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曖昧さ回避編集

  1. ディズニー映画『アラジン』→ 本記事で解説。
  2. 上記映画の主人公ディズニーキャラのアラジンについては、こちらを参照。
  3. ディズニー作品以外のアラジンについては、アラジンの項目を参照。

ディズニー映画『アラジン』編集

千夜一夜物語の一節『アラジンと魔法のランプ』を原作としたディズニーの長編アニメ映画。原題は『Aladdin』。

1992年に製作され、日本では1993年に公開されて大ヒット作となった。音楽はディズニーの巨匠アラン・メンケンが担当し、主題歌「ホール・ニュー・ワールド(新しい世界)」は第65回アカデミー賞歌曲賞を受賞した。

のちに続編のOVA2作とTVアニメシリーズも作られる。発表はテレビシリーズが早いが、時系列ではOVA第1作『ジャファーの逆襲』の方が先というややこしいことになっている。

日本語吹き替え版では、原語版声優ロビン・ウィリアムズによるランプの魔神のひとり漫才山寺宏一が完璧に再現。


2019年には実写版映画も公開。監督はガイ・リッチーで、音楽にアラン・メンケンが続投。自由恋愛を願う少女から国王を目指す大人の女性に変更されたヒロインの新曲「スピーチレス~心の声」などが話題になったが、中でも青いウィル・スミスが語り草になっている。続編の公開も予定されている。


あらすじ編集

大昔のアラビアのとある王国の都アグラバー。

貧しくても正しい心を持った青年アラジンは、政略結婚の見合いを嫌がって王宮を抜け出して街中にやってきたジャスミン王女と惹かれあう。


同じ頃、王国の支配を企む魔術師大臣ジャファーはアラジンが魔法の洞窟に唯一入ることのできるダイヤの原石と知り、変装して洞窟の財宝の中から「魔法のランプ」を探してくるように甘い言葉で誘いをかける。

洞窟に入ったアラジンは無数の財宝と意思を持つ空飛ぶ絨毯、そしてランプを見つけるが、彼の相棒であるサルのアブーの失態により洞窟が崩れ始めたためアラジンは絨毯の助けを借りて脱出を図る。

ところが入口で待っていたジャファーに裏切られて、2人と絨毯は閉じ込められてしまう。


アブーの機転で死守したランプのホコリをアラジンが拭ってやると、中から突然ランプの青い魔人ジーニー」が召喚され、アラジンを「御主人」と呼んで三つの願いを叶えるよう勧めてくる。

図らずもランプの所有権を手にしたアラジンは予期せぬ幸運を掴んだことで、叶わないはずだった恋を成就させるべくジーニーと策を廻らせ始める――。


主な登場人物編集


挿入歌・音楽について編集

アニメ映画版では作曲はアラン・メンケンが、作詞はハワード・アッシュマンとティム・ライスが担当。ハワード・アッシュマンは製作段階で逝去したため、本作が遺作となったが、ティム・ライスが後を継いで挿入歌を作詞した。その後はミュージカル版でチャド・ベグリンが、続く実写版ではベンジ・バセック、ジャスティン・ポールが作詞を担当する一方、音楽は一貫してアラン・メンケンが担当している。

アニメ映画版より挿入編集

アラビアン・ナイト

本作のOP曲である。ちなみにいくつかリプライズが存在していた。(有名なのはナビゲーターがジーニーだとネタバラシをすることを兼ねた最後のリプライズだが、他に3つリプライズがありかなりヤバイ内容。)

ほかにも、最初にレコーディングした段階では文化の違いを示すとは言えかなりアウトな歌詞だったため最終版で変更されたものも。

ちなみに実写版では原語版だと本来Barbaric,but hey,it's home(野蛮だが、そう、それも故郷)のところがChaotic,but hey,it's home(ヤバいけど、そう、それも故郷)に変更されてあまり意味は変わっていないが、かなり丸い内容になった。


一足お先に

アニメ映画版ではジャスミンとまだ出会う前の話だが、実写版では開始早々に侍女として外出するジャスミンに惚れた関係でその直後の話となる。


フレンド・ライク・ミー

おそらく本作でもっとも有名な楽曲の一つ。

吹き替えでジーニーを演じた山寺宏一氏により一発撮りを行ったという有名な逸話は本人がそんなわけないときっぱり否定しているので流されないよう注意されたい。またオリジナル版と実写版の最大の違いは、ウィル・スミスの歌唱スタイルに合わせヒップホップ調になっていることだ。


プリンス・アリ

ちなみにアニメ版ではSunday sallamとなっているが、イスラム教徒におけるお祈りは日曜日じゃなくて金曜日だというミスが発覚。実写版では修正された。(ちなみに日曜日はキリスト教徒のお祈り曜日だ。)


ホール・ニュー・ワールド

おそらく本作でもっとも有名な楽曲の一つ。

全米No.1ヒットを記録、アカデミー賞最優秀主題歌賞を受賞。


以後日本の多くの音楽特番でもディズニーを取り上げると必ずと言っていいほど様々なアーティストによりカバーされており、特に最近では2023年7月15日TBS系列で放送された『音楽の日』での例が話題となった。というのも上白石萌音氏と大森元貴氏による異色のコラボでの歌唱がきっかけで、上白石女史と大森氏双方のファンから双方の歌唱が賞賛されXで大きな話題となったのだ。

(なおこの際、なんと東京ディズニーシーのアラビアンコーストで撮影された。ディズニーリゾート40周年を記念したメドレー内での披露となった)


また、実はアニメ版ではアラジン役・ジャスミン役ともにキャストが音痴だったため、歌唱において代役が建てられた。


プリンス・アリ(リプライズ)

なおこの楽曲については使用されているのはアニメ版及びミュージカル版のみとなっている。ミュージカル版では新たにまずサルタンによるリプライズ(書き下ろし)が歌われた後に流れる。


実写版において新たに使用された楽曲編集

スピーチレス~心の声~

ジャスミンの葛藤について歌われた楽曲であり、アニメ版では先述のこともありジャスミンのソロ曲がなかったため追加されたと思われる。

映画では前・後半でそれぞれ分かれており、リプライズではなくパート1、パート2表記となる。エンドロールにて音程を下げた統合版も流れる。


ミュージカル版において使用された楽曲編集

プラウド・オブ・ユア・ボーイ

(アニメ版の未公開シーン)

(舞台版のレコーディング)

アニメ版で最終的にカットされたが、舞台版で引き継がれた楽曲の1つで、故ハワード・アッシュマンのもとで作詞された曲の1つ。未公開シーンの絵コンテを見る限りは、アニメ映画版では母が亡くなった時のアラジンの回想が挟まれる予定だったようだ。舞台版では回想こそないが、亡くなった母を思いやる楽曲であるとして根本は共通しているほか、1幕のフィナーレを飾るなど2回のリプライズが挟まれる。


ダイアモンド・イン・ザ・ラフ(ダイヤの原石)

ミュージカル版において書き下ろされた楽曲。ジャファーがジャスミンと恋に落ちたアラジンを捕えようとしたラズールらに対し叔父を名乗り見逃すよう命じた(おそらくは原作でジャファーがアラジンの父の訃報を受け葬儀に参列した叔父であると名乗ったことが元ネタだろう)直後、魔法の洞窟へ案内するシーンで挿入された。ちなみにアニメ版ではジャスミンとキスをしており賛否両論となった影響でこのシーンの前後は大きく省かれたが、代わりに本楽曲内ではジャファーがまずアラジンと社交ダンスをする場面があり、更にアラジンが魔法の洞窟に飛び込んだ後、今度はイアーゴと社交ダンスをする場面がある。ちなみに叔父にこそ変装はしたが、ジャファーはこの時囚人である老人の姿に変装はせず、これは実写版にも引き継がれた。


ハイ・アドベンチャー(危険な冒険)

(アニメ版におけるデモ音源)

(ミュージカル版)

こちらの楽曲は映画版での使用が見送られ、最終的には舞台版での挿入となった。

アニメ映画版では物語の中盤、アラジンが手違いによりジャスミンとは異なる女性に一目ぼれしてしまうらしく、指輪の魔人らがそれに気づかせるべく翻弄するシーンで使用が予定されていたらしい。

それを踏襲したのが舞台版で、ここではジャスミンの部屋を出た直後、掟に違反したとしてアラジンが牢獄にとらわれてしまう。それを見たオマールがカシームに事態を報告しに向かったところ、パレードの直後カシームたちがやりすぎたためジャスミンに振られたと勘違いしたアラジンがカシームたちに塩対応を取ったのもあり一時はアラジンのことを見捨てようとしたカシームだったが、オマールの必死の説得により救出に向かうのを決意…するまではよかったが、カシームはこれを「宮殿を襲撃する」と言ってしまったため、やり方をはき違えたのもあって最終的に3人もまた牢獄直行となる。そこで挿入された楽曲がこれだ。


随時要加筆


スーパーファミコンソフト『アラジン』編集

ストーリーは映画版にややアレンジを加えた感じ。『ミッキーのマジカルアドベンチャー』等ディズニー作品のアクションゲームを手掛けているカプコンから発売。

本作にはパスワードが実装されている。


後にゲームボーイアドバンスに移植された。


関連動画編集

アニメ版予告



関連イラスト編集

アニメ版

アラジンスクリーンデビューおめでとう!アラジンスクリーンデビューおめでとう!!!!!!!

黃昏Disney Aladdin

実写版

ジーニーアラジン


関連タグ編集

ディズニー映画 アラジンと魔法のランプ ディズニールネッサンス アラビアン

ジャスミン(アラジン) ジーニー ジャスミン(アラジン) アブー(アラジン)

ジャファー イアーゴ

僕を信じろ ダイヤの原石

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