場外乱闘』では選抜キャラクターの1人で、Rカードで登場。
団体競技に乗じてカリムを出し抜くために、カリムに匂いの強いケバブセットを弁当として持たせる。
当日は、学園裏の森の木の上で昼寝しながら周囲を観察していたフロイドに話しかけられ、とっさにフロイドと話を合わせて同じ農民チームを装うも、カリムが農民チームであることに気づいていたフロイドには通じなかった(フロイドには「超スムーズに嘘つくじゃん」と言われている)。なお、この時はフロイドのやる気がなかったため見逃された。
昼には目論み通りカリムや彼に誘われた多数の農民チーム生徒を脱落させるも、ジェイド・ケイト・グリム・監督生には逃げられてしまう。加えてカリムの懇願(ジャミルからすると主人からの命令)により、カリムや他生徒に残り分のケバブを提供する羽目になってしまった。
作戦が裏目に出て大幅にタイムロスしたものの、ケバブの提供は最低限の時間で丁寧に行っていた(曰く「粗悪な料理を提供してはアジーム家の名に傷がつく」)。
その後ルーク・トレイ・リリアと合流、情報交換の後リリアと行動を共にし、正門前でエペルを脱落させるも、隙をついてリリアを倒したフロイドによって脱落。脱落したにもかかわらず遊びたがるフロイドを前に、合流したアズールと共闘(?)している。
フェアリーガラ
選抜キャラクターの一人。SRカードで登場。
妖精の祭に紛れ込むこととなったカリムに付き合わされる形で参加することとなる。
当初は文句を言っていたが、カリムが留年すればアジーム家の名前に傷がつくとして、やむなく参加した。
計画を立てることを提案し、講師としてヴィルとクルーウェルを引き入れた(が、2人の妥協の無さは周知であるため、レオナには文句を言われた。本人としても「苦渋の決断」らしいが……)。
ストリートダンスで培われた体幹でウォーキングをこなし、カリムと共にダンスをすることとなる。
衣装の鳥は気に入っているものの、ブーツにあしらわれている昆虫は苦手な様子(鳥が気に入っているのは砂漠の魔術師が鳥をいつも連れていたからという理由)。
高価なものはカリムの私物で見慣れているが、自分が身に着けるのはあまり慣れていないらしい。また当人は白はあまり選ばないとのこと。
パーソナルストーリーでは振りを完璧に覚えていても「観客を引き込むものがない」とヴィルにダンスをダメ出しされた結果、なぜかある意外な人物に意外な技術を伝授されることになる。
ゴースト・マリッジ
花嫁ゴーストイライザに悉く敗れた花婿候補達の第三陣及びイデア救出の応援を要請されるが「自分が行くとカリムも付いてくる。カリムを危険な目にあわせたら一族の首が飛ぶ」という理由で拒否した。(単に面倒だったので言い訳に使っただけの可能性もあるが、真意は不明)
星に願いを
トレイと授業を受けることで解放されるストーリーに登場。
願い事は「一人旅ができますように」。
といっても具体的なプランを練っているわけではなく、ただ「自分のことを知る人が誰もいないところでのんびりしてみたい」らしい。
4章を終えた後でこのストーリーを見ると、なんとも切ない願い事である。
スケアリー・モンスターズ!
主な登場章は第2章。教師達の注意も意に介さず、好き放題にはしゃぎまくる『マジカメモンスター』達の対処に追われていた。
スカラビア寮が担当するミステリーハウスの様子を窺いに行ったトレインは「カリムは揉め事を起こすような性格ではないし、ジャミルも大人の対応ができる」と安心した様子だったが、そこにはミステリーハウスを燃やそうとするジャミルの姿があった。
理由は上述したように、ミステリーハウスで販売されていた特製ワッフルがあちこちに捨てられたせいで、虫が沸いてしまったため。
マジカメモンスター退治では狼男から逃げる配役を担当。カリムの熱演を目の当たりにして驚く。
カリムの演技がマジカメモンスター退治の決定打となったことや、演技の練習を狩人であるルークに頼んだことが、熟慮の精神に基づくスカラビアの寮長にふさわしい行動であったとして珍しくカリムを称賛した。
最終日のパレードにはスケアリー・ドレスを着て参加。ヴィルのパーソナルストーリーでは実行委員会のメイク係にも選ばれている。
Endless Halloween Night
選抜キャラクターとして、Rカードで登場。
ハロウィンの夜に突如消えてしまった生徒を探すため、そして10月31日で止まってしまった時間を進めるため、「ハロウィーンお助け隊」として幽霊の世界へ足を運び、主にシルバーとともに行動することになる。
ゴーストに無体を働きたくない心優しいシルバーをあの手この手で言いくるめながら鏡の欠片を集めて進むことになるが、徐々ににシルバーの語る親父殿の話に関心を引かれていった様子。(なおジャミルはシルバーのいう親父殿の正体を知らない)
その後、幽霊に憑依されてしまったジャックとカリムから幽霊を追い出すことに成功する。
NRCマスターシェフ
肉の至福
審査員として登場。採点は厳しい。
シルバーのパーソナルストーリーにも登場し、味付けを「至って普通」と評しつつ、シルバーがほろほろになるまで具材を煮込めたことに驚いていた。
電気圧力鍋を使ったと聞き、マスターシェフが単に料理の腕を上げる授業であるだけではなく、根本的な問題がある生徒に対してはサポート案を提示することがあると知って関心する。
魚の魅惑
選抜キャラクターとしてデュースとともに受講する。SRカードで登場。
普段から料理をしている彼にはこの授業は必要なさそうに見えるが、熱砂の国の郷土料理以外のレパートリーを増やしたいという理由から受講を決めた。
……と言うのも嘘ではないのかもしれないが表向きの理由で、実際はバスケ部の合宿でふるまった料理を全体的に茶色、地味、と言われてしまったことをきっかけに、彩りのある料理を作れるようになろうと画策していた様子。
バルガスCAMP!~スプリング・ハプニング~
カード選抜キャラクターではないが、運動部主体となって参加する行事のためバスケットボール部であるジャミルも参加している。
課題になっていた料理を担当、ちなみに作ったのはフィッシュカレー。
普段お守をしている主人兼寮長は居ないものの、自由人なフロイドには振り回されっぱなしだった。
行方不明者が相次いだ2日目には、自身も暗闇の中謎の黒い影に襲われ姿を消してしまう。
ところで山は虫の温床なのだがその辺は大丈夫だったのだろうか?
熱砂の国のアリナーブ・ナーリヤ
本イベントのSSR枠。
アリナーブ・ナーリヤとは、ジャミルとカリムの故郷である熱砂の国・絹の街で開催される花火大会のこと。持ち回りで行っている主催がアジーム家に回ってきたため、カリムと共に帰郷することになった。
しかしカリムの独断によって監督生・グリム・ケイト・トレイ、さらにマレウスまでもが同行することになり、ジャミルは客人のアテンド役として絹の街にあるアジーム邸(カリムの実家)やバザールを回ることになる。
このイベントにて、兼ねてより語られていた妹・ナジュマの名前と立ち絵が判明した。
ナジュマによると、ミドルスクールでジャミルと仲の良かった友人とよく三人で遊んだらしいが、もしかして……?
バザールには多数、昔からの知り合いの商人がいる様子。前述のボヤ騒ぎやデーツ騒動含め、幼少期やミドルスクール時代のエピソードが語られている。
パーソナルストーリーでは「ミドルスクールに入って初めて自分の時間とか自分の世界を持てた」と語っている。
故郷について「古臭い慣習が残っていて煩わしいことの方が多い」「手放しに好きとは言えない」と複雑な内心を明かしているが、嫌いとも言っていないとしており、地元に愛着はある様子。
「したたか」な人間が多い熱砂の国の一員として値切り交渉の腕を披露している。
ポートフェスト
選抜キャラクターではないものの、全員参加型のイベントのため登場。
クラスを縦割りしたチーム編成によりCグループに配属。ヴィル、アズール、オルトと同チームになった。
本人含めた満場一致でヴィルがリーダーとなり、ジャミルはヴィルからの要望でカップサラダのドレッシングを作成。味はもちろんノンオイル、低カロリー、塩分カットと要求水準が高く苦労したようだが、なんとか応えることに成功し、ヴィルに完璧と褒められている。
グロリアス・マスカレード
2022年ハロウィンイベントに選抜キャラクターとしてSRカードで登場。
マレウス、セベク、リドルと同じ1班になり、地下水路や花の街を見学。
同じチームにマレウスこそいるものの、護衛のセベクがついているため安心している様子。観光だからか、セベクやグリムをからかうなど普段よりも自然体な様子で楽しんでいた。
なお髪はミドルスクールから伸ばしていたらしいこともこの話で明かされている。
紅蓮の花から街を救出することになった後半では、ラギーと組んである作戦により生き残りを目指す。
ホームボイスではノーブルベルカレッジの「由緒正しいお上品な校風」に「俺には馴染めそうもないよ」としたり、本イベントのゲストキャラクターであるロロについては「あの手の優等生面したヤツは要注意」「腹の内で何を企んでいるかわからない」と同族嫌悪ともとれる感想を述べている一方、花の街の訪問についてはいい経験ができた、次の機会があればゆっくり散策を楽しみたいとしている。
タマ―シュナ・ムイナ
選抜キャラクターではないが、カリムが国賓として夕焼けの草原に行くことになったため、一足先に絵現地入りして熱砂の国のスタッフと打ち合わせをしていたらしい。
イベント本編には名前こそ出てくるものの登場はしなかったが、カリムのPSでいなくなったカリムを探し回り疲れ果てている様子がわかる。
ツムステッドワンダーランドpart2
選抜キャラクターではないが、同寮のカリムが選抜カードのため登場。
カリム似のツムに振り回されることになる。
カリム似のツム、アズール似のツム、フロイドとともにリズミックにも登場している。
番外編
誕生日
- おめかしバースデー
NRCが9月入学のため、最も早く誕生日の来る9月12日生まれのジャミルはバースデーキャンペーンの初回キャラクターとなった。
ホームボイスによるとサプライズが苦手らしいが、同じ部活の仲間や後輩から『お祝いの気持ち』と称してパイ投げを食らったり、寮長から何度も「おめでとう」と言われたりしている。
おめかしバースデーのストーリーは統一で監督生からの『誕生日の人へインタビュー特集』となっている。
宴の準備をするカリムや寮生を見ているうちに口を出したくなってしまい、準備を手伝っていたため冒頭から疲れた様子だった。
「飼ってみたい動物はいるのか」という質問に対しては『オウム』と回答。
飼育方法を調べてからずっと気になっていたらしく、砂漠の魔術師がどうやってオウムに言葉を覚えさせたのかを気にしていた。
なお最初に覚えさせたい言葉は「ご主人様」とのこと(当人曰く上下関係が大事)。
髪型についても設定が明かされ、なんと魔法でセットしていることが判明。そのためセットにかかる時間はたったの5分ほどだそう。
魔法で細かい編み込みを作るのは大変で、最初のうちは30分~2時間ほどかかっていたが、魔法の上達の為に続けた結果、気分で編み込みを変えることもできるようになったとのこと。
髪飾りは「買ったりもらったり色々」らしいが、鈴の飾りのついた髪飾りは自分で見つけて買ったとのこと。微かに鈴の音が聴こえるが、動きすぎるとうるさくなってしまうため、日頃から所作には気をつけているらしい。
- ユニオンバースデー
2021年の2週目のバースデーキャンペーン。
【バースデーダイス】によって選ばれた生徒がプレゼンターとなり、贈り物と誕生日の主役への質問の他、締めにパイ投げがなされる。
ジャミルの相手はセベク。もらったプレゼントは旅行のエッセイ集。一人旅に憧れているということから選ばれたプレゼントで、リリアがかつて旅した土地について記入した付箋付き(※リリアの趣味は一人旅)。
質問内容の1つ目は「無人島に行くなら誰と?ただし自寮の者は除外」で、ジャックと回答している。
主な理由は、力仕事が得意で鼻が利くジャックに寝床や食料の確保を任せて脱出手段を確保するため。またNRC生には珍しく年長者を敬う気持ちが備わっているジャックであれば、共通の目的のためなら手を貸してくれるとも考えているらしい。ちなみに、スカラビアは「どちらかといえばインドア派が多い」ため、同寮の生徒は最初から候補に考えていなかったとのこと。
2つ目の質問「スカラビア以外の寮に行くことになったら?」にはイグニハイドと答えている。
腹の探り合いで気が休まりそうに無いという理由でオクタヴィネルを候補から外し、ポップなデザインの寮服に抵抗があるからとハーツラビュルも除外しているが、それ以外ならどこでも良く、強いて言うならイグニハイドとのこと。
イグニハイドに転寮したら、砂漠の魔術師が人工的に落雷を起こして占いをしたという装置を再現したいとやや興奮気味に語っている。
(なお余談であるが、ジャミルの元ネタであるジャファーはイグニハイド寮の元ネタとなった「ヘラクレス」のテレビシリーズにゲスト出演したことがある)。
- ブルームバースデー
2022年の3週目のバースデーキャンペーン。
【魔法のペンデュラム】によって選ばれた生徒がプレゼンターとなり、誕生日の主役に対する質問がなされ、プレゼンターによって飾り付けられた箒(ほうき)が贈られる。そして締めに、贈られた箒でバースデーロードを駆け抜ける。
今回の相手はシルバー。(奇しくも、2週目のバースデーと同じディアソムニア寮の生徒が選ばれた)
最初の質問は「飛行術を使ってどこまでも行けるとしたら、どこへ行きたいですか?(魔力の量は考慮しなくてもよい)」。
ジャミルの答えは「冬になると雪が降る寒冷な土地」。選んだ理由は、生まれ育った場所とは全く異なる気候での暮らしを実際に見てみたいから。
2つ目の質問は、「魔法が使えて良かったことは?」。ジャミルの答えは「片付けが楽になったこと」。
最後の質問は「これからの1年でやりたいことは?」。ジャミルの答えは「様々な国の文化を学ぶこと」。様々な国の文化を吸収し、実践で生かしているジャミルの両親を見習い、将来を考えて色々な国の文化を学びたいとのこと。
- その他
またブルームリリアのストーリーでは【魔法のペンデュラム】に選ばれたプレゼンターとして質問役になっている。
ニューイヤーキャンペーン
- ニューイヤーキャンペーン2021
ニューイヤーストーリー4日目のスカラビア編にて登場。
主人公に熱砂の国の食料品やタペストリーをお土産として渡していた。
タペストリーにはカリムが倉庫(という名の宝物庫)から取り出す際、何重にも積み重なっているところ下の方を無理矢理引っ張り出そうとして雪崩が起きて下敷きになっていたので、肝を冷やした経緯があるらしい。
ユニーク魔法
「瞳に映(うつ)るはお前の主人(あるじ)。尋ねれば答えよ、命じれば頭(こうべ)を垂れよ。
『蛇のいざない(スネーク・ウィスパー)』」
魔法名 | 【蛇のいざない(スネーク・ウィスパー)】 |
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効果 | 自分の目を見た相手を支配下に置くことができる |
この手の魔法は扱いが難しいらしく、細かい動作をさせるということは高度な技術を持つ魔法士しかできない。
一度に複数人を操るには負荷が掛かる。また、洗脳をかけられる時間にも制限があると思われる。(かけた洗脳が意図せず解けている描写がある。さらに、アズールのような力がある魔法士を長く操ることは難しいとも言っている)
あくまで対象の意識を乗っ取り操るだけにすぎず、ジェイドのユニーク魔法のように対象自身から狙った情報"だけ"をピンポイントで引き出すことは難しいとのこと。
ジャミルはこの魔法が使えることを周囲に隠しており、そのことを知るカリムには秘密にするように言い聞かせていた。
余談
元ネタは『アラジン(ディズニー)』に登場するジャファーか。
公式での発表はされていないが、性格や容姿に共通点が多い。ちなみに「ジャミル」はアラビア語の男性名で「美しい」という意味。「バイパー」は英語で毒蛇を意味するため、転じて油断ならない人のことも指す。
個人のロゴはジャファーの持つ杖と同じコブラの頭であり、寮長のカリムよりもグレートセブンを思わせる要素がある(また何かにつけて蛇と例えられる)。
授業のおしゃべりにて、砂漠の魔術師に関わる話をおしゃべりでするのはカリムではなく彼。
5月12日のシナリオ配信に合わせたピックアップ召喚では、寮長のカリムが先にピックアップされており、3章のピックアップの順番(リーチ兄弟の後にアズールが来た)とは逆だった。
関連イラスト
関連タグ
ツイステッドワンダーランド ツイステ スカラビア NRC二年生 アラジン(ディズニー)
ネタバレ注意!!!
俺は、もう自由になるんだ ———— !!
自らの計画が白日の下に晒されてしまったことで自棄になり、オクタヴィネルの策略に上手を取られてアズールにかけようとした洗脳も失敗。
窮地に追い込まれ自分も家族もおしまいだと思い込んだジャミルは、カリムに対してそれまで隠していた本音(大っっっっっ嫌いだったんだ!!!)を暴露、寮生全員をユニーク魔法で操りオーバーブロットしてしまう。
ジャファーを思わせる容貌に変化し、左目には赤い炎が……。
背後には、レッドジーニー(ランプの魔人となったジャファー)に似た怪物が控えている。
今回のバトルはそれまでとは違い、2度彼と戦うこととなる。
更にネタバレ注意
物心ついて最初の記憶は カリムや、カリムの両親に ペコペコと頭を下げる両親の姿。
俺は、その姿を見るのが大嫌いだった。
子供の頃、主人の息子であるカリムよりも秀でてはいけないと両親から教え込まれたジャミルは、勉強も運動も遊びも、カリムに勝ち越さないよう調整を続けることになる。
だがジャミルのそうした状況を知らず、カリムは友人のような態度でジャミルに接し続けた。
お前が俺に勝っているんじゃない。俺がお前に勝ちを譲ってやってるんだ。
能天気な顔をしやがって。気付け、鈍感野郎!
従者として、そして友人としてカリムに絶対の信頼を寄せられていたジャミルだったが、カリムがいる限り実力を出す権利はない。
やがてNRCで2年生に上がると、カリムが寮長になることが決定する。
突出した才能がないカリムがなぜ寮長になったのか疑問に思ったジャミルは、自分たちはカリムのフォローで手一杯だと学園長に問いただしたものの、学園長はカリムの実家からの支援を示唆し、「賢い君なら、それがどういうことか……わかってくれますよね?」とジャミルに念を押した。
———— 大人はみな同じセリフを言う。「君ならわかってくれるだろう」って?
なら、誰が俺をわかってくれる?
自分の実力や頑張りを誰かに認めてもらいたい。
だが、カリムに手柄を譲らねばならないから、いつも自分は実力を発揮できない。
カリムよりも自分のほうが優れているのに、他人にその能力が正当に評価されない。
カリムさえいなければ……。
そんな彼の思いが、今回の騒動を引き起こした。
俺は、俺だって ———— 一番になりたいのに。
無事、正気に戻ったジャミルにカリムは、これからは対等な立場になって友達になろうと提案。
しかしそれをジャミルは「絶っっっっっ対にお断りだ!!!!」とにべもなく断った。
キツい言葉も遠慮なく言うのが本来のジャミルであるなら、ある意味今までの関係から一歩抜け出せたのかもしれない。
なお5章にて、マジカメでのオーバーブロット全国ライブ配信はアズールの嘘だったことが判明している(アズール曰く「せっかくの弱みをそう簡単に披露してはもったいない」とのこと)。
カリムの実家・ジャミルの実家共にジャミルがオーバーブロットしたことは知っているが、理由まではバレておらず、そのためカリムから解雇されない限りは従者の座に居座り続けると宣言している。
なお寮生達は当初ジャミルを副寮長から降ろすように進言したが、ジャミルに助けられたことがない人間がこの寮にいるか?というカリムの説得により現状維持となった。
同じく5章にて、カリムが2ヶ月遅れて入学してきた編入生であるとの事実も明らかになった。
入学してしばらくは自由な学園生活を過ごしていただろうジャミルは、あくまで学園内での自由を欲して計画を起こしたのかもしれない
(そのためか、カリム編入についても学園長が寄付金欲しさに編入させたのではと疑っているようだが、こちらはあくまでジャミルの推測の域を出ない)。